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2019年7月27日、横浜ゲーム会に参加してきました。今回もテストプレイなし、3人でということで、Kickstarterの新作を中心に色々とプレイしました。台風の影響が心配される中なので早めに切り上げていますが、プレイしたゲームをレポートしましょう。
手始めは、こちらの作品から。Roll & Write のゲームですね。ダイスを振り、テーマとなる建造物に合わせてマスを埋めていきます。より上には寄り大きな数字を書かなければならず、ダイス目は足し合わせることができますが、振れる個数は決まっているので手が遅れることになります。一番早く全部のマスを埋めたプレイヤーが勝者となります。
ダイスは、4面体から20面体まであり、組み合わせで振ることになりますが、どの数字を採用し、どの数字を捨てるかが難しいですね。マップにもよりますが、早いうちに捨てる数字を出すと終盤で苦労しますし、あまりに待ちすぎると手数が足りなくなるのがジレンマですね。1マス足りずでの終了でした。
その次は、変則的なカードゲームをプレイ。村人を集めて建設をして、お金を稼ぐゲームです。決算が 2回あり、最終決算終了後に最も資金の多いプレイヤーが勝者となります。テックツリーではありませんが、上級の村人をとるためには、基本の村人が必要になり、どのタイミングで集めるかが重要です。裏側で種類が分かっているのもポイントです。
有志の翻訳があまりにも機械翻訳だったので、英文素読みで進めることになりました。ルールブックはそれなりの文量はありますが、特殊カード以外は言語依存性はなく、取ったカードはオープンになるので、出たタイミングで読んでもなんとかなる感じでした。
基本の 4種類と、ツリーを構成しない Solitary は集めやすいのですが、それ以外の種類は、ベースとなるカードが出ないと伸ばせないというリスキーな要素もあります。2段階から4段階までありますが、4段階目は相当強力な代わりに、集めるのが大変です。基本の鉱業系は 2段階目も効果なしのカードがあります。
収入の他に、食料と建築マークがあり、食料を集めると、カードの獲得数が増え、建築マークが増えると出せるカードの枚数が増えます。最初のラウンドだけ、食料に関しては救済はありますが、ある程度バランスよく獲得する必要はあります。
得点要素ですが、ゲーム終了時の得点、アンロック条件の収入など、ある程度の方向性はあるようです。方向性が重なるとややつらいゲームですし、途中のステップを中抜きできるカードはあっても、前提条件のワイルドカードはないので、ツリーを作り上げるのは大事ですね。
プレイ感覚は独特ですが、やや手軽に楽しめる、テックツリー系のゲームでした。
その次は、こちらの作品をプレイ。「禁断の島」「禁断の砂漠」に次ぐ作品で、協力型のゲームです。上空からの脱出がテーマです。
タイル配置+アクションポイント制のゲームで、タイルの組み合わせで必要なパーツを作り、配線をつなげ、発射台を作り、必要なものをすべてつなげた上で、発射台に到着してロケットから脱出すればクリアとなります。
ターン終了後のイベントで、風向きが変わったり、風に流されたり、雷で感電の危機があったりします。陸がないところに移動させられたり、感電したりすると、ライフが減り、誰かのライフが0になったり、危険レベルが上がりきったり、ロケット発射に取り残されるとゲームオーバーになります。
基本は、どれだけリスクをとってパーツを完成させるかです。ライフには限界がありますが、時間が経てばたつほど難度が上がるので、早々に達成に向けて動く必要はあります。キャラクターの特殊能力を活用することも重要になります。
今回は、中級でプレイしていますが、大きめのパーツを作るのが大変なのと、配線を引くときに、イベント連発でライフを削られたりもしました。
このゲーム、必要なパーツは、なぜか金属製の部品があり、配線は金属と磁石でパーツでくっつくようになります。ロケットにはなぜか絶縁板がついており、ゲーム開始前に外すことになります。完成すると、発射台にロケットを載せることになるのですが、ここでちょっとした演出があります。これは、実際にプレイしてクリアしてみてください。 タイル配置の要素はありますが、基本はスタンダードな協力型ゲームですね。
その次は、こちらの作品をプレイ。タイトルの通り、生物の進化をテーマにしたゲームです。
大小2種類のカードには、様々な動物のパーツが描かれています。これらを組み合わせて動物を作り出し、環境にいかに適用させ、行き残されるかがポイントになります。最終的には、最後まで生き残った動物に対して、累積されたポイントが与えられます。
カードのパーツはバリエーションがありますが、振れ幅が大きく、動物の構成に必要な頭と胴体が集まるかどうかが重要でしょうか。胴体は、足がつくもの、つかないものに分かれており、動物のサイズも変わってきます。大きな動物になるほど、より強い動物ができあがりますが、必要な食料も多くなりやすいです。
環境は、配置条件と、競争に勝つための適用条件がついています。配置条件を満たさない動物は、判定時に取り除かれてしまいます。適用条件が高いほど餌を獲得する優先度が上がり、捕食しやすく、されにくくなり、各地域のトップにはボーナスポイントが与えられます。
ただし、ラウンド終了次に環境が大きく変わります。そのため、他の地域に移動したり、パーツを追加、除去、入れかえをして進化/退化する必要があります。序盤の動物をいかに生き残らせるかは重要ですが、各ラウンド1種類の動物は1回しかタッチできないので、そのあたりもポイントになってきます。
全体的に、カードの振れ幅も大きく、イベントの効果も強力で、パーディーゲームよりになるかと思っています。そして、人数が増えるとチェックする項目が増えるので、判定が難しくなりそうです。少なめの人数がいいでしょうか。
特に早いうちは、大きな動物を出すよりも、低コストの動物を出すことが大事かもしれません。あと数も重要ですね。生存していれば得点は入ってきますし、省エネルギーだと生き残りやすくもなるので。
最後はこちらをプレイ。仰々しい感じのゲームですが、クローズのドラフトと、タイル配置を合わせた比較的軽めのゲームです。
全10ラウンドでダンジョンを攻略していきます。タイルをクローズのドラフトで獲得していき、獲得したタイルをコストを払って配置するか、捨ててリソースをもらうかを決めます。タイルを配置した場合は、いろいろなものがもらえるようになります。最終的に、得点が最も高いプレイヤーが勝者となります。
タイルが時代によって分かれるので、だんだんコストが高いものが出てくるようになります。配置にはお金が必要なもの、特定のパラメータが必要なものがあります。パラメータの不足分はポーションで補うことができます。また、タイルの組み合わせでカギが完成されると配置済みの宝箱を開けることができるようになります。
得点獲得の方法は、素点となるタイルを獲得する、得点が入るルートを完成させる、宝箱で得点を獲得する、ゲーム終了時のボーナスを獲得する、最終的なパラメータのトップになるといった感じです。
ドラフトの要素があり、優先権に沿って獲得しバッティングしてとれなかった場合は、ハズレ1位の権利が与えられます。とはいえ方向性が被らないのがベストですね。リソースの獲得は重要で、タイルを捨てることはあまりしない方がよさそうです。得点は意識しないととれないので、リソース集めにばかり目を向けると楽しいだけでゲームが終わってしまいます。
こちらも、やや少なめの人数のほうがいいでしょうか。思ったよりもラウンド数が少ないので、得点行動はできるうちにという感じでしょうか。
というわけで、今回は、Kickstater中心に色々とプレイできました。荒削りな作品は多いですが、新鮮ですね。
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