■ いただきストリートの Tips (いたスト3 対応) ■

 「いたスト 3」が発売されたので Tips も更新しようと思います。今のところ途中までですが、できあがった分までを公開します。完成までもうしばらくお待ちください。


 「いただきストリート」の私なりの戦術論を書きたいと思います。以前は、ゴージャスキング対応版を作ったのですが、その後対人戦をプレイしたり、オフ会に参加したりとプレイする機会に恵まれ、PS 2 で「いただきストリート 3」も発売になりました。
 そこで、以前作った戦術論を「いたスト 3」対応の Tips として再構成しました。この文章は PS 2 版の「いただきストリート 3」を対象にしていますが、FC 版から PS 版までの過去のシリーズでも応用可能です。
 また、このバージョンからは「いたスト」を何回かプレイしたことのある方を対象にします。本当にはじめての方が文章を読んでもちょっと分かりにくいかもしれません(専門用語や複雑な要素があるので)。実際にプレイされてから読むとより理解できると思います。

- ゲームのメカニズム (資産の増やし方) -

 「いたスト」では始めに持っている資産を目標金額まで増やすのが大きな目的になります(相手を破産させるのもあるのですが、やはり総資産がトップでないと勝てません)。まず最初に、ゲームの主なメカニズムとして、資産を増やす方法を紹介します。資産を増やすのには大きく分けると次の3種類の方法があります。
  1. サラリーをもらう
  2. 株でもうける
  3. 対戦相手から買い物料を奪う
 高い買い物料を支払わずに周回をしていればサラリーが入り、資産はどんどん増えていくわけですが、それだけでは資産の伸びが遅く勝利には及びません。3つの総資産の増やし方を状況に応じてうまく使い分けることで、効率よく資産を増やそうとするわけです。
 とりあえず、この 3つの方法で資産が増えるということを覚えておいてください。これから紹介する戦略は、いかに効率よく資産を増やすか(減らさないか)という考えが中心になります。

- ストリート -

 戦略を考える上で、まず最初に大事なのはプレイするストリートです。ルートが自由に選べるストリートで、高いお店を作って買い物料を奪おうとしても、うまくいかないのです。
 ここでは、ストリートを大きく 3つの種類に分け、それぞれで取るべき戦略について考えてみます。

1. ルートが選択しにくいストリート

 マップ上に分岐点が少なく、進む方向がほとんど選べないストリートです。昔のマップだとレイクマウンテン、フリーウェイなどがそうです。「いたスト 3」のまちゅぴちゅ、ジパングのようにマップが拡張されるストリートも序盤はルート選択がしにくいです。
 このようなストリートは、高いお店を回避することが難しいので、買い物料を奪う作戦が使えます。逆にいえば、高い買い物料を振り込む危険性も大きいのです。早く高いお店を作ったプレイヤーが、それだけ有利になります。

2. ルート選択がしやすいストリート

 1とは逆に、分岐点が多く高いお店をよけて通ることができるストリートです。昔のマップでは、摩天楼、左半球、太陽系、クイーンバニーなどがそうです。新しいマップでは、クロスが該当します。
 このようなストリートでは、高いお店を作ってもすぐに回避されてしまいます。買い物料を奪うことはあきらめて、株でもうけるのがいいでしょう。しかし、高い買い物料の店は周回を遅らせるという効果があります。

3. 飛び地のあるストリート

 ワープマスから、離れ島に行けるストリートです。昔のマップでは日本列島、アメリカ大陸、スペースコロニーなどがそうです。新しいマップでは、レインフォレスト、回転寿司が該当します。
 ストリートによって飛び地の条件が違いますが、基本的に飛び地では移動が制約されるため、お店の回避がしにくくなります。また、特定のマスに全員集合したり、特定のお店に飛ぶカードがあるストリートもあります。場合によっては、一発逆転に賭けて飛び地のお店の買い物料を上げるのも手です。
 しかし、飛び地にばかり気をつけていると、飛び地から出たときに自分のお店がないということもあります。 使用法には十分にご注意を。

- 周回とサラリー -

 サラリーはマークを 4つ集めるともらえます。金額は周回を重ねるほど増えていきます。いかに効率よく周回するかが、そのままサラリーをもらう機会を増やすことにつながります。
 サラリーは、マップによる固定金額(200〜400Gくらい)に、周回ごとのボーナス(100〜200Gくらい)と、持っているお店の価格の10%が加算されます。

● 早く周回する

 サラリーをより多くもらうためには、早く周回する必要があります。自分が進める数はサイコロ次第なのでどうしようもありませんが、うまくルートを選ばないと遠回りになってしまう場合があるので気をつけて下さい。
 銀行から一筆書きで4つのマークを通って銀行に戻る道を考えるとわかりやすいでしょう。一般的に交差点の多いマップ(摩天楼やクイーンバニー、クロス)などで重要になります。

● 飛び地に注意

 基本的にはワープに入らないほうが早くマークを集められます。ワープで飛び地に行ってしまったのでは、サラリーが大幅に遅れます。スラリンやドリームワールド、アレフガルド、アメリカ大陸などの飛び地は特に序盤では入らないほうがいいでしょう。
 逆に飛び地にマークのあるストリートでは、飛び地に行ったほうがサラリーが早く得られるマップもあります。ソフィーの洞窟、呪いの館はワープマスが避けにくいので効果的です(特に私の場合、ソフィーの洞窟のスタート時に飛び地に誰もいない状態で、5〜7が出たら迷わずワープします)。
 「いたスト 3」に登場する変わるマークマスがある飛び地は、不確実なのでマークを集めるという目的では使いにくいです。これも、周回遅れにつながるので序盤には入らない方がいいでしょう。

