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2017年5月28日、久しぶりに横浜ゲーム会に参加してきました。ゲームマーケット明けということで、新作を中心にプレイしています。いつも通りダイジェストをお送りしましょう。
最初にプレイしたのは、メビウス便の新作から。人数が途中で増える兼ね合いもあり、4人でプレイできるものを選んでいます。
庭園を造っていき、同じ種類の建物をつなげていくのが目的の、入札、タイル配置系、マジョリティ系のゲームです。手札に配られたカードを同時公開し、数字の小さい順にタイルを獲得し、配置していきます。
それぞれの種類ごとに、連続する建物が最多のプレイヤーにボーナス得点が、プレイヤーごとに、連続する建物が多いものが得点になるため、どれをとって、どれを諦めるかがポイントになります。
要素自体はシンプルですが、獲得するタイルの並び順がランダムなので、数字の大小はそこまで影響しません。とはいえ、一番大きな数字と一番小さな数字は狙ってとれるので有利ではありますね。
最終得点にしかならない土地を避けるプレイをしていましたが、2種類目の建物が安定せずに、平たくなってしまい、得点が伸びませんでした。適度に諦める必要があるのと、多くを狙いすぎないのがいいのかもしれません。得点の対象にならない土地は、最終的には無駄になるので。
未プレイの「キングドミノ」や「本州」に近い感じのゲームではありますが、ドイツゲームよりの調整が入っているような気がしました。
お次は、ゲームマーケットの新作から。東京の観光地をいかに効率よく巡るかを競う、タイル配置のゲームですね。
浅草、お台場、六本木などの目的地が書かれたカードをランダムに使用し、スタート地点と、5つの目的地を決めます。すべての目的地に到着したら勝利というシンプルな感じです。
各プレイヤーに 2枚のタイルが配られ、道はタイル配置でおいていくのですが、つながっている場所は1回の移動で一気に到達できるのがポイントです。手数の関係があるので、他のプレイヤーと同じ道が使えるのが有利ですね。
妨害とその対策として、タイルの除去と、タイルの回転があります。これでうまく手数をコントロールする必要も終盤に出てきます。
目的地が東側によったこともあり、4つ目の目的地まではスムーズに到着。最後の1つですが、さすがに他のプレイヤーから妨害が入ります。1ターンでゴールできないような形になったので、微妙な距離関係で待つことに。勝負に出たプレイヤーからの相乗りで決着がつきました。
目的地が 2つ差になると逆転が厳しいですね。他のプレイヤーに絡まないと厳しいかもしれません。このあたりは、目的地の到着数で移動力が変わると面白くなるのでは、とのコメントもありました。
タイル配置と移動の関係は「一番線で行こう」を思い出しました。こちらは、移動がダイスなのと、一気に次の目的地まで移動できるので、逆転要素もあります。
マップ的には、非常に面白い作りになっていて、隅田川の水上バスや、皇居と御用地の立ち入り禁止、東京湾のマスがうまく効いています。
ここまでは、4人で。リアルタイムの協力型のゲームです。隕石が落ちてくる前に、ロケットを発射して破壊するのが目的です。
隕石は全部で 8つ、耐久力や能力が設定されており、耐久力を超えるダメージを与えると、悪い影響があります。制限時間は 5分間、1分の砂時計が 5つついてきます。
協力型ゲームということですが、通信基地を作らないと会話できません。ロケットを発射させたり、施設を建設するのにカードが必要ですが、枚数が比較的少なく、同種4枚か、異なる種類4枚でリセットをかけると 5枚配られて 1枚増える。1分経過ごとに、各プレイヤーにわずかに配られるというだけです。
ルールの解釈が必要なものがあり、最初は少し時間がかかります。迷っているなら動いた方がいいのが、リアルタイム制のゲームの特徴です。1ゲーム目は、かなり隕石が残っての終了。2ゲーム目はあと2つまで来ました。3ゲーム目にようやくクリアしました。
カードを補充する手段と、いかにうまくリセットをかけるかがポイントでしょうか。テクニカルな部分がいくつかあるので、最初からのクリアは難しいかもしれません。
