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● 横浜ゲーム会 2014年9月 (3回目) ●

 2014年9月28日、作業期間中ですが試したいものがあって横浜ゲーム会に参加しました。今回は3人と言うこともアリいろいろとプレイできています。いつも通りのレポートを。


●ダンジョン ワンダラーズ(仮)

 手始めに、急遽思いついた作品をプレイ。秋のゲームマーケットのポストカードゲームのレギュレーションに併せたものを考えていたら、形になりそうだったので作ってみました。ネタだし1日、構想2時間、セルフテスト1時間という感じです。

 すごろくタイプのゲームで、少しだけ戦略性があるといった感じです。コンポーネントの制限が厳しいので、素材の味を生かすような作りにしています。セルフテストで大丈夫そうな感じだったので、致命的な問題がないかだけ試すことに。

 特に問題なしとのことなので、先に進めることにしましょう。付属品は基本的に遊ぶ方がという感じではあるのですが、余裕があれば、コマとサイコロまで作りたいところですね。

●ファイブ トライブス [play:game]

 お次は、市販の作品から。サウジアラビアを舞台にした、領地取りのゲームですね。駒の配置と能力が特徴的です。

 得点を稼ぐ手段は、交易品を集めたり、土地を確保したり、魔神を召喚したりといろいろですが、どれもそれなりにコストがかかるので、どの方向で稼ぐかが大事ですね。

 他が交易品集めに走ったので、魔神召喚と能力での土地確保を中心に回していくことに。交易品自体は手をつけませんでしたが、その分他の勝利点にかかるところが入手しやすい形になったりとか。

 入手したものをうまく活用する手段を作って、ロスをなくすのがポイントかもしれません。最後は、ほとんどのリソースが得点に変わっての終了で、領地の得点で逃げ切った形でした。交易がないと資金が伸びないと思っていたのですが、品物の購入に資金を使っているので持ち点が思ったよりもあった感じですね。

 要素は多いですが、収束制が早く思ったよりもゲームは早く終わります。複数回プレイすることを前提にした作りなのかもしれませんね。

●ブループリント [play:game]

 重めのゲームのあとは、少し息抜きでダイスゲームをプレイ。といっても、ダイスをとって配置していくゲームです。日本語版が発売されています。

 青写真を見ながら、材質の特長を生かして価値のある建物を作っていくことが目的です。場に出ているダイスをとって建物を建てていきますが、得点効率によっては、青写真を無視して得点を稼いでいくというのもあります。

 特定の条件を満たすと獲得できる偉業で得点を稼ぐか、建物の価値で基本点を稼いでいくかというところが悩ましいところではあります。ダイスゲームらしく欲しい材料の欲しい出目が出るかどうかもポイントになります。

 青写真にどこまで従うかと、偉業を狙っていくかどうかが勝負を分けるところかと思います。短時間でそれなりに悩ましい作品ですね。

●Emperor's Choice

 お次は、テストプレイ中の作品を、3人でプレイしています。3人の場合は思ったよりもさくさくと進みますね。

 序盤での固定資産が少なかったことと、中盤からの得点源が他のプレイヤーと重なってしまったことで、得点が伸びにくい形になりました。強力な人物を久しぶりに活用しましたが、効果調整後はそこまで伸びないという感じですね。

 バランス調整したところがオーバーバランスになって、得点が伸びすぎた間はありますが、3人プレイでも十分楽しめます。なお、5人では 90〜120分かかりますが、3人だと60分くらいで終わりました。

●アウグストゥス [play:game]

 お次は、ローマ帝国をテーマにしたゲームです。突き詰めるとビンゴゲームですが、いろいろな要素が入っています。

 袋からタイルを引いて、対応するもののうち1つを、ミープルで埋めていき、カードのすべてのアイコンが埋まると、その効果が発動されるという感じです。能力や得点はさまざまです。

 そろいにくいカードは強力な効果や高得点に設定されていることが多く、得点の伸びに期待するか、早上がりで、共通ミッションの達成を狙うかという感じになるでしょうか。

 カード2枚くらいの差をつけて、逃げ切れたかと思ったのですが、同効果の高得点カード 2枚のコンボが完成されていて、少し得点が届きませんでした。

 突き詰めるとビンゴゲームですが、カードの組み合わせの妙があったりでそれなりに楽しめる作品です。これも複数回プレイすると雰囲気が変わってくるのかもしれません。

●イスタンブール [play:game]

 最後にプレイしたのは、この作品です。商人を移動させて、移動先のアクションを実行して、宝石をいち早く規定数獲得することを狙うゲームです。これもできることは多いのですが、宝石を獲得できる道筋はいくつかあり、どの方向性で狙うかがポイントになります。

 序盤に特殊能力を集めたときに、うまく材料の余剰ができたので、大きな市場で売却して、資金力にものを言わせるプレイにしました。宝石の獲得/購入は基本的に早い者勝ちで有利なので、いかに空いているところを狙っていくかがポイントです。無料で材料が手に入るマスが強力ですが、ダイス勝負なので安定しないところもあります。

 資金の入手できる機会はそう多くありませんが、資金、材料ともにリソースが厳しめのゲームでいかにロスなく動けるかがポイントのような気がします。ここ最近のトレンドでしょうか。

 資金獲得に失敗して手間取ったものの、宝石2個差からの特殊カードのアクションで逃げ切りました。最大効率での売却が大きかったですね。


 というわけで、3人だったので新作4作品も交えて、かなりボリュームがありました。世界観も、ファンタジー、中東、現代、古代中国、ローマ、東アジアとバラエティーに富んでいました。

 作業シーズン中ですが、遠征とEssenがあるので、テストプレイなどの時間も少しとりたいと思います。


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