● 序盤(1〜2周目)は特にサラリー重視

 序盤では、エリアを集めるよりもサラリーを優先した方がいいと思います。序盤のサラリーは追加の店や安い株を買うのに使うため、あとになって価値が何倍にもなるからです(海底都市の1周目でいきなり自力独占したことがありますが、資金が全然なくて株もろくに買えないまま終わったことがあります)。

● 高いお店は回避する

 中盤以降、高い店が並び出すとサラリーをあきらめたほうがいい場合が出てきます。当たり前の話ですがサラリーをもらうために、サラリー以上の買い物料を払ったのでは意味がありません。
 ストリートにもよるのですが、1周目で 100G以上、2周目で 200G以上、 3週目以降で 500G以上の買い物料は高いと私は判断しています。このためマークを集める際に、序盤では 200G以上、中盤以降では 500G以上の買い物料の店は回避しようとします。

- お店 -

 いたストで重要な要素のひとつがお店です。お店がないと、相手から買い物料を取ることも、増資もできません。ここでは、お店の基本的な話をしようと思います。

● お店はできるだけ買う

 基本的に自分のお店では支払いはありませんし、増資のチャンスにもつながるので「お店はできるだけ買う」という方針でいきましょう(さらに、お店の価格の 10%がサラリーに加算されます)。
 同じエリアにたくさんの店を持つことも大事ですが、独占したエリアも増資するチャンスがなければ、なかなか利益を上げることができなくなります。特に序盤の店の買い方は「広く浅く」したほうがいいと思います。

● 高額店舗に注意

 ストリートに 1つくらいは初期所持金の半額程度の高いお店があります。「お店はできるだけ買う」のが基本ですが、序盤の少ない所持金の中でお店を買っていくときには、このような高額店舗には手を出さないほうがいい場合があります。
 高額店舗のあるエリアの株価は一般的に高いので買い物料以外の目的では、即戦力として使いにくいですし、買えるお店の数自体も減ってしまいます。
 流動資産(所持金 と 株の合計)はある程度残しておかないと、支払いの際にお店を売ってしまうハメになります。強制的に売却したお店は 75% の値段で買い取られたうえで、競売にかけられてしまいます。これは大損です。店売りを 1回でもやってしまうと、かなり勝利が遠のいてしまいます。
 特に序盤は「これから通る道の最大買い物料」くらいは流動資産をとっておきましょう。
 ここまでは高額店舗の欠点を述べましたが、高額店舗には、
  1. お店の価格に対して買い物料が高い(より高い買い物料が期待できる)
  2. 相手に 5倍買いされにくい
  3. 増資上限が高い
  4. チャンスカードで 2倍や 3倍の値段で売却できることがある
 といった利点があります。これらはかなり重要です。高額店舗があれば所有軒数が 3軒でも十分な戦力になるのです。

● 序盤の自主競売

 序盤で高額店舗などを購入して流動資産が「次に止まるかもしれない店の買い物料」未満になってしまった場合は、自分の適当な店を競売にかけたほうがいいでしょう。万が一、流動資産で支払いができないと 75% の値段でお店を売ることになってしまうからです。
 売るべき店は、自分のエリアを崩さずに誰も興味のない店や複数のプレイヤーで競合しているエリアの店になるでしょう。相手にエリアをそろえられるとかなり有利になるので、店を選ぶ際には十分注意してください。
 ただし、あえて 2人以上で取り合いになっているエリアの店を売って、売却の値段をつり上げるという手もあります。相手の流動資産や性格などを考える必要がありますが、うまくいけばリスクに見合っただけの収入が得られるでしょう。

● エリアの 3軒所有と 4軒以上所有

 同じエリアに多く店を持つと次のような利点があります。
  1. 買い物料が上昇する
  2. 増資限界が上昇する
 買い物料は、エリアの店数と所有する店数によって変わりますが 3軒以上では大きく変動します。エリアの店数が増えると、変化はなだらかになります。
 増資限界は、初代「いたスト」と「いたスト 2, ゴージャスキング」、「いたスト 3」で 4軒以上の扱いが微妙に違います(いたスト 3では6軒以下のエリアでは、1軒で 1.5倍、2軒で 2倍、3軒で 4倍、4軒で13倍、5軒で 17倍、6軒で 20倍)。
 しかし、4軒以上所有すると増資限界が大きく増えることは一緒です。特に「いたスト 3」では 4軒で 12倍の増資あまりがあるため、安いお店の活躍の機会が増え、店数を 4軒以上にすることがより重要になりました。
 買い物料が上昇すればそれだけ高額の買い物料をとることができますし、増資限界が上昇すればそれだけ増資して株価を上げることができるわけです。だから、同じエリアのお店を 3軒以上、できれば 4軒以上にするわけです。

- 空き地 -

 ストリートによっては空き地が登場します。空き地には、ほとんどすべての建物が 200G で建てられます。ここでは、空き地の基本的なことと、建物ごとの紹介をしていきます。なお、名称は「いたスト 3」を基準にしています。

● 購入は積極的に

 空き地は取れるうちに取っておきましょう。値段も 200Gと手頃ですし、早いうちなら希望の建物を建てることもできます(ゴージャスキングまでは各種 1軒ずつ、いたスト 3 でも 3軒までの制限があります)。また、改築ができるのも大きな魅力です(改築については後術します)。

