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● 横浜ゲーム会 2016年4月 ●

 2016年4月3日、今回は 6人でのゲーム会でした。ここ最近は多人数ゲームが少ないので、久しぶりに鉄道ゲームをということで、1作品のみのプレイです。ルールの誤りがあったので、参考程度にレポートを。


●1856 [play:game]

 今回は、1856をプレイしました。カナダを舞台とした 18XX シリーズの作品ですね。

 1830とのルール差分でプレイしましたが、設立株数のルールが間違っていたので、参考プレイになりました。現在の列車数×10%が設立条件になりますが、60%設立でプレイしていたので。

 最近の 18XX をプレイしていると、半配当があったり、未公開株の配当は会社に入ったりしますが、こちらは一切そのような要素がありません。さらに、列車の価格も 1830 比較で 25%くらい高いです。

 序盤は 2社しか登場せず、中盤まで 5社しか出なかったので、列車が全く動かない状態が続きました。2列車 6両、3列車 5両、4列車 4両、5列車 3両、6列車 2両、後は D列車と続きます。5社で 4列車が出た時点で他の会社の資金にゆとりがなく、4列車の1両目でゲームがぴったりと止まりました。

 緑の時代でゲームが終わると思ったので、ゲームを動かしたのですが、やはり動かしたら負けの展開でした。どうやっても 4列車を購入した会社が、D列車をつかまされることになるので、国鉄に吸収させるしかなかったという感じでした。

 最終的には D列車が走りきって派手な収益が出ての終了でしたが、列車の値段の高さと、資金の少なさがあるので、1社はフィーダーラインにしたほうがいいのかもしれません。

 ルールの違い、序盤は 20% で会社は設立しますが、資金は未公開株が買われた分、5列車が出る前に設立した会社は、目的地に着かない限りは 50%までしか払い出されません。あとは、公開価格分しか資金が入らないので、やはり資金不足になるのです。

 ゲームが止まる要因は、目的地のルールもあって、OOタイルも十分な数がなく、緑タイルは意外と外に出られないので、後発会社は 50%分の現金しか出ないことが多いのです。

 3列車は $225、4列車は $350、5列車は $550 と、1830よりも 2割ほど高く、3-4という持ち方をすると、最大の資金を持っても 5列車の資金が足りません。あとは、5株分の資金しかないと 4-5という買い方ができません。

 5列車と、6列車の合計は 5両、6列車の 1つ目が出たら D列車を出すこともできるので、下手をすると 4社しか許されない状態になります。4 から Dの転換は $750 なので、無配当1回で D列車の改造ができる計算なので、新規設立の 6社目以降は、4とDをつかまされる可能性が出てきます。

 基本的にこうなると、4列車の $350 がそのまま損失になるので、動いたら負けの状態になります。これを防ぐために借金をして国鉄に合併させるというのが手かもしれません。わざと借金をして、国鉄を引っ張り出すのはありますが、$65の4株設立でも、株価的には少し微妙ですね。1株あたり $30の損失は出るので。

 ちなみに、国鉄に列車なしの状態の場合は、D列車が貸与されますが、株価は下がらないものの、配当も出ない模様です。国鉄株も未公開であれば、資金は流れ込みそうな気がします。

 ルールの違いがなければ、もう少し序盤から会社が出ることにはなりますが、2-2 でも $200、2-3 だと $325 かかるので、資金繰りは全体的に厳しいですね。時間がかかる前提で無配当を出すか、2社目をフィーダーラインに使うかという感じでしょうか。

 プレイ時間は 7時間ほどでした。昔の 18XX という感じで、難しい感じではありますね。個人的には、4列車の立ち上がりの遅さが気になりました。


 久しぶりの長時間ゲームでした。テストプレイ、新作ラッシュの合間で、たまにはこういうのもいいですね。


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