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2016年10月22日、横浜は先週のみお休みでしたが、こちらは 3連休で大阪遠征に出ていたので、久しぶりの横浜になりました。
テストプレイ期間完了と、Essen直後ということで、ハンドキャリーできたゲームをプレイしてみることに。ほとんど日本語訳なしなので、英文素読みでやっています。18XXシリーズをプレイするときと、Essen直後くらいですね。
手始めはプレイしたかった作品ができました。「ダンジョン オブ マンダム」の海外版の続編です。日本では版権がオインクゲームズにあるので、契約上出てこないと思われる作品です。
前作 Welcome to the Dungeon は、「ダンジョン オブ マンダム」に加えて 3人のキャラクターが増え、装備品の違う 4人のキャラクターからの選択ですが、今回は完全に新しいキャラクター 4人が増えました。あとは、特殊なモンスターがデッキに 2枚追加されます。
ゲームのルール自体は原作のままです。続編とのことでキャラクターのアイテムは、変則的な効果が多いですね。ダメージを 2点減らしたり、ヴァンパイアを倒した上でHPを回復など、各キャラクターにキーアイテムがあり、それをどうするかですね。
特殊なモンスターは、ランダムに入った 2枚を、ゲーム中常に使う感じです。効果がばらつくので単純なカウンティングだけでは行かない展開になりやすいですね。
アイテムによって、生存率もかなり高く、ゲーム中の成績は 4勝 6敗でした。生存パターンで逃げ切ったり、2体目のモンスター無効で助かったり、ヴァンパイアの回復で逃げ切ったりもあります。
情報量が多いモンスターも出てきますね。特殊モンスターはゼラチンキューブと協力者の2枚でしたが、後者は次のモンスターを倒すという効果で、ドラゴンの上に置かれるファインプレーがありました。これにより、このゲームでは珍しい 2勝でのゲーム終了でした。
バリエーションは増えましたが、前作同様、少しルールの表記不足が気になります。また、BGGフォーラムによると、言語間の誤訳もあるようです。
NinjaのSmoke Bombは使い捨てではないので、選択式で効果使用時にSmoke Bomb以外の装備品を1つ失うという解釈でしょうか。HPを増やすアイテムを失った場合は、その分HPが減ります。
Necromancer の Posession Scroll はフランス語から英語で誤訳があったようです。モンスター1体を倒し、「そのモンスターの強さをHPに加算する」ではなく、「HPがそのモンスターの強さの値になる」のようです。
Bard の Lucky Coinは BGGのフォーラムでは、「次のモンスター」の処理の前に、他の装備品(Charming FluteやDancing Blade)の効果を割り込めるようですが、少し強いような気もしますし、感覚的に複雑になりすぎる気がします。
お次は、日本語化されたタイトルをプレイ。イベリア半島を舞台にした「パンデミック」です。
この時代はヘリコプターでの移動はなく、鉄道敷設でのショートカットが大事になってきます。序盤に移動基盤を作って、中盤のイベント群を乗り切るという感じですね。
特殊アクションがある程度たまっていたこともあり、序盤、中盤のアウトブレイクの危機を2回乗り切りました。カードの交換が少しシビアなので、それも含めたアクションが重要になってきます。
基本ルールでプレイしましたが、ターンの猶予は 1ターンしかありませんでした。アウトブレイクは 2回なのでそちらは余裕はありましたが。
病原菌の種類によって効果が強くなったり、エピデミックの枚数が増えたりと、難度を上げることはできますが、このあたりはプレイ環境によってという感じでしょうか。路線敷設は楽しいですね。
その次は、フリーゼの英語版タイトルを。アークライトから「フッチカート」で日本語版が出るようです。不思議な感じのカードゲームです。
手札をなくしたプレイヤーが勝利するのですが、手札を減らすためには、プレイしたカードを1巡生き残らせる必要があります。より強いカードを出されると、捨て札になった上でカードを補充します。このあたりは「アブルクセン」に近いですが、少しひねりがあります。
すでにプレイされたカードと同じ数値のカードを出すとそれらをまとめて1つのカードと扱います。数値が大きくなるので、防御力も上がりますし、生き残りチェックのタイミングも派早まります。5の2枚は 10として扱うので、11以上でないと勝てないというあたりは「アンリミテッド富豪」もちょっと感じます。
