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2004年4月11日、ゲームマーケットで購入したゲームをまとめてやってみようということで、エルミートさん宅でゲーム会が開かれました。私も当日惨敗したものを中心にいろいろと持って参加しました。今回はこのゲーム会の様子をレポートします。
まずは、手始めということで軽くプレイできるダイスゲームから、「テンプテーション」を選んでみました。依然発売された「ギャンブラー」のリメイクですが、ギャンブルという即物的なテーマから、天使と悪魔というものに変化しました。
ルールには変化なしで、ボードが 2枚減っています。マイナスだらけのボードとプラスだらけのボードがなくなったので、よりおとなしい感じになりました。あとは、マイナス点の調整も若干ですがされています。
ダイスを置くタイミングだとか、次のプレイヤーを陥れるところあたりは、元の作品のままです。ハメようとすると自分がハマるというのはお約束でしょうか。
今回は、私がうまくマイナス点をかわして逃げ切りました。5人で 400点というラインは短いような気がしますが、差が付きやすいゲームではあるので、ある意味妥当なのかもしれません。
箱が大きくなってしまったのは難点ですが、ダイスゲームをプレイする機会が多く、ある程度の人数でわいわいといったときにはいい感じだと思います。プレイ人数は 2人から6人ですが、どの人数でも対応する、懐の深いゲームです。
せっかくダイスを出したのだからということで、ゲームマーケットでは Hammer Works のお隣だった、ウルフパックゲームズの作品「惨敗者2004」をプレイしました。
人数がちょうど5人ということでプレイしたのですが、ミニゲームはなかなか面白いものがそろっていました。1ゲーム目のダイスを振らないダイスゲームは、なかなか性格が見られていいですね。真の勝者の決め方といいよくできた作品だと思います。もっと手軽に盛り上がりたいというときに、いいですね。
ゲームの結果ですが、私は終電で帰れました。真の勝者は一番最初の予想が的中しましたね。
私がゲームマーケットで購入したものの中で、いちばん箱が大きく、いちばんプレイしたかったものでした。カードを駆使しながらアメリカの鉄道を結んでいき目的地をつなげるという感じのゲームです。
カードの補充が 5枚表になっているカードからひくといったあたりが、いかにも Alan R. Moon らしいところですね。ルールはかなり簡単で、ボックスには 30〜60分というプレイ時間なのでそこそこの重さだろうと思ってプレイしてみました。
いざ、ふたを開けると意外とじりじりとした長い展開になるゲームなのです。カードをため込んで線路を引くという感じなので、ターン数が思ったよりもかかるのです。
序盤で独自路線を走っていて、中盤で長い路線で一気に点差をつけようとしたら猛マークにあってしまいました。山札からのあり得ないような引きとか、2連続 + 3連続オールマイティーを獲得でなんとか持ち直したのですが、終盤の目的地合戦もかなり熾烈でした。
最終結果はというとかなりの接戦になりました。ルールは単純ですが、アブストラクト色もやや入っており、思ったよりも重いゲームに仕上がっていました。オールマイティーの乗車券は、最初は使いづらいように見えたのですが、ちゃんとバランスがとれていると思いました。
ルールは単純で、見た目で引きつけるものがあるというドイツゲームっぽいところが見られる作品ですね。重めのゲームなのでじっくりと楽しみたい方におすすめです。これは、思ったよりも本格的なゲームでしたが、かって正解だと思いました。
このゲームが思ったよりも重かったのと、13:00 近くなっていたので、いったん休憩に入りました。
グランペールの新作ということで、こちらもプレイすることができました。ゲームパーティーに出展された作品で、モンスターを集めるという個人的にとても引かれるテーマだったので、やってみたいと思っていたのです。
手札 3枚で足りない分を交渉で補うというのがコンセプトのようですが、厳しめの手札制限と、カードの価値にかなりの差があるので、等価交換にはなりにくく、交渉は全体的に成立しにくいみたいです。
5人でプレイした感じですが、ドラゴンはやはり強いですね。全員に行き渡らないカードで、高得点が保証されているから当たり前なのですが。同じ意味で 2 の 2種類も強いですし、2を補佐する役割でも、ミミックはそこそこ使えるかという印象があります。序盤、安く出ていたので思わず集めてしまいました。
交渉ゲームの入門編として、さっくりと遊ぶのには面白いと思いました。個人的な感覚では、重さ的に「王様万歳」あたりに近いかと思いました。5人だと有効札を引けるかどうかにかかることは多いので、4人でプレイしてみたいと思いました。
