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● 巣鴨ゲーム会 2016年8月 ●

 2016年8月27日、今回はいたストオフの前日に、集まる機会があったので巣鴨ゲーム会が開催されました。設営、食事休憩2回、撤収を含めてですが 13時間の長期戦のゲーム会です。ゲーム数が多いのが特徴ですね。今回もプレイしたゲームをレポートします。


●おかしな遺言 [play:game]

 手始めにプレイしたのは、この作品から。いち早く資金を使い切ったプレイヤーが勝利するワーカープレイスメント系のゲームです。プラスとマイナスをひっくり返しただけなのに不思議な感覚がありますね。

 大きく分けて、不動産を購入し、減価償却した後で売却するか、イベントに費やすか、固定的な出費に使うかというところです。カードの役割が独特なのと、APの消費がばらつくのでそのあたりの感覚をつかむまでに時間がかかりますね。

 不動産は自動的に資産価値が償却していきますが、購入と売却に手数がかかることと、不動産を持った状態で資金が足りない場合は、不動産を売却する必要があるのがポイントです。カードスロットを埋めるのもありますね。

 イベントはカードを引く必要があるのと、必要なAPが多少ばらつくので計算しにくいところがあります。固定資産はカードスロットを埋めるのが難点ですね。強力な効果を持つカードをいかに獲得できるかも重要です。

 中盤までは、資金の減りが遅かったものの、イベント特化型で APをため込んで終盤にラッシュを書けることに。最終ラウンドは舞踏会の7AP 25消費で一気に借金に。最終結果は -11で同点。行動順でのタイブレイク勝ちでした。現金を大量消費する手段は最後に効いてきますね。


 11:30 くらいになったので、早めに昼食休憩を。昼食はいろいろと見ましたが、中華料理になりました。刀削麺はなかなかでした。


●魔女裁判 [play:game]

 午後の部の最初は、この作品を。まとめる際に play:game でタイトル検索を書けたら、同名の創作ゲームが引っかかるとは思いませんでした。こちらは Cheapass版の日本語リメイクですね。

 魔女裁判をテーマにしたゲームですが、報奨金をいかにせしめるかを競う交渉とダイスのゲームです。アメリカンな作品なので、カードの効果も大きく、プレイヤー感でバランスをとるタイプのゲームですね。

 中盤までは、弁護側の弁護料である程度稼いでいきましたが、カードの消費もそれなりに早かったのと、ダイス勝負で追いつかなくなったりとか。6人だと思ったよりもカードの消費が激しいですね。人数的には 4人くらいがちょうどいいでしょうか。

●本日のお披露目

 卓分けの前に、秋向け作品のお披露目を。ざっくりとしたアイデアで行きましたが、ポイントで悩ましいところは見られたでしょうか。バランス調整案が出てきたので、2ゲーム目までプレイしました。もう少し味付けして、テストプレイを回してどうするかを決めたいと思います。

●心臓発作にならないための10の方法 [play:game]

 ここからは卓分けして 3人ずつでプレイしています。裏番組は「アグリコラ」です。プレイ自体は久しぶりですが、日本語版をプレイしています。健康状態に気をつけながら生き延びるゲームですね。こちらも直接攻撃が多い作品です。

 基本ルールでプレイしていますが、収束性はあるものの、若干動きが固定化されますね。仕事でお金をもらって、ジムでリフレッシュして、買い物をして自宅でパーティーという流れから、徐々に崩れていくのがポイントでしょうか。

 同一ターンにパーティー2回に誘われてから、血糖値の上昇がなかなか止まらず、ぎりぎりで薬を購入するということもあったりとか。最後はイベントの高級ホテルでのディナーで卒業でした。そのターン中に、パーティーからの維持で耐えきれずに終了という感じでした。

 何かとブラックなテーマですが、今プレイするとよりいろいろと考えさせられますね。人は選びますが、なかなか好評でした。このゲーム会に持ち込みたかったので、目標は達成できました。

●王への請願 [play:game]

 お次は、ダイスゲーム枠です。裏番組は「オー マイ グーッズ」だったので、少しゆとりがありますね。新盤をプレイしています。

 今回は、かなり早い展開で、ロスなしでの王様獲得でした。1回何もとれずに、ダイス数 7個と 1個少ない状態だったので、速攻ではほぼ勝ち目がない状態に。どちらかというとルール説明の時ので目が走っていた感じですね。この早さだと、王妃の差も単純なダイス数の差でひっくり返せないこともありますね。

 人数が多いとダウンタイムが気になりますが、3人だとかなりさくさくと進みますね。

●ダンジョン オブ マンダム [play:game]

 時間が若干余ったのと、1人増えたので 4人でこの作品をプレイしています。このバージョンは久しぶりですね。

 いつも通り、突破回数が少ない展開になりましたが、脱落者が出るまでのゲーム数が長い展開になりました。装備品がラージシールドのみ、カード2枚をスケルトンとゴブリンで逃げ切りました。

 2人が1勝、2人が脱落の 9戦目、最後は全滅勝ちでした。人数が少なければ少ないほど、即断が有効なゲームだと思います。このあたりはブラフに通じるものもありますね。


 夕食は、昼とは別の中華料理店に。海鮮あんかけ焼きそばにしました。定食屋が多いので、中華連発は珍しいですね。


●ハンズ [play:game]

 夕食後は 7人でこの作品をプレイ。気になっていました。アクション要素にあるゲームで、手札に配られた手の形を出して、同じカードを持つプレイヤーを探すというものです。

 カードの中には両手が必要なものもあり、そのカードが配られたら、全員で同じ手の形をまねます。一番遅かったプレイヤーが失点となります。

 想像通りという感じでもありますが、両手のカードがアクセントになっていますね。あとは、同じカードが 4枚入っているものもあったりもします。

 好き嫌いは分かれそうですが、多人数でざっくりと遊びたいときにいいですね。

●アニマル マインド

 ここだけ、2卓に分かれてプレイしています。3人ずつで裏番組は「セレスティア」ですね。「クラウド9」のリメイクです。こちらは、SNEのコンテストに入賞した作品ですね。

 セットコレクション系のゲームで、手番プレイヤーのオファーを受けるかどうかを選びます。オファーは種類か得点かどちらかを正しく伝えるので、悩ましい感じになりますね。

 プレイヤー感でバランスをとるゲームという感もありますが、独特の駆け引きと、拒否、受取の制限が悩ましいところはあります。

 少し懐かしい感じのゲームではありますが、独特の悩ましさがありますね。4人だとまた違った感じになるかもしれません。

●ラトリア [play:game]

 最後は 6人でこの作品をプレイ、ドラフトと同時プロットのゲームですね。トリックテイキングのような感じですが、大量得点を獲得できる勝者の決定のルールが少しひねっています。

 ドラフトでウィナーが集まりそうな感じだったので、うまく合わせてとることに。大量得点のタイミングは少なかったのですが、手数で稼いで同点トップでの終了でした。

 トリックテイキングだと大きく時間がかかるところを、同時プロットでうまく調整している感じでしょうか。


 今回も長時間でいろいろと楽しみました。次回は、年末か年明けかという感じでしょうか。


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