トップ > アナログボードゲーム > 雑記
2016年10月2日、先週に引き続き横浜ゲーム会が開催されました。同日に「東京ボードゲームコレクション」があったり、ゲームマーケットの作戦会議がしたかったりで、ダブルヘッダーで参加しました。
ゲームマーケットは、今回の運営の打ち合わせを。直前に委託先を変更するなどがあったので、そのあたりの整理もしたりとか。今回は前回までと少し変わるので、ご注意ください。
テストプレイ期間の終盤戦ということで、そのあたりが中心ですね。レポートをお送りしましょう。カタログ原稿の提出があったので、ここからはタイトルをオープンします。
まず最初は、秋のゲームマーケットに出るかもしれない OKAZU brand の新作です。協力型のカードゲームです。全員協力でルールに従いカードを配置するゲームで、すべてのカードを置ききったら勝利というゲームです。
ゲームの特徴は、手札からの役割分担と、誰がどのようにプレイするかですね。持っているカードの種類と枚数までは相談可能ですが、具体的な数字は出せません。1ラウンドで誰が何を出すかの相談が入るので独特の雰囲気はありますね。
5人で多少手札の枚数が少なくなりましたが、プレイヤー側の勝利で完了しました。カードイラストも入る予定とのことで、どのようになっているか楽しみです。
お次は、うっかり本圃の新作です。これも、かなりテストプレイしていましたが、タイトルが出るのは初めてですね。今回は OKAZU brand 側での委託ですのでご注意を。
ゲーム自体はタイトルの通り、トリックテイキングとシティービルドが合わさった、不思議な感覚なゲームです。トリックをとると、建設する建物がある程度選べます。建物の配置によって得点が変わるので、いかにうまく配置できるかというところはあります。
トリックテイキングではありますが、それなりに時間がかかります。不思議な感覚のテーマ融合なので、なかなか文章では紹介しにくいところはありますね。
その次は、自分の秋向けの作品を。7と13も大事なギャンブル系のゲームです。
配られたカードのうち 2枚で役を作り、一番強い役を作ったプレイヤーがポットを獲得します。7 と 13 の役はポットを獲得する前に、ポットから分け前を取る権利が与えられるので、そのあたりも大事になります。
ゲームに参加すると支払いがあるのと、勝利するごとにアンティも参加費も上がるので、だんだん、参加の判断がシビアになってきます。強い役のペアができる「J」とそれをコピーできる「1」の存在と、同じ強さの役はキャンセルされるので、そのあたりが悩ましいところではあります。
今回は、5人10ラウンドで、最終ラウンドまで 0勝のプレイヤーがいましたが、最後の勝利であわや逆転の場面までありました。
チップを使うギャンブル系のゲームは「ブーレイ」や「ツインズ」が好きだったりするので、一度作りたかったのですが、バリエーションではなく、それだけの作品で作るのは初めてではあります。
ちなみに、今回のカード構成には少し裏話があります。このあたりは、デザイナーズノートにでも。
最後にプレイしたのは、OKAZU brand の秋の新作「ジャングリラ」です。ジャングルを舞台に探索をして、いろいろな能力を獲得して移籍を目指すダイスゲームです。
ダイスゲームではあるのですが、振り直しの選択や、特定の出目でたまってくる書状をつかってゲームを有利に進めるのがポイントになります。探索ということで、双六的な要素もありますが、最終地点の遺跡にたどり着くことも得点源になるので、うまいタイミングでのゴールも必要です。
5人プレイの場合は、探索できるポイントが若干混雑するので、効率も大事になってきます。最終的に得点を獲得するゲームなので、能力を獲得してもそれだけで終わってしまうこともあり、悩ましいところですね。
今回は、まさにそのような展開になりました。能力を過剰に獲得すると、その分のリソースがかかったりしますね。最終ターンで一気に 10点以上増えるダイスゲームらしい展開になったりとか。
ダイスゲームですが、悩ましい要素も随所に入っており、作者らしい作品に仕上がっていると思います。
東京ボードゲームコレクション、トレインフェスティバル、横浜ゲーム会と、かなりの過密スケジュールでしたが、現地から急行した甲斐はありましたね。次の週は遠征、その次は Essenウィークなので、ゲーム会はしばらくお休みでしょうか。
トップ > アナログボードゲーム > 雑記