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● 巣鴨ゲーム会 2015年9月 ●

 2015年9月21日、5連休のど真ん中で巣鴨ゲーム会が開催されました。今回は特にテーマはなしということで、いろいろな作品プレイしたりとか。いつもよりもゲーム数は少なめでお送りします。


●仕立て屋シャルロッテの秘密 [play:game]

 手始めは、イベント限定で販売されたカードゲームから。正体隠匿系のトリックテイキングゲームですね。

 シャルロッテ1人、村人3人の非対称な作りになっています。スートなしで数値勝負のトリックテイキングですが、トリック中の合計のマークが規定値を超えると自動的にシャルロッテのトリックになります。最終トリックのスートで1人追放が決まり、残ったプレイヤーのトリック数でどちらの陣営が勝利するかが決まります。

 特殊なカードはありますが、基本は村人COしても意味がないので、陣営カードを見てシャルロッテをあぶり出す or シャルロッテの場合は騙るという感じになるでしょうか。シャルロッテプレイヤーは、トリックをとらずにマークをオーバーさせることを狙い、村人プレイヤーは、マークをオーバーさせずに全員に散らすのがいいでしょうか。

 プレイングで正体を見つけるのは難しい場合があるので、村人のプレイングはナポレオンの平民みたいな感じになるのかもしれません。2回戦でしたが、1回戦はシャルロッテの2択を外して、シャルロッテの勝利。2回戦はトリックが均等になって投票前に村人の勝利確定でした。

 シャルロッテ側は、マークの数が多い場合は、パワープレイもありかもしれません。正体が見つかっても、送り込んだカードは絶対になるので。とはいっても、4人は4トリックが絶対勝利条件なのでなかなか難しいかもしれませんね。

 独特なプレイ感のカードゲームでした。正体隠匿の要素はそこまで強くないかもしれません。

●ゆかいなふくろ [play:game]

 お次は「ダミー」のリテーマ版ですね。日本語版がリリースされていましたが、プレイしていなかったのでやってみることに。ルールは再現できてしまうので詳細省略します。シンプルなカードプレイのゲームです。

 流れに乗れないと得点が獲得できないのは、このゲームの常ではあります。手札を思い切って交換してみるのもいいのかもしれません。

 バリアントルールの「ふゆかいなふくろ」もプレイしています。ルール的には得点が最も少ないプレイヤーの勝利という感じです。こちらは、詰みの場になったときにいかにうまく対処できるかという感じですね。プレイ感覚は変わりますが、本質はそこまで変わりません。

 ちなみに同じような感じで「トレンディー/クレイジーレース」というゲームもありますが、こちらは少しルールが違います。

●アニマル フィールド

 前回の巣鴨ゲーム会でお披露目した作品が、秋向けの作品としてできあがったので改めてのご報告ということでプレイしました。5人いたので、ルール説明に回ることに。完全にランダムでプレイしました。

 今回は序盤に高コストの動物が出てきたので、全体的にじりじりとした場になりました。資金が貯まりにくいので施設カードのタイミングが難しく、高得点のカードがカットされるような感じになりました。

 最終的に、点差はそれほどつかず、同点で手番順の決着になりました。といっても、動物の数で勝負する形と、動物の質で勝負する形にきれいに分かれています。できあがった動物園を見ると、それらしくなっていてよかったですね。

 ちなみに、4人のときは、低コストの場合は 12体くらい、高コストの場合は 7体くらいと数の差はそれなりに出るようになっています。平均すると 10体くらいになるように作っています。

 昼食は、混雑していたこともあり居酒屋の昼ランチで。出てくるまでに時間はかかりましたが、よかったですね。

●オートモービル風 [play:game]

 お次は、巣鴨ではプレイ済みの「オートモービル」風のものをプレイしています。ルールは「オートモービル」と同じですが、販売するものは自動車ではなくゲームソフトです。

 今回は、全体的に時代が進まない展開になりました。1ラウンド目の見所は、人物選択で、名人が登場しなかったりとか。このパターンは珍しいです。技術力が伸びないものの、1ラウンドでは確定160の利益がでますね。

 1ラウンド目では、第3のジャンルが出てこず、2ラウンド目でも、第2次アクションゲームブームが出なかったこともあり、時代の進み方は遅かったですね。低借金プレイが続くような展開になります。

