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● 横浜ゲーム会 2019年9月 ●

 2019年9月1日、横浜ゲーム会に参加してきました。今回はテストプレイを中心に、それ以外の作品もという感じですね。今回も書ける範囲でレポートをお送りします。


●Space Explorer [ボドゲーマ] [BGG]

 手始めはこちらをプレイ。宇宙版「宝石の煌めき」という感じでしょうか。エンジン構築型のゲームです。

 プレイの手順は簡単で、カードを手札に加えるか、手札のカードをプレイするかのどちらかです。プレイするためのコストは、各プレイヤーが持っているリソースを次のプレイヤーに渡すか、手札をリソースとして使うか、カードの効果でリソースの代わりに使うかのどれかです。

 同種類のカードをプレイするとコストが低減されますが、効果が上書きされてしまうので注意は必要です。あとは、早取りのプロジェクトを満たす必要があります。エンジン構築型ですが、レベルごとには分かれていないので、少し粗めの感じにはなっています。

 とはいえ、コストはカードさえ貯めれば払えるので、そのあたりは良心的ではあります。あとは、枚数をある程度プレイする必要はあるのですが、安いカードを出すにせよ手数はかかるのでそのあたりは悩ましいですね。

●Hex Roller [ボドゲーマ] [BGG]

 お次は、こちらの作品をプレイ。詳細は前回のレポートを参照ということで。

 今回は特殊能力をうまく使おうということで、たくさん出た 5の目を活用しながら、最後はギリギリで「3」を埋めて、連番の得点を伸ばすプレイにしました。基本シートは、1ターンの猶予があるのですが、どこかで 3 を書かないと得点できないので、そのあたりが悩ましいところです。「2」もマジョリティをとるのに活用しました。

●アートライン エルミタージュ美術館 [ボドゲーマ] [BGG]

 お次は、人数が増えるまで、調整としてこちらをプレイしました。詳細は前回のレポートを参照のことという感じで。

 窓が描かれているというお題は、なかなか難しいです。屋内でも屋外でもどちらでもありうるパターンですね。女性が描かれていることで人物 6人が描かれているにもかかわらず、全部男性にしか見えなかったりとか。緩い感じのカードプレイのゲームですね。

●テストプレイその1

 秋向けの作品のテストプレイをすることに。ラインナップの変更があり、こちらが先行でリリースされる予定になりました。先行するには理由があって、詳細が書きにくいタイプのタイトルではあります。多めの人数で楽しんでいただければということで。

●テストプレイその2

 その次もテストプレイです。こちらは先の作品になりそうです。シンプルな作品ではあるので、こちらもできあがりが楽しみですね。

●テストプレイその3

 自分の秋向けの作品をプレイしました。時間短縮を入れたり、各種調整を入れたりしていますが、調整の効果は出ていますね。テストプレイでは逆転まではなかったものの、1ミスまではどうにかなるような形にはなっています。

 今回はヒストリカル的な意見を色々と聞いたりとか。バランス調整も少し入りますが、そろそろ終盤戦という感じですね。

●レッドピーク [ボドゲーマ] [BGG]

 ここからは、メビウス便の作品から。協力型のゲームです。火山島からの脱出をテーマにしたゲームで、全員のアイテムを使って道を進んでいくという感じです。カードを直接見せることができず、いかにうまく進むことができるかがポイントでしょうか。

 リアルタイム性のゲームですが、考慮時間には余裕があるものの、手数自体はかなりシビアにできています。追加のアクションは規定回数以上進めると相当厳しいという感じでしょうか。難度調整がタイルの引き次第になっているような気がしないでもないのと、火山タイル3枚は相当厳しい感じですね。

●壁を抜けて [ボドゲーマ] [BGG]

 その次は、こちらの作品をプレイ。じぶんのおばけの装備品を集めていくメモリー要素のあるゲームです。ボードを組み立てると分かるのですが、磁石つきのスティックがボード下に入れて、それによりコマを動かすことになります。

 自分のターンでできることは、壁抜け不可で1マス動くか、スティックを動かすか、ボード自体を回転させるかです。磁石にくっついている状態だと、スティックを動かしたときに、一緒にコマが動き、壁抜けができたり、ボードを回転させることで、うまく移動することができたりします。手数が非常に大事なゲームですが、磁石のギミックは楽しかったです。

●ラグーザ [ボドゲーマ] [BGG]

 その次は、こちらの作品をプレイ。ワーカープレイスメントタイプのゲームですね。

 村や町にコマを配置することで、その周りの効果を得ることができるようになります。特定の資材がないと、コマ数制限に引っかかったりすることと、町のほとんどのアクションは、相乗りができるのが特徴です。なので、早めに町には入れると効果が大きいですね。

 得点の方法はいろいろとありますが、先行して町に入っていくのは重要なのと、銀がとれる体制を作っておくのも重要です。バランス調整自体は少し粗い部分もあり、先手が有利なのと、ボーナスカードの強弱がはっきりしていること、交易の動きがあまりにも大きく、安定しない割りに得点が低いのが気になりました。

 アイデアは非常にいいゲームなので、荒さが少し残念な感じですね。


 というわけで、カタログ原稿の入校前のゲーム会になりました。バランス調整はあと2週くらいで、後はものづくりに入ろうと思っていたりとか。


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