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● 巣鴨ゲーム会 2013年6月 ●

 2013年6月8日、久しぶりの巣鴨ゲーム会でした。このゲーム会はクローズドで事前にある程度テーマを決めてという感じです。今回は「ゲームマーケットの新作」ということで春の大阪と東京の新作を中心に持ち込んでいます。今回もプレイしたゲームをレポートしていきます。


●ダンジョン オブ マンダム [play:game]

 今回は 9:00 から 22:00 とかなり長丁場です。まずはメンバーがそろうまでのあいだで簡単にプレイしていました。度胸試しのカードゲームですね。より少ない装備品でより深いところまで攻略できるかを競います。

 今回は 3人でプレイしましたが、プレイヤーによって様相がかなり変わるのがこのゲームの面白いところではあります。装備品が全部残っていると、完全攻略が確定するので、どこかで装備品を外す必要があるのですが、このあたりの感覚が違ってきます。

●セイル トゥ インディア [play:game]

 お次は、人数が増える前にと思っていたら説明中に 5人になってしまいました。この作品をプレイしています。テストプレイから参加していましたが 500円でここまでという衝撃的な作品です。今回は説明書通りのルールでプレイしています。

 序盤から近場の交易が中心になったため、前に進むことに。船の移動力は 3番手なので初期資金で 2に上げています。このゲームなかなか得点を稼ぐ手段がないので、航海で先に進めるのも重要ではあります。

 中盤折り返し地点で 2連続の拠点なしがあったため、拠点の配置が遅れましたが、得点源となる 4コストの技術を早めに集める感じに。1種類までしかとれませんでしたが、手数に若干の余裕ができたので、拠点で得点を稼ぐことに。結局、コマ 3つを余らせた状態でゲームセットにして、逃げ切っています。

 今回は活版印刷が登場しなかったというより、技術があまりとられなかったのですが、コマを出し切らないくらいのスピードだとさすがに追い込めないのではと思ったりとか。16点の終了ですが、歴史記録官が 7点しかなかったので、相当早い展開でした。

●ブラフ [play:game]

 お次はリクエストがあってプレイしています。5人ダイスの5個スタートです。ジャストの巻き添えでダイスが 2つまで減ってあっという間に手持ちのダイスがなくなりました。ブラフは序盤の数回で振り直し合戦が発生するところと、最終版の駆け引きが個人的には好きですね。

●チキンダイス

 昼食休憩を挟んでプレイしたのがこのゲームです。大阪の新作でダイスが 30個入っています。ダイスを振って目的の目が出たものが得点になります。バーストしたら得点がなくなるのでやめ時が大切ですが、他のプレイヤーはどこでやめるかを事前に予想します。

 予想が的中した場合は、得点を減らすことができ、次のターンのダイス数を増やすことができるようになります。ダイスが多いとそれだけ得点が伸びるのですが、早めにやめて予想を的中されると一気に伸びなくなります。

 予想を的中するのは難しいのですが、バーストやオールヒットをあてれば大きくダイス数を稼ぐことができるようになります。単独トップと単独最下位には調整が入るので、そのあたりを狙うのもいいのかもしれません。今回は、ちょうど詰めの段階で同点になってしまったため手番の差で逃げ切られました。

●11 Steps (仮)

 お次は、春のゲームマーケット明けの巣鴨ゲーム会恒例となったお披露目タイムです。いつもは秋向けの作品を出しているのですが、今回は時間がなかったので簡単なダイスゲームを。短時間ゲームではありますし、事故も起こりやすいところではあるのですが。

●トリックマイスター [play:game]

 その次は 5人での「トリックマイスター」です。最大4つのルールが入るとても変則的なトリックテイキングです。基本的にはノートランプ 4スート各15枚のトリックテイキングですが、60枚のルールカードにはいろいろなものがあります。

 序盤にプレイ順が変わるルールはよく出てきますね。今回は全体的に得点のルールが少なかったような気がします。そして、最終ラウンドは、0トリックで 10点と、最小トリックで得点2倍が一緒についてきます。スート減点とスートトランプがきれいに一致して、ものすごい場になりました。

 ここまで点差 7点くらいだったので、0トリック達成で一気に逆転のチャンスです。といっておきながら全員が 1トリックずつを取り合うよくできた展開に。トランプの方は1人に固まって大きな減点になりました。

 トリックテイキングになれたプレイヤーがいろいろと楽しむタイプのゲームではありますね。ノートランプの場が多いのでスートトランプになれていると若干やりにくいかもしれません。

●男前動物園+男前一本勝負 [play:game]

 さらにその次は、なかなか出す機会がないゲームを登場させました。男前な動物をうまくかいくぐって迷子になった子どもを救出し動物園から脱出するゲームです。初代の「モンスターメーカー」がベースです。2012年の夏コミが初出ですが、ブースターの男前一本勝負は 2013年の春のゲームマーケットが初出なので、一応新作ということで。

 このゲームの特徴は、なんといってもインパクトのある男前動物です。このあたりは文字ではとても説明しきれないので、検索なりでどうぞ。

 今回は一本勝負のルールでプレイしています。カードの上限6枚、ターン開始時に 6枚まで補充、手札がいっぱいの時は1枚だけ捨てて引き直せるという感じです。移動カードがないと大変なのはこのゲーム出も同じです。男前カードが妨害と迎撃の両方の役割を持っているので、事故率は下がっているのですが。

