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● ゲーム会+テストプレイ会 ●

 先週末は、ゲームをプレイする機会に恵まれました。テストプレイも多分に含んでいたので、2日分をまとめてひとつのレポートにします。


- 2008/10/25 カレーの日ゲーム会 -

 この日は、夜にカレーを食べに行くという予定が立っていたのですが、それまでの時間はゲームでもということでゲーム会になりました。

●ボーナンザ [play:game]

 リクエストがあったので持ってきました。今月1回プレイしていますが、今回は5人で拡張セットを入れてプレイしています。細かい紹介などは省略ということで。

 豆の種類も多く、人数も多いので交渉で回るプレイがひさしぶりにできたような気がします。本当に回るときは手札がなくなることもあったりしますね。

 今回は、22の豆が2巡したり、4が4人にわたって交渉合戦になったりと、このゲームらしい動きが随所に見られました。発売から10年以上経っていますが、今でも色あせない名作ですね。

●ピクトイメージDS

 時間が若干余ったので、アナログゲームに近いデジタルゲームを。お題に従い絵を描いて他のプレイヤーに当ててもらうというゲームです。絵心も必要かもしれませんが、わかりやすく伝えるかがもっと重要だと思います。

 「上級」でプレイしていますが、それでもパスなしで全問正解が出ました。本当に難しい問題は、親プレイヤーが何を描いていいか分からなくなりますね。このページでも何度も紹介していますが、ネタバレになるのでお題の回答は書けないというのが難点ではあります。適当に書いた答えが、あとの問題で本当に出題されたというのもありました。

 今回のメンバーになると、何も描いていない状態から「はくし」とか「はやくかいてね」とか「とうめいにんげん」とかと回答で遊んでいる余裕はなく、ひらめいたら正確に早く回答を書けるかが勝負の分かれ目ですね。

●アソビ大全(ことばさがし)

 こちらも、アナログゲームと相性のいいデジタルゲームですね。日本語版ハングマンでしょうか。文字数と正解した文字を頼りに言葉を当てるというゲームです。

 9文字の問題で、初手で外れたら影響のありそうな文字を入れたらいきなりカタカナでびっくりしました。2人くらいが同じ文字で2箇所空けているので、「ー」を入れたらその通りでした。そこから候補の文字を見ていったら、きれいにはまる言葉が見つかり、そのままパーフェクトゲームでした。

 2問目も、初手から多少勝負に出て空いたところで、ありそうな言葉がどんどん消えて行くという事態に。勝負の一手を読み当てて2手目を開け、類推で3手目が開いてそのまま正解でした。

 上級者同士の「ことばさがし」もなかなか面白いものがあります。当たらないとヒントは増えませんが、外れるとその文字が分かってしまうので「い」「う」「ん」「ー」などありそうな文字は外れたときのリスクも大きいですね。手番による条件もありますが、そのあたりの駆け引きが面白かったりするのです。

 こちらも、何度も紹介しているにもかかわらず、答えを書くとネタバレになってしまうので、抽象的なレポートでした。

●地下鉄漫遊記(仮)

 翌日のテストプレイのターゲットにもなっていたのですが、状況によってはプレイされないだろうということで、こちらでも出してみました。東京都心を舞台にした、「レイルバロン」のアレンジですね。

 前回テストプレイから、できるだけいろいろな路線も入れて欲しいとかというリクエストがあり反映させました。JRの一部はゲーム的に使いにくいので外していますが、それ以外はほとんど入っています。

 最初の登場地点がマップ端に散った中、1人だけマップ中央から手数の多い展開になり、急行券、有楽町線から、まさかの埋め立て地買い占め戦略が発動しました。有楽町線スタートというのと、タイミングの問題があり、ほぼ完全に独占されることに。

 中盤は、江東区方面の目的地が選ばれて餌食になるプレイヤーが続出しました。このゲームの場合、路線が購入できる時期に一度流れに乗ると、そのまま右肩上がりに進んでいきますね。山手線まで押さえられることに。

 偏った展開のため、路線売り切れ後、程なくしてチャレンジ合戦が発生しました。11マスの遠距離で絶体絶命のピンチから、今回の改正ルールで一発ゴールが決まり、これで目標金額寸前に。一気に分からなくなりました。

 こちらは、所持金がマイナスに陥っていたあげく、奥目にある他社3路線が確定するひどい目的地を引き当てて、次の目的地からチャレンジせざるを得ない状態になりました。

 1回目のチャレンジは、ギリギリ1ターンで届く7マス圏内に。これを無事に到着し、場所もよかったので、連続チャレンジに。今度は6マスの距離でこちらも到着。2連続のチャレンジ成功で目標金額を突破し、大きな差しきりになりました。

 チャレンジが変なタイミングで成功してしまったため、他のプレイヤーのチャレンジを素通しするという変な展開になりました。こういう展開になると序盤のリードはあまり意味がなくなってしまいます。

 あまりにアレな展開だったので、チャレンジについて感想戦になりました。強力すぎるとか、序盤のリードが意味がないのではとかそんな意見も出たりしましたし、帰り道でいろいろと考えることにつながったりしました。

●オーシャントレード(仮)

 最後に、こちらもテストプレイをお願いして、やってみました。TGFあわせの新作です。

 すでにアイデアの出ていた3つのルールを試してみることに。このメンバーでは3つめのゲームが一番好評だったようです。順番調整で先手番有利というのもなくなりましたし、あとは手札の数をもう少し減らすくらいでしょうか?

