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2011年2月6日、3週連続の横浜ゲーム会です。今回は 6人ということもあり、多人数でプレイ可能なゲームを中心にという感じになりました。新作も含めてレポートをお送りしましょう。
前日にアイデアが出て、ちょうど試せる機会があったので急遽作って来ました。コンポーネントは過去の資産をある程度流用しながらですが、ざっと作り込み、数値バランスも 2時間くらいという急ごしらえです。
オリジナルの鉄道ゲームをということと、時代の流れの要素をいれたゲームです。鉄道会社をうまく経営して収益を上げていくゲームです。考えるというよりも悩ましい要素があるゲームだと思います。
数値バランスはだいたい想定通りですが、対照形のデザインのほうが作りやすいということで序盤のヒントが少なかったりとか、振り幅が若干少ないようなそんな感じでした。あと、一部の処理でもったりした感じになったのでうまく回避できるような流れを作る必要がありそうです。ある程度複雑になるような要素を削ったのですが、それは正解だったようです。
プレイ時間は 1時間強といったところでしょうか。1時間くらいのゲームを目指してはいるので、もうちょっと詰めるところを詰めていきたいかと思っていたりとか。とりあえずゲームになるのは分かったので、じっくり作り込んでいくことにしましょう。
ちなみに、この作品は春のゲームマーケット向けではありません。次以降のシーズンに向けたものということで。
お次は、前日に目についたので購入したゲームです。いつもの場所でもないだろうということもあったりします。地図を使ったゲーム+紙幣がコンポーネントに入っていたのですが、なんとリアルタイムのトリビアゲームです。地図はヨーロッパとアメリカ合衆国が入っています。
うまくお金を節約しながら効率よく旅行していこうというゲームです。スタート地点と目的地の候補がいくつか公開されます。プレイヤーは、すべての情報が公開されたら即座に適切な場所を選んで自分のマーカーを置きます。これがこのゲームのポイントです。悩んでいると他のプレイヤーに場所を取られてしまい、ペナルティーを受けることになってしまいます。
これも、チェコのゲームなのですが、この前プレイした「20世紀」にせよ、Reague of Sixにせよ、いす取りゲームの要素よく見られます。
ちなみに、場所選択のあいだは地図を見ることができません。全員が行き先を指定したら、地図を確認してどのくらいの費用がかかるかを計算します。国境や州の境を超えた分だけ費用がかかります。ただ、あまりに近すぎるとペナルティーを受けてしまいます。
定期的にスポンサーからもらえるお金から、旅行費用を引いた金額が最終的な所持金です。この所持金を競うことになります。
ラウンドが進むにつれ、目的地の数が増えたり、スタートとゴールの両方を指定されるようになったりと、だんだん難度が上がってきます。このあたりのステップアップがゲーム的にもうまいと思ったりとか。最終ラウンドだけは、できるだけ遠くを目指すことになります。
ヨーロッパは、西側の国は位置関係がわかりやすいのですが、東欧の地域の位置関係が難しかったりします。ロシアをまたぐことで意外と費用がかからなかったりとかというのもありますね。あとは、モナコやバチカン市国のようなところも含まれています。東欧の奥まったところや、フランス、スペインを必ず経由するポルトガルが要注意でしょうか。
ゲーム的には動かないという選択肢も含まれており、下手に長距離を選んでしまうよりも効率がよくなることがままあります。このあたりの瞬時の判断がこのゲームのおもしろさですね。
トリビアゲームで、リアルタイムのゲームなので好き嫌いは分かれそうな感じですが、軽い感じのゲームで個人的にはいい作品を見つけたと思いました。
ヨーロッパに続いてアメリカもやってみました。こちらは 50州が登場しています。ロシアのような広いところはないので、おおざっぱな位置関係が重要になってきます。最初のスタート地点がメイン州と東の端で、うっかりを選択したとたんに旅費がなくなりかけたりといった事故があります。
アメリカは最初の13州が一番のポイントです。州がそれほど広くなく、奥まったところに行くのに予想よりも費用がかかってしまいます。東西を抜けるのには距離があるのでそのあたりは注意が必要です。ハワイとアラスカはさすがにわかりやすいので対策しやすいのですが。
アメリカの州の位置関係は普段はそう使うものでもないので、難度は高いですね。それも含めてこのゲームの楽しさだと思います。
6人でプレイできるものということで、久しぶりにやってみました。初版が 1995年と 16年前の作品です。FFGで小箱になってリメイクされましたが、以前プレイしたのは 14年くらい前でしょうか。イタリアを舞台にした領土争いのゲームです。
カードプレイでの勢力争いで最大勢力を取ったプレイヤーが領土を獲得するというシンプルなゲームです。リメイク前は、手札の補充に制限がありましたが、今回は使った分だけ戻ってくる感じなのでかなりやりやすくなりました。特殊な効果のあるカードの使い土器がポイントになってくるでしょう。
イタリアが舞台ではあるのですが、カードの効果からいつの間にか学園ものの様相になったりとか。ゲーム自体は待ったりと進んでいくのですが、初版でもあったようにゲームが収束しないという状態になりつつありました。総力戦に近い状態になるのと、他人の領土を指定できるので、どうしてもそうなりやすいのです。
収束させるために終了条件と領土選択の条件を変えて、ようやく収束するようになりました。6人という人数もありますが、このくらいの収束製があったほうがよさそうなそんな気がしました。
今回はアフターはありませんでした。急遽作って来たもののお披露目ができたのと、購入したものがプレイできたので、いろいろと収穫がありました。
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