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● 横浜ゲーム会2011年10月(1回目と2回目) ●

 10/8〜10の 3連休は、2日間横浜ゲーム会に参加してきました。あいだの日は別の用事で蒲田だったので毎日南武線を使っていたことになります。いろいろとプレイしましたが、簡単にレポートをお送りしましょう。


- 1回目(10/8) -

●創作ゲーム

 作業のため参加できなかったときにお披露目された創作ゲームをプレイしました。テーマとカードがマッチした軽めのゲームですね。

●シティー ビジョン(仮)

 ほぼ前回と同じバージョンでプレイしました。ボーナス得点が入らない展開になったりとか。それほど差のつくゲームではないのですが、こういうのも珍しいですね。春向けなのでじっくりとバランス調整していくつもりです。

●クワークル [play:game]

 今年のゲーム大賞の作品をプレイしました。6色、6種の模様が描かれたタイルをルールに従って配置して得点を稼ぐゲームです。アブストラクトな感じのゲームですね。

 ターンでできることはタイルを配置するか、好きな枚数を捨てて補充するかのどちらかと簡単です。6色、6種の模様をそろえるように並べるとボーナス点が入るので、それを狙っていくのですが、狙いすぎてもよくないというのがよくできています。

 ルールがシンプルなのはいいですね。タイルがそれなりに重く、重量感はありますが、比較的手軽な部類に入るでしょう。これは、いろいろな意味で大賞を取りそうな作品だと思いました。たまにはシンプルなゲームもいいですね。

●マムート [BGG]

 お次はマンモス狩りをテーマにした、こちらもアブストラクトゲームです。カードで自分の狩人を動かして、罠を仕掛けて、マンモスを追い詰めて捕まえるという感じです。罠にかけたらその時点で勝利というルールで短時間ゲームですね。

 できる行動には限りがあるのと、マンモスの動きのルールがあるので、リーチ状態になっていることはすぐにわかります。後はそれをどうやって阻止していくかという感じでしょうか。状況が動きにくいゲームなので、キングメーカーになりかねないというのもあったりしますね。

●パンプローナ:サンフェルミン万歳 [BGG]

 その次は、闘牛をテーマにしたゲームです。牛に踏まれたり、突き上げられたりしないように気をつけながら、道を走り抜けるというゲームです。レースゲームに近い様相でしょうか。

 ポイントは、市民と牛の両方をコントロールできることにあります。自分の牛で他人を踏みつけたりすると得点になるので、配置は重要です。同じマスに1つしか入れないというのもあり、防御的な使い方もできたりします。

 やってみると、思ったよりも簡単に牛の餌食にあってしまうこともあり、配置はかなり難しいです。あとは、特殊能力のカードがかなり強力で、これらの組み合わせで得点を稼ぐという感じになります。最初のルールの分量が若干多いですが、いったん慣れればというところはあります。4ラウンドのうち4ラウンド目には思わぬ仕掛けがあったりとか。

 闘牛らしさがよく出ているゲームだと思います。一度はまり出すとどうしようもないところもあり、それも含めて楽しめるかどうかでしょうか。

●創作ゲーム

 最後に、まだ情報公開できない創作ゲームをプレイ。なんだかんだで情報公開前にかなりの数をこなしています。今回は3回プレイしたでしょうか。


- 2回目(10/10) -

●ポセイドン [play:game]

 2回目は、4人ということで、このゲームをプレイしています。紀元前1800年を舞台にしたゲームですが、簡単に言うと 18xx シリーズの要素を色濃く受け継いだゲームです。

 株式などは存在しないですが、会社代わりの国を発展させ、株式の代わりに商人を確保し収益を獲得するという感じになります。地中海を船で移動し、自分の領地を伸ばしていきます。収益は領地や神殿から獲得することができます。

 いわゆる個人会社から始まり、2〜7とEの時代と 4つのフェイズに分かれています。このあたりの考え方は 18xx シリーズと同じです。商人を解雇しても名声は基本的に下がらないので、妨害がしにくいタイプですね。トークンみたいな物はありますが、それなりの自由度はあります。

 船の購入なども、若干ですがルールが整備されており、そこまで自由にという感じにはならないです。パーマネントは 5以上ですが、無限大に走れる Eの船は展開によってという感じです。Eの船が出ると神殿の収益が0に落ちるので、大きなパラダイムシフトになります。

 国の資金の増え方が変則的で、フェイズが来たときに追加で商人を放出することで資金が入ります。株式発行をしているというとわかりやすいでしょうか。Eの船は出ませんでしたが、それ以外の船までの資金繰りはそれほど厳しくないです。といっても、神殿の収益を得るためには寄付金が必要ですし、国の所有者には毎ラウンドの頭に国からお金が入ります。

 18xxシリーズの基本編といいつつも、国の設立時の商人の価値と数を調整できるので、そのあたりは経験者向けかもしれません。株式のパーセント数ではないので、商人が多いとそれだけ収益が上がりやすくなります。ただし、スタート金額が安いとそれほど伸びませんし、商人放出の限度額も上がらなくなってしまいます。

 国が1つでなかったのと、1ラウンド待ったプレイヤーがいたため、一番高い特殊能力がかなり猛威をふるうことになりました。1フェイズ目の収益50、商人を無料で獲得というのは大きいです。ポセイドンの移動距離2倍もなかなかですね。今回の最大収益はポセイドンで22マス移動し、61が出ました。

 プレイ時間はやはりかかりますが、18xxシリーズのバリエーションとしてはそれらしい感じになっていると思いました。

●シティー ビジョン(仮)

 お次は、前回に引き続きプレイしています。カードセットは変えていませんが、こちらはボーナスがつきやすく、点差がつきにくい展開になりました。最終的にいい建物で何回得点を稼げたかというところになりやすいようです。

●創作ゲーム

 秋向けの創作ゲームをプレイ。4人でやると5人よりコントロールしやすい感はありますが、それでもどうしようもないときはどうしようもなかったりします。

●創作ゲーム

 非公開のゲームを今回もプレイしました。2回ほどプレイしたでしょうか。詳細はまだ書けませんが、情報公開されたらいろいろと書きたいところではありますね。


 というわけで、今回は 2回参加ということになりました。作業期間とはいえ、春と比べると量を少なくしているので、気分転換できればと思っていたりとか。


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