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2019年3月21日、春分の日の祝日ですが、横浜ゲーム会に参加してきました。テストプレイと新作を中心にという感じになりました。今回もプレイしたゲームをレポートします。
手始めにプレイしたのは、こちらから。Steam版が1月にリリースされたばかりですが、実物でもプレイしてみようということで日本語版をプレイしました。
スリーブ内に透明なカードを差し込んでいき、デッキを構築していくタイプのゲームです。バースト系のゲームでもあります。プレイ開始時は、カードがくっつきやすいのとよくシャッフルする必要がありますね。
カードをめくっていき、規定数のマークが出たらバースト、それまでにチャレンジすることはできます。自分の手番が始まるまでの間に、バーストする手前の状態まではカードをめくることができ、ダウンタイムを短いする働きがあります。
英語版ではすでにいくつかエキスパンションが出ていますが、基本セットは、極めて基本的なカードが中心になっています。成長速度が加速度的なので、結構な早さでゲームが進行します。
今回は、基本セットで一番得点が伸びる、オーロラからのコンボで大きく得点を獲得しての終了でした。基本セットの範囲では、とれる戦略に限りがあります。拡張セットが入ると、得点の取り方にバリエーションが増える感じになります。
珍しさはありますが、実用的には、Steam版がかなり楽だという結論になりました。2人プレイでサクサクプレイするのがオススメだと思います。
その次は、ゲームマーケット大阪の新作でバネストで出ていたとのことです。4人までプレイできるドラフト系のゲームです。
3ラウンドに分かれてカードを配置していき、得点を稼いでいくのですが、1ラウンド目は水、2ラウンド目は草、3ラウンド目は石のカードが最も得点効率がよくなります。桜は最終得点計算に影響しますが、数を集めるごとに得点効率がよくなり、15枚以上で最大の 120点、15枚の場合 1枚あたり 8点まで伸びます。
1ラウンド目は桜以外のどのカードもそれなりの効率が出ますが、2ラウンド目以降は旬を過ぎたカードの得点が下がり、3ラウンド目の選択肢につながる感じです。カードの並べ方にもルールがあり、端の数字の扱いが難しいですね。
旬を活かすのもいいのですが、カードをいかに無駄にせずに出すかがポイントになるような気がします。桜は 1ラウンド目から集めないと数が集まらないのですが、得点効率的にはそこまで伸びないので、どこまで集めるかが難しいですね。
その次は、アクション系のゲームをプレイ。ダイスを振って出た目に最も当てはまる物をいち早く取る、リアルタイムのゲームです。
複数ダイスの組み合わせにより、聞き手と逆の手で取ったり、取るべき物の順位が逆転したり、アクションを取ったりという要素が追加されます。シンプルなリアルタイムのゲームですね。
ここからは少し春向けのテストプレイを。最終チェックの段階に入っています。
以前のプレイで気になっていた部分を、フェイズ分けしてアクションを取る必要があるようになりました。これにより、特に中盤以降に計画的に進めないとアクションが足りなくなることがあります。
アクションの効率と得点効率の両方を追い求めるのは難しいのと、どこで得点を伸ばす行動を取るかがポイントになってきます。初期状態によって、ターニングポイントが序盤から終盤の頭くらいにくるので、それに合わせた行動を取るという感じですね。
その次も、春向けのテストプレイを進めています。
独特の動きをするゲームですが、流行にいかに乗れるかと、切り返しのタイミングが悩ましいですね。今回は早めにゲーム終了の条件が出たので、追いつかなくなりました。ゴールのタイミングもこのゲームの重要なところではあります。
最後にプレイしたのは、気になっていたこちらの作品を。戦略ゲームとマンカラを合わせた感じのゲームですね。
スタート地点から、移動、建設、戦闘などのアクションをしていき、能力を改善させていき、得点を稼いでいくゲームです。アクションはマンカラの要領で選択するのですが、どのくらいのパワーになるかが先に決まるので分かりやすい感じになります。
慣れてくるとダウンタイムが少なく、非常に軽い感じになります。インタラクションはマップ上でという感じで、建物の建設や、戦闘などの順番関係や、戦闘に勝利すると、次の戦闘からの必要なパワーが増えたりするので、先後も重要になります。
初期のキャラクターにより、大きく能力が異なり、プレイ感覚も大きく変わってきます。ちょうど征服が完了する頃にゲームも終わる収束性もありますね。すべてのアクションができるような感じではないのですが、建物も含めてどれかを強化させて、そこから伸ばしていくという感じでしょうか。
人気があるのもうなずけるゲームですね。時間はそれなりにかかりますが、ダウンタイムは少なくボリュームがあります。
というわけで、テストプレイと新作を中心に楽しみました。
おまけとして、今回プレイした 「クルセイダーズ」からの余談です。
「クルセイダーズ」の英語版タイトルは、Crusaders - Thy will be done です。thy は your の古語ですね。英文ルールもそれなりに読んできましたが、二人称の古語表現(thou/thy/thee/thine/thyself)は、ボードゲームではお目にかかったことはなく、英語版「ドラゴンクエスト」のセリフでくらいしか見たことがありませんでした。
「ドラゴンクエスト」の初期の英語版タイトルは、Dragon Warrior です。あちらでは TSR社の TRPG DragonQuestと名称がかぶるからですね。DQ1〜3とDQM1〜2は Dragon Warrior の表記だった覚えがありますが、今は英語版も Dragon Quest で商標を取っているようです。
ちなみに、古い DQは古語英語ですが、DQはローカライズは面白い話がいろいろとあります。DQ9の「宿王」の「Inncredible Inntertainer」も面白い対訳ですね。
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