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2013年3月30日、今月は3回目の横浜ゲーム会に参加してきました。作業シーズンに入りましたが、今後の話などもあり、参加しています。最終版のコンポーネントのテストもしたかったですからね。というわけで、今日もレポートをお送りします。
この日は、大荒れの天気で雨風が強かった印象があります。移動しているときにはまだそれほどでもなかったのですが、少し早めに現地入りして、シウマイ弁当を購入してから待ち合わせに。
カードイラストも入れたので、最終版のコンポーネントでのテストプレイをしました。マップもカードをできたので、問題がなければ、そのまま印刷に出そうという感じのものです。今回は東京マップの1ラウンドでプレイしています。
作者がいきなり所持金チャートを動かし間違えたりしたので、修正します。所持金と得点でぶつかることを少し心配していたのですが、配置を工夫したのでそれはなかったようです。
ゲームの方は八王子スタート、練馬が目的地でした。最後のテストプレイまで北東ブロックの目的地が出ませんでした。といっても東京マップの場合は目的地から若干離れた場所まで足を伸ばすケースはままあります。
5人プレイの5番手だったので、1点上乗せの観光案内でコンボ待ちの形に。初手版のアドバンテージは料理が先着できることと、カードが選べることですが、今回はスペシャルチケットがあったので、おとりよせとセットでカードゲームに走ることに。早めに出てくれば、スペシャルチケットの効果でコンボが組めるので、といっているそばから2枚目の観光案内が出てきました。
所持金はかなり減りますが、2ターン目に即座におとりよせからのスペシャルチケットで3レベルの料理を無料で食べつつ、目的地に近づいての観光案内購入です。一緒に買ったのがお気に入りだったので、資金がなくなることが確定。1種類の 4レベルに絞って早上がりを狙う展開にしました。
早上がりだと、4レベルの料理も最低の8点になるのが普通で、ギリギリまで粘りましたがやはり 8点止まりでした。お気に入りで補完するので、4レベルがとれる方が重要です。
コマ位置を調整しながら、時間を見ながら 2レベルの料理 2つと、お気に入りの 4レベルで資金の余裕はわずか2。途中で 2枚目のお気に入りが出てきたので回収しました。途中、3レベルの7点料理が取れるタイミングもありましたが、ゴールが1ターン遅れるのでとらずで、お食事減で浮いたお金はゴール時の食事に使う事に。
最終的に 81点でギリギリ 2点差で逃げ切りました。1ターン遅れで 4点下がっていたので、早上がりが正解だったかと思います。同点でも先着優先ですし。
カードゲームに走ったら、お気に入りの 24点と、観光案内の 16点、ゴール時の 3レベル料理で 4点、ゴールで 8点で 52点あり、50点が 1週のボードで周回遅れを出しました。これについてはコンポーネント的に審議が入り、得点コマにシールを貼る形で解決しようと思っています。
カードゲームはほぼフルコンボで、食事代無料を 2回使いましたが、それでもそこまで点差が開きませんでした。ボーナスカードが 1巡目で 3点というのはあるのですが。
終了後に、コンポーネントを見てもらって、マップに番号をつけた方がいいということで、採用しようと思います。
コンポーネント的には一通りチェック完了で、ここからは本格的な制作作業に入ります。楽しい作業はここまでで、あとは地道な作業が続きます。とはいえこれを経ないとみなさまの元にお届けできないのもありますし、きれいなコンポーネントでプレできないというのもあります。
お次は、前回プレイできなかった分のメビウス便の新作から。2匹のレミングをさまざまな地形を乗り越えてゴールへ向かわせるレースゲームです。パズルゲームではありません。
カードプレイをしてレミングを進めていくのですが、カードにはいくつかの地形に分かれていて、平地と書かれた地形だけを移動することができる仕組みになっています。移動力は、場に出ているカード以下の数字を出せば、これまでにプレイしたカードの数値の合計が、場のカードの数値を超える場合は、場のカードをリセットしてその数字分となります。
