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● 東京ボードゲームフリーマーケット ●

 2013年7月28日、東京ボードゲームフリーマーケットに参加してきました。大阪ボードゲームフリーマーケットからの企画ですが、新しいボードゲームのイベントがまた一つ増えました。

 初めてのイベントではありましたが、自作ゲームの頒布もOKということで参加することにしました。イベントなので定点レポートをお送りしましょう。


●参加まで

 5月下旬に情報が出だして、その週末に打ち合わせをしてその日のうちにエントリーしました。フリーマーケット寄りのイベントか、ショップが参加するのか、創作ゲームサークルが中心なのか全く読めない状態でした。

 イベントに出るときには何らかの目玉をということで、ぷちもりゲームマーケットのときは「ほんのきもちです」の体験プレイをしていましたが、こちらは間に合えば負担の軽いものを 1つと思っていたのですが、アイデアがまとまりませんでした。それならばということで、「ほんのきもちです」を数セット分だけ準備しました。

 手搬入なので、そこまで荷物は持って行けないと思ったのですが、直前の調整で車での搬入ができるようになったので、ちょうど日本語版を購入して、原語版を放出しようとしていたものを出すことにしました。その週の平日にお休みをとっていたからこそできたギリギリの企画です。

 Hammer Worksとして中古ゲームの放出をしたのは 2009年のゲームマーケット以来でしょうか。あのときはいつものメンバーで大型ブースをとっていた時代です。

 今回から、ディスプレイの看板とメニューをクリアケースに入れることにしました。看板はブース番号を入れています。これがあると位置関係がわかりやすくなるというのが他のイベントで一般参加したときの感想です。

 あとは、装備品も若干変更しました。これまで文具類は袋に入れていたのですが小物入れを身につけることにしました。このイベントではそれほど使いませんが、ちょっとしたときにあると便利なので。

 ゲームマーケットのときは、買い出しの時期と開催時期にあいだがあるので当日準備のイメージがつかみにくいですが、今回は久しぶりに当日の買い物をした感じです。


●開始まで

 今回のイベントは前夜祭はなく、当日搬入でした。朝早くの出発でしたが、荷物はそれほど多くなかったので、メンバーも含めての輸送に。事前準備、輸送、当日のセッティングなどいつものメンバーの協力なしではできない部分も多々あります。

 9:45 くらいに到着し、設営作業に。体験卓もありませんし、荷物も小さいダンボール2箱ちょっとということで比較的すぐに終わりました。バックヤードの奥行きが広かったのでそのあたりはやりやすいですね。

 自分のブースの写真はとっている時間がとれないのと、10年くらいのゲームマーケットでもほとんどとっていなかったので、基本的にとらない方針で。外からはあまり見に行く余裕がありませんでした。

●スタートから終了まで

 10:30 スタートでしたが、最初は中古ゲームの方に一気に流れた感じです。「ほんのきもちです」は数個しか持ってきていなかったため、開始 5分足らずでなくなりました。ゲームマーケットではできないような少数頒布だったので、あっという間でした。

 中古ゲームもフリーマーケットにしては若干高い値付けではあったのですが、それでも名作中心だったため15分くらいで売り切れました。こちらも少数というのはあります。

 「ほんのきもちです」は需要も見たかったので、リクエスト受付のメモを置くことに。何件かリクエストをいただいたので、秋のゲームマーケットである程度作ってきます。

 11:00 になっても、11:30 になっても中古ゲームの人だかりは残ったままです。こちらはあとは新作なしだったのでまったりとした感じになりました。

 12:00 ちょっと前にようやく出られるようになったので、買い物に向かうことに。中古ゲームはきりがないので見ませんでしたが、創作ゲームの新作を中心にいくつか購入しました。

 13:00 くらいにはようやく中古も落ち着きました。ここから午後の時間はまったりとした感じに。ゲームの説明などをしたのですが、参加者の層が去年秋や、今年春のゲームマーケットとはまた違った感じでした。

