● 歴史シナリオ 2 ●

 歴史シナリオの第2弾が発売されました。このセットも、基本セットが必要になります。今回のテーマは、「トロイ戦争」と「万里の長城」です。日本語版のサポートがあり比較的簡単に入手できると思います。このコーナーでは、とりあえずゲームの簡単な紹介を掲載します。

- ゲームの紹介 -

 「トロイ戦争」は 4人か 6人プレイ専用で、通常のルールに従って開拓を行いながら、トロイ側とミケーネ側に分かれて戦争を行います。もちろん、誰がどちらの側にいるかは自分以外には分かりません。
 戦争に勝利するためには、戦場に必要な物資を送らなければなりません。何を送ったかは秘密なので、戦争に勝つという目的の他に、誰がどちらの側にいるかを予想するという要素もあります。
 交易を有利に進めるために、船を建設することができますが、船を建設するためには戦場に物資を送留必要があるのです。
 最終的な勝者は、戦争に勝利をして最も勝利点を稼ぐか、戦争終結前に規定の勝利点に達成する必要があります。戦争では同じ側にいても、勝負では敵同士なのです。
 プレイ時間は90分くらいと多少長いですが、物資を送るタイミングなど、戦略的になかなか面白いかと思います。


 「万里の長城」は中国の北方民族の侵略を防ぐために、万里の長城を作りつつ発展していくシナリオです。
 プレイヤーが開拓地や都市を作るごとに北方民族の侵略が起こります。それを防ぐためには、万里の長城をより頑丈なものにしなければなりません。
 北方民族はいつ侵略するか分かりませんが、侵略されたときに万里の長城が破られてしまうと減点された上に、侵略された土地から材料が出なくなってしまいます。
 ただ、北方民族の侵略に備えて壁を強化すると、その分の材料が壁の強化に使われるのです。材料をより多く入手するためには、開拓地や都市を作らなければなりませんがそうすると、リスクがあるわけです。
 規定の勝利点を稼ぐか、北方民族に何回か侵略されるとゲームが終了します。規定の勝利点に届けばそのプレイヤーの勝利となりますが、侵攻されてゲームが終了した場合は全員敗者となります。
 なかなかトップを止めにくいシナリオなのですが、材料の使い方などジレンマが多いシナリオになっています。自分の都合だけで建設を続けているとすぐに壁が破られてしまうのです。

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