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● 横浜ゲーム会 2018年4月 ●

 2018年4月28日、久しぶりの横浜ゲーム会です。作業期間が落ち着いたので、新作を中心にプレイしています。かなり間が空きましたが、レポートをお送りしましょう。


●カルバ カードゲーム [play:game]

 手始めは 2016年のドイツゲーム大賞ノミネート作品のカードゲーム版から。4人の探検家をうまくゴールとなる遺跡に導く、パズルライクなカード配置系のゲームです。

 「カルバ」との違いは、カードの組み合わせがプレイヤーごとに異なる点ですね。2枚のカードの組を出して配置しますが、合計数が一番少ないプレイヤーは、1枚しかカードを出すことができません。とはいえ、2枚カードを出す場合は必ず隣接して配置しなければならないので、うまくルートが構築できないというのがあります。

 「カルバ」は中央にうまく共通のルートを作って、手数と距離を稼ぐのがポイントですが、こちらもルート構築は中央に十字路を作って汎用性の高いルートを作りつつ、いかに到達可能な領域を増やすかがポイントになりそうですね。数字の低いタイルは、十字路など使い勝手のいいものが多いですが、若干使いにくい直進ルートなどをうまく潰すのもテクニックとしてありそうですね。

 カードがうまく出てこずに、到達不能な遺跡ができて得点が伸びませんでしたが、手札が 3枚なのでそんなこともままあります。なお、探検家や遺跡は大きな数字が割り振られているので、消滅することはすくなさそうです。

 プレイ人数は、どの人数でも大丈夫だと思いますが、3人は消えるタイルが相対的に多くなります。原作よりも少し手軽な感じですね。

●ドッペルX [BGG]

 お次は、こちらの作品をプレイ。箱絵でアクションゲームだと分かる感じの作品ですね。

 箱の下から投げ入れるようにサイコロをボード上に入れて、得点の領域にうまく止める感じですね。なかなかうまくコントロールできないので少し練習することをオススメします。あとは、1ゲーム目は初心者用のボードがよさそうですね。

 このゲームのポイントは、Xの目とドッペルXでしょうか。Xは得点になりませんが、ダイスはボード上に残ります。ボード上にXのダイスが2つ以上あると、10点のボーナスを獲得できるのでこれが逆転の手段になり得ます。

 ターンごとに累積で得点が入るので、3の目×3点が残るとかなり強いです。物理的に出目を変えることで邪魔はできますが、少しテクニカルな感じですね。

 「ストライク」に続く、プリミティブな感じのアクションゲームで、アナログゲームならではという感じでしょうか。箱の大きさはありますが、サイズの必然性はありますね。

 購入候補に入れていましたが、春のゲームマーケットで購入済みです。

●マルコポーロの足あと 拡張タイル [play:game]

 その次は、「マルコポーロの足あと」の拡張セット全部入りをプレイしています。元の作品も1回プレイしています。

 ヴェネツィアを起点に、目的のルートをたどりつつ、得点を稼いでいくゲームです。ダイス配置系のゲームですが、人物の特殊能力がかなり派手な作品です。今回は2つの拡張を追加しています。1つは追加の人物、もう1つはベネツィアの拡張です。

 今回は、ベネツィアの1つ目に強いタイルが置かれたので、なかなか旅に出ない展開になりました。移動にとにかくお金やらくだのリソースがかかることもありますが、ベネツィアの序盤はアクションのみで商館が配置できるので、その分楽になっています。

 5ラウンドでギリギリという感じのゲームでしたが、今回は 4ラウンド目でだいたいの目的が達成され、5ラウンド目はどのように得点を伸ばすという感じになります。

 最終的には、強いタイルを使えたプレイヤーが大きく逃げ切った形になりました。シビアさはかなり緩和され、人物の特殊能力も併せて、かなり派手な展開になる感じでしょうか。

●ニューファンドランド [BGG]

 最後にプレイしたのは、こちらの作品を。船をプロットし、アクションをこなしていくタイプのゲームですね。4ラウンドしかないので、序盤は少し不安になるタイプのゲームです。

 収入と船の購入、材料の入手、植民、航海、売却の 5つのフェイズで材料を入手し、勝利点を稼いでいくことになります。勝利点は、高価な船の獲得、植民や航海のボーナス、売却による得点と、植民された島と売却した場所によるマジョリティ、目的カードの得点で入手できます。

 目的カードは既定の得点を達成した順に、早い者勝ちで獲得することができます。また、50点に先着で到達した順に、追加のボーナス点が入ります。得点が獲得できる要素はいろいろとありますが、他のプレイヤーとうまくかぶらないようにプレイするのと、初期に与えられた国ごとの特徴をうまく使うのがポイントになるかと思います。

 植民ルートと売却ルートに分かれるかと思いますが、どちらにせよある程度の運の要素はあります。獲得できる材料や売却できる材料にランダム性があるためです。

 序盤は船の数が少なく、アクション数が少ないので、得点もあまり獲得できませんが、3ラウンド目くらいからだんだん伸びてくる感じになります。目的カードを連続で達成するのに追加コストがかかるので、何ラウンド目から達成していくかもありますし、得点の先行も悪い感じではありません。ブルーオーシャンを狙うのが一番楽ではあるのですが。

 船の数も大事ですが、高価な船の能力もかなり強力です。購入や売却の4ランクや、優先順が高い船はゲームを支配することができるようになります。

 得点が伸びる加速度は想定よりも大きかったのですが、「テラミスティカ」や「ニューカレドニア」など最近の傾向に近い感じで1時間強でプレイできるのはいいですね。


 というわけで、久しぶりのゲーム会は、短いのから長いのまでいろいろとプレイできました。ゲームマーケット明けからは新作を中心にという感じになるでしょうか。


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