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2010年12月26日、横浜ゲーム会に参加してきました。今回は参加者数も多くいろいろとプレイしました。プレイしたゲームを簡単にレポートします。
手始めに5人でプレイしてみました。5人になるとバッティングも起こりやすいのですが、その中で 1人で各色 2勝ずつ 4勝するといううっかりがあったりとか。
結果は最終戦までもつれて、1人を除いて全員山札に負けることになったりとか。5人の場合は全部のカードを使うということでこういうこともあったりします。2勝以上するとかなり勝負に絡みやすくなりますね。
お次は、5人でプレイしています。5人だとちゃんと最初のカードだけ2回見られたりするのですが、基本的には一期一会ですね。4人でプレイしたときとはかなりプレイ感覚が違ってきます。
文明を前のプレイヤーに押さえられたので、方針転換して別の方法を模索することに。結局は軍事と建築物で走りきる形になりました。材料が必要になるのですが、そのあたりはターン数の兼ね合いでどうにかなりました。軍事の10点とかは後半に大きく影響しますね。
お次は、ゲーマーどうしでやるとかなり大変なことになるゲームです。5人でプレイしています。
あえて高収入を狙わないでと思っていると、プレイヤー間でバッティングしたりとか。無条件の1点が2枚出ていて、密告者と泥棒のよけあいになったりとか、読みあいの妙が見られる場面は多いですね。
序盤は単純な読みあいだけと思ったら、中盤以降は得点状況も考えて防御に使ったりということもあったりします。同点の秘密の情報も非公開情報なので役に立つこともあります。いらないものはいらないにせよ、密告者に捕まらないことが重要ですね。ペナルティなしで密告者が配置できるのもこのゲームの大きな要因かもしれません。結果はトップが 9点でした。
メンバーが増えるまでということで、プレイしています。今回も無茶振りな問題があったり、何となく分かるような問題があったりとこのあたりのバランスが面白いですね。
「ファウナ」でプレイされていたような、勝利ボーナスゲームがうっかりついてきたりとか、あのルールでよさそうな気がします。
今回の持ち込みゲームです。和訳をしなければと先週のレポートで書いていたのですが、今日の機会があるということで急遽完成させました。
ボードは、地域名を全部読めるようにして、表の英文を日本語化しています。カードは、カード名を日本語/英語併記にし、カードテキストの英文をすべて和訳しました。わかりにくいところは補足も入れています。FAQまでは確認できていないのですが、プレイする分には問題ないレベルにしたつもりです。Wallaceの作品で作り込んだのは「カナルマニア」以来ですね。
3人でプレイしましたが、初手で喫茶店(Coffee House) 2枚と東インド会社(East India Company)、海軍婦人部隊(Wren)とかなり豪華な布陣でした。東インド会社はカードを消費するのですが、コストがかかり、手が重くなるものの 12ポンドの収入と、病院(Hospital)での再利用が見込めるカードです。
そんなこんなで序盤に手早く進めていたら、中盤の最初のほうでロンドン大学(University of London)を手前プレイヤーに出されて動きにくい事態に。いいカードを押さえられて収入がほとんどでない状態になりました。
終盤、土地の購入で手に入れたグランドホテル(Grand Hotel)と酒場(Public House)が回り、借金を返しつつ貧困ポイントも0まで減らせる状態になりました。最後はかなり遅い展開になったのですが、ギリギリ逃げ切れました。
カードの妙によっていろいろな戦略が見られるのが面白いですね。何度かプレイしていて強力なカードがいくつかあるような気がします。そのあたりに絡めたときと、そうでなかったときにどう動くかがポイントのようです。3人の場合土地の余裕があるので、ある程度列数が多くても動けるようです。
あと、和訳があるとやはり楽ですね。プレイした感じは事前に見つけていた点以外にはミスもなさそうな感じです。
創作ゲームをプレイしています。これは、立体をうまく使った3次元認識能力を鍛えるゲームです。回答の取り方が面白いですね。