● 建物の特徴

 建物ごとの特徴を紹介します。特に、いたスト 3 では比較的自由に建てられるので、状況に応じたものを建設することが大事になります。

1. 税務署

 何を建てたらよいか迷ったら税務署を建てましょう。ゴージャスキング以前の場合は、相手に建てられるのを防止できますし、安定した強さを誇るからです。
 ゲームを通して攻撃力が高い建物です。相手の総資産の 10%が買い物料になるので、よほど資産が少なくない限り、大きなダメージを与えることができます。自分で止まっても総資産の 5%の収入が入ります。これはこれでそこそこの資金源になります(普通は狙って止まりにくいところに建設するのですが)。
 この建物の欠点は、防御力がないことです。税務署には増資できないので 1000Gで簡単に 5倍買いされてしまいます。相手のエリア内に税務署を建てておくと 5倍買いされる危険性があることを覚えておいてください。また、マハラジャが税務署に止まっても何も起こりません。

2. 遊園地 (動物園)

 遊園地は費用対効果のかなり高い建物です。はじめから買い物料が 100Gもあるうえに、自分が遊園地に止まるごとに 100G分の増資ができます。増資すると 500G → 1000G → 2000G と買い物料が跳ね上がります。また、お店の値段が上がり、株価もわずかに上昇します。
 序盤なら、増資なしの状態でもかなり効率がいいですし、1回でも増資できれば中盤でも通用するほど、2回以上増資できれば終盤にも通用するくらいのお店に変身してしまいます。自分で止まりやすいところに建てて、壁を作るのがいいでしょう。
 増資ができる分 5倍買いがされにくいのですが、初期の状態ではどうしても 5倍買いに弱いです。エリアの店をブロックする際は、増資ができるとベターです。

3. ヘリポート

 ヘリポートは自分で止まると好きなところにワープできるというかなり強力な効果があります。分岐点の近くに作ればそれだけ止まる機会が多くなるでしょう。
 利用法としては、税務署や遊園地、マイホームとのコンボが考えられます。5% の収入や、遊園地の増資のチャンスが増えるのはかなり強力です。また、飛び地のマイホームに飛び込むと、ゲームを決めるほどの効果があります。
 離れたエリアに飛ぶのに使用したり、飛び地に作り非常口にするということもできます。ヘリポートをうまく使いこなせるのが経験者だと思います。
 相手への攻撃力はあまり期待できませんが、2周目で 60G 程度の買い物料があるので、増資できない店にしてはいい方でしょう。
 さらに、増資ができないので5倍買いをされやすいという弱点もあります。さすがに独占と関係ないところでは、立地条件がよくない限りはヘリポートを取るために 1000Gを払うことはないでしょうが、半独占以上になるようなエリアなら切り崩されることが十分考えられます。

4. 料金所 (宿屋, 関所)

 料金所は使いどころが難しい、センスを問われる建物です。
 序盤から人のよく通るところなら建てるのもありでしょう。太陽系あたりで序盤に建てると、終盤には 200G以上の通行料が取れるようになります。これはかなり大きいです。また、入りやすい飛び地(ソフィーの洞窟など)に作るのも手です。ちょっとした小銭稼ぎにはもってこいです。
 ゴージャスキング以前の関所は所有者の周回数によって買い物料が変化します。あとで建てたときに安定した収入があるくらいで、性質は料金所とほとんど同じです。
 弱点は通行料が多くても 300Gほどしかとれないのと、建物自体が増資できないので、決定力に欠けること、やはり 5倍買いされやすいことです。株価を上げないことにはゲームは動かないのに注意してください。

5. マイホーム

 いたスト 3 から加わった新しい建物です。相手が止まると周回数×30G の買い物料が、自分が止まるとそのマスに全員集合させます。
 この建物の主な使い道は飛び地への全員集合です。通常のマップで足止めにも使えるのですが、実用性からいえば飛び地で使うのがいいでしょう。半独占や独占の飛び地に全員集合するのを想像してみてください。どれだけ強いかがおわかりになると思います。
 ただ、建てどころが難しいということがあります。あまりに早く建ててもあまり意味はありませんし、遅すぎると空き地自体が取れないということにもなります。
 この建物は 200G と安いのですが、独占している飛び地に建てたときは 5倍買いしても増資余りを減らす意外にほとんど効果がないということになります。このため 5倍買いはされにくいといえるでしょう。

6. 不動産屋

 こちらも、いたスト 3 からの登場です。自分で止まると開いているお店を 1軒買うことができます。相手が止まると休日にします。
 これは、かなり使いどころの難しい建物です。序盤で建てないとあまり意味はありませんし、交通頻度の高いところに建てないとうれしくありません。お店を変えるのはヘリポートを使っても同じですが、移動を伴うかどうかの違いがあります。
 ヘリポートの場合は比較的いつでも使えますが、不動産屋の場合は意味のない場面や使えない場面がけっこう多いです。危険な店をブロックするのに使えたり、マークをとり逃すことなく店を変えたりしますが、デメリットのほうが大きいような気がします。
 不動産屋も 200G ですが、エリアの店数を 4軒に増やす以外にはあまり 5倍買いする意味がないとおもいます。建てる際は、ヘリポートのほうが便利かを常に考えてみてください。

7. コンビニ (その他のお店)

