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2019年12月7日、2週連続の横浜ゲーム会に参加しました。今回は新作を中心にということで、レポートしていきます。
手始めはメビウス便のこちらの作品をプレイ。多人数でプレイ可能なアクションプロット系のパーティーゲームです。
3点先取で、アクションをプロットしていくゲームですが、詳しく書くとすぐに再現できてしまいそうな感じではあります。ポイントは一発脱落の摘発のアクションがあることでしょうか。成功すれば相手を、失敗すれば自分が脱落してしまいます。アクションをキャンセルすること自体はできますが、得点行動をキャンセルすることになるので、使いどころがポイントになります。
かなりパーティーゲームよりですが、3点先取と得点は少ないので、ぱっと遊ぶ感じでしょうか。
その次も、メビウス便のバースト系のダイスゲームです。
手元に並んだムシを獲得するか、直前のプレイヤーが獲得したムシを奪うかのどちらかを選べ、ダイスを振って出た目の分だけ獲得できますが、オーバーするとバーストで何も手に入れられなくなります。自分の手前に並んだムシを使って、事前にバーストしにくくすることもできます。
比較的シンプルなタイプのゲームですし、運の要素も大きく絡みますが、どこまで攻めるかが悩ましいところです。なにも入手できない目はバーストを防ぐには大切ですが、次のプレイヤーのチャンスにもなります。
ひとひねりのあるダイスゲームでした。ダウンタイムもありますし、アクションの妙もあるので、3人くらいが一番いいかもしれません。
その次は、テストプレイを進めました。プレイ時間はありましたが、いろいろな展開が見られました。
その次は、秋のゲームマーケットが日本語版の初出でしょうか。株式のある鉄道ゲームです。タイプとしては「シカゴエクスプレス」などと似ていて、株式を競りで購入し、発行株数で配当を出すタイプのゲームです。
最初のアクションで1株目の競りをおこなった後は、株を競りに出すか、路線敷設をするか、配当をするか、都市を発展させるかの 4択です。どのアクションも他のプレイヤーにもメリットがあるので非常に悩ましいです。
配当の請求はランダム性があり、袋からひいたキューブの色の都市が配当対象に、出ていない色の都市は収入が0になり、配当条件を満たさなくなります。キューブの個数自体は数えられるので、終盤はカウンティングもありになります。
ランダム性は多少あるものの、インタラクションはかなりタイトなのと、株式発行が直接攻撃になったりするので、相当シビアなゲームです。競りの相場で折り合いがつかない場面があることと、資金はオープンなので足元を見られる場面が出てくることもあります。
ゲーム自体がコンパクトになっている分、終盤の詰まった間隔がより引き立ちます。有効なアクションがとれないケースもあるので、下手をすると何も起こらないゲームになるかもしれない、という危うさがあります。
最後にプレイしたのは、秋のゲームマーケットの新作から。Darilさんが制作に関わった、チップ配置系のゲームです。パズル要素もあります。
ルール自体はシンプルで、早取りでチップの組を獲得し、カードに示された範囲に配置していきます。得点条件を満たすことで、共通の場に建物が配置され、ボーナス点が獲得できます。早取りの要素があるということです。置けなかったり、キャンセルしたタイルは記憶違いとなり、最多のプレイヤーに失点があります。
パズルとしては、少しタイトですが、上級ルールを入れるとさらにタイトになります。4人でプレイすると、チップの組み合わせの選択肢がないので、最後のプレイヤーが相当きつい感じになります。親番を活かすことが大事でしょうか。
プレイヤーのとれるアクションは同じで、盤面の得点は比較的同じくらいになるので、追加のボーナス得点が重要になるのではと思います。配置ボーナスと追加ミッションの部分です。これを軸にパズルを組んでいくことと、早取りをすることが重要です。同様の理由で失点もかなり厳しい感じでしょうか。
4人はかなりタイトなので、3人くらいがちょうどいいかもしれません。早取りの要素も比較的自由にとれそうですし。チップ配置はすこし癖があります。
新作を中心に色々とプレイしました。来週、再来週は別の場所でのゲーム会、その次の週は年末休みに入るので、今年の横浜開催は最後になるかもしれません。
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