 すごろく部分はマス数はそれなりにありますが、移動力が大きいカードも入っているので比較的流れは速いかと思います。折り返してからの勝負ではありますが、手札にうまく移動力の高いカードがあったので、残り 17マスから 5D で 17を出す力技で脱出しました。一応期待値 17.5 なので距離的には狙っていたのですが。

 こうなるとさすがに他のプレイヤーは誰もゴールできませんでした。1点での逃げ切りではありますが、一本勝負とか迎撃失敗とかで得点が動きますね。

 初出は電源不要以外で、たまたま私がイベントで足を運ぶジャンルの足を運ぶところということで、情報を見て迷わず購入しました。男前動物のイラストはすべて書き下ろしで非常に豪華です。私自身はすっかり慣れているのですが、メンバーにカードを出した時の反応は新鮮でした。

 個人的に、獣人とかモンスターとかドラゴンとかそのあたりは大好きなのですが、私自身ゲームは自己生産しますが、イラストは自己生産できないこともあり、電源不要ゲームとの組み合わせは、今後も期待しています。

●ダンジョン オーダー [play:game]

 お次は、比較的軽いものと言うことでこのゲームをプレイしてみました。忍者が汚いのは仕様ですというより、アイデアが出たときに狙ってデザインしてみました。

 5人は比較的バランスがとれていて、どこでどのように得点を稼ぐがが悩ましいところです。忍者は今回も1勝しています。ゲーム回数はそれほど多くなく、魔獣使い 2回で 7点まで届きました。魔獣が減らない場だったのでうまく場の状態とかみ合うと強いですね。隊列は比較的前列で防御力もそこまで高くないのですが。

 このゲーム、かみ合わないときはどうやっても得点が入らなかったりというのもよくあります。テストプレイの時は 0点終了というのも何度かやっています。

●ワンナイト人狼 [play:game]

 夕食前に、せっかくなので実際にプレイしてみました。5人のワンナイト人狼です。

 1ラウンドで終わる人狼ということで、やってみましたが、理不尽さというより、即興で動く能力が問われるため、やはりプレイヤーを選ぶようです。人狼の潜伏は有効なときと、役職が出てきてやりにくくなるときとあります。怪盗の入れ替えがポイントではありますが、ここも賛否が分かれる感じだったり。

 1ゲームだけプレイして、人狼2体、村人2体、占い師1体で、怪盗と村人が埋まっていました。占い師は村人を当てCO、人狼2体は潜伏で中立の1人がキャスティングボートを握る形でしたが、人狼に票が集まり村人勝利でした。

 徐々に追い詰める感じではないので、序盤のヒントのなさはないのですが、いくつかのパターンがあるのでそこら辺を押さえてからが面白いゲームだと思ったりとか。個人的にこちらならよさそうな感じですが、周りではあまりプレイされないタイプかもしれません。

●ひもサバンナ

 夕食後はこちらをプレイしています。5人でできるゲームもそろそろつきてきました。前回プレイが近いので説明は省略して流れだけ。

 今回は珍しく岩場に動物が集まる展開になりました。水場は 3人が入り込んできたため、まともに調査ひもが置きにくい状態になったりとか。こういうときは路線変更も必要になります。

 場にサルがあまりいない状態で、サルの調査カードが多く出てきていて悪い予感はしていたのですが、終盤にサルラッシュが訪れていました。高得点のアフリカゾウとカバがどちらも最終盤で出てきたので、動物の得点自体は伸びにくい感じに。こういうときは基本得点の高いカードと、地形のボーナスが相対的に役立ちます。

 ゲームの方は、中盤に全員が伸び悩んだ時期がありましたが、調査カードの素点の差という感じになりました。

 ひもを使うゲームなので、緩い感じに見えますが、プレイヤーによってとてもシビアな展開になったりもします。基本は陣取りなので、動物の配置と調査キューブをどこに置くかがポイントになります。水場や地形を囲むのもありますし、有利な動物をつぶしてしまうと言うのもあります。

●ブラフ [play:game]

 アンコールのブラフは、序盤にサイコロを2つ失ってきつい展開でしたが、残り 3人まで持ち込んでから粘る展開に。終盤はいかに悩まずにコールできるかも重要になってきます。☆や5の目は強いのですが、今回は 5の目を3連続で振っています。

 一番の山場は3人が1個ずつ、出目が 5-2-2 のところで、5が1つのコールに対して☆1つの場面でした。誰かが☆を振っているのを期待してのコールでしたが、実は 2 が正解という場面です。ここを 2 とコールする手はあるのですがかなりの勇気がいります。最終的に 2個、2個、1個の 1個のところから勝利しています。☆を振られるときついのですが、5の連打は強いですね。

●ロストレガシー [play:game]

 最後は時間調整も兼ねて 2卓に分けてプレイしています。こちらはロストレガシーを3人で何回かプレイしました。3人の場合はレガシーの探索まで行くことが多いですね。女盗賊で引き当てたり、最後の数値指定の 2択で当てられたり、外したりと言う感じです。3人の場合は山場が終盤に来るのでこのゲームらしい展開もよく見られます。


 というわけで、休憩を挟みながらですが 11時間くらいは楽しんだでしょうか。次回は 9月の予定です。


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