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● 横浜ゲーム会 2017年11月 ●

 2017年11月4日、久しぶりの横浜ゲーム会です。9月は5回目までありましたが、10月は遠征と作業期間と風邪で参加できず、1か月くらい飽きました。今シーズンの作業としてはテストプレイフェイズが終了しているので、今回は新作を中心のレポートします。


 開始前に、秋のゲームマーケットで作品を出すメンバーがそろったので、少し作戦会議を。今後の進め方も軽くですが協議しています。

●テストプレイ

 手始めに、軽めの作品をテストプレイしています。ダイスゲームではあるのですが、駆け引きが悩ましいところはありますね。ルールの改善が出てきたりもするので、お楽しみにという感じでしょうか。

●オーティス [BGG]

 お次は、ちょっと変わったリソースマネージメント系のゲームです。アクションをすることで、海底の都市から材料を発掘したり、購入売却をしたり、住民の要求している者を集めたりすることで、得点を稼ぐ作品です。

 このゲームのポイントは、階層構造とアクションにあります。特定の階層でアクションをおこなうと、その階層ではしばらくアクションができなくなるうえ、アクションの内容も最上部まで上がってしまい、しばらくできなくなります。これにより階層とアクションの関係がずれるのがポイントです。

 あとは、どの階層でもアクションをおこなえるものもありますが、これを使うことで、階層固有の特殊アクションがずれるという効果があります。微妙にパズルライクなところがあるのがいいですね。

 さらに、階層ごとに材料がたまっていくのですが、材料の移動ができないのが大きなポイントです。住民の要求を満たすためには、どこか1つの階層で必要な材料を集める必要があり、なおかつ、アクションが取りやすい上の階層には材料の上限が低いという感じです。

 序盤は、アクションタイルのランクアップをし、効率を上げることも大事です。2回行動やランクアップの特殊行動、ボーナスタイルのアクションなどの効率化のエンジンをどのように回すかにかかってくると思います。

 1手が重いゲームではありますし、一気に逆転するのは難しいですが、アクションがずれる感覚や、独特のギミックがいい作品です。人数は 4人までですが、3人くらいだとそれなりに快適にプレイできました。

●デクスケープ テストタイム (Deckskape: Test Time) [play:game]

 お次は、謎解き系の作品を。ドイツでも謎解きブームですが、ゲームデザイナーが作っているのが特徴でしょうか。日本では謎解き専門でデザインしていますね。

 例によって、ネタバレができない作品ですが、デッキをうまく使った構造になっています。言語依存はかなりあるのと、ヨーロッパの文化依存が少しだけありますが、プレイはできる範囲でした。というより、英語で素読みでプレイしました。

 時間制限はありますが、得意分野がずれていることもあり、それなりにスムーズに高評価でクリアできました。

 英語の素読みができる必要があるので、広くおすすめできませんが、謎解きゲームのアプローチとしてはなかなかでした。

●レイダーズ オブ ノース シー [play:game]

 お次は、ヴァイキングがテーマのワーカープレイスメントゲームです。

 村や侵略対象の地域にワーカーを配置し、その効果を獲得していくという流れです。人を雇い、食料を集めたり、軍備強化をして、遠征侵略して得点を稼ぐというのが主な流れになります。また材料を捧げることで得点になるものもあります。

 このゲームのポイントは、村のアクションです。ワーカーを1つ配置して、そのアクションを実施し、そのあとで、今配置した以外のワーかを取り除いて、そのアクションをおこない、取り除いたワーカーが次のターンに使えるというものです。

 これによる行動の制限と、ワーカーには3種類あり、種類ごとでそもそも配置できなかったり、効果が変わったりするものもあります。遠征には特定のワーカーが必要になるのですが、村のアクションを取っているとなかなかランクアップができず、侵略、遠征を繰り返すことになりますが、食料は必要になるので遠征ばかりもしていられないという感じです。

 得点源は、遠征が軸ではありますが、略奪品を捧げ物にあげたり、ヴァルハラに送り込んだ人数に応じて得点がもらえたりと、少しバリエーションがあります。

 プレイした感じですが、中盤にかけての侵略でボーナスが入るような形にして、連前を繰り返しましたが、やはりどこかで息切れしますね。一番遠い要塞は必要なものもかなり多いのと、村で準備を整えると遠征に必要なワーカーがそろわないというもどかしい状態になります。

 動きが少しトリッキーなのと、言語依存あり、カードテキストがシンプルなので、ざっと読むと誤読しそうな感じではありますが、プレイ感覚が面白い作品でした。ヴァイキングらしいテーマもいいですね。

●ドリームホーム [BGG]

 最後に、整理運動的にこちらをプレイ。タイトルの通り、部屋を作って、家財をそろえて、素敵なおうちを作るセットコレクション系のゲームです。プレイ順に応じて部屋のパーツと、オプションを取っていきます。

 感覚としてはキングドミノに少し近い感じはありますが、スタートプレイヤーは自ら取る必要があるので、そのあたりは違いになりますね。ターン数はそこまで多くありません。プレイ順は重要ですが、オプションも重要なのでそのあたりが悩ましいのです。

 最終得点が同点で、タイブレイカーはカードイラストに描かれた子供の数でした。子供部屋の差で逃げ切った感じですね。

 カードの強弱はありますが、軽いセットコレクションとしてはいいのではと思います。見た目もきれいなゲームですね。


 終了後は、うっかり最短路ではなく夕食を取るルートになったので、その流れで夕食を食べることに。3Dモデリングの話とか、うっかりした作品の話とか。


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