トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 横浜ゲーム会 2017年6月 ●

 2017年6月4日、先週に引き続き横浜ゲーム会に参加してきました。新作とテストプレイ案件があります。というわけで、いつも通りレポートを。


●マジックメイズ [play:game]

 手始めに、こちらの新作をプレイ。リアルタイム協力型のゲームです。最近の流行ですね。

 タイトルの通り、4人の冒険者を動かして、迷宮を探索し、アイテムを獲得してから、脱出するという感じです。プレイヤーごとにできるアクションが決まっており、基本は会話ができない代わりに、気づいてほしい場合はマーカーを置くという感じです。

 4人と5人でプレイしていますが、人数が少ない方が担当するアクションが多いので難度が上がりますね。4人の場合は、1方向の移動+特殊アクション1つという感じになり、気づかないとはまり込むことになりますね。

 チュートリアルは、難度の低い方はクリア。難度の高い方はクリアできませんでした、砂時計が使えないのが大変ですね。通常シナリオはクリアしています。

 探索をいかに効率よく進めるか、ワープをいかにうまく使うかと、作戦会議できるタイミングでどう持ち込むかがポイントになります。終盤の脱出は一気に進める必要がありますが、同じマスに入れないのが利いていて、大移動のときはすれ違いをどうするかも考える必要があります。

 経験の差が出そうな感じはしますね。奉行問題は起こりにくいのですが、逆に失敗したときの責任の所在が明らかになりやすいというのがあります。

●テストプレイ

 お次は、テストプレイ案件があったので、そちらを。初プレイになります。

 基本的な要素の確認が中心でしたが、ベースとなる部分はうまく動いたような感じがしました。要素をどうまとめるかなどはこれからですが、どのような仕上がりになるかが楽しみですね。

●クレイジーレース [BGG]

 お次は、メビウス便の新作をプレイ。今は一般売りもされていますね。同名のゲームが 3つありますが、こちらは Ravensburgerの2017年の作品のほうです。

 動物をうまく使って、レースに勝利するというダイスを使ったレースゲームです。コマの進め方が独特で、マス目に対応する変則ダイスを使い、移動したい範囲のダイスを振り、許容範囲内の出目であればその分だけ、オーバーした場合は1マスだけ進めます。バースト系ではありますが、悪路ほど振れ幅が大きくなります。

 動物の能力も工夫されていて、許容範囲が多いもの、振り直しなどの特殊能力がついているもの、許容範囲は小さいものの、ゴール時のボーナスが大きいものもあります。

 後で確認したところ、ルールの間違いがあったので、参考プレイになります。同じマスに入ったときの処理が違っていたので、ゲーム性の違いがありそうな気がします。団子状態になってうっかりラウンドが終わってしまったりがあったのですが、正しそうなルールだと、1マス手前にならないとゴール確定は発生しないようです。大きくはみ出してバトンタッチするのは十分にありそうです。

 ファミリーゲームではありますが、動物の能力差が結構大きいのと、どの順番で何を取るか、どこまで勝負するかがポイントです。

 ヨーロッパらしい動物のイラストは一見の価値ありです。プレイヤーカラーを示すライオンは、色によって絵が変わっています。小箱なら手を出していましたが、大箱のゲームなので迷うところではあります。

●プラネトリコ [play:game]

 お次は、ゲームマーケットの新作から。惑星探索をテーマにしたゲームです。

 お金を使い惑星を探査し、材料でゲームの有利に進めるガジェットを入手したり、得点源となる寄付をおこない、最終的な得点を競います。

 序盤がかなりゆっくりとした展開になります。ターン最初に手に入る資源は少なく、惑星に行くための資金もかなり必要になってきます。ワーカーが増えて、複数の惑星に派遣できるようになり、特殊能力が増えてくると一気にゲームが早く進みます。

 終了条件が、得点チップがなくなるか、一定枚数のカードを獲得するかですが、カードの獲得で終了させました。最終ターン直前に 7点行動、最終ターンも 2点行動で、寄付よりも速いペースでの得点が入るようになったので。

 結果は、ターン数の差で差しきった感じになりました。スピード感が独特なゲームですね。能力の強弱差があるようなので、そのあたりの調整が進めばさらによくなるような気がします。

●Alicematic 英傑伝

 その次も、ゲームマーケットの新作から。「鏡の国のアリス」をテーマにした戦略ゲームです。

 14ラウンドと短い間で、能力を上昇させ、コマを配置していくゲームです。ターン数が少なく、能力は多いのでどれを伸ばすかが悩ましいところではあります。コマの配置によるエリアマジョリティもあったりするので、そのあたりが悩ましいところですね。

 中盤までは、出口を求めて侵略する方向に向かったのですが、うっかり大量得点が入ることに気づいたので、そちらを攻め込むことに。3ターン分の得点が一気に入る感じなので、狙わない手がなくなってしまったので。

 3回獲得できるチャンスはあったのですが、さすがにターン数が足りず、2回だけになりました。といっても、全体の得点の 1/3 以上は入っているので、相当大きいですね。

 カードによるブレ幅もありますが、基本は外に攻め込むプレイでという感じになるでしょうか。足りない物をどう補うかがポイントかもしれません。直接攻撃もあるので、好き嫌いは分かれそうですね。


 というわけで、今回は新作とテストプレイを中心にお送りしました。6月はインプットの期間ですが、余裕があれば、新作の準備もと思っています。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記