 通常の店舗を建てることもできます。ゴージャスキング以前は露天、仮設店舗、商店、コンビニの 4種類が建てられますが、いたスト 3 ではコンビニのみです。
 ただし、空き地に建てられるお店は普通のお店に比べて買い物料が低くなっています。それぞれの買い物料は、露天(価格 200G)が 25G、仮設店舗(価格 400G)が 60G、商店(価格 600G)が 110G、コンビニ(価格 1000G)は 200Gになっています。
 また、いたスト 2の場合、空き地に建てられたお店はチャンスカードなどによる価格の変化の影響を受けないといった特徴があります。ゴージャスキングやいたスト 3 ではちゃんと影響を受けるそうです。
 ゴージャスキング以前は建物の軒数制限がきついので、しょうがなく作る場合があるのですが、いたスト 3 ではコンビニインサイダーなどの即戦力に使うことが多いです。
 株価はエリアのお店の価格によって決まります。空き地はもともと 200G として扱いますが、お店を建てた場合は、そのお店の価格になります。コンビニを建てた場合は 800G の増資をしたのと同じことになり、株価が大きく上昇します。これをコンビニインサイダーと呼びます。
 また、改築を使って、200G のお店をコンビニにしても同様のことが起こります。これを改築インサイダーと呼びます。
 このときの株価の上がるタイミングは、ゴージャスキング以前は同じエリアに増資をしたときかターンの終了時の早いほうになります。所持金がないときにコンビニを建てると、大量の株を売ったあと株価が上がるということになります。
 いたスト 3 では、コンビニを建てた瞬間に株価が上がります。このため、本当に即戦力として使うことができるわけです。
 特にコンビニは価格が高い分、増資余りがかなり多いです。3軒のときでさえ増資余りが 3000G もあります。コンビニインサイダーも加えると 40G ほど株価を上げることになります。198 株からのコンビニインサイダーは、多く見積もって 8000G ほど総資産を上げることができるわけです。
 ちなみに改築は、改築インサイダーで単調な展開になってしまうのと、改築による遅延の防止のため、禁止されているところもあります(いたスト関東オフでは禁止です)。改築に頼らない、スマートな勝ち方ができてこそこのゲームの面白さが見えてくると思います。


- 株 -

 ここでは、株の基本的なお話をします。いたストならではの要素といえば株でしょう。値上がりしそうなエリアの株を買ってインサイダーをかけることが、勝利への道となるからです。インサイダーなしに勝つことはまずないです。

● 株と株価

 はじめてのプレイヤーには分かりにくい、株の働きを簡単に説明します。いたストではエリアごとに株があり、銀行や株屋を通過するか、証券取引上にちょうど止まると 1エリアの株を 99株まで買うことができます。
 株には株価が設定されており、「エリアのお店の値段の平均」に比例しています(おおざっぱにいえば、お店価格に比例しています)。まあ、簡単にいうとお店の値段に比例しているわけです。なので、高いお店の多いエリアは株価も高くなっています。
 例を挙げると、株価の一番安いのはドリームワールドのバーチャルエリアで 5G (平均お店価格:130G)、一番高いのはフリーウェイの新宿で 22G (平均お店価格:530G) になっています。
 株を買うときに、手数料が 3% 取られます。これは細かい金額になりますが、どうしても 10株以上買いたいときには気をつける必要があります。

● 株価の上昇と下降

 株価は、ゲームが進むにつれ変動していきます。株が上昇、下降するのにはちゃんとわけがあります。これを押さえておくと、資産の増やし方が分かりやすくなると思います。
1. お店価格の変化
 前述したとおり、株価は「エリアのお店価格の平均」に比例しています。ということは、増資やチャンスカードでお店価格が上がったときには株価が上がります。空き地にコンビニを建てたときも、もとの空き地は 200G と計算するので、差額の 800G だけお店価格が上がったことになります。
 逆に、チャンスカードなどでお店の値段が下がると、株価も下がります。また、2倍で払い戻しチャンスなどで、増資済みのお店を銀行に売ったときには、売ったお店が原価に戻ってしまうため株価が下がります。チャンスカードで高いお店に隕石が直撃すると、株価も大幅に下がります。
 特に注意したいのは、増資をするとその分だけ株価が上がるということです。これは、後述するインサイダーにつながります。
2. 10株以上の売買
 ターンのはじめの時点とターンの終わりの時点をくらべて、株数が 10以上増減したとき、株価が 7% 上下します。途中過程は関係しませんし、10株以上なら何株変化しても変わりません。また、変化量が 7% なので株価が安いときは株価の変動がない場合もあります。この場合でも、小数点以下でしっかりと変動しています。
 例を挙げると、サラリーをもらってあるエリアの株を 99株購入した後で、そのエリアに増資をして、買ったばかりの株を 40株売却することになりました。このときは 59株増えていることになるので、ターン終了時に株価が 7% 上昇します。
 また、ジパングの佐渡で株屋を 2回通過して、同じエリアの株を 198株買ったときは、7% しか上がりません。
 自分の持っている株は、値段が上がるに越したことはありません。ここでいいたいのは、自分のエリアの株を売る場合はできるだけ 9株以下に押さえたほうがいいということです。
3. チャンスカードでの変動
 チャンスカードの中には、どこかのエリアの株価だけに影響を与えるカードがあります。これによっても、株価が変動します。場合によっては、大きく勝負を分けることもあるでしょう。
 お店の値段は上下しないのに、株価が変動する場合があります。このときは、お店価格以外のもうひとつの数値、「株価変動率」が上下しているのです。難しい話題になるので「株価変動率」については後述します。
 ここでは、どうやって株価が上下するかを押さえておいてください。

