● 2013年末と2014年始のゲーム会 ●

　年明け2回目の更新は、年末年始のゲーム会の様子をレポートします。これでようやくレポートが追いつきました。ゲーム数が少ないので、2つ分まとめてお送りします。

- 横浜ゲーム会 (2013/12/29) -

　今年最後の横浜ゲーム会は、冬祭り1日目からの直行になりました。前日はお仕事が入り込んだこともありましたが、何とか忘年会に参加して、こちらも参加できるようになりました。メインはとある作品のテストプレイですが、時間が余ったので創作ゲームのテストプレイに参加することに。

　他の方の創作ゲームを6人でプレイしています。6人は想定していなかったようですが、プレイした感じからはできそうだったのでやってみることに。大富豪系のゲームです。

　このゲームの特徴は、カードの数値調整ができることです。これにより、確実に勝てる札が事実上ない状態になります。とはいえ、数値調整をすると上がりまでの手数がかかってしまうので、そのあたりの兼ね合いが難しいです。

　Loserは構成上どうしてもできてしまうので、いかに処理できるかが重要です。確実に処理するためには、強いカードを作る必要があります。

　数値調整はできますが、枚数調整ができないので、2枚組、3枚組を意識した作り方になります。とはいえ、数値調整でむりやり組を作ることもできるので、プレイ感覚は独特な感じがします。6人でも特に問題なくプレイできました。後はカードの微調整という感じですね。

　自分の作品も横浜では初お披露目になりました。今回は人数が多かったので観戦のみで。想定していなかったカードの使われ方をしたりしましたが、根本的な部分としては今のままになるかと思います。

　先手有利とか、マップの扱いとか気になっているところもいろいろと意見が出てきたりしたので、そのあたりを調整しながらという感じになりそうですね。12月中に無事にお披露目ができたので、じっくりと調整したいと思います。物作りの時期を考えると 3月中旬くらいまでは調整できそうです。

　年が明けて、最初のゲーム会は前々日に急遽都心での開催に、場所は前日に決まりました。秋葉原YSのプレイスペースを使っています。この日は空いていました。

　今回は初めて4人でプレイしています。お披露目のときは 5人ばかり、セルフテストは 3人で回していたので、4人プレイ自体が始めてという珍しい状況になりました。

　マップを書き直したり、カードバランスを変えたりしていますが、カードゲームでも大きく2つくらい得点をとる手段を増やしたりしています。このあたりはもうちょっと練り上げる必要はありそうです。コスト調整のカードがなくなったのですが、1手ゆとりができるのは大きいです。

　タイミングがシビアで、カードが買えなさすぎる感はあるので、そのあたりは調整を入れるかもしれません。入れた場合は、先手有利な感じもするので、ターン数が余ったプレイヤーがカードゲームを始めるという現状のバランスでもいいのかもしれませんが。

　後になればなるほど得点が高くなるバランスですが、これはこれでよさそうです。3人の場合2～4点差がつくので、リスク覚悟で2段階の高得点カードを狙うのもありそうです。先手で2段階までとって、3段階目のタイミングを伺うのもあるので、より悩ましい感じになりますね。

　2ラウンドのフルセットをプレイしましたが、特定調整が入らない感じになりました。今回は、追加したカードが働いて、最後の3段階目の料理が1つ余計に取れて、素点で大きく引き離すことになりました。

　こちらは、初登場の創作ゲームです。見た瞬間に 18XX 風のゲームというのが分かるコンポーネントですが、その通りです。私の作品ではありません。

　アジアの交易をテーマにしたゲームですね。テーマは「ポセイドン」に近いですが、こちらは 18XX に寄せています。路線の引き方と都市間の数え方が独特で、このゲームらしいところがあります。ゲームが進むと長距離の航路ができあがることになります。

　ラウンド数が決まっていることもあり、かなり早い展開になります。交易路がそこまで複雑にならないのですが、ルートどりの楽しさはあります。トークンもかなり重要です。

　半配当あり、収益により株価アップが決まるため 1846 に近い感じのスピード感はありますが、会社の資金繰りは比較的余裕があり、パーマネントの船を複数持っての収益の伸ばし合いになりやすいですね。

　今回は、最終局面前の収益が上がる時期に、配当を出したプレイヤーがそのまま株数で差をつけての決着となりました。収支バランスはもう少し調整が入りそうです。

　整理運動ということでプレイしています。4人プレイでしたが、今回は装備品が整っている割に、ダンジョンも豪華で、すでに手遅れというものが難度も見られました。あなたの勝敗は 2勝7敗でしたが、最終戦はマッチレースでした。

　今回は通常のルールでプレイ。最初の山は下から2番目にギブアップカードが入っていましたが、そこから先は完全に度胸試しの世界になりました。最後はカードが足りず 34枚を引き取ってのゲームセットでした。カードを引き取るタイミングが悩ましいのです。

　というわけで、年末年始に書けては創作ゲーム三昧になりました。春向けに出てきそうな作品とかもあり、今から楽しみですね。