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● 横浜ゲーム会2012年6月(1回目、2回目) ●

 2012年6月2日と3日で、2日連続の横浜ゲーム会でした。1日目は途中から参加ということでしたが、2日間でいろいろとプレイしました。簡単にですがレポートしましょう。


- 2012年6月2日 -

●スポット! [play:game]

 途中参加でしたが、このゲームの説明中でした。「セット」などと同じく決められたルールあてはまるカードを見つけるゲームです。脳力系ゲームになりますね。

 カードの要素は、正円と正方形、同心円になっているかずれているかと5色の色です。3枚の組み合わせで同じ色の図形が完成できる物を探します。正解には得点が入ります。早い者勝ちで見つけると選択肢が若干減ります。Adlungらしいゲームですが、原色系の色使いなので目が疲れやすいのが難点ですね。

●フライングカーペット [BGG]

 お次も Adlung祭りから、決算系のカードゲームです。ルールを読む限り決算系のゲームなのですが、得点要素を取るのがアクションになっています。その名の通りカードを投げて目的地に着陸させるという感じになります。

 思ったようにいかないのがおもしろいですね。あとは、カードを配置するプレイヤーの思惑が出やすいところで、決算特典が入る宮殿の近くには減点の砂漠ができるというのがそれらしかったりします。

 「サフラニート」に近いですが、もっとライトにした感じですね。これはなかなかでした。

●マンハッタン計画 [play:game]

 先週もプレイした「マンハッタン計画」を5人でプレイしています。詳しいレポートは前回をご覧ください。今回は5人でプレイしています。

 ワーカープレイスメントで、自分の建物はあるとはいえ、共通の建物の数は変わらないので、5人は場所取りが激しいですね。先がなかなか読めないというのはあります。目標得点が低いのでその分ラウンド数は短くなっていますが。

 専用職が必要な場所は効率がいい設定になっていますが、一般職も配置できる場所はコマを使い切る上で重要になっています。このあたりは個数の兼ね合いがあり、人数が多いときにはうまくいかない場合も出てきますが。スパイは人数が大糸より重要になってきます。

 配置の効率と撤収のタイミングは重要ですね。お金は工場で回るようになっていたのですが、専門職を使うのが意外と響いてきたりします。最後は1ターン差の勝負でした。

●TRAINS 北陸マップ

 うっかり作ってしまったので、テストプレイをやってみることに。TRAINSご当地マップはまだまだ続ける予定です。

 今回の舞台は北陸ということで、富山、石川、福井の3県とその周辺地域が舞台になります。このマップのポイントは周辺地域にもあります。路線を延ばす楽しみが大きいマップですね。

 偏った配置にしたこともあり、遠隔地を取ったプレイヤーの競り合いになりました。コンボが決まっていたので点差がついたかと思ったのですが、以外とそうでもなかったりします。マップの改善点も出てきたりしました。


- 2012年6月3日 -

●コケコッコー [BGG]

 2日目の1ゲーム目は Adlung祭りの続きから。トリビア/コミュニケーション系ゲームですが、こちらも Adlungらしいです。

 動物が書かれているカードをうまく消費して手札をなくすことを目指します。カードを消費させるためには、親は決められたヒントに従って動物を表現し、子はうまくそれに当てようとするという感じです。ポイントは子同士が同じ動物を出しても OKというところになります。これがなかなかよくできています。

 動物の説明も、性質を説明したり、歩き方だったり、色だったりと一部の情報を説明したり身振りなどで表したりします。このあたりのバリエーションも Adlungらしいところですね。最後は1枚で終了の方がいいでしょうか。Adlungが「ファウナ」を作ったらこうなるという感じですね。これもよかったです。

●トゥアレグ [play:game]

 お次は、Adlungですが正統派の決算系カードゲームです。うまく荷物をらくだに積み上げて得点を稼ぐというゲームです。同じ種類の物を多く集めると得点になりますが、積載量には限界があります。

 荷物の集め方にひねりがきいています。プレイした感覚は「交易王」が若干近いでしょうか。といってもこちらは決算系のゲームなので、種類をちゃんと集める必要があります。ロバや洞窟、盗賊など荷物を売って入手できる物もあり、決算に絡めない物はうまく処理するという手もあります。このあたりの感覚の妙がこのゲームのポイントでしょうか。

●18Rhl: Rhineland [BGG]

 本日のメインは、6人なので 18xx系をということになりました。英文ルールを読みながらのプレイです。ラインラントを舞台にした 18xxで、ライン川をどう抜けるかなどがポイントになってきます。

 比較的オーソドックスな18xx系です。といっても路線に応じたボーナスはあるので、路線引きに若干重きが置かれている感じでしょうか。会社のトークンの数はそれほど多くないのですが、トークンがおける都市もそこまで多くはありません。

 個人会社 6社はそれぞれ Revenueと能力を持っています。1つは最初から設立している会社の社長株ですが。6人プレイでしたが、初期資金全額でようやく会社が浮くという状況になります。あとは、ボーナスの一部がランダムに決まります。

 特殊能力はありますが、それに併せて会社を設立すると地形的に厳しかったりします。パラシュートトークンの権利のある個人会社は 2つありますが、使いどころが難しいですね。ライン川流域の方はかなりゲームのポイントになるかと思いますが。

 会社が建ちにくい展開だったので、中盤の緑タイルが長引きました。そうなると 3+4列車で走れる途中参入が強くなります。ある程度の配当金が出ないと、株価が上がらないので、序盤に建てた会社が必ずしも有利になるとは限りません。

 ゲームを動かして 5列車が出てきてからが終盤戦です。ラインゴルドなど名車が登場し、いろいろなボーナスが入ってきます。8列車のボーナスはかなり大きく 500越えの配当が出ます。東西を結ぶルートも 5列車で 300越えが出たりしますね。鉱山のボーナス倍付けも大きく、終盤は 300越えの配当が出やすくなります。

 最終結果は、会社設立のタイミングが全てを分けた感じになりました。

 株価の上がりが制限されたり、会社の資金は株式購入ごとだったりと、新しい18xxの要素もありますが、比較的スタンダードな感じでしょうか。多人数だとトークンで埋まりやすいので少人数でプレイすると変わってくるかもしれません。


 というわけで、2日間まるまると楽しみました。18xxは久しぶりでしたね。


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