● 株の働き

 基本的に、株を持っていると総資産は増えるようになっています。ここでは、株で資産を増やす方法を紹介します。
1. 小銭がせぎ
 適当なエリアの株を買えるだけ買って、株価が上昇したところで売り抜け、差額をもうける方法です。序盤によくとる方法です。
 例を挙げると、8G の株を 99株買ったとすると 792G に手数料 23G かかり、815G 支払うことになります。ここで、株価が 1G あがれば、99G のもうけになり、手数料を差し引いても 76G だけ総資産が増えたことになります。
 理由はすぐ後で述べますが、基本的に 5株残して売り抜けるので 71G のもうけが出ます。本当に小銭稼ぎですが、総資産 2000G のうちの 70G は意外と効いてきます。
 また、増資済みの株を 10株以上買って値上がりさせるというのもあります。30G の株を 100株持っているところに 10株買い足すと、手数料が 21G かかりますが、株価が 7% (ここでは 2G とする) 上がり、差し引き 199G のもうけが出ます。
 このようなちょっとした小銭がせぎがゲームを分けることだってあるわけです。銀行に立ち寄ったときには、気をつけてみてはいかがでしょうか。
2. 配当金
 エリアの株を所有していると、そのエリアで買い物料が発生したときに最大で 20% の配当金が出ます。配当金は、買い物料の 20% を所有している株の比率で分配します。このときに、単独で 5株だけ持っていれば 20% の配当金が得られるのです。だから、5株を残すという売り方をするわけです。
 序盤の 100G クラスの振り込みでさえ、20Gの配当金があります。10000Gの支払いがあれば、2000Gも入るのです。この 20% はかなり大きいです。地道な努力ですが 5株残しはきっと役に立つでしょう。
 また、残った 5株を売ることで、ちょっとした所持金不足のときに 10株売りを防ぐことができたりします。5株だからとあなどってはいけません。
3. インサイダー
 総資産を増やす大きな要素は、インサイダーです。インサイダーについてはさらに後で話しますが、ゲームが進むにつれ、少なからずお店に増資をしていくわけですから、株価も上がっていくことは簡単に予想が付くでしょう。
 特に、増資のタイミングを自分で決められる、自分のエリアの株を持っていれば計画的に資産を増やすことができるのです。

- 株価変動率 -

 株のところから独立して、株価変動率について紹介したいと思います。ここは、Tips のバージョンアップで、最も力を入れようと思っている部分です。前のバージョンでは株のところでまとめて説明したため、ちょっと分かりにくかったかもしれませんね。
 最近はだいぶ株価変動率を意識してプレイするようになりました。意識していると株価の伸びがかなり違ってきます。インサイダーの回数を減らす意味でも株価変動率は重要だと思います。
 この部分の話題は、細かい計算が入ってちょっと複雑かもしれませんが、できるだけ例を示して書きたいと思います。

● 株価変動率とは

 まず株価変動率の話をする前に、経験則から紹介しようと思います。あなたが、いたストをプレイしてこういうことはありませんでしたか?
 最初の例としては、「インサイダーを繰り返していくと、だんだん株価の上がりが悪くなる」ということはないでしょうか。初めのうちは 999G 増資すると 12G くらいまで儲かっていたのに、繰り返していくうちに 9G 位しか上がらなくなったという感じです。
 次に、左半球の中国のように株価の安いところを「2周目で株を買い始めて、しばらくお店を買ったりしながら増資すると、株価の伸びが悪かった」ということはないでしょうか。一度、中国で 999G × 150株程度の増資をしたら 9G しか伸びなかったことがあります。
 最後は、本当は株価変動率とは違う話なのですが、「ソフィーの洞窟のほのおのかべ(6軒エリア)は、株価の伸びが悪い」ということはありませんか? 現に 100株台でインサイダーをかけると 9 〜 10 G しか伸びないと思います。
 こういった経験則は、実は「株価変動率」という概念で説明できます。これから詳しく説明していきたいと思います。

● 株価の計算方法

 これまでは分かりやすさのため、株価は「エリアのお店価格の平均」と比例するという話をしましたが、もうちょっと厳密に再定義します。
 株価は、エリアのお店の値段の合計と、エリアのお店の軒数、そして株価変動率の 3つの要素から計算されます。分かりやすさのために、具体的な計算式を挙げます。
[株価] = [お店価格の合計] ÷ [エリアのお店の軒数] × [株価変動率] × 0.0429
 大部分のエリアは 4件ですから、式を変形すると次のようになります。
[株価] = [お店価格の合計] × [株価変動率] × 0.010725 × 4 / [エリアのお店の数]
 実際のエリアの株価をこの式に沿って計算してみましょう。フリーウェイの新宿の株価は 22G で、お店価格の合計は 2120G で、4件エリアです。はじめは株価変動率は 1.000 ですから式に当てはめると、
2120 × 1.000 × 0.010725 × 4 / 4 = 22.737
 となり、端数を切り捨てて 22G になります。計算は複雑なので、ここではお店価格が株価に影響していると認識していただければけっこうです。
 株価変動率が変化するのは、株を 10株以上売買したときとチャンスカードです。先ほどの新宿の株を 99 株買ったとします。株価変動率は 7% 上がって 1.070 になりますから、このときの株価は、
2120 × 1.070 × 0.010725 × 4 / 4 = 24.329
 となり、端数を切り捨てて 24G になります。株価が 2G 上がったことになるわけです。株価の上昇のメカニズムもこれで分かるわけです。