数値の低いカードが多いので、どこでうまく合わせてカードを処理するかと、強いカードをどこで使うかがポイントになりそうです。不思議な感覚のカードゲームですね。
その次にプレイしたのは、この作品です。文字通り白いブランクダイスが入っています。デッキビルド風のダイスゲームです。
中央の場にカードが何枚か置かれていて、初期としてその中からマークをブランクダイスのどこかの面に書き込みます。これにより出目が効果を獲得します。最終的には規定点を獲得した時点でゲームセット、最も得点の高いプレイヤーが勝利します。
書き込めるマークは、ゲーム中の場のカードによりますが、得点を加算するマークや、マークを書き込んだり消したりできるマークなどがあります。マークは相手にも書き込めるので直接攻撃の要素もありますね。
3点と-2点のマークをそれぞれの面に書く効果と、マークを消す効果で、-2だけ消すことで、安全の得点を獲得できたりします。目をかいた時点で、先に得点を獲得するものの、その目を振ると原点になる効果もあります。ダイスゲームではありますが、組み合わせは大事ですね。
出遅れたプレイヤーが 3点のゾロ目で一気に追いついたりとか、足の引っ張り合いがあったりとかがありましたが、最後は出目とジャンクフードでの得点で逃げ切りました。
素読みするにはかなりの分量のあるルールブックと、TCG的な効果があるので、快適なプレイには日本語化は必須でしょうか。ホワイトボードマーカーで書き込むので手が汚れたり、マーカーがなかなか消えにくかったりとかで、コンポーネントはあまりよくありません。
ただ、これまでにないタイプのゲームではあるので、プレイアビリティがよくなれば化けるかもしれませんね。いろいろな意味で問題作でした。楽しくはありますね。
その次は D&D シリーズのボードゲームで、魔法書と呪文をテーマにしたゲームです。名前は英語のじゃんけん、Rock Paper Scissors のもじりですね。
呪文書の中から1つ呪文を選び、ターゲットを選び、同時公開して呪文を解決するというゲームですが、呪文書には手の形が書かれており、その形に手をターゲットに向けることでアクションを示します。
効果自体は、直接攻撃も入っていますし、トップをたたく系のゲームではあるのですが、同時アクションなので紛れはあります。悩ましいですが、最終的にはじゃんけんになりますね。
差がつきにくいゲームではあるので、ある程度の駆け引きはありますね。コンポーネント的には、魔法の数値とターゲットを選ぶカードを使えばできるのですが、そこをあえていろいろな形の手を出させるあたりが雰囲気が出ていますね。
久しぶりにアメリトラッシュの作品煮であった気がします。
さらに、プレイしたのは、こちらの紙ペンダイスゲームです。
ダイスを振って出た目のカテゴリーを使って、紙に数値を書き込みます。数値のダイスを複数とった場合は、合計数を記入することができますが、使ったダイスの数だけはマスを埋める必要があり、無効の「×」のを書き込む必要があります。
タイトルの Starは星の目を表します。このゲーム星の目がある特殊ダイスで、星をマスに埋めることで得点倍増のチャンスがあります。ただし、星を埋めきらないとその列の得点は 0点になります。
どの列で稼ぐかが重要になりますね。得点倍増はある程度狙いたいので、星の目は頻繁に書き込む必要があるかもしれませんね。3列目のボーナスポイントで大量得点が入って 13点差で逃げ切りました。
独特の感覚はありますが、紙ペンダイスゲームですね。どの場所で得点を稼ぐかがポイントになりますが、ラウンドの長さにはある程度の範囲があるので「クラウン」に近いプレイ感覚はありますね。
最後にプレイしたのは、新作と思ったら 2014年の作品の作品でした。条件を満たすようにカードプレイしていき、出せなくなったら脱落する生き残りゲームです。
場のカードの組み合わせで、現状のルールで他のどのプレイヤーよりも強い状態を作ります。役が作れなければ、ルールを変えることもできます。いかにカードを消費せず、いかにうまく勝利の条件を満たすことができるかがポイントですね。
他のプレイヤーのカード状況に大きく左右されるのと、手札でどうしようもないときはどうにもならないのですが、うまく有利な状況に誘い込めるかがポイントですね。
というわけで、久しぶりの新作ラッシュでした。英文素読みは、18XXシリーズをプレイするか、直輸入の新作をプレイするときにしかないので、たまにはいいですね。来週は作業のためお休み。そろそろ作業シーズンに入るので、回数は減るものと思います。
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