トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 巣鴨ゲーム会 2012年5月+横浜ゲーム会2012年5月 ●

 2012年5月26日の巣鴨ゲーム会と、翌日5月27日の横浜ゲーム会の連続レポートです。両方ともにクローズドのゲーム会で、傾向の違うゲームをいろいろとプレイしました。数が多いので簡単にプレイしたゲームをレポートしましょう。


- 巣鴨ゲーム会 -

●ワギャンしりとり(スピードルール)

 手始めは、同人ゲームのワギャンしりとりをスピードルールでプレイ。いわゆる「ワードバスケット」のルールです。実際にやってみるとなかなか言葉が出てこないので難度はかなり高いのです。

●街コロ

 お次は4人のうちにプレイしました。ゲームマーケットで自分の作品とテーマがかぶってしまったゲームです。ダイスを振って都市を発展させるゲームです。

 どうしようもないで目が出るとどうしようもなくなるもので、1ゲーム目はほとんど何もできずに終了しました。このゲーム遅い時間帯に2回ほどプレイしましたが、勘所が分かってくると面白みも出てきます。

 安定した収入を誇るコンビニや、全員のターンで収入が入る麦畑、牧場あたりは1人に集中させてはいけません。コストがかかる物の森林と鉱山から家具工場へとつなぐコンボもあります。鉱山はコストは高い物の収入もかなり大きいです。駅の建設でサイコロ2個振りの権利が与えられますが、使う戦術と使わない戦術がありますね。

 資金の使い方を誤らずに、そのあたりがちゃんと分かるようになってくると、楽しさが分かってくる感じなのではと思います。とはいえダイスゲームなので出目がふるわないときはとことんおいて行かれます。

●ちるのい!

 メンバー合流待ちでプレイしました。特別なカード/ルールが入っている「ノイ」ですね。このゲームはシンプルに楽しいので、こういうときに向いていますね。

●TRAINS [play:game]

 4人プレイをルール説明+見学で見ていました。横浜線を完成させたりというのがありましたが、資材置き場から大量の現金+参入で差しきりの展開になりました。プレイ感覚をつかむまでは、なかなかどこで攻めるかというところが難しいのかもしれません。廃棄物があるので、デッキが濃くならないのも特徴ですね。

●すしドラ! [play:game]

 創作ゲームの新作をプレイ。上級ルールを入れてプレイしています。ドラフトですが、バッティングの要素があったりするので、そのあたりをどうこなすかがポイントになってきます。2ラウンド目以降は得点チップの出方が分かってくるので、それを見ながらというのもアリですね。

 プレイしていて気づいたことは、イラストの細かいところでいろいろと工夫されているというところにあったりします。得点チップの配分は実はお皿の柄で分かるようになっていたりします。こういうところも、デザイン上の工夫があっていいですね。

●シティービジョン

 お次は自分の新作をプレイしています。5人プレイは初めてでしょうか。体験テーブルで猛威をふるった「シティーホール」も今回のメンバーでプレイしたら、得点届かずでの終了でした。

 大きな武器を1つ持つこととそれなりの早さがあることが重要だったりします。都市ボーナスの差がつまらなかった感じになったので、そのあたりも意外と効いてきます。5人プレイで長期戦だと2回目のシャッフルが入りますね。

●創作ゲーム

 お次は、初お披露目の創作ゲームをプレイしています。大富豪やピラミッドカードゲームをベースにちょっとひねった感じのカードゲームです。追加ルールでのアクセントが効いています。

 それなりに回ることは分かったのと、このカード構成だと上位はそれほど安定しないこと、最強のカードを持っていても負けることがあることなどが分かったので、基本的なところとしてはいいでしょうか。しばらくは練り上げていくことになりそうです。

●ひつじがいっぴき

 お次は新作ゲームでプレイしています。羊を数えながらカードをプレイしていくシンプルなゲームです。イラストは全カード異なる物が描かれています。羊の数が紛らわしかったりもするのですが。

 緩くまったりと楽しむにはいいですね。収束が以外と早いので上級ルールでも大丈夫かもしれません。

●つかいま!