なので、低い数字の方が何かと便利という珍しい構成ですね。場をリセットしたときには、プレイしたカードに対応する地形タイルを好きな場所に配置できるので、自分の移動に使ってもよし、妨害に使ってもよしとなっています。
あとは、後ろからレミングを押すことができるのも特徴です、先に進むためには他のプレイヤーのレミングを押さなければならないかもしれませんし、動きにくい地形に押し込むということもできるかもしれません。
手札は1ターンパスすることで、不要なカードを捨てて 6枚になるまで回復させることができます。先手番が有利な分は初期手札の枚数で調整されています。
レースは、序盤に道をふさがれましたが、中盤の水地形をうまく抜け、終盤頭の細道に。ここでいいポジションに停止できたのが大きかったようです。後はタイミングで移動力の大きな場になってきたので、それを生かして一気にゴールに進むことに。2匹目もうまく道が空いたタイミングでゴール手前に行きましたが、残りカード1枚に。
最後は妨害が入らずにそのままゴールしました。最後のカードも移動力は大きめではありますが、回り込めるまでの数ではなかったですね。中盤から終盤にかけての力のかけ具合とポジショニングが悩ましいレースゲームでした。
その次は、前回に引き続きプレイしています。目標金額は 500K に下げています。
1ラウンド目は金額の高いオールマイティーが多く手札にきたこともあり、一気に 395Kまで稼ぎました。オールマイティーを含むカードが取られなかったのが大きかったかもしれません。
2ラウンド目はマークされるのが目に見えて分かっているので、慎重にプレイすることに。出だしで 45Kを稼ぎましたが、そこから先が手札があまり集まらずにちょこちょこと得点を稼ぐことに。オールマイティーはできるだけ防御的に使わないと息切れを起こしそうですね。
最終版、5K+オールマイティーのセットを作ったところで、攻撃されましたが、もう1枚カードを持っていたためうまく回避しました。結果としては逃げ切りになりましたが、2ラウンド目は 200K行かずであまり伸びませんでした。小箱ゲームではありますが、手頃な感じではあるので、市販されたら購入しようと思いました。
お次は、4人で最終版のテストプレイをすることに。チップ2枚戻しのルールでは始めてだったりします。アンリミテッド感はましますね。
序盤はある程度無理が利くのですが、どこまで無理をするかがポイントになってきます。ダブル場がしばらく続いていたのですが、カードの長さと最後の 21のダブルを温存していたこともあり、最初に手札を0にしました。が、ここからがこのゲーム、チップを持っていると上がれません。
最終的には、弱いシングルカードが残る展開になり、チップの枚数との差で差しきられる形になりました。といっても同一手番内に終了したので、微妙な差ではあります。シングルカード残りは大富豪では致命的になりかねませんが、このゲームの場合流れによっては差しきれる可能性もありますね。
カタログ原稿に書いたので、こちらにこっそり公開しますが、アンリミテッド富豪は私の作品ではありませんが、Hammer Worksのブースで委託出展します。「アニマル トレイル」も相当数在庫があるので 2種類の大富豪系ゲームが並ぶことになりますね。
その次は、気になっていた作品の「なまけもの」です。メビウスの新作情報に投稿されたのが 3/8 ゲームマーケット大阪前日で、出先の宿から情報をつかみました。スマートフォンからでは写真が小さくてわかりにくく、何度か見直したりもしました。
6種類の怠け者の動物をあつめるセットコレクションのゲームです。外周の動物だけしか捕れず、カードプレイでカードに書かれた動物と、そこから上下左右に隣接する動物を捕っていきます。規定数のマークを集めると得点化できますが、規定数が大きなものはそれだけリスクがあります。
4人でプレイしましたが、このゲーム先手番が有利ですね。マークの多い動物を捕る権利があるのと、切れ目のところの選択肢が多いのがあります。最終版はタイルがなくなってしまったりもしたので、3人以下でプレイした方がいいゲームなのかもしれません。
