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● 横浜ゲーム会 2014年11月 (2回目) ●

 2014年11月23日、ゲームマーケット明け最初の横浜ゲーム会でした。3連休の中日で前日も JAGAはありましたが、こちらは完全に購入品のプレイという感じになっています。ゲーム数が多かったので、1週遅れのレポートです。


●海底探検 [play:game]

 手始めはゲームマーケットの新作から。気になっていたのですが、情報が足りず購入していませんでした。

 文字通り海底探検のゲームではあるのですが、全員共通の空気がなくならないうちに探検を澄ませて財宝を獲得するのが目的です。広義のバースト系げーむでしょうか。

 深いところに行くほど高得点のお宝があるのですが、ダイス目に翻弄されやすいのが特徴です。他のプレイヤーのいるマスはスキップされるので団体行動がお得です。逆にはぐれると一気に動きにくくなります。

 財宝と空気と移動のルールがよくできており、財宝をいっぱい持つと移動にペナルティーがあり、動けないこともあります。また、空気を消費するようになるので、帰還しやすさに影響します。逆に言うと、ゴール手前でわざと財宝を抱えて空気を使い切るということもできたりします。帰還できなかったり、あっさり帰還してしまうリスクはありますが。

 見た目よりも持ち帰りにくいという印象はありますが、何回かプレイするとこのあたりまでは行けそうというのが見えてくるようになります。深いところの方が得点が高く、2ラウンド目からは獲得した財宝のマスが埋まるので、徐々に得点も高くなっていきます。

 比較的短時間の作品ですが、システムとルールとバランスがマッチしていていいですね。

●ひつじとどろぼう [play:game]

 お次は、事前予約で 170個を超えたこの作品から。秋のゲームマーケットの新作ですね。ドラフトでカードを獲得し、道をつなげていくゲームです。

 特に選択肢が少ない、1ラウンド目のドラフトは重要で、方向性が大きく決まります。村に道を延ばすことと、川をつなげることが大きな得点源で、ひつじは微調整という感じでしょうか。

 最終的には、プレイ順でのひつじ数差で勝負がつきましたが、使いやすいカードと使いにくいカードが大きく分かれているという印象がありました。

●ヴェルサイユ [BGG]

 お次は、テンデイズゲームズから販売された作品ですね。ヴェルサイユ宮殿建築がテーマのゲームです。ワーカープレイスメントのようなロンデルのような独特なアクションが特徴です。

 コマの移動先のアクションを行うのですが、移動先のコマ数に応じてアクションが強化されていきます。なので、やりたいアクションがいいタイミングでできるかどうかは計画性を要求されます。

 得点源は主にヴェルサイユ宮殿の建設なのですが、見た目以上に建設条件がタイトで、内装と外装を矛盾なく合わせる必要があります。初見だとここの条件のきつさに気づきにくいかもしれません。装飾品も数に制限があり、これもタイトな要因の一つになります。

 コマ数を増やすことが、アクション数を増やすこととイコールではないので、あえて初期のコマ数だけでこなしていくというのもポイントかもしれません。最終的には1手差で3点差という感じでした。

●MAYOR

 前日に引き続きプレイしています。先週レポートしたのでゲームの内容は省略しましょうか。

 今回は、通常モードでのシナリオですが、イベントの支持率ダウンはそれなりにありましたね。アクションに直接影響するイベントはほとんどなかったのですが、3日目と4日目の行動が運命を分けることに。大票田での動員ができなくなって、少し攻略難度が上がった感じになりました。

 今回のポイントは 5日目の候補者演説でしょう。候補者役のプレイヤーが、政策 1つについて実際に演説してもらい、50秒から60秒の範囲で収めれば、支持率が 2倍になるアクションです。勝負を分けることにもなります。ここを 59.8秒で成功させて、支持基盤が1つ増えた感じになりました。

 最終開票結果ですが、70%越えの得票率で圧勝でした。後で計算したところ、投票率が最悪のケースでも 50%以下にならない、出口調査で当選確実のパターンのようでした。

 ゲーム上1地区は支持率が低い状態になるのですが、大票田も 50% まで届いていませんでした。人口が多いのでここの支持率が低いとゲームを大きく分けることになるのですが、30% は超えていたので、そこまで被害が大きくならなかったのはありますね。あとは、人口の多い地区で支持率を 100% にしていたのが大きかったようです。

●コバンいただき

 お次も、秋の新作をプレイ。トリックテイキングのような感じの競りゲームです。得点カード(マイナスもあり)の獲得はメイフォローのトリックテイキングですが、支持を得るために競りをする感じになります。多数派に入れば、一番大きな数字を出したプレイヤーが得点カードを獲得し、競りをした金額を分配します。

 相場観がわかりにくいのと、両替が制限されているので、最初の競りが非常に難しいですね。マイナスがある場合も考えてなのですが、カードの情報を知らないとリスクが大きかったりとか。

 今回はほとんどマイナスが出ず、多数派をとったプレイヤーがそのまま浮いた感じになりました。手札の状況にもよりますが、競りゲームなので、もっと操作が入るような感じになるのかもしれません。

●海底探検 [play:game]

 最後に、再びこのゲームをプレイしました。前回は 4人、今回は 6人でしたが、人数が多くなれてくると財宝が取り尽くされそうになりますね。最終ラウンドは下手をすると高得点の財宝がとれない可能性も出てきます。とはいえ、人数幅もそれなりに広いゲームのように感じました。


 今回は、ゲームマーケットの購入品をプレイする感じになりました。たまには新作を集中してプレイするのもいいですね。


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