珍しいことに、パーフェクトを目撃しました。2 を交渉で集めて、ドラゴンを自力で引いて 3 を自力で引いて、4 を交渉で持ってきて、最後のターンに 5 を自力で完成させていました。こういうこともあるものですね。
5人ということで、ククの「キッレ」をプレイしました。ククのカードにはスートがないのですが、マストウィン、ディスカードは最弱カードからというきつめの制限が付けられています。
トリックテイキングですが、なかなか微妙なバランスになっていました。プレイ時間もそんなに長くないので、ちょっとした時間にプレイしてみるといいでしょう。ククは多人数でプレイすると盛り上がるのですが、5人でもできる楽しみ方というのは、ちょっとお得な感じですね。
ちょっとしたコンポーネント探しの間にやってみました。「ハイパーロボット」もかなり久しぶりのゲームですね。ルールが簡単なところ、人数を問わないところが魅力のパズルゲームです。
ちょっと得意不得意が分かれるところはあるのですが、かなり盛り上がりました。ひとりだけ思考の迷宮にはまるとなかなか抜け出せないものです。2人が短い手数をいった時点で正解なのは間違いないのですが。
これは、フルセットでやると意外と消耗するものです。ひさしぶりに堪能した感じですね。やはりこのゲームも再販されてよかったと思います。
ところで、反射板付きのボードの中に壁に隣接して反射板が置かれているものがありました。このときの処理はどうなるのでしょうか?壁にぶつかって止まるまではいいのですが、「壁側にいる」のか「反射板のマスにいる」のかで移動の制限が違ってくるはずです。
結局、コンポーネントは見つからずじまいで、前のハイパーロボットでだいぶ消耗したということもあって、ここからはまったりとしたものを中心にプレイしました。
最近は「ラスト・ホープ」より、明らかにプレイ回数の多いゲームですね。今回は 270点や 280点止まりという、出入りの少ない展開で、850点以上で詰まる展開になりました。倍率ダイスも確率以上に 0倍が出たのですが、160点×6 の 960点でそのまま逃げきりになりました。
こちらも、実は久しぶりのプレイになりますね。最近ワードゲームが「ことばであそぼ」ばかりになっていたのですが、原点に戻るという感じですね。
普通に何度かプレイしたあとで、いつぞやの「うっかりくん」に続いて、普通じゃないテーマで個人戦をやりました。あのテーマはさすがに禁断なので、ここでもお伝えすることはできません。個人的にあのジャンルはかなり語彙がないのですよ。
続いて、かなりひさしぶりに「ダイスハンター」をプレイしました。ゴールデンなんたらのルールを試しに入れてみましたが、結局登場せずに終わってしまいました。
ゲームの方ですが、日の丸弁当が出ることも少なく、最終ターンに 4位から普通に 400点で逆転できました。普通は 700点くらいの差が付いてしまうものですが、今回はそういう意味では珍しかったですね。全体的に得点の低い展開だったかもしれないのですが。
「ラスト・ホープ」「スリー・ドリームズ」と並んでダイス 3部作のひとつですが、こちらだけはなぜか Hammer Works に出しませんでした。タイル 16枚を作るのは、それなりにかなり負担がかかるのです。
ここからは、3人と2人に分かれてプレイ。3人の方は「怪獣ファイト」をプレイしました。どこかで見たことのある怪獣どうしのバトルです。スリーチャンスのダイスでダメージが決まる戦闘ゲームですね。
序盤の競りがとても面白く動いています。怪獣の種類から、弱点、攻撃、防御、必殺技と順に競っていくのですが、この順番バランスが何とも絶妙なのです。
攻撃法もまともなやつから、そうでないものまでさまざまです。必殺技の「見苦しい」とかたまにハズレも入っていますね。実際の戦闘になってみると、技の系統のバランスとか、弱点の対応とかそういうものも影響されるので、なかなか深いものがあります。
テーマとカードのテキストがきれいにマッチした面白い作品ですね。軽い感じのノリというか、センスはかなりすばらしいものがあると思いました。これは、オフセット版が出たら入手したいです(が、入手予定の場所にはお仕事で行けなさそうだったり)。
ゲームの方ですが、3人のバトルロイヤルではうまく競りでつかませたはずの反射防御が炸裂していました。ダイスゲームの楽しさという点では、かなり盛り上がる展開だったと思います。
2人の方ではアメフトのゲーム「ダイスボウル」がプレイされていたようでした。なかなかに熱い試合だったみたいですね。
というわけで、惨敗ゲーム会のレポートをお送りしました。買ったゲームがなかなかプレイできないという状況は意外と多いだけに、こういうイベントはうれしいです。企画してくださったエルミートさんに感謝です。
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