プレイの方は、先手番でライオン2セットと、イノシシ3セットを集めて大きく逃げ切る形になりました。ライオンを2セット集めるには 8枚くらい必要ですし、イノシシ 3セットは 7枚くらいは必要になりますが、そのほかの動物の取り方もありますね。
イラスト的には十分手を出す範囲なのですが、箱が大きいことと、プレイ人数が絞られそうな感じなので見送りの方向になる可と思います。
ここからは、新作も一通り出たので、大阪で購入した作品をいくつか。横浜で大箱のゲームはあまり持ち込まないのですが、この流れになったら注目作を持ってきた方がよかったかもしれません。
最初は、JAGAでもプレイした「色眼鏡」をプレイ。4人スタートなので低めのビッドにはなりますが、このゲームの妙となるマイナスカードやめくり順は今回も出ました。
最終的には2人になりましたが、8のビッドが通り、そのままカードをめくっての終了でした。自分のカードはすべて公開する必要があるので、マイナスを残すかどうかは悩ましいですね。プラスの方がビッドでは有利に働きます。
お次は、大阪の新作をプレイ。JAGAでは厳密な意味での新作をプレイしていなかったので。ルールを見る限り、収束制が気になったのですが、ひとまずプレイしてみることに。
4人プレイでしたが、情報開示が難しく、ノーヒントのままというのが多かったですね。収束制の方は、7点先取、0点終了で十分でした。カード的にはもう少し情報開示する価値のあるような効果をつけてもよかったのではと思ったりとか。
偶数人数だとあぶれるプレイヤーがいないので、奇数人数の方がよさそうですね。ダミーを1人入れてもいいのかもしれません。先手番がアクションになっていたりと、他のゲームにはあまり見られない要素もありますね。
その次は、この作品をプレイ。2人用ゲームではあるのですが、多人数要のルールも入っています。カタログが重要なのですが、Essenのカタログがあったのでそれを使ってプレイすることに。親プレイヤーの好みをあてるコミュニケーションゲームです。というよりコミュニケーションツールにかなりよっています。
カタログの適当なページを開いて、マーカーを適当な場所においてプレイするもので、楽しさは用意するカタログがポイントになってきます。細かく書くとルールが簡単に再現できそうなので、詳細は省略します。
ボードゲームのカタログということもあり、いろいろと盛り上がりました。カタログだけではなく写真や画像検索の結果を使う方法も紹介されていますね。
あまりに目を引くコンポーネントだったので、組み立てだけやってみることに。ルールはドイツ語のみだったのでプレイできませんでした。戦隊ものの作品ではありますが、ボード上に合体ロボのパーツをはめるようになっていたりと若干昭和の香りがします。といっても 1994年は平成6年の作品だったりします。
コンポーネントで目を引く作品には最近すっかり出会っていなかったりするので、いい刺激になりました。ルールブックを見る限り、それなりに分量はありそうでした。
最後に、実は横浜では未プレイのこの作品をプレイしました。ゴミのリサイクルをテーマにした競りゲームですが、競り落とせなかった分はペナルティーになってしまう、シビアなゲームです。
序盤はカードの補充がなくまったりとした感じになりましたが、中盤以降手札が増えると壮絶なたたき合いが出てきたりします。ペナルティーがあるので、大きく攻めに行くのはリスキーですが、手札に残ったカードも最終的にはペナルティーになるのでほどよく処分するのが一番ということになります。
高得点のカードを競り落とせましたが、終盤でオーバービッドの大量失点があり 2点届きませんでした。かなり荒っぽい感じの作品ではありますし、シビアなので人は選びそうな感じですね。
今回は、創作ゲームから新作、旧作まで幅広く楽しみました。4月からは本格的な制作期間なのでしばらくお休みでしょうか。
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