トップ > アナログボードゲーム > 雑記
ゲームマーケットが終わり、ようやくいつものゲーム会の時間がとれました。前日もゲームマーケット後の打ち上げがあったのですが、その後のゲーム会の様子も一緒に収録しましょう。
まずは前日の様子ということで。長時間ゲームの 18Ardennesをプレイしています。アルデンヌ地方が舞台の 18xxシリーズです。ゲームの構成としては 18EU、18FL、1846の要素が近いですね。小規模会社の競りと、会社設立は 18EU ですが、会社の資金の持ち方が 18FLと1846あたりに近く、会社が株を持つような形に。ただ、設立のルールは独特です。
初プレイということで、全員状況がわからないまま競りがスタートすることに。18EUと同じように、会社の設立や合併に絡んでくるので、ある程度親和性の高いところを狙いたいのですが、ライバルも多いのです。あとは、値付けがそのまま会社の初期株価や初期資金に影響するのもポイントですね。
競り合いで、なかなか会社がとれなかったので、最後の2人の領土争いに。資金の関係でいい会社が確保できるのは確定していたのですが、あえて他のプレイヤーに譲って地盤を固めることに。といっても初期資金は使い切ってのスタートです。
序盤は、小規模会社のみでしばらく走りますが、小都市が重要になってくるのと、以外と建設権が余ったりもします。3列車が出るまでに意外と時間がかかるようです。そして、15社が株価順に行動のため以外と時間がかかります。土地によって収益のデルでないははっきりと分かれているようです。
会社設立は、できるだけ高い資金でというところですが、ライバルがいると競り合いになってしまいます。今回は競りが発生しなかったのですが、状況によって 2者ほしいときなどは争いが起こりそうです。そして、合併により 60%制限を超えることもできたりします。会社をいつ建てて、どれをどう残すかというところがこのゲームのポイントになりますね。
小規模会社の場合、タイルの色替えに制限はありますが1株で50%の配当をせしめられます。あとは、会社に50%の資金がプールできるのも大きく、3列車あたりで資金を貯めるというプレイもあります。トークン代も 40と安上がりです。5株会社になると、トークン代は上がりますが、1株あたり20%と比較的密度が高いのが特徴です。
中盤までは、5株会社が中心ですが、そろそろパーマネントの 4列車が登場してくる頃になると、プレイヤーによって運営スタイルも変わってきます。早めにパーマネントを確定させたり、小規模会社で引っ張ったりという感じでしょうか。5株会社2社持ちが出る一方で、4+6列車が走る100% 5株会社というものもできたりとか。
終盤のポイントは 10株会社への転換です。株比率が下がってしまうため薄まってしまいますが、切り札の 4D列車を買うことができるようになります。ボーナス含めて 600はくだらないくらいの収益が出るのと、他の列車を阻害しないので 1000近い配当が望める会社になります。資金に大きな余裕ができるのも大きいようです。
あとは、10株会社への転換の時に社長のみに株購入権が与えられますが、このときに一時的に持ち株制限を超えられるというのがあります。株数の制限が比較的きついこのゲームで、収益の元を大きく確保できるのは重要です。1段階しか上がらないのと、本気の配当が出る 5株会社よりは収益は下がりますが、経営の安定化も図れるので一長一短ですね。
最終的には、東西南北運行を欲張るよりもルートを確定させた方がよいという結果になりました。5人でプレイしたこともあり、トークン争いが熾烈で、分断されるとまともに走れないという状況になるのです。最後の1社がうまく工学都市にトークンをおけたので 4D で走りきり、4桁の収益を獲得。持ち株制限越えのタイミングができたので、その差でさしきった感じになりました。
プレイ時間は 6時間くらいでしょうか。16:00くらいから始めたのですが、かなりの長丁場になりました。
手始めに、読みあい/バッティング系の「怪盗ジュエル」をプレイ。ルールを覚えていると思ったら、以前、とある場所でルール校正をしたからというのがあります。他のプレイヤーとバッティングしないように、うまくカードを出して宝石を獲得していくというゲームです。直前に出したカードが使えないというのがポイントです。
5人ということもあり、順調にバッティングしていき場のカードが増えていくのですが、3人バッティングが発生した直後の状況が若干ですが気になったりとか。5人のうち3人がバッティングすると、次のターンにバッティングした場所にカードを出せるのは 2人、この状況だとブロッキングが発生してしまうというのが気になります。ルール上起こりうることではあるのですが。
大きな山場が過ぎた後に、若干場が寂しくなるのも気になるところです。展開によって、その山が終盤にくるといいのですが、中盤の終わりくらいにやってくることもあり、そうなると全体的に消化試合になりやすいのです。Getカードがアクセントにはなりますが、下手をするとうっかり変なものをとらされるということもあったりします。
プレイ時間が比較的短いシンプルなゲームです。人数的には 4人がちょうどいいのかもしれませんが、そのあたりはもうちょっと試してみたいですね。