 14:00 過ぎくらいには、ブースも引き上げる方も出だして、最後の1時間はだんだん人が少なくなってくるのが分かるような感じでした。こちらは拍手までは会場にいるようにしているので、終了の拍手をしてから完全撤収の作業に入りました。

 創作ゲームは、新作も全くなく、過去作品のみでしたし、旧作を目当てで来られる方はそれほど多くないだろうと思っていたので、思ったよりも数が出たような気がします。

 今回のイベントで過去作品の「スローイング トレーダーズ」と「バリュー スケール」はイベント持ち込みの対象から外します。また、「シティー ビジョン」はおかげさまで在庫がほぼなくなったので、在庫を予備に回し完売とします。後発の「シティー プラン デルタ」も数個出たので在庫がかなり少なくなりました。


●参加して感じたこと

 全く始めてで手探りの中参加しましたが、久しぶりの頒布のみのイベントでいろいろと様子を見ることができました。まずはひとり反省会から。

 今回ディスプレイのやり方をちょっと変更し、頒布価格だけの貼り付けにしました。シンプルではあるのですが、若干の説明はあった方がいいような気もします。ゲームジャンル、プレイ時間、プレイ人数の情報とちょっとした説明もつけた方がよさそうですね。箱絵だけでゲームの内容をつかむのは難しいですから。

 中古があったため、スタート直後は相変わらずの過密配置でしたが、30分後くらいから若干密度に余裕ができるようになりました。次回から過去作品を絞り込むので、多少は解消されるでしょうか。

 基本的にブースにいるあいだは椅子に座らないのですが、今回の終盤くらいゆとりがある状態ならちょっと考えようと思っています。立ちっぱなしで動いていないのは意外と疲れるので。体験卓などがあるとあっという間なのですが。

 説明書とサンプルはすぐに出せる位置に置いていたのですが、今回はそこまで活躍しませんでした。体験卓が準備できるゲームマーケットだと、このあたりは役に立つのかもしれません。

 今回、メニューの誤植があったようです。いつもメニューはギリギリで作っていることが多いので、忘れずにチェックを入れます。編集しにくいテンプレートになっているので、そのあたりは改善が必要かもしれません。

 ここまで、ひとり反省会でした。ここからはイベント全体で思うところを。

 スタート前の待機列ですが、ルール上、待機禁止になっていたので厳格に運用してもよかったのではと思います。別ジャンルで聞いたり、実際に見たりしたところでは、フライングは時間通りに来られた方の後ろに回すなどのペナルティーの実例があったりします。とはいえ、開場直後に混雑での混乱が起こらなかった点は、参加者の協力もあってこそだと思います。

 サークルスペースですが、机の広さは通常のイベントと同じ、バックヤードは広い印象があり快適でしたが、島が大きく、真ん中あたりのブースで、うっかりものを外側に落としてしまうと簡単に拾いに行けない感じでした。このあたりは会場の広さによるところもあると思いますが。

 午後の時間帯から、体験プレイをされるところがいくつかありました。イベントの概要やトップページに「創作ゲームの展示、体験」とあったので、体験卓を立てるのはOKですが、隣のスペースにはみ出さない、近隣で他ブースのゲームを見ている方の邪魔をしないなどの配慮をお願いしたいところです。

 創作ゲームサークルが苦戦していたとのことですが、こちらはメインターゲットではないので、そこまで想定していなかったことあり、想定より頒布数は出た印象はあります。今後の方向性がどうなるかによりますが、どう活用していくかを考えることになりそうです。さらに中古ゲーム寄りになると、サークルとしては not for me になるでしょうか。

 無料のイベントで、かなりの混雑になったことと、いろいろと意見も出ているので、それを参考に方向性が固まってくることでしょう。

 企画してくださったスタッフのみなさま、お越しいただいたみなさま、そしていつものメンバーに感謝です。


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