トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 横浜ゲーム会 2017年12月 ●

 2017年12月9日、ゲームマーケットあけのゲーム会は、新作が中心になりました。今回は長時間から短時間まで雑多にという感じですね。Essenの新作が中心になりますが、レポートをお送りしましょう。


●メモアール [BGG]

 手始めは、Essenのスカウトアクションからこちらの作品を。今日は Essen特集色が強いですね。

 タイトル通りの記憶系のゲームです。負け抜けで最後まで残ったら得点という感じですが、めくったカードに一致する要素があることが条件になります。要素はそれほど多くないのですが、記憶があやふやになるのがこのゲームですね。

 テンポよくプレイした方がいいような気がしますが、慣れてくるとコンボを誘い込むような形にするのがいいのでしょうか。軽い感じのゲームではあります。

●ガイアプロジェクト [play:game]

 お次も、Essen のスカウトアクションから。長時間ゲームは合間の時期でないとプレイできないのでこのタイミングでという感じです。「テラミスティカ」のリメイク作品ですが味付けが SFです。

 相変わらず、種族ごとの特徴と序盤の手のつけにくさはあります。リソースもかなりカツカツなので、種族に応じたプレイングが必要になりそうです。全ての方向に伸ばすのにはリソースが足りないので取捨選択は必要ですね。

 移動のルールとコロニーを作るルールが少しシンプルになっています。とはいえ、陣取りの要素はあるので、手番の妙も大事になってきます。共通アクションは先着順なのですが、こちらも競り合いがあったりします。

 プレイ自体は省略しますが、緑の惑星への移住はできるようにしないと手が伸びませんね。最後は1点差の勝負になりました。

 リプレイ性はそれなりにあるのですが、プレイ時間が長いのが難点ではありますね。3時間クラスになるのとプレイするゲームが多くなる環境では、リプレイされにくい作品ではあります。

●アズール [play:game]

 お次も Essenの新作から。日本では初登場ということで、ゲームマーケット2日目のバネストの目玉になっていました。

 渋い絵柄ではありますが、プレイすることはアブストラクト色が強いです。一見、ロンデルやマンカラに見せかけて、実はアブストラクト的な動きをします。タイルを獲得し配置していくゲームではありますが、パズルライクなところと、手番をどう渡すかでのインタラクションがあります、それなりに攻撃的な動きもできます。

 得点の入り方が独特ですが、基本は固め打ちが強そうですね。だんだん配置制限がきつくなっていくという感じもあります。最後は逃げ切られる前にマイナスをかぶせての差しきりを狙ったのですが、1点足りませんでした。

 地味な作品ではありますが、パズル系、アブストラクト系が好きな方によさそうだと思ったりとか。

●テストプレイ

 お次は、シーズンまたぎでのテストプレイをしています。かなりルールがシンプルになりましたが、難度調整が必要な感じになりました。このあたりはどうなるか気になるところです。

●クイーンドミノ [play:game]

 最後は、こちらをプレイ。ゲームマーケット前に早々に日本語版が出ていました。「キングドミノ」の独立拡張にもなります。

 基本的なルールは「キングドミノ」と同じですが、新しく都市タイルの要素が増えました。これに伴い、お金と、資金回収に使う騎士、割り引きに使える塔と、建物を1つ潰すドラゴンが追加されています。

 序盤は「キングドミノ」部分しかプレイできませんでしたが、都市タイルは数値が大きいだけに強力な効果が多いですね。通常の地形タイルは王冠の数は変わらないものの全体的なタイル数が減っているので得点が伸びにくくなっています。

 プレイングとしては、都市タイルの数値が高いので、強力なカードは事前にドラゴンで消すか、先手を取って潰すかどちらかが正解のようです。3人プレイなので選択肢がかなり広かったのも要因としてありますが、都市で得点を大きく走りきられた感はあります。

 手番の駆け引きが増えましたが、ドラゴンのカットプレイを要求されるので、インタラクションが増えたと評価するか、攻撃的になったと評価するかが分かれるような気がします。ロイヤルウェディングでプレイすると、また変わってくるかもしれません。


 というわけで、Essenの新作を中心にプレイしました。12月いっぱいは新作が中心になりそうではありますが、間に合えば春向けの作品もそろそろと思っていたりとか。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記