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2019年7月20日、横浜ゲーム会に参加してきました。今回は、タイミング上、テストプレイなしとのことで、新作を中心に色々とプレイしています。今回もレポートをお送りしましょう。
手始めにプレイしたのは、こちらから。「パンデミック」シリーズなので、協力型のゲームですが、こちらはリアルタイムのダイスゲームです。ダイスを振って出た目のアクションをおこない、ミッションを達成していくゲームです。
ゲームスタート時に指定された都市数のカードがオープンされ、そこへ示された物資を運ぶのが目的です。物資は生産する必要がありますが、生産のときに廃棄物がでることがあり、廃棄物が規定量を超えるとゲームオーバーになります。時間経過とともに、追加の都市がオープンとなり、規定数の都市に物資を届けることができれば勝利、時間切れや廃棄物がオーバーしたら敗北となります。
リアルタイムのゲームではあるので、迷ったらパスするくらいの勢いが大事かもしれません。必要な都市と物資は見えているのでうまく生産する必要があります。とくに、電気など一気に大量のダイスを必要とするものをいかに作るかが重要でしょうか。
今回は、初級でプレイしたこともあり、プレイ自体はかなりスムーズに進み、時間を大きく残してのクリアとなりました。最上級だと、13枚の目標を最大 10回分の砂時計の移動で済ませなければならないので相当難しいです。初級は 5枚を最大 7回分の砂時計での攻略となります。
リアルタイムの協力ゲームなので、テクニカルですし、好き嫌いは分かれる感じになりますね。役割分担はある程度重要ですが、それ以上に時間をいかに有効に使うかがポイントになるかと思います。
その次は、こちらの作品をプレイ。2:1 のサイズのカードを使ったシンプルなパズルライクのゲームです。中央に置かれた犯人を、カードをプレイすることで出られなくすれば勝利というゲームです。
3枚のカードからの選択ということもあり、比較的簡単に道が閉じていきました。カード構成をすべてチェックできていませんが、6方向すべてに伸びるカードは少なく、収束する方向に向かうという印象でしょうか。難度としては簡単な部類に入るかと思いました。
その次は、こちらをプレイしています。英語版のタイトルは「Planet」なので、非常に検索性が悪いです。
目にとまるのは、12面体のコンポーネントで、磁石でタイルを貼り付けることで、自分の惑星を完成させます。惑星には 5つの地形があり、地形の状態に応じて、動物が生息することになり、いかに多くの動物を生息させるかと、目的の地形をいかに集めるかがポイントになります。
通常ルールだと、目的の動物がすべて見えているので、かなりシビアな感じになります。というよりも、下手に順位争いをするよりも、ある程度で手を打ったほうがいいような感じにもなります。12面体のコンポーネントは見た目にはいいのですが、条件のチェックが後半になると大変になってきます。
3人でも相当競争が激しい感じなので、4人だとかなり重いゲームになるかと思います。そういった意味でも、バリエーションのターンに1枚ずつ動物を公開するルールを入れた方がいいような気がしました。
ここからは、5人でこちらの作品をプレイ。Schmidt のスゴロク系のゲームです。スタート時点で好きな数の荷物を載せ、サイコロの目に従い、コマを動かし、ゴールを目指します。他のコマを追い抜いたら、追い抜いたコマに荷物を載せ、同じマスに止まったら、荷物のやりとりをします。
ルール自体はシンプルですが、タイトルにあるとおり、overload(過積載)の状態になったら、スタートに戻されてしまうため、積み過ぎはよろしくありません。ただし、ゴールしたときに詰んでいる荷物の数だけ得点が入るので、少なくても得点効率が悪い状態になります。満載でゴールできればボーナス点もあるので、そのあたりを狙うのも重要になってきます。
Schmidt でまれに出てくる、スゴロク系のゲームですが、独特の味があっていいですね。人数は多めのほうがいいような気がします。
お次は、こちらの作品をプレイ。4人までのゲームですが、拡張を入れることで 5人までプレイすることができるようになります。ただし、拡張部分のプレイは、ほぼ別ゲームがプレイされるという感じです。
大航海時代の新大陸の征服をテーマにした、ダイスピックの要素があるゲームです。植民地をうまく組み立てていき、ダイスをピックすることでアクションを進めていき、材料を獲得して得点を伸ばしていくという流れです。
3ラウンドとラウンド数は少ないですが、タイル獲得によりアクションが増えるので、プレイ時間自体はかなりボリュームがあります。主な得点獲得の手段は、航海で必要な品物を支払うことでのタイル獲得と、征服によるマジョリティの得点獲得になります。
材料を支払うことや、ダイスを獲得することで、アクションをおこなっていくのですが、バランスの取り方が非常に悩ましいです。ダイスもタイルも早い者勝ちなので、どこで攻めるかのタイミングは難しいですね。タイルのばらつきは相当大きく、必要なものがそもそも出ないこともあります。
あとは、ラウンドを抜けたときに獲得できるもので、自ラウンドのスタートプレイヤー権がとれますが、ラウンド順はかなり重要になります。ワーカープレイスメント系でありがちの、アクションを使わずに先行できる 2番手がおいしいゲームだと思いました。
コンボ系のゲームのようにも見えたのですが、思ったよりも、タイルのばらつき、ダイスのばらつきが大きく、コンボを組むのは困難ですね。材料の個数制限が厳しいため、交換系のアクションが見た目よりもさらに弱く、必要なアクションをうまく獲得する方が重要かもしれません。
あとは、ダイスアクションの終端と、お金を使ったアクションは再利用できないのもポイントでしょうか。その割に、高い目のほうにメリットがないので、戦略としてはコンボパーツを低い目に持っていく方がいいのかもしれません。
エキスパンション部分は、プレイしていませんでしたが、全く別のゲームをプレイしている感じになります。中間の得点は入りませんが、得点の伸びは相当高くなるので、そのあたりに注意は必要ですね。
プレイした感想としては、長時間ゲームの割りに、ランダムに支配されることが多いという印象です。追加ルールで若干緩和されるようではあるのですが。
というわけで、今回は色々とプレイできました。
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