 終了後は、メインのイベントであるカレー屋へ。欧風カレーという味付けですが、メニューがいろいろとうっかりした感じだったり、覚悟していったものの思ったよりも食べ切れて、デザートにチャレンジしたりと楽しかったですね。


- 2008/10/26 テストプレイ会 -

 この日は、テストプレイの要望があり、テストプレイ会に参加してきました。TGFあわせのものもそうでないものもプレイしています。

●謎プロジェクト

 2週間前に引き続き、謎プロジェクトのテストプレイをしました。1回目のテストプレイからの変更点も多く、どんな感じになるかが気になっていたところでした。

 まだ公開されていないので、あまり詳しいことは書けないのですが、前回と比べてかなりよくなったと思いました。あとは回数をこなして様子を見ていくステップなのではと思いました。今回は4人でしたが、5人とはまた違った趣がありますね。

 プレイ時間は2時間ほど。4人である程度の慣れもありましたが、この時間でこのボリュームはいいですね。

●地下鉄漫遊記(仮)

 こちらは、昨日に引き続きテストプレイしました。TGFあわせでもなんでもないのですが、やってみたいという感は強いですね。前日からの変更点もいくつかあり、帰ってからすぐに反映させることにしました。

 今回は5人でプレイしていますが、極端に走るプレイヤーは出ませんでした。といっても、やはり中盤の収入は大きくリードしているプレイヤーとそうでないプレイヤーに別れました。

 終盤はチャレンジが入る展開でしたが、まさかの事故で捕まりそうになりながらも、うまく回避し成功したり。そのどさくさで2回通行量が入ったりとか、いろいろとありました。最後はチャレンジ成功での逆転勝ちでしたが、このくらいのスリルがあった方がいいかもしれません。

 今回は、リードしているプレイヤーも資産が進んでいて、1回捕まえるか、収入と目的地到着で追いついたくらいでした。

 結局、昨日考えたあげくの結論は、序盤のリードもどちらかといえば運でつかむような感じではあるので、終盤の収束のさせ方もあんな感じでいいのではということになりました。その代わりに、リードしているプレイヤーがそのまま押し切らないようにと、チャレンジの成功率を下げるため、特急券を持った状態ではチャレンジ不可にしました。

 その代わり特急券の料金を下げることにして、リードしているプレイヤーは(回りやすいと思われるため)特急券で、どんどん目的地をクリアしたり、チャレンジしているプレイヤーを捕まえてお金を稼ぐ方に、逆に負けているプレイヤーは特急券分の支払いをせず、チャレンジをするという構図になればと思っています。

●進め!! 海賊くん

 合間に、前日からすごろくやで販売された2人用のゲームをプレイしています。カワサキファクトリーのカワサキさんの作品でとても手軽な2人用ゲームです。

 ババ抜きの要領でカードを引いて船を進めていくのですが、引いたカードは基本的に自分の元に来るため、リードしていると逆に相手にも進まれやすいという状態になります。マップ上の障害物、アイテムなど最低限で効果的な味付けがされているのもいいところですね。

 上下の区別があるカードの柄なので、引いたあとに上下の向きを揃えておくことを忘れずに。逆にわざと上下を逆さにしたりというババ抜きらしいテクニックもあったりするわけですが。

●JNR(仮)

 ひさしぶりに、テストプレイをすることになりました。マップがとてもきれいになっていたのが印象的ですね。今回は4人で、JNRの特別ルールを入れることにしました。

 中盤に入るあたりで、場札が固まってしまい、激しい山札の引き合いが始まりました。不要株をJNRに買えることはできるのですが、中盤の要所からことごとく不要株しか引けずさんざんな結果になりました。株券の逆転狙いをやったもののすぐの上家に止められるとどうしようもないのです。

 ゲーム自体は、まとまったかと思います。大規模会社が警戒しあうとびにくいというのはありますが、これはプレイしている環境によって変わってくるのではと思いますね。あとは、ボードの見やすさ、カードの見やすさなどに力を入れていく時期かもしれません。

●オーシャントレード(仮)

 自分の作品も最後にプレイしました。最新作の4つめのルールを初公開しました。

 このルールの場合、カードの選択肢が若干広く、差がつきにくいという特徴はありますが、タイブレーカーのルールも駆け引きに含めることにしました。

 と思っていたら、本当にトップタイでタイブレーカーで勝負がつきました。こういうこともあるものですね。1つめのルールのバリエーションのような感じなので、1つめのルールを残すかどうかも含め様子を見ていきたいと思います。


 そんなこんなで、2日目は早めに終わったものの、謎プロジェクトがかなりのボリュームだったため充実感はありました。ゲーム三昧の2日間でしたが、とても充実していましたしテストプレイも進めることができてよかったと思います。


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