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● 横浜ゲーム会2011年4月 ●

 2011年4月2日、ほぼ1か月ぶりの横浜ゲーム会です。地震発生後各所のスケジュールが一気に不安定になったこともあり、なかなかまとまって集まる時間がとれませんでした。始まってしまえばいつも通りということで、レポートをお送りしましょう。


●コラージュクッキング(仮)

 手始めにプレイしたのは、先週のJAGAでお披露目した「コラージュクッキング」です。反響はいろいろとありますが、作り込みの時間があるので来シーズン以降の作品です。

 今回も、メニュー全解放でやっていますが、カードにした方がよいのではという意見があったりとか。ゲーム的にはカードにした方がやりやすいのですが、コストとの兼ね合いも考えながらという感じにしようと思っていたりとか。選択肢が減るとメニューで悩む時間が少なくなるのですが。

 今回は5人プレイですが、正解率はそれなりに高かったですね。ヒントアイテムの調味料はかなり強力ですね。単純な配置でも調味料で絞り込むことはできたりします。あとは、レベル3の料理をノーヒントで挑戦したりとか。絞り込めない選択肢が出てきて 50% の正解率でした。

 得点計算はもっと簡単な方がいいのではというのもいただきました。足下を見ながらのプレイではあまりおもしろくならないので、このあたりはあっさりとした方がいいかと思ったりとか。

 ゲーム的な作りこみはこれからなので気長に仕上げていこうと思います。

●ひも電-輸送編-

 そして、こちらは今シーズンの作品とのことです。ひも電の続編に当たる作品になります。荷物運びの要素と組み合わせた感じですが、乗客をだまさずに効率よくというのがポイントになります。

 5人でプレイしましたが、広さとしてはちょうどいいでしょうか。中盤に品物生産が何回は発生したこともあり、荷物枯渇にはならず、ストックがなくなりそうになったくらいでしょうか。

 山岳駅がポイントになりやすいのですが、あえてとらずに1色少ない状態でのチャレンジにしました。得点効率は悪くなりますが、それ以上の効率で荷物を運べばよいということになります。あえて路線を超えた方が効率的なケースがあったりといろいろな要素があります。

 やはり陣取りの要素はあるので、いい路線といい荷物は早めに、長い線路も必要なときに使うのがいいですね。あとは、新駅の設立タイミングは荷物回収の兼ね合いもありポイントになってくるかと思います。

●リベルテ [play:game]

 リクエストがあってプレイしました。Martin Wallace のフランス革命のゲームです。王党派、穏健派、革命派をうまく操りながらポイントを稼いでいくというゲームです。配置/決算に近い系統のゲームでしょうか。

 勢力争いは比較的シンプルですが、引き分けが起こったときがいろいろと面倒なことになります。勢力を消費してタイブレーカーをとりあうのですが、巻き込まれたプレイヤーに負担がかかるようにできています。

 時代の流れはあって、最初は穏健派が中心ですが、終盤になると革命派が強くなってきます。王党派はどちらにも入っているようです。勝利条件は基本は多数派にのって得点を稼ぐのですが、王党派、穏健派のパワーバランスが大きく偏ると、サドンデスでの終了の上、勝利条件が変わってしまいます。

 5人でプレイしましたが、終盤は王党派1、革命派3となり、王党派の勢力が伸びきらず、革命派同士でつぶし合い、結果としてサドンデスの条件は満たしませんでした。結果としては、素点勝負で戦争勝ちになりました。

 勘所がつかみにくいゲームではありますし、常に悩ましい要素が詰まったゲームではあります。革命派4とか、王党派 2とかのバランスになるとサドンデスが起こる可能性も出てくるのではと思ったりとか。強力なカードが来ないと動きにくいという難点はあるのですが、ヒストリカル的にはそれらしく作られているようです。


 アフターも今後の話とかをしたりとか。そろそろ制作期間なのでペースは落ちるかと思いますが、折を見ていろいろとプレイしておきたいですね。


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