当日は限定 70セットで、すぐに売り切れてしまった作品です。気になったのですが、ブース内にいると自力で買いに行けないこともあり、横浜に1個ということになっています。ワーカープレイスメントとデッキビルドの融合といった感じですね。
要素の数が若干多く、勝利点チップ、食料チップとためおける通貨がポイントになります。食料は人物をプレイするのに必要で、人物は他のカードよりも強力な効果になっています。基本カードにも得点がついているのでデッキ圧縮が若干やりにくいと感じました。
島の探検は、コマ配置で、複数人で配置した場合は全員に効果を及ぼすというのが独特ですね。複数個のコマが必要な場所は、1人で達成するよりも、複数人でシェアした方が儲かるというところもあり、このあたりが悩ましいのです。
2回プレイしましたが、いろいろと可能性がありそうなそんな感じがします。これももうちょっと回数を重ねたいところではあります。
こちらは、カードドラフト系のゲームです。今年の作品で多かったのが、デッキビルドとカードドラフトで、このあたりはここ最近の流行ということになります。人物をドラフトで手に入れ、資源を開拓したり、宝物を拾ったり、建物を建てたりして得点を稼いでいきます。
若干要素が多いのと、カードアイコンがいろいろなところに散っていて、見通しがつきにくいと感じたりしました。基本的に、ものを生産して、建物を建てるか、宝物を拾うかですが、行動に必要な条件が意外とそろいにくいのです。場からカードを獲得するのに、専用のアクションが必要というのが若干重くしているような気がします。
ゲームが進んでくると、いろいろと要素が見えてきて、なるほどというところが出てきたりもします。人望が必要なカードは強力ですが、序盤からはなかなか使いにくいですし、スタートプレイヤーを示す賢者が、人物カードの入れ替えの役割も持っていて、なるほどと思ったりします。
最終的に向かうところも、建物の得点を稼ぐ方法、宝物を手に入れる方法、資源を集める方法の 3種類くらいになり、5コストの建物がそのあたりの方向性という感じでしょうか。そのあたりが見えてきて、なるほどと思えるようなそんな感じでした。
ゲーム自体も、人物カードがつきる頃に収束しました。得点の4割くらいが終盤の5コストの建物になるので、そこまでの道筋をいかに作るかがポイントになりそうですね。
全くの余談ですが、ファンタジーものではありますが、タイトルを聞いてリメイク版DQ5が連想されてしまいました。おそらく、アークデーモン+オークキングが出てきたからだと思うのですが。
お次は、コミュニケーションゲームです。ドキュメンタリーもののテレビ番組をでっち上げるというのがテーマで、お題に沿った生物を適当に描き、誰かが描いた絵と番組コンセプトを元に、内容をねつ造するというものです。自分の描いた絵がダレに当たるかわからないというのがポイントです。
1分間勝負ではあるのですが、これはかなりのアドリブ能力を使います。変な汗が出てくるようなそんな感じですね。時間がないこともありますし、次々と話を膨らませていかなければならないので、余計にそんな感じがするのでしょう。
ゲーム自体は、今までにないタイプですね。3ラウンドではありますが、それでも十分に体力を使います。
お次は、変則的なトリックテイキングゲームです。ノートランプのトリックテイキングですが、カードの獲得が上位3人に与えられるというものです。
得点カードはある程度数を集める必要があるものの、マイナスポイントのカードもあるためうっかりとってもいけないという構成になっています。1位はカードを1枚しか取れないので、数の力で負けるということもあるのです。基本的には2位を目指すゲームかと思いました。
枚数と色数の関係や、ノートランプということもあり、5人の場合は特に連勝し続けることもできるようになります。ただ、トリックをとっているとカードの数が集まらないので、独特のうち回しが必要と感じました。
テストプレイということで、連想系のゲームを何パターンか。いろいろと方向性が出てくるところではあるので、どのようなゲームにしたいかが気になるところですね。
今回の最後は、うっかり購入し忘れていたこの作品です。ボーカロイドがテーマのゲームではありますが、知らなくてもプレイ可能なそんな感じのゲームです。カードをうまく集めていき、プレイしていくことで得点を稼ぐセットコレクションのゲームです。
決められた種類のカードを決められた枚数出すことで得点を稼いでいくのですが、得点配分とデビューボーナスがポイントになっています。他のプレイヤーの動きも見ながらうまくカードを集めていくというのがポイントですね。
派手にひねった要素はないですが、ゲームとしてまとまっているという感がありました。目指す方向性にもよりますが、だいたいのゴールラインが見えて、ターン数が若干ぶれることやカードの集まり具合でそこに向けた調整という感じですね。これも、2回プレイしました。今回の作品で一番評価が高かったりもします。
今回はアフターはなく、そのまま解散となりました。ゲームマーケット期間中はゲームをプレイする機会が極端に減りますし、新作をプレイできるのは今の機会ということで終わった後の惨敗ゲーム会は大事にしたいですね。
トップ > アナログボードゲーム > 雑記