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2007年2月4日、突発的にゲーム会が開催されました。2日前の夜に突発的に企画したにもかかわらず、無事に参加者が集まり、開催とあいなりました。今回も、プレイしたゲームのレポートをお送りしましょう。
手始めにということで、うっかり2つになってしまった「キャッシュ」をプレゼンも兼ねてプレイすることになりました。紳士の秘密クラブを舞台に、合法的な金庫破りの腕を競うというものです。簡単に言うと、目的のカードを集めてプレイするという感じのゲームですね。
シンプルな作品なのですが、同時に複数の金庫を破るとボーナスが入ると言うことで、腕に覚えのある方なら間違いなくある程度カードを貯めるプレイに走るわけで、どのタイミングで動き出すかがポイントになってきます。
と、ここまで書いておきながら、あとでルールが間違っていたことが判明したので今回は参考程度という感じになっています。ルールはそんなに難しくなく、軽く楽しむのにはいい作品だと思いました。ちなみに、ちゃんと1つは引き取ってきましたので。
お次は、気になっていた新作ということで「アルハンブラ ダイスゲーム」をプレイしました。文字通り、「アルハンブラ」のダイスゲーム版といった感じです。拡張セットにもなっている模様です。
サイコロを振って、同じ建物の目を多く出して影響力を競うというものです。サイコロを振るチャンスは3回ありますが、早く出目を確定させればそれだけ有利になります。得点は、アルハンブラと同じく影響力に応じた決算配当という感じになっています。
アルハンブラは、箱庭感がありますが、こちらは出目を競い合うダイスゲームということで、プレイヤー間の駆け引きが出てきます。ダイス目によるところはあり、序盤から躓くと厳しいゲームではありますが、思わぬ事故を楽しむというのもダイスゲームらしいところではあります。
プレイ時間もそれなりで、ルールはシンプルな部類に入りますね。原作もそうですが、ダイスゲームの常として、人数は少なめの方がいいのではと個人的には思いました。
ゲーム自体は、一人で水を空けられてしまったわけですが、最後のチョイスでちゃんとトップを止めて僅差にしたので、それはそれでありかもしれません。
Queenの作品と言うことで箱の大きさはあるかと思いますが、最近「これ」というダイスゲームを見ていなかったような気がするので、惨敗候補に入るのではと思います。
持ち込みの作品から「将軍」をプレイしました。これも気になっているところではありますが、箱の大きさからあまりプレイされているのを見ない作品ではあります。
戦国時代を舞台にした、戦争と領土争いのゲームです。シミュレーションゲームの色はかなり濃いでしょう。合戦により他の国をとったり、自分の国に能舞台、神社、城を建設することでポイントを稼ぐゲームです。「ヴァレンシュタイン」のリメイク版ですね。
ゲームは2年、春、夏、秋の行動ラウンドと、冬の決算に分かれています。行動ラウンドでは、持っている国ごとにアクションを実施していきます。お金や兵糧を得たり、兵力を増強したり、建物を建てたり、戦争を仕掛けたりします。
アクションの順番は、ランダムで半分だけ公開情報として見えています。これを参考にしてどの国で何をやるかを決めていくのです。合戦を前に兵力が増強されたり、先立つものがなかなか入手できなかったりという不確定要素があるのです。
あとは、合戦に使われる大きな櫓も特徴のひとつです。兵力を表すキューブを入れて、出てきたものが残兵力となるわけですが、中に引っかかって、入れたものがすべて出てこないというのが面白いところです。これによって、残存へ威力にやられることがあったりするわけです。
今回は、初期配置のルールを使って兵力を配置していきました。人物と領土が一致しないのは仕様ではありますが、国が 2分割になっており、攻めるところと守るところのバランスが悩ましくできているのです。
プレイヤーによって、攻め方は違っており、あいている国に果敢に攻め込んだり、兵力を増強したりとさまざまです。このゲームの場合、得点を得る手段は限られているので、そこをうまくつくのがポイントですね。ある程度の領土も必要ですが、城、神社のボーナスは大きいので、早めに建ててということもあります。
どうしても、ある程度の事故は起こるので、攻め込むときの兵数などは悩ましくなります。うっかり負けて空白地になってしまったりすると目も当てられなくなります。攻め込むときも、逆に攻め込まれる危険性もあったりするので、バランス感覚が難しいのです。
わずか 6ターンなのに、考える要素も多分にあり、うまくまとまっていると思いました。プレイ時間は 2時間クラスのゲームですが、これだけのボリュームなのでちょっと短いと感じるくらいですね。箱が大きいとか、国が微妙に探しにくいとかそういうところくらいしか目立った欠点はないような感じがしました。
ヒストリカルなゲームが好きな方は、一度プレイして見ることをおすすめしたい作品ですね。
重いゲームをプレイした後に、さらにたたみ込むように本格的なものをプレイしています。こないだ惨敗した「エコノス」をプレイしました。
ヨーロッパを舞台にした、会社拡張の経済ゲームです。カードを使って、会社を拡張させたり、勢力を高めたりしつつ、株を買い込んでいき、お金を儲けていくゲームです。
プレイヤーには、何枚かのカードが配られ、毎ターン1枚ずつカードをプレイすることで会社が拡張していきます。その後、株を1株売る、1株買うというアクションが選択できます。ルールはわずか2ページととてもシンプルです。
最初はまっさらな状態からなので、突き放された感はありますが、他のプレイヤーの動向を見つつうまく会社を育てていくという感じになるでしょうか。パワーがたまってきて拡張処理が入るころから、ゲームが動き出します。
今回は多めの人数でプレイしたので、うまく協調策をとってという感じになりましたが、このあたりは人数によって違ってくるかもしれません。
ゲームの展開はコンポーネントと同様地味ですが、しっかりとした仕上がりになっていると思いました。これも、これだけのボリュームで1時間クラスに収まっているのがすばらしいゲームではあります。少なめの人数でプレイしてみたいと思いました。
最後の最後は、「陰謀」をプレイしました。所有しておきながらプレイしていなかったカードゲームです。配置決算系のゲームではありますが、特殊な効果がいろいろとあり、読みあいと組み合わせの妙を楽しむという感じのゲームです。
カードになれていないせいもあって、効果に翻弄される感じのゲームではありましたが、慣れてくると癖になりそうなそんな感じもします。2枚以上のカードのコンボがいろいろとあるのですが、強い効果にはちゃんと抜け道があったりと考えられていると思います。
手札が3枚という厳しい制限があるので、有効な手が打てないケースもありますが、選択肢を絞り込むという意味ではちょうどいいバランスなのかもしれません。
重くプレイするのがいいのか、軽くプレイするのがいいのか、どのような感覚で接したらいいかが分かりにくいゲームではありますね。もう少し様子を見ないと評価しにくい感じがしました。
アフターは、ひさしぶりにカロリーになりました。海外の話とか、それに絡んだゲームの話とか、普段はなかなか聞くことのできない話が満載でした。突発的な企画に関わらず、集まってくださった参加者に感謝です。
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