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去年はほぼすき間なく何らかのレポートをお伝えできたのですが、先週はゲーム会もなく、ネタのストックもなかったので、フリートークをお送りしましょう。去年も2月の建国記念の日の連休は旅行のためゲーム会に参加できなかったのですが、そこから丸1年レポートできることが続いていたことになります。
さて、今回はここ最近のレポートでよく登場する「横浜ゲーム会」の周辺の状況を差し支えないと思われる範囲で主観レポートしましょうか。定期的にレポートをあげるようになったのは 2008年5月からです。2007年の18TKの制作期間が起点になったでしょうか。
横浜ラボは「横浜ゲーム会」をやっている場所を指します。プレイしているのがいつものメンバーと呼んでいるメンバーです。Hammer Works、OKAZU brand などのテストプレイを中心にいろいろと協力していただいているメンバーです。創作ゲームデザイナーが複数名いる環境というのは、他のところでもあるかもしれませんが、スタイルや方向性はさまざまです。
OKAZU brand はゲームマーケットなどでも出られていますし、過去のフリートークでも特集を組んだことがあるので詳細は省略しますが、いろいろな作品をかなりのペースで作られます。テストプレイ版のカードが、いつの間にか正式版のデザインに差し替わったりで、1つの作品で2回楽しめるのも、創作環境ならではだと思います。
うっかり本舗の作品も横浜ラボでテストプレイされています。きっかけとなった 18TK は、この環境で常駐されていた期間があり、短期間で一気に仕上がった作品ではあります。テストプレイの作業で人月単位の工数が出た作品ですね。
あとは、私の Hammer Works の作品のテストプレイもされています。毎回いろいろと作品を出していますが、横浜ラボに出して意見をもらってから方向性が定まった作品も多いので、初期の段階から助かっています。
構成メンバーは得意ジャンルも、方向性もさまざまです。共通で鉄道ゲームが好きな方が多いので、関連する作品もいろいろと出ていますし、鉄道ゲームはプレイされる機会も多いですね。
歴史ものに強いメンバーが多い印象はあります。私が歴史物を作らないということもありますが、周りに詳しい方が多いと、そこまでして作らなくてもという感覚はありますね。ゲームを作る上では、背景世界を補強するのに役立つ知識ではあるので、アドバイスをもらうこともあります。
数値計算も速いメンバーがいます。この環境で計算できないようなゲームは複雑すぎると判断しています。1回テストプレイしたときにまさにそのような状況になったことがあるので。
あとは、カメラマンがいるのも特徴でしょうか。テストプレイの様子は収録されていますし、制作作業の様子も YouTube にアップされているものがあります。
私自身は、創作ゲームをお披露目したり、英文ルールを直接読んだり、ゲームマーケットなど各種イベント時のとりまとめがメインの役割です。ゲーム外のジャンルではファンタジーものと地理をテーマにした作品が持ちジャンルになるでしょうか。
横浜ラボのプレイ環境としては、いくつか常設されているものがあります。
18TKのテストプレイ後、18XXシリーズをプレイする機会が多いので、チップが常設されています。これがあると 18XX シリーズのプレイ時間がかなり早くなります。そのほかに、ゲームに使う小物入れの小皿も十分数常備されています。これも地味に役立つアイテムです。
あとは、収納用のチャックつきの袋が常備されています。新作を開封してプレイする機会も多いので、あると便利ですね。
プレイされる作品は、横浜ゲーム会を見ていただければ分かりますが、創作ゲームも市販ゲームもどちらもプレイされます。
軽くプレイできるゲームも、準備運動や整理運動を中心にプレイされることがあります。長時間ゲームも抵抗なくこなすメンバーがそろっているので、ゲームの幅は広いですね。作品数をこなす方向が強いですが、人気のある作品は、集中してプレイされることもあります。
もちろん創作ゲームも相当数プレイされます。18TK の印象は強いですが、TRAINSもかなりプレイされました。私も作品の場合、比較的短時間で終わることが多いので、バランス調整などをしたいときにプレイすることが多いです。
というわけで、横浜ラボについて簡単にですが紹介してみました。複数のメンバーが集まった環境ではあるのですが、ここまでいい環境がそろっているのも珍しいのではと思います。協力できる範囲でいろいろと協力していきたいです。
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