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● 2009年8月ゲーム会まとめ ●

 今月は細々としたゲーム会が多かったので、2回分をまとめて一つのレポートにします。間にJAGAを挟んでいますね。


- 2009/08/09 自宅ゲーム会 -

 この日は、いろいろと調整したところ、自宅ゲーム会という流れになりました。3人かと思われたのですが、4人に増えたのでプレイするゲームも変えています。

●日本漫遊記(仮)

 これまでは、4人や5人ということはあっても、3人でのプレイはなかったのです。主要路線はだいたい3本になるので、防御合戦になるかと思われたのですが、実際にプレイしてみると違ってみたりとか。

 4人以上ではいかに主要路線を取るかが勝負の分かれ目ですが、3人だと組み合わせの妙が出てきたりします。日本マップはかなりゲーム的な要素を強くしたので、少人数の場合はコンボを組みやすくなっています。主要路線ののぞみを確保しても勝てるわけではないのがよくわかります。

 逆に防御路線は比較的余りやすく、ともすればラストバーゲンの対象になったりします。

 中盤のチャレンジは 0勝1負。日本マップはやはり勝負しにくいところはあるでしょうか。主要路線を取っていれば、大きなダメージにはなりにくく、ランダムでの勝負だと超長距離の目的地が選ばれるということもあります。

 最後の最後は全員が僅差での勝負になりました。元のレイルバロンでは、いったんで遅れると取り戻しにくいというのはあるのですが、こちらはチャレンジと、ゴールチャレンジ阻止で逆転の要素はいろいろとありますからね。ただ、中盤までにいい路線を持っておくと、戦略の幅が広がります。

●企画その46(仮)

 今回のメイン企画にして、今シーズン向けの作品ではないのは間違いありません。ただ作ってみたかったから作ったという感じの長時間ゲームです。プレイ時間は 4時間30分くらいでした。

 企画自体は楽しめましたが、展開が重くなりやすいというのが難点ですね。こちらはなんとか 3時間ゲームにまとめたいので、ここからいろいろと圧縮処理をしていくことになるのでしょうか?

 いろいろと見ている限り、このタイプのものは別格という感じがしていて、企画を進めていく上でいろいろと不安なところや、心配なところなどもあるわけですし、一般公開せずに私家版にするかもしれません。1年以上は時間があると思っているので、長い目で育てていこうとは思っています。

●ロスバンディット [play:game]

 最後に、2人でプレイしてみました。あの「バトルライン」のダイスゲーム版といったらいいでしょうか。ダイス運もありますが、どこにどう配置するかも大事ですし、勝負を捨てるところや、負け宣言をするところまでもが重要になってくる、Kniziaらしいシビアなゲームです。

 4つの列に、袋から取り出したダイスを振って役を作っていきます。より強い役を作ったプレイヤーが列の勝者となり賞金がもらえます。この賞金を過半数集めたプレイヤーの勝利という感じです。

 今回は、序盤からずっと押し気味のプレイで相手を完全勝利しないと行けない状態まで持ち込み、そのまま逃げ切りました。

 ダイスゲームではあるのですが、このプレイ感覚の重さは他にはないですね。


- 2009/08/23 ゲーム会 -

 この日は食事会のあとのゲーム会ということで、遅い時間帯から2ゲームだけプレイしています。

●アヒルチャンレース [play:game]

 1つめは、新作のレースゲームから「アヒルチャンレース」です。ヘックスで切られたマップをうまく移動していき、チェックポイントを回ってゴールを目指すゲームです。このゲームの特徴は「向き」と移動順序、そして衝突のルールです。

 レースゲームではあるのですが、どちらかというと読みあいをしたりしながら進めていくタイプですね。特殊カードの効果が比較的強力で、組み合わせで使うことで一気に逆転を狙うことも可能です。

 上級ルールを使ったこともあり、重い感じのゲームになりましたが、向きを意識したレースゲームというジャンルの中ではいろいろと楽しみどころがあるかと思います。

 最後の最後はマッチレースでしたが、使ったカードがリシャッフルで他のプレイヤーに渡り、それを使われてゴールといううっかりになりました。

●リビングストン [play:game]

 お次にプレイしたのは、新作の「リビングストン」です。スコットランドの宣教師でアフリカ大陸を横断した探検家 David Livingstone(1813-1873)の名前がついたゲームです。

 サイコロを振って出た目を使ってアクションを決めていくゲームです。得点の獲得手段は拠点を作ることで、そのターンの得点と、最終的なトップボーナスの2通りで競います。拠点を作るためのお金を稼ぐ手段として、採掘をしたり、特殊な効果があるカードを引いたりというリソース回しの要素もあります。

 いろいろな要素が寄せ集まっていますが、他のプレイヤーの行動や、カードの組み合わせ、サイコロの目の組み合わせなどの振り幅が大きいような気がします。

 また、ゲームの最後に寄付金が一番少ないプレイヤーが脱落ということで、終盤の寄付金の読みあいも重要になってきます。これも資金が浮くかどうかがある程度運任せになる部分もあったりするのですが。

 それなりに時間がかかりましたが、いろいろな要素を楽しめると思いました。


 というわけで、テストプレイとか、新作とかとちょこちょこと楽しんでいます。


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