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2012年3月11日、横浜ゲーム会に途中から参加してきました。すでに作業期間中ということで、午前中はまるまる作業をしていたのですが、横浜もやはり春のゲームマーケットに向けた準備が進められています。今回はゲーム数も少ないので、レポートとそれ以外のことも少し書きましょう。
到着したときには、マニュアルとカードテキストの構成会議が始まっていました。集合時間から 3時間ほど遅れてきたのですがまだゲームがスタートしていない状態だったりとか。
デッキビルド鉄道ゲームということで、カードテキストは非常に重要です。TCGに近い考え方になると思うのですが、このアプローチで物作りをしたことはなかったので、いろいろとチェックを入れたりしながらという感じでした。
ちなみにカードの種類が 9種類ほど増えていたりもします。こちらはオンラインの会議で急遽決定されたものです。カード枚数はなんと 530枚になるのだとか。事前にカードのデータをいただいていたので、こちらのチェック内容も読み合わせた上で、調整作業をすることに。
その後、初期デッキの組み直しということで、テストプレイを2回ほどやっています。
最初のデッキは、基本的なセットを組んでいます。適度なカードドローと、路線敷設系のカードが入ったデッキですね。ルール変更により埋め立てが入らないデッキも作れるのですが、基本的なセットということで入れています。
このデッキのポイントは、優等列車と遊園地のコンボか、廃棄物が出なくなる資材置場を活用するかという感じです。路線敷設を中心とした戦略も取れるので、どこで終了するのかがポイントになります。
遊園地のコンボが決まり出すと怖いのですが、その前にゲームを終了させる作戦に出ました。1ターン目に資材置き場が購入できる資金があったので、デッキを薄く保って路線敷設を多く回すという感じですね。駅拡張のカードも購入して早めの手じまいでしたが、ギリギリで間に合った感じでした。要所をうまく押さえるのは鉄道ゲームらしいところでもあります。
2ゲーム目は、もっと派手なカードセットで、列車カードが多く、ゲーム中ほぼ唯一の直接カード圧縮の車両工場とのコンボが狙えるセットです。追加建設コストを全て無効にする地下化もポイントですね。
いち早く地下化を押さえたプレイヤーの侵略スピードにすっかり追いつかれてしまい、ワンサイドゲームに近い形になりました。カードドロー系が少ないので、地下化の資金を集めるのが大変ではあるのですが。あと、車両工場2枚投入というのは初めてかもしれません。
もう一つのコンボは、一番列車や、牽引、スイッチバックなど列車カードを操作するカードをうまく使って、いい列車を末永く大切に使いましょうというコンセプトもできたりします。最終的にデッキの進行速度が遅くなるので、他のプレイヤーの都市に乗り入れたり、ビルを建設したりという遅い展開のパターンになりそうです。
なお、ここで書いている初期デッキは変わる可能性もあります。あくまでも個人の感想ということで。
終了後は、大阪マップの初期デッキや、別企画の初期デッキの検討会もやったりしました。プレイしたのは本当にここに書いた2回だけでしたが、いろいろと進みつつあるというのが分かりますね。
ちなみに、TRAINSは、東京マップと大阪マップのリバーシブル構成になっています。マップによるバリエーションもありますし、カードセットによるバリエーションもあるので、2重の広がりを持っています。同じマップでも、カードセットが変わるとプレイスタイルががらりと変わります。
勝利得点をとる方法は、都市に列車コマを置き、駅拡張をする方法がメインですが、列車コマを置くだけで得点になる外部の都市もありますし、デッキに入る勝利点カードもあります。また、プレイする旅に得点が入るカードもあります。メインの得点手段は鉄道ゲームの要素ですね。
後から参入すると余計なコストと廃棄物が出てしまうというデメリットはありますが、すでに拡張された都市に参入した場合は拡張の手間を省くことができるようになります。先にいい場所を取るのも大事ですが、発展した都市に後から乗り入れるという戦略も有効です。
というわけで、簡単に TRAINSの紹介でした。リリース前に紹介文を書けるかどうかは更新ネタ次第なので、今のうちにということで。
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