ここからは 5人で。ゲームマーケットの新作です。ペリーに来られないように、うまくカードを配置していきます。リバーシのように挟み込んで一気に勢力を変えることもできます。
5人でプレイしましたが、毎ラウンドに決算が発生するので、最初は防御に走るのがポイントでしょうか。1ラウンドでいきなり目標点で終了したので、もう少しプレイできてもよかったりとか。人数は少ない方がいいのと、複数人で妨害されると取り返しがつかなさそうな気がしました。
その次は、気になっていた「テラフォーミング マーズ」をプレイしました。カードドリブンに近い感じのゲームです。条件に合い、必要なコストを支払いカードをプレイして、効果を発揮させ、火星を地球化させていきます。
最初に、カードと会社が配られ、そこから選んでいくのですが、相性の良し悪しはあるものの、ひどいコンボはなさそうな感じでした。カードを残すのにコストがかかるので、序盤の資金繰りはかなり大変です。どこまで後に残すかがポイントでしょうか。
緑化しやすい会社を選んだこともあり、酸素濃度が一気に上がっていく展開に。このゲーム、テラフォーミングに貢献すると得点がもらえ、基本収入に影響しますが、十分にテラフォーミングするともらえなくなります。
カードプレイの条件がきついのは、効果が強いですね。自分の会社とあったカードは強力ですね。緑地化はほぼ特化していたこともあり、妨害を受けて伸びなさそうな感じでしたが、思ったよりも得点が伸びていました。都市配置をどこかのタイミングで入れられればよりよかったかもしれません。
プレイ時間は 2時間30分程度、ボリュームはありますが、評判がいいのは納得のゲームでした。
その次は、ようやくプレイできたゲームマーケットの新作です。各プレイヤーに配られたキャラクターをうまい順番で出していき、モンスターにとどめを刺すことを目指すゲームです。
ダメージが小さいカードほど先に、ダメージが大きいカードほど後に動くので、特に中盤以降のカードプレイは重要になってきます。5人は人数が多く、ブレ幅が大きい感じはします。
最初から連続で得点が入り、逆転が難しい状態になりました。このあたりは、得点というより、2点先取で終了、など終了条件を変えるといいのではとのアイデアも出ました。
モンスターの能力は、カードをしっかりと読む必要があるのと、特殊効果のテキストが少し多いゲームですが、軽い感じで楽しめるのではと思います。
なお、プレイ中に議論になったところは、作者に確認しました。トドメ判定の底力と討伐の処理は、それぞれ、固定体力と総体力「ちょうど」の累積ダメージでも発生します。テキストには「超える」とあるので、ちょうどの時にどうするかが議論になりました。
お次は、テストプレイ案件があったので、やってみました。
詳細は、公開されてからにしようと思いますが、トリックテイキングに近い感じのゲームです。ルールの記載でトリックテイキングでないような書き方ができそうですね。失点を避けるタイプのゲームです。
手札がどうしようもないときに、どう処理できるかと、最終手番のコントロールを活かす感じのゲームでしょうか。それなりにコントロールできるような気がするゲームなので、プレイ感としてはよさそうです。
最後に、バネストの新作から。こちらも、リアルタイムで協力型のダイスゲームです。全員で協力して特定の出目の組み合わせで爆弾を解除していくゲームです。
こちらは、別途アプリなどで時間管理をしてプレイします。どのサイコロを撮るかが議論のポイントで、自由に会話はできますが、迷うなら必要なものをまず取った方がよさそうです。難度の高いカードが重なると非常に厳しいというのもポイントでしょうか。
1回目は 2枚ほどカードが残りましたが、2回目は 10分の制限時間に対し、2分20秒を残してのクリアでした。
こちらは、目に見えて効果がわかりやすいのと、議論しすぎるとかえってよくないのがポイントで面白いアプローチだと思いました。
というわけで、今回は新作とテストプレイという感じでした。しばらくはインプットの期間でしょうか。
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