こちらはチップを使った比較的軽い創作ゲームです。どこで作戦変更をするかが悩ましいゲームではあります。何点かアイデアが出たりもしていたので、ゲームも変わっていくことになりそうです。
7人でのプレイは2回目です。局所的なプレイ感覚は変わらないのですが、文明のそろえやすさなどが変わってきたりします。中盤以降、文明が押し寄せて止まりきらなかった時期があり、文明だけで勝利条件を満たすようになりました。同種の 5個以上と、ペアの2つめ以降は作らせないようにしたいところです。
多人数の場合は全く見られないカードが出てきますが、一方でツーペアができたり、同名のカードが出てきたりとばらつきも大きくなります。適正人数はもうちょっと様子を見たいところです。
合間にいろいろと食べたりもしましたが、アフターもありました。将棋の話が中心でしたが、指しすぎの使い方とか、裏話とか面白い話も聞けました。
そして、12月30日にゲーム納めをしました。翌日の準備もあり途中参戦でしたが、いくつか長めのゲームをプレイできました。こちらは簡単にレポートしておきましょう。
チェコのゲームで、20世紀の都市の発展と環境問題をテーマにした競りと配置系のゲームです。全6ラウンドで、実質的なラウンド数は 5ラウンドなのですが、かなり濃密なゲームです。
ラウンドは大まかに3つのフェイズに分かれていて、土地の競りと環境破壊を防ぐ競り、購入したタイルの配置という感じになっています。2段階の競りが一番の要素ですね。
都市の発展状況によってほしいものは変わってきますが、競争が激しくなると当然値段が上がります。複数タイルを競り落とすこともできますが、その場合ゴミが多く出てしまいますし、早く抜けた方がよりよいタイルが手に入るチャンスもあったりします。これだけでもかなり悩ましいですね。
それに加え得て、ラウンドごとに環境破壊を防ぐための競りを行います。この競りは、いす取りゲーム方式の値付けをする競りでかなり悩ましくできています。競りに使えるリソースは限られていますが、下手をすると破滅的な存在を被る可能性も出てくるのです。
ゴミ問題も環境破壊も度が過ぎると処理しきれなくなりペナルティーになりますが、終盤になれば何とかなるような手段が出てくるようになってきます。環境で得点を稼ぐか、環境を犠牲にしてそのほかの手段で得点を稼ぐのかが悩ましいです。終了時の点差は数点差でした。
ラウンド数は少ないものの、常に悩ましい競りが続くのでかなり重いゲームですね。チェコのゲームらしい重厚さがありますし、勝利の道筋もいろいろとあるような気がします。
こちらは、見るからに分かる経済ゲームです。株式を購入してお金を稼いでいき、最終的にうまいタイミングで金を購入し、金の数で競うというものです。金はゲームが進むにつれインフレしていきます。株も同様ではありますが、暴落が発生する可能性も出てくるのです。
株を購入する、株を売却する、金を購入する、パスするの4つの選択肢なのですが、購入と売却が一緒にできなかったり、購入数に制限があったりといろいろと行動数が足りないゲームではあります。必要な行動が取れないと株式を売っていったん現金を確保してという感じにもなり得ます。
右肩上がりのゲームですし、成長曲線もかなり早いので、序盤の流れは重要になってきます。単独の独占株式を作らせないというのはありますが、多人数が同じ株を購入したときの引き際も悩ましいです。あとは、金を購入するタイミングですね。いったん金にしてしまうと現金に戻すことはできませんが、早く購入すればそれだけ安く入手できるのです。
あとは、中盤以降の株式の暴落にも注意が必要です。基本的に株式は上がるようにできているのですが、条件が整うと大暴落を引き起こす可能性があります。1段階で 10%ほどの上下ですが、暴落時は下手をすると半額くらいまで落ち込むこともあるのです。
作者の経済ゲームらしくかなりシビアなところはあります。いったん出遅れると、なかなか追いつけないですし、ギャンブルに走るしかないという状況にもなりえます。終了のタイミングと株価の高騰のタイミングで逆転ということも起こりえます。
相場にかなり翻弄される感じの経済ゲームだと思いました。このインフレ感覚はなかなかないかもしれません。
というわけで、年末のゲーム会の様子をまとめてお送りしました。今年1年いろいろなゲームで楽しみました。
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