 こちらも新作の創作ゲームです。シンプルなセットコレクションのゲームです。誰が何を集めているかが重要で、手札制限も厳しいため、見た目よりもシビアな感じはします。これも2回ほどプレイしています。

●バルト海 [play:game]

 今回唯一の市販ゲームでしょうか。ピック&デリバー系のゲームです。魚を釣って港で水揚げして得点を稼ぐゲームです。5人でプレイしましたが、以外と短時間で終了してしまいます。

 人数が多いと場所の取り合いというより、序盤から中盤の動きがかなり重要になってきてしまいます。上級ルールを入れて野プレイだと感覚が違うかもしれません、もう少し少ない人数でプレイすると変わってくることでしょう。

●ワギャンしりとり(通常ルール)

 お次は、通常ルールでのプレイです。裏読みも入れながらという感じになりますが、実物を目にすると意外ととっさに出てこない物です。

●騒がしい大図書館

 同人カードゲームをプレイしています。必要な材料をそろえて得点を稼ぐという感じですが、特殊なカードがそれなりに攻撃的で、出る杭を打っていくゲームではあります。

 今回は、ゲーム慣れしているメンバーが集まったので、見事にトップの止めあいになりました。こうなってくると特殊カードで勝負がついたりするのですが、本当にそんなパターンになりました。


 12時間越えの長丁場でしたが、思う存分楽しみました。次回は 7月とのことです。


- 横浜ゲーム会 -

●カンタベリーへの道 [play:game]

 3人と言うことで、プレイ人数が3人までのゲームをプレイ。免罪符でうまくお金を稼いでいくという風刺的なテーマの作品です。いろいろと仰々しいことが書かれていますが、スタンダードなカードゲームですね。

 大罪が貯まっていくと、巡礼者が亡くなってしまい決算が発生するのですが、そのタイミングのランダムさがいい味を出しています。自分のターンで決算が発生すると追加ターンのチャンスがもらえるのですが、これがなかなか強力だったりします。

 得点を稼ぐ方法はいくつかありますが、最後はゲーム終了のタイミングが1ターン伸びてしまい、追加ターンを余計に1回使うことになって1点差でのゲーム終了でした。いろいろと不謹慎なゲームですが、本質としてはなるほどと思いました。

●マンハッタン計画 [play:game]

 こちらも、原子力をテーマにした風刺物のゲームです。核開発を進めていき、核実験や核武装をして規定の得点を稼ぐゲームです。ボードの雰囲気がそれらしいですが、ワーカープレイスメントのゲームですね。

 右肩上がりというよりも、ちょっとずつちょっとずつサイクルを回して得点を稼ぐタイプのゲームです。開発のためには人員が必要ですし、材料もお金も大事です。

 お金を得る手段があまりないゲームではあるので、そのあたりもうまく考えて回していく必要があります。お金の使い道自体はそう多くないのですが、切り札的な役割になることもあります。

 得点を稼ぐ手段は、とにかくミサイルを作ってからになりますが、そこまでに至るステップがいろいろとあるのです。いろいろな要素を楽しめるゲームですね。

●ソロモンの王国 [play:game]

 お次は建設系のゲームです。材料を集めて建物を建てたり神殿を作ったりして得点を稼いでいきます。材料の購入売買でも得点が動くので、得点の変動が大きいゲームです。

 普通に建物を建てて得点を稼ぐのも重要ですが、いいタイミングで材料を売るのも重要だったりします。建設系のゲームにはない感覚ですね。こちらもワーカープレイスメントですが、得点の出入りが激しいので価値判断が悩ましかったりします。

●アンモナイト [play:game]

 新作の創作ゲームをプレイ。かなり昔にプレイしたことがあると思ったら 2005年に2回プレイしていました。私はうっかり買い逃してしまっています。

 文字通りの化石発掘のゲームですが、ゲーマーの心理をよく突いたゲームです。得点の高い化石を掘るためには、運もありますが、直前のプレイヤーとの駆け引きも重要ですし、カウンティングも重要になってきます。本当に要素自体はシンプルですが、ルールでうまく後半に山場がくるようになっているのです。

 アイデアがたっぷり詰まったゲームで、こういう作品が作れたらと思えるようなそんな作品でした。

●創作ゲーム

 前日にプレイした創作ゲームを4人でプレイ。プレイ感覚を見るほかに、いろいろアドバイスをもらったりとか。3人の場合はプレイされない予定だったのですが、出して正解でした。


 というわけで、2日間ゲームづくしという感じになりました。新作をプレイする機会はなかなかとれなかったのですが、こうやってまとまった時間を取るのもいいものですね。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記