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● 横浜ゲーム会2013年3月(2回目) ●

 2013年3月24日、横浜ゲーム会に参加しました。年度末最後になりそうなそんな感じの横浜ゲーム会です。前日に急遽決まった感じなので、時間は若干短いです。プレイしたゲームを簡単にお送りしましょう。今回は2ゲームだけです。


●赤の女王

 最初にプレイしたのは、ゲームマーケット大阪の新作で、500円ゲームズの作品です。500円ゲームズは、原材料費500円以下で、頒布価格500円というレギュレーションの範囲で作られた作品です。

 ボードはついていますが、バースト系のダイスゲームです。環境に合わせて進化をしていきちょうどいいと思ったところでストップをかけていくという感じです。次のプレイヤーがダイス判定の何度を変えることができるというのが特徴ですね。次のプレイヤーなので、自分の次の手番も考えながらという感じになります。

 何ターンかプレイしていくとコツが分かるタイプのゲームですね。単純に相手の妨害をしているだけでは、次の自分のターンが大変になってしまうこともありますし、かといってそのまま走り込まれるのもよくないので、そのあたりのバランス感覚が問われるゲームだと思いました。

 ダイスゲームなので、事故が起こる可能性ももちろんあります。リードしていたプレイヤーが思いっきり3%の確率を2回外したりとか。手軽に楽しめるワンアイデアのゲームだと思います。

●機関車工場 [play:game]

 お次は Queen Games作品から。市販の新作になります。鉄道ゲームではあるのですが、路線敷設を一切行いません。機関車を作って売却し、利益を稼ぐゲームです。

 ダイスが大量にあるのですが、これは需要を表しています。ボードの上数値がかなり機械的に割り振られており、要素もそれほど大きくなく、少ない資金からのスタートなので序盤で出遅れると間に合わないと思っていたのですが、実際にプレイしてみると感覚がだいぶ違いますね。

 新しい時代の機関車は需要が立ち上がるまでに時間がかかります。古い機関車は徐々に人気がなくなっていきます。限られた期間でいかに稼ぐことができるかがポイントですね。

 生産ラインの乗り換えが一番コストがかかるので最小限の回数に抑えたいところです。生産ラインを増やすのにもお金はかかりますが、過剰生産で在庫を抱えてもペナルティーはないので工場の数が効いてきます。工場を作ると元を取るのに2ターンかかるので、利益が出始めるのには意外と時間がかかります。

 プレイ順は重要ですが、資金の少ない順になるので、ここで乗り遅れても何とかなるようにできています。とはいえ、最終的には現金で目標金額を貯めるので、どこで勝負に出るかの駆け引きもあります。

 序盤から中盤は乗り遅れないように生産ラインを確保するのですが、1桁台後半の収益が重要な気がします。2〜3世代目になってくるのですが、移り変わりの早い客車は需要が一番多いので大量生産に向いていますし、貨物列車や特殊車両は需要が少ない代わりに、長い時代で安定した収益が出ます。

 設備移管もあるので 2つくらいの生産ラインを持ちつつ、若干多めに工場を作るのがポイントかもしれません。

 ゲームですが、中盤以降の流れがかなり速くなりましたが、終盤の需要量で明暗が分かれた形になりました。寡占市場で 3台市価受注がなかったり、独占市場で 10台以上の受注があったりとか。最後の時代の列車は安定しますが、立ち上がりきる前にゲームが終わる危険性があります。今回は1世代前でギリギリ逃げ切った感じですが、生産量が恵まれないと厳しいかも。

 最後の客車は一番売却額が出ますが、立ち上がりも一番遅いのでフル生産の体制ができる前にゲームが終わってしまうかもしれません。

 「オートモービル」という自動車販売のゲームがありますが、雰囲気としてはかなり近いです。要素を省いて需要量をダイスにしたという感じですね。要素はこちらの方が少ないです。プレイ時間は 2時間30分くらいかかったでしょうか。


 新作を中心に2ゲームほどプレイすることができました。作業シーズンにはすっかり入ってしまっているので、次回は連休明けになりそうでしょうか。


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