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久しぶりに、ゲーム会のない週末になったので、特集をお送りしましょう。夏休みのあたりにそれなりの回数をプレイした、iOS版の San Juanです。カードゲームは「サンファン」という名前で日本語化されています。いつも通り、実際にプレイした感覚でのレポートをお送りしましょう。
ちなみに購入したときの価格は 700円でした。iOSのソフトとしては高い部類になりますが、帰省直前で時間が取れるタイミングでもあり、十分に元は取れたかと思います。
残念ながら日本語対応はされていません。多言語対応していますが、英語を選んでプレイしています。カードの効果を覚えてしまえばテキストは不要ではあるのですが、言語依存がそれなりのあるゲームなのでお気をつけください。「サンファン」が日本語化されたのは、この言語依存の要素をなくすためだったりします。
タイトル画面から、Local game を選び、対戦相手を選択してスタートです。オンラインゲームもできますが、ここでのレビューでは対象外です。
iPad版では、相手の建物まで全部確認することができるようになっています。iPhone/iPod touchでは相手の建物は色だけが分かるようになっています。建設したときにはちゃんと表示されるようになっているので安心ですが。
操作系としては、スワイプではなくタップ中心の操作感になっています。カードをタップで選択してボタンを押すという感じです。手札が多い場合は左右のスワイプでカードを見ることができます。
独特の操作感としては、自分の手札は基本的にクローズされています。手札をタップすると初めて内容を見ることができます。これは慣れないとちょっと面倒かもしれません。
引いてきたカードのうち何枚かを選ぶ場面がありますが、このときに手札をタップすると手札も確認することができます。カードの選択は比較的やりやすいのですが、操作系は好き嫌いが分かれるかもしれません。
基本的な処理はもちろん自動ですし、生産し忘れとか、建設できるのにしない場合などはちゃんと注意画面が出ます。
BGMは落ち着いた感じの音楽で、手札の確認が独特なこと以外はおしなべて見やすい印象はあります。手札の枚数と得点は常に表示されているのもデジタル化されたゲームのいいところではありますね。
デフォルトでプレイスピードが若干遅く感じましたが、9月のアップデートでスピードの選択ができるようになりました。最高速にするとかなりさくさくと動きます。これはいいアップデートです。
カードゲームだからどうしようもないときはどうしようもないですが、さくさくと回数をプレイできるのでいろいろな方向性を試すことができるのはいいですね。実績もいろいろと用意されているようですが、50点以上の実績を取るのがかなり難しいですね。
「サンファン」は発売当初からそれなりにプレイしていました。「プエルトリコ」のカードゲーム版といった感じで出てきたのですが、カードだけでうまく要素をまとめているという印象はあります。似たようなメカニズムは「レース フォー ザ ギャラクシー」がありますが、あちらは TCGより、こちらはカードゲームよりという印象がありますね。
このゲームのポイントは建物の特殊効果の組み合わせと、どのアクションを使うかですね。選択されたアクションは全員が実行しますが、選択した本人には特典があります。カードの組み合わせと、アクションでどうやってアドバンテージを取るかがポイントになってきます。
「サンファン」は特に 6コストの建物が重要ですね。大量得点を獲得できるカードはそう多くないので、どこで伸ばしていくかも重要になります。生産強化する道と、建物の割引などで建物を建てる道など、勝利への道筋はいろいろとあります。
「サンファン」はデッキビルドが出てくる前のカードゲームですが、これまでのカードゲームにはなかった要素がいろいろと入っています。「プエルトリコ」の生産品の扱いを裏向きのカードで表すというところや、売却が独特ですね。
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