トップ > アナログボードゲーム > 雑記
2014年11月2日、前日に作業が無事に終わったので、ゲーム会に参加しました。来週は配信会、その次の週はゲームマーケット当日で、ゆっくり遊ぶ時間がとれなさそうではあったので。
Essen土産のゲームをいろいろと楽しんだので、レポートをお送りしましょう。
手始めに、AEGの社長からの贈り物で Trains の最新版をプレイすることに。原作者も変更の内容は知りません。ルールを読み合わせしながらプレイすることにしました。追加カードが入っていますが、独立型エキスパンションですね。
得点カードは、お金1+1点、つなげた都市数に応じた得点、6点となっています。コストもそれなりに高くなっていますね。マップは、名古屋マップ(Trains初版の得点マップ)、2人用の千葉マップ(原作者が作成)と、2人用の九州マップ(AEG側が作成)という構成です。
新しい要素として、ルートボーナスが入っています。5種類のから人数分がランダムに選ばれて、所定のルートを結ぶと、ただちに得点+自分のターンの好きなタイミングで1回限り使える能力がついてきます。得点もそれなりにあり、能力もちょっとうれしいですね。ルートボーナスは、東京マップ、大阪マップのものも同梱されています。
そして、基本カード以外はすべて新しいカードになっています。手札か捨て札から廃棄物カードを処分できるカードが入ったり、プレイすると廃棄物が出るカードが入ったり、攻撃カードが入ったりと盛りだくさんです。
早速名古屋マップを、新カードでプレイしていました。2コストから使いやすいカードが入っていますが、ゲーム自体は陣取りゲームですね。早々に特急は購入できて、名古屋に侵入はできたものの得点はそこまで伸びませんでした。超高層ビルがないので、お金を貯めるプレイでの得点が少し伸びにくいです。11コストのスタジアムまではそう届かないので。
攻撃カードも面白いですが、自身の効果はそう強くないですね。ルートボーナスは狙いにくいですが、路線だけで得点を獲得できますし、あると便利ですね。
2ゲーム目、東京マップでもプレイしました。路線敷設が2回までできるカードが入っていたり、廃棄物を捨てさせると得点が入る攻撃カードがあったりします。基本セットよりも使いにくいカードも入っていますが、このあたりはバランス調整によるものかもしれません。
新しいカードでも、バリエーションが広がっていいですね。効果が走りそうなカードが多少ありましたが、基本セットでも、制御室とか、資材置場とか強力なカードはありますからね。
The Rising Sunですが、カードテキストの解釈が少し分かれそうな部分があるのが気になりました。基本セットのときは、メンバーで読み合わせて、この手の解釈が分かれそうな部分は極力なくしていたのですが。Engineerのコピー範囲とか、Survayorの無効化できる廃棄物の個数とか(英文の方がわかりやすいはずなのに)ですね。
15:00 を回っていましたが、3時間程度で終わるということで、翌日もお休みということもありプレイしました。ケルンが舞台の 18XX シリーズです。4人までプレイでき、マップはそう広くありません。マップ中央にライン川があり越えられる場所が限られています。
ゲームの特徴としては、初期株式ラウンドで、小規模会社を購入し、後で合併するところと、列車購入のときに、現在の列車1両を半額で下取りに出せることでしょうか。これにより、必要な資金は軽減されます。
小規模会社の列車の買い取りのルールを間違っていたため、一度やり直しましたが、3の時代に入ったばかりなのでそこまでの巻き戻しにはならなかったりとか。小規模会社 5社は、20% 引換券の 4社はいいですが、10% の会社をどう扱うかがポイントですね。個人会社は収益と株式変換になっています。
最初は、資金が余らずに全員で小規模会社を運営。小規模会社の時点でほぼ3列車まで登場します。序盤は、100マルク収入10の株式が購入できるので手が余っても、資金を腐らせないのがポイントですね。
収益が出る個人会社を持っていたので、1社目の設立権がありました。所持金は 400マルクちょっと、80×5株、100×4株で相乗りの2卓でした。さすがに 4列車スタートなので、80より安い価格では事故が起こりますね。100でも相乗りで設立までは進むと踏んだのですが、株数を重視して 80で建てることに。そのラウンドのうちに株は売り切れました。
会社の資金は未公開株からしか入ってこないので、800マルクでやりくりする事態に。4列車で 300マルク、トークンで 40マルクを払うと残りは 460マルク、5列車か 4列車を売って 6列車という感じに。
競争相手が居なかったので、トークンは安全にケルンに。川を渡るコストは、小規模会社に払ってもらいました。後は基本的に配当を言い続ける会社になると思っていました。4列車だと収益は 140くらいで小規模会社とあまり変わりません。
合併は、小規模会社をギリギリまで生かしたかったので拒否できるところまで拒否、次の株式で会社が建ったタイミングで合併が発動。そのときには資金で、合併先の会社をちょうど 20%購入できたので、株式がかなりいい形に。
初期株価が高く、即座に列車が走り配当が出るので、1ラウンド早く設立した会社よりも、株価は高くなります。ここの資金が捻出できたのが大きかったでしょうか。この会社は 50-40-10の持ち方になっていたので、即座に売り切れ、会社に資金があったので、5列車2両の会社に成長しました。
この時点でもう1社も強制合併が発動。4+6列車の形に。他に設立した会社も 1000マルク建てなので、4+6列車でトークン1個まで置ける形になりました。こちらは1ターン早く設立したものの、4+5列車の形がとれず、6列車に転換。8+x列車を出されると事故が起こるというのはあります。
最後の会社は、もう1ラウンド遅く設立しましたが、現金で 500マルクが出せず、70建てで 4+4 の形に。他のプレイヤーは持ち株制限で会社が建てられない形になっていました。ここで 8+x列車が出ていたら展開が変わっていたかもしれません。
この展開になると、トークン代が出せる会社がなく、路線の自由度が高く、4列車も生き残る形に。各社の配当は 290〜460程度でした。最初に合併した会社が、株売りもなく、株価で走り出している感じでした。
最終株式ラウンドで、売られた株の扱いで悩ましい入れ替え戦が始まることに。中位株同士で、6列車と4+6列車で配当金が 200弱くらい差が出るところで、社長株持ちの自株が売られる展開に。相手の株を拾った方が収益が出るのですが、売るタイミングを誤ると社長を乗っ取られる場面に。
結局、様子見をして、株を売られて社長が入れ替わることがないことを確認してから、最後の1株を自株売りで拾うことに。結局、入れ替えないと、同じことをされるだけなので、収益差だけを見ることに。オペレーションラウンドは、ギリギリで資金が尽きて銀行破産でのゲーム終了。
計算すると、トップから3位が 2700マルク台で、30マルクずつの差でした。中盤の株数差と高位株を持っていたことが直接の勝因でした。最後の入れ替え戦は、社長株をとられても、入れ替えずでも配当金で逆転されていました。
比較的シンプルですが、短時間で楽しい展開でした。下取りルールがあるので 4列車もかなり強いですね。もちろん 8+x が出るとゲームが大きく変わると思います。
というわけで、Essen土産は鉄道ゲーム三昧になりました。次はゲームマーケット明けでしょうか。
トップ > アナログボードゲーム > 雑記