 3ラウンド目のアクションゲームとの転換期で、名人がアクションゲームを売る珍しい展開を出しました。この方が在庫処理がうまくいくということはあったので。この時点で 2002年くらいの時代の流れでした。

 結局 4ラウンド目で無事にDSが発売され、2007年くらいまでは時代が進みました。最後のRPG合戦は全員で値引き合戦になりました。このタイミングアクションが余っていたので、生産数を絞らず営業を送り込むのが正解だったようですね。

 このゲーム、ブルーオーシャンに出させてはいけなかったり、数値以上にある程度打ち合いをする必要もあるのと、需給が読めないところはあるので、ある程度勝負に出ないと勝てない作りになっているとは思います。

●今回のお披露目

 時間がかかったので、軽く今回のお披露目を。おそらく来年の春に向けた作品になりそうです。ダンジョンをテーマにした軽いカードゲームですが、それなりに悩ましいところは出てきたかと思います。

 全体の雰囲気に合わせた調整とか、ラウンド数の調整とかをして、テストプレイに入りたいと思います。このあたりは制作作業が一段落してからですね。早めに動いているのは、春向けの作業期間が多少削られることが見えているためだったりとか。

●ピクテル

 お次は、TVで放送されたばかりということで、この作品をプレイしました。春のゲームマーケットで、お隣のサークルだったこともあり、購入しました。ピクトグラムを使ったお絵かき系のゲームです。

 前回はテーマの設定が難しかった印象はありましたが、今回は 3分のオーバータイムが発生せず、ほどよい難度になっていたかと思います。「ゼルダの伝説」とか、「インベーダーゲーム」とかは、かなり少ないパーツで回答が出ましたね。

 情報によると、秋のゲームマーケットでは「ピクテル Light」が出展されるそうです。

●ほんのきもちです

 リクエストがあったので、久しぶりに持ってきました。今回は5人でプレイしましたが、1000点札が少し足りなかったので、枚数調整が入ることに。のし袋の中身を予想して、得点が一番多いプレイヤーが勝利というゲームです。

 このゲームのポイントは、のし袋の中身をすかしたり、厚みを触ってみたりして推測するところです。照明の強さによって難度は変わりますし、テクニックもいろいろとあります。

 自分の高得点が残っていたこともあり、終盤まで残って確実に1つ獲得するという作戦に出ました。61000点が確定することが分かっていたのですが、その他の袋が少なく 101000点でギリギリ原点越えでした。

 トップは、それなりの早さで抜けて 14万点獲得していました。最下位は 6万点代で、少し差がついた感じですね。このあたりはプレイヤーの配分によるところもあります。

 夕食は、昼食で行けなかったところへ。定食が続きましたが、いろいろと楽しみました。

●シノビアーツ

 最後にということで、JGCで購入したこの作品をプレイしました。こちらは陣営に分かれた、推理系のゲームです。カナイさんらしい要素もいろいろとありますね。チーム戦ですが、陣営は見えています。

 最初はとっかかりがつかみにくいですが、情報を集めつつ、チームメイトといかにうまく勝利に近づけるような貴重品をゲットするかがポイントになります。といいつつ、1ラウンド目で真逆のものを他のチームが持って行ったことが分かったりとか。

 5人の場合、3陣営が確定で、出てくるカードも多いのでプレイ時間もかなりかかりますね。いきなり単独で 2点入って、すぐに終わるかと思いきや、3人が2点、2人が0点から、陣営の妙で、全員2点という状態までもつれ込みました。

 とはいえ、この時点で閉場の時間が近づいていたので、ここでゲームとしては中断終了ということに。5人プレイの場合は出てこないカードが少ないので、情報収集に時間がかかり全体的にプレイ時間が大きくふくれあがりますね。終了条件も合わせると、指数関数的に伸びるタイプかもしれません。ひょっとすると 3人プレイもいいのかもしれません。


 というわけで、いつも2桁のプレイ回数ですが、1択かつ長時間ゲームが多かった事もあり、8ゲームでお送りしました。次回は12月くらいという話が出ています。おそらく12月は動けると思うので、折を見て参加したいと思います。


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