● 変動率の影響

 もう少し計算を続けます。増資するときのことを考えましょう。株価変動率が 1.000 の 4件エリアに 999G の増資をしたとき、先ほどの式から株価の上昇は 10.7G になります。
 株価変動率が高くなると、同じ金額を増資しても株価の伸びがよくなります。10株以上の購入を 1回おこなうと、株価変動率は 1.070 で株価の上昇は 11.4G に、3回おこなうと変動率は 1.225 で株価の上昇は 13.1G になります。
 150株クラスのインサイダーとなると、2G の伸びの違いが 300G の差になります。また、株価の伸びが良ければそれだけ増資後に手放す株も少なくてすみます。
 ストリートにもよりますが、うまくいけば 5回上昇させることもできます。5回だと株価変動率は 1.403 になり、株価の伸びは 15.0G までいきます。ちょっとした心遣いで、3回インサイダーし終わった後の価格差が 10G 以上にもなります。実際の資産だと 2000 〜 3000G くらいの差にはなると思います。
 増資できる回数は決まっていますから、目標金額まで達成するのには少ない増資回数に越したことはないのです。株価変動率に気を配っていれば、増資回数を減らすこともできるのです。

● 経験則と変動率

 先ほど、株価の伸びについての経験則を紹介しましたが、株価変動率の考え方を使って説明していきましょう。
- 「インサイダーを繰り返していくと、だんだん株価の上がりが悪くなる」
 これはインサイダーでの増資後に 10株以上売ることで、株価変動率が下がっているからです。10株売りを 3回やれば、株価変動率は 20% ほど下がってしまいます。
 あまり株価変動率を下げることに気を遣いすぎて、増資額を減らしたのではかえって逆効果なのですが、ある程度の対処法があります。
 1つ目に、サラリー直後の増資です。サラリーをもらって株を買った後で増資しても、やはり株を大量に売ることになるのですが、株価の上下はターン開始時と終了時の株数の差で決まります。株価が安い場合は、差し引きでプラス 10株以上になることが多く、悪くても株が減ることはないからです。
 サラリー直後の増資終了後に、プラス 10株以上になっていれば株価が上がります。これは株価変動率が 7% 上がるので、増資終了後の株価から 7% 上がることになるわけです。また、普通に増資していると株価変動率が 7% 下がるはずなので、その差は 15% ほどになります。これは大きいです。
 このことから「サラリーをもらったらインサイダー株を買い足してできるだけたくさん増資をする」のがいいといえるのです。
- 「2周目で株を買い始めて、しばらくお店を買ったりしながら増資すると、株価の伸びが悪かった」
 これは、お店を買うときに 10株売りをおこなっているので、株価変動率が下がってしまうからです。株価が 10G ほどあれば、数値になって現れるので株を売り払うことが多いのですが、8G ほどになってしまうとそのまま持ってしまう人もいます。また、株価が安いとちょっとのダメージで 10株売りになってしまいます。
 対処法は、増資するチャンスがなく 10株売りになってしまうときは 5株残して売り抜けることです。基本的に株価変動率が下がってしまうと、株価変動率を下げないようにするのが大変になるからです。
 ちなみに、株価が安いところは 2周目で 99株からのインサイダーに使ってしまうとか、3周目以降の資金に余裕があるときに株をため込むとかという方法があります。
 ここでいいたいのは、「自分がインサイダーする株は、なるべく 10株売りをしない」ということです。株を残しておくと 10株売りの危険があることをお忘れなく。もちろん、インサイダーがすぐにできそうなときに売り抜けてはいけません。資産をいつまでたっても増やせなくなりますから。
- 「ソフィーの洞窟のほのおのかべ(6軒エリア)は、株価の伸びが悪い」
 これは、株価の計算式に店の軒数を割るのが入っているからです。お店の軒数はふつう、株価変動率に含めて考えます。単純に軒数に反比例するので、株価変動率は 4軒エリアに比べて 5軒エリアだと 80%、6軒エリアは 67%、7軒エリアは 57% になってしまいます。
 ただ、軒数の多いエリアは増資余りが急激に増える 4軒まで持っていくのが楽だという特徴があります。微妙な勝負の時は伸びが悪いことを考慮してください。軒数はどうしようもないので、対処法はありません。普通に株価変動率を考えればいいでしょう。

● 株価変動率を上げるテクニック

 このように株価変動率は、見えない部分で大事だということがおわかりいただけたと思います。これまでの話をまとめて、株価変動率を上げる(下げない)テクニックをまとめてみます。
1. 無駄に 10株売りするくらいなら売り抜ける
 見落としがちで一番大事なのはこれだと思います。これからインサイダーをしようとしている 2軒のエリアの株をいつまでも持っていて株価変動率を落とすよりも、いったん売り抜けて資金に余裕ができたときに増資したほうが、3軒、4軒と伸びたときにいいことがあると思います。
 また、2エリア以上の株を持っていたら、10株売りをしないように 9株ずつ売ってしのぐとかというテクニックもあります。7% の差は意外と大きいです。
2. サラリー直後には大きく増資する
 先程も述べたとおり、サラリー直後の増資は株価変動率に対してリスクがありません。大きく増資する絶好のチャンスです。相乗り対策などのためにも、できるだけ大きく増資できるところを選びましょう。5倍買い対策はその後でも十分です。
3. インサイダーがしばらくないときは 9株ずつこまめに売っておく
 これはちょっと株価が上がりはじめてからのことなのですが、しばらくインサイダーがないと思ったらこまめに株を売っておきましょう。9株分の現金を取っておくことで、ちょっとした買い物料でも 10株売りをせずにすむかもしれません。
 一番の狙いは、銀行を通過したときにインサイダー株を 10株買い足して、株価変動率を上げることです。インサイダー途中で株価変動率を上げることは、ふだんは株数が大きく増やせないのでかなり有効だといえるでしょう。
 また株価が 30G を越えたあたりから、次に増資するときに 9株の範囲内で押さえることができるということもあります。株価が高くなると 7% のダウンが大きなダメージになります。

