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2015年5月24日、今回も横浜ゲーム会に参加しました。まだテストプレイシーズンではないので、新作を中心にいろいろとプレイしています。今回もレポートをお送りしましょう。
手始めにプレイしたのは、ゲームマーケットの新作から。話題になっていたので気になっていました。
カード配置系のゲームですが、木の枝を伸ばしていき、根っこに向かって同じ要素をたどって得点を稼いでいくという感じです。自分の木にも他人の木にも配置できるのと、得点を取り過ぎると枝が折れてしまうのがポイントです。
一見したところ、要素の多い枝をいかに獲得して得点を稼げるかと、流れに乗ることができるかのゲームのように見えたのですが、目的カードのボーナスも意外と多く、達成するためにはあえて枝を散らしておくということも必要になってきます。
枝の引きはよくなかったものの、目的カードだけで僅差までもつれ込んだので、そのようなバランスになっているように感じました。見た目もきれいでシンプルな作品だと思いました。
お次は、来月の課題作品ということで、プレイしてみることに。5人でプレイしています。文明の発展をテーマにした戦略ゲームですね。カードをプレイして効果を発揮していくタイプですが、文化や軍事のレベルが上がるといろいろな特典があります。
直接攻撃もできたりするゲームではありますが、行動に時間がかかるので、方向性は大事ですね。文明を発展させる、モニュメントで特殊効果を獲得する、指導者カードの条件を満たし得点を獲得するなどいろいろな方向はあります。プレイ順が得点によるのと、先行するとなかなか得点が詰まらず、行動順が全然上がらないということもあります。
最初のラウンドで、軍事と文化を伸ばして得点を獲得する指導者が出たので、特殊効果をうまく使ってギリギリ達成。ここの得点と、文化の伸びで、最終ラウンドまでずっとリードを保つ展開に。2アクションが早めに使えるのは大きいですね。
とはいえ、プレイ順が 2ラウンド目からずっと最下位ということもあり、モニュメントはほとんどとれず、追加の特典手段があまりない展開に。とはいえ文化と軍事は最高レベルまで伸びてボーナスポイントがついています。
最終結果は、最後の指導者で達成できないものが出てきて、5点を取りこぼしての 4点差の決着でした。軍事の対抗で変わっていたかもしれませんし、あと1ターン軍事介入が遅れていたら、そのまま逃げ切りの展開のようでした。
その次は、春の新作のこの作品を。といっても、以前に出ていた作品のリテーマですね。2013年の横浜ゲーム会でプレイしていました。クトゥルフ神話がテーマになっていますが、得点の入り方はこのテーマにもマッチしています。
プレイ感覚は変わらず、ギリギリプラス点になるようなバランスなので、振り切れてマイナスに走ることも必要かもしれません。今回は高得点カードが全くないという情報があったのですが、逃げ切れずに-3点で終了。全員がマイナス点のため、マイナス最大のプレイヤーが勝利しています。こういうときの切り札 17 は強いですね。
コンポーネントは格段によくなっていますが、カードが若干見づらくなっているのが気になりました。数字も 6 と 9 が同時に出たときに見間違えやすいようです。
さらに次は、一般流通の新作から。これも評判がいいゲームなので気になっていました。カカオ農園をテーマにしたゲームで、カカオを売却したり、水を運んだり、金鉱を掘ったりして得点を稼いでいきます。タイル配置のゲームです。
プレイヤーボードとタイルを見ただけで、どのくらい力を入れたらよいかが分かるようなシンプルな作りになっています。カカオをいい値段で売却するのがメインの流れですが、タイルを再配置できる太陽石の効果もあるので、より強い効果のタイルのまわりにいかに配置できるかもポイントです。
神殿の得点をとらず、カカオを高い値段で売却することに注力しましたが、ギリギリで逃げ切った形になりました。タイルによってどのくらいの得点が入るかがある程度計算できるのでそのあたりも加味しながらがいいでしょうか。神殿をうっかり獲得できるのが最大効率ですが、カカオの売却はメインの得点手段になりますね。水運びは少し力を入れるか走りきるかですね。
古き良きドイツゲームのような感じがして、ステップアップにはちょうどいい作品かと思います。ものすごい派手さはないですが、基本的な要素が押さえられている作品ですね。
最後にプレイしたのは、これも少し話題になった作品です。材料カードを引いて、自分のレシピを完成させるセットコレクションのゲームです。
どんなゲームかと思ったのですが、思ったよりも単純なルールでした。麻雀のように上がりを目指していく感じというのが一番わかりやすいですね。レシピと必要食材はプレイヤーによって違いますが、相手から食材を獲得したときをヒントに、必要なものを止めるという戦略もとれるかと思います。
対象年齢は 4歳以上で、かなりシンプルですが、プリミティブな楽しさはありますね。
今回は、課題作品と新作をいろいろとプレイできました。やはり新しい作品の触れる機会は必要ですね。
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