トップ > アナログボードゲーム > 雑記

● 火曜会 2004年9月14日 ●

 普段は、平日の夜に新宿までは出られない火曜会ですが、うっかり都心方面に出かける用事があったので、参加して来ました。火曜会と名の付くイベントには 2003/4/29 以来でしたから、実に1年半くらいのブランクがありました。

 今回は、火曜会の様子をプレイしたゲームを中心にレポートします。


 用事が 16:30 には終わってしまったので、神保町、新宿で適当に時間をつぶしてから、18:30 ころに柏木に到着。すでに、席亭ともう一方いらっしゃいましたが、代表の yas-oさんにもすぐにお会いして、さっそくゲームスタートとなりました。

● すうじであそぼ

 うっかり持ってきていたゲームです。2人でまったりということで、軽くプレイしてみました。やはり、このゲーム、ソロプレイ向きのゲームではありますね。数字と演算子が厳しいと、なかなかの難易度になります。

 政策上の裏話ですが、「定数倍」が「×10」「×11」「×12」なのは、意図があります。10倍は数字の「0」がないから入れてみたというわけです。比較的使いやすいものと思われます。

 11倍は、10進数の1桁シフトが使えるという意味で、暗算のテクニックとして有用かと思って入れました。12倍も11倍ほとんど同じく、シフトを使えばなんとか暗算できるはずです。

● サクリファイス

 そんなこんなでしばらくしていると OKAZUさんが来られました。「サクリファイス」の 3人版があるということで、さっそくプレイ。ゲームの内容は、このページのオリジナルゲームからどうぞ。

 3人でも本質は変わりませんね。5人よりもカツカツな感じは減っているのかもしれませんが。アブストラクトっぽいゲームではありますが、短時間で楽しめるゲームだと思います。

● アップル・トゥ・アップル

 日本語版も好評発売中の「アップル」ですが、今回は人間力を試すという試みをやってみました。回答 2つに対して、ランダムで2つ回答を加えます。ランダムで入ったものを選んでしまったら、親が -1点という、人間力を試されるバージョンです。

 実際にやってみると、悩ましかったり、プレイヤーの回答より本物っぽいものが出たりとかなり面白いですね。このゲームの場合、ある程度の人数がいた方が面白いわけですが、これなら 3人からでも楽しめます。

 このゲームは、逆パターンをやったり、「アトリビュート」風にしたりとバリエーションがいろいろと作れるゲームだと思います。ことばのチョイスが若干大人向けではありますが、パーティーゲームとして、工夫次第でかなり使えると思いした。

● ブロックス

 ビバリーのゲームが続きますが、お次はイワサキさんを加えた 4人で「ブロックス」をプレイ。序盤はまったりとしていると思ったら、あっという間に殴りあいの展開になりました。最初のうちはうまく抜け出せていたのですが、気がつくと小さなピースを使っても出られなくなっていました。

 結局 9点ぶん残ってゲームセットでした。他のプレイヤーの動向に左右されがちなゲームですが、アブストラクトというよりも、何か優先順位のゲームのようなそんな感じもします。胃が痛くなるゲームで、持ち運びに便利とは言い難いですが、ルールが単純で面白い、名作だと思います。

● ビット・ラッシュ

 カワサキさんの新しい作品になります。ご本人の日記でも紹介されていますが、「ワイルドラッシュ」の図形版です。ちょうど「ブロックス」をプレイした直後ということもあって、かなり混乱しました。上下左右の関係で紛らわしいこともあるわけですが。

 プレイした感覚としては、トランプの「スピード」に近いですね。「ワイルドラッシュ」とは違った、また新しい基軸のゲームだと思いました。

● シティー・プラン

 8人になったので、2卓に分かれてこちらでは「シティー・プラン」をプレイしました。ちなみに裏番組は「乗車券」でしたね。

 カードが間に合わなかったのですが、今回からの新ルールとして、マニフェストのペナルティーがなくなりました。政権公約は、ゲーム終了後に一気に発表するという感じになります。これで、なぜか公開しない「公約」という設定上の矛盾が解決されたことになります。

 ゲームの方ですが、特殊施設中心のプレイと、小都市のプレイに分かれたのですが、思い切って 2人に補助金を出した代わりに、3軒の差をつけた状態でゲームセットにしました。普通は 50点くらいは行くのですが、今回のトップの得点は 45点でした。

 もうちょっと、バージョンアップがされるかと思われますが、基本コンセプトはもう動くことはないかと思います。

● いろんなもの (アレンジ版)

 最後に「どきどきわくわく相性ゲーム」と「ワードバスケット」から、ひとつのゲームが錬成されました。Adlung の「いろんなもの」というゲームの日本語アレンジ版です。

 簡単に言えば、お題として頭に着く文字が指定され、それを満たすような「絵」の描いてあるカードを探すというものです。

 例えば、この写真からだと次のようなことばが出てくるでしょう。「かつ」「とんかつ」「黒豚」「肉」「油もの」「キャベツ」「からし」「料理」「食事」。ちなみに、この写真は某所のとんかつです。

 実際にプレイした感じですが、いい感じに想像力が刺激されて面白かったです。いかにも Adlung らしいのですが、パーティーゲームとしてかなり楽しめるかと思います。実際には「絵」で書いてあるのですが、写真の場合はかなりいろいろと想像がふくらみますからね。

 これは、個人所有候補にしたいゲームになりました。絵からしりとりをする某ゲームを思い出したりしましたね。


 アフターは、サイゼリアで夕食会となりました。定番の肉サラダはちゃんと注文してきました。そのあとは、いろいろとここには書けないような話もありつつ、帰宅となりました。

 平日の夜の短い時間でしたが、かなり楽しめました。今回は、放課後のサークル活動みたいな感じでしたね。まあ、メンバー的なものもあるのでそう思うのも当然かもしれません。

 普段は、なかなか来られないのですが、またうっかり火曜夜に都心に行く用事があったら訪問したいと思います。


トップ > アナログボードゲーム > 雑記