4. 飛び石増資をする

 飛び石増資とは、インサイダー後にある程度よけいに株を売ることで、次のインサイダーのときに 10株売りをしないようにしようという方法です。3回目の増資から効果を発揮するので、飛び石増資を始める時点で 3回以上増資できない場合は意味がありません。
 飛び石増資は、150株所有で株価が 35G を越えたあたりから効果を発揮します。あまりに株価が安いときに飛び石増資をすると、インサイダー用の株がなくなってしまうからです。合計で 100株を切るようであればそのまま増資したほうがいいです。
 ちなみに、持ち株が多ければ多いほど早めに飛び石増資に移ったほうが得になります。また、株価変動率が高いときは、飛び石増資をしないほうが得になるようです。
 飛び石増資と 9株売りを繰り返すと株数は減りますが、株価変動率を保つことができます。株数をある程度確保できたときに有効な方法です。

5. おサイフ増資をする

 おサイフ増資は、所持金の範囲内で増資をすることです。この場合は 9株売りをした後という前提のもとで考えます。株を売っていない場合は、9株売りですむ範囲内の増資になります。
 おサイフ増資は、1回大きなインサイダーをして株価をある程度上げた後で使うテクニックです。9株売りと併用したり、5倍買い対策で安いお店を増資するときにも使えます。
 インサイダーがある程度すんで株価が上がってくると、メインの増資もおサイフ増資のほうがいい場合が出てきます。具体的にいうと株価が 60G を越えたあたりから 7% の低下の影響が大きくなるので、おサイフ増資に切り替えます。
 最終的に株価が 111G 以上になると、999G 増資をしても 9株売りですむことになります。まあ、普通はこのあたりで 20000G をオーバーしていると思うのですが、増資の方針として押さえておくといいと思います。


 以上が、株価変動率についてのお話になります。普通にプレイしていれば 999G で 12G 程度の伸びも、変動率に気をつけていれば 999G で 15G くらいまでは伸びるはずです。
 2つ目のエリアに乗り換えるときに、10株買いを多用してさらにチャンスカードで株価が 30% 上がったときは、999G の増資に対して 24G も株価が上がったことがあります。250株所有なら一発で 6000G ほどのもうけが出ます。
 株価変動率を上げる方法を中心に紹介しましたが、逆をいえば 10株売りを繰り返して株価変動率を下げることだってできます。相手のインサイダーエリアに対して 10株売りを 5回繰り返せば 30% ほど株価変動率が下がるはずです。
 ただ、10株売りは、相手の株に相乗りするのが前提になるので、増資終了直前に株価を下げて直接ダメージを与える使い方をしたほうがいいと思います。増資のときに相乗りをしていれば自分の資産にもなるわけなので、株価変動率を下げてもうけを減らしてもと思うわけです。

- 相乗り -

 株の話がひととおり出たので、相乗りについても簡単に触れておきます。私自身は相乗りよりもインサイダー重視なので、あまりしないのですが。

● 相乗りをするとき

 相乗りは、自分でインサイダーするよりも、他の人の株に乗ったほうが儲かりそうなときにおこないます。例えば、相手が増資余りの大きい 3軒以上のエリアを持ったときがそうです。相乗りの目的は、その名の通り相手のインサイダーに便乗して自分の流動資産を増やすことです。
 大量に相手の株を買っていればインサイダー自体を阻止することもできますが、この目的での相乗りはここでは取り扱いません。この場合は、流動資産があり、インサイダーが完了して、なおかつ現金収入が見込めるトップが防御的にとる戦術になります。このような展開だと、ゲームが長期化します。

● 注意事項

 相乗りの場合、増資のタイミングは相手が握っているのを忘れてはいけません。できるだけ早く流動資産を増やしたほうが後の展開が楽になります。
 まず、株を買いすぎてはいけません。状況にも寄りますが、相手よりも株数が多い場合は、インサイダーをしても他人をもうけてしまうだけなので増資してもらえません。相手に 20〜30株以上の差を与えておきましょう。
 また、インサイダー候補が 2エリア以上ある相手に対して相乗りをするのは危険です。他のプレイヤーにもうけさせないために、相乗りされていないエリアに乗り換えることがありますから。私の場合は、相乗りを外す乗り換えも多用します。
 ちなみに、相乗りを外されたからといってインサイダー前のエリアに 10株売りを繰り返してもあまり意味はありません。株価変動率は落ちますが、大量の株を買われてしまいます。また、10株売りをしている間は、自分の資産が減ります。
 あくまでも、「相手がもうかるのに乗じている」のを忘れないでください。相乗りで、相手よりもうけようとしてはいけません。
 相乗りをしている間は、いつもより多く 10株以上の買い物があるので、株価変動率が上がっており株価の伸びがよくなっています。相乗りをするときはその点を気をつけてください。そういった意味では、順位の低いプレイヤーで相乗りをしたほうが効果的です。

● 売り抜けるタイミング

 相乗りをすると、株価が上がり流動資産が増えるのですが、いろいろな理由で相乗りを止めることもあるでしょう。ここでは、相乗りした株を売り抜けるタイミングについて紹介します。
1. 自分の経営すべきエリアができたとき
 あくまでも、自分のインサイダーなどの資金をためる手段です。自分に 3軒エリアや 4軒エリアができたら、株価調整ができる自分の株に乗り換えてしまいましょう。相乗りの株はもう不要になるからです。
2. 増資余りがなくなりそうなとき
 相乗り先の増資余りがなくなりそうなときも、売り抜けるチャンスです。相手の性格にもよるのですが、増資 1回分早く売り抜けて、相手に 7% 分のダメージを与えるのもありでしょう。
3. そのエリアにインサイダーがされそうにないとき
 インサイダーがされそうにないのに、相乗りを待っていても仕方がありません。たまに相手が、インサイダーしたくてもできない場合があります。10株売りを繰り返されたのでは、相乗りしているほうにも被害が及びます。
4. 自分が目標金額に達成したとき
 自分が目標金額になったときは、少なくとも相乗りしている株は全部売り抜けましょう。10株売りをされて資産を削られたのでは、ゴールできなくなりますから。

● 相乗り後の処理

 相乗りは株を売り抜けることで終了しますが、売り方ひとつで相手にダメージを与えることができます。自分が目標金額に達したときや、エリアの乗り換えで 99株を買うだけのお金が欲しいときは全部売ってしまいましょう。
 それ以外の場合は、状況に応じて 15 〜 25株を残すというやり方があります。相手に増資チャンスが残っている場合は、大量の株を持つことになるので、自分のターンで 10株売りをおこないます。特に株価の高いときや、株数の多いときに有効です。
 25株残すと、3回もダメージを与えることができます。終盤なら 1500G ほど資産が減るはずです。場合によっては、相手が先に売り抜けてしまうこともあるので気をつけましょう。

- 増資 -

 いたストの大きな要素のひとつに増資があります。増資をすることでインサイダーをかけるのはもちろん、買い物料を上げるのにも増資は必要不可欠です。ここでは、増資の基本的なことを書きたいと思います。

● 増資の目的

 増資の目的は、大きく分けると 3つあります。1つは、自分の株を持っているエリアを大きく増資して、株価を上げるインサイダー、2つ目は買い物料を上げる増資、そして 3つ目はお店の値段を上げて相手の 5倍買いを妨げる防衛増資です。

● 増資と買い物料

 買い物料はお店の値段に比例しているため、増資をすればそれだけ買い物料が上がります。買い物料を上げれば、相手からより多くのお金を奪ったり、サラリーを取るのを邪魔することもできます。
 1軒では、もとのお店価格の半分まで増資することができ、買い物料は 2倍になります。600G を越える店を増資すると、もとの買い物料にもよりますが買い物料は 230G を越えます。序盤の壁としては十分でしょう。
 エリアの 2軒目のお店になると、買い物料の上がり方がエリアの軒数に依存します。一番多い 4軒エリアの場合を考えると、買い物料は 1.25倍になり、増資余りはもとのお店の値段と同じ額になります。
 このときに、いっぱいまで増資をすると買い物料はもとの 3.75倍(2軒目のときの 3倍)になります。600G を越える「高い」お店では、買い物料は 400G を越えます。これは、中盤でも通用する買い物料になるわけです。ちなみに 900G のお店を増資すると 675G までいきます。
 3軒目になると、買い物料は 2.5倍になり、増資余りはもとのお店価格の 3倍になります。300G お店で 900G 分の増資ができるので、ちょっと高いお店ならインサイダーになります。フルに増資すると、買い物料はもとの 17.5倍になります。
 4軒エリア中 3軒を所有しているときに、お店価格 300G で買い物料 54G (未増資時 135G) のお店をフル増資すると、買い物料は 945G になります。序盤では脱落させるほどの破壊力がありますし、終盤近くでも足止めには十分ですね。
 ちなみに、600G クラスのお店は 3軒まであれば 2回インサイダーがかけられるようになります。900G だと約 3回です。お店価格の高いエリアでは、3軒でも十分な効果があるということがおわかりいただけると思います。
 3軒の時に 900G のお店をフルに増資すると、買い物料は 3150G になります。いたスト 3 でも、4軒独占時の 160G のお店より買い物料が高いのです。
 4軒の独占になると、いたスト 3 では、増資余りはもとのお店価格の 12倍になります。買い物料はもとの 125倍です。かなり安いお店でも買い物料は 1000G を越えることになります。いたスト GK あたりと違って、独占をすれば、安いお店でも十分な効果があるわけです。

● 増資すべき店

 ここでは、インサイダーするしないにかかわらず、一般的にこんな店に増資したほうがいいという指針を示します。あくまでもセオリーですので、必要に応じて柔軟に対応してください。
1. 定点ワープの店
 一番優先順の高いのは、チャンスカードで特定のお店に行くカードがある店です。カードさえ引けば、75% の確率で他人が踏むわけですから、これ以上の店はありません。該当する店の数は少ないので、すべて挙げてみます。
 クロスはふかひれ堂、ふわふわ薬局、ソフィーの洞窟は輝きの宝石店、混乱の兜屋、アメリカ大陸はコロラドクリーニング、ハックルベリーマーケット、エプコットカフェスタンド、リキュールハウスバーボン、原始時代は土器の店テコドント、石掘りファガス、スラリンは占いパルプンテ、ホイホイ薬局、アレフガルドは竜王の城、暗闇の回廊です。
 特に破壊力の強い、竜王の城(850G/170G)、輝きの宝石店(500G/96G)、土器の店テコドント(空き地)は 2軒からでもどんどん増資しましょう。買い物料狙いであれば、株数は 80株程度でも十分です。安いお店でも 4軒以上のなったときは要注意です。
2. できるだけ多く増資できるところ
 インサイダーの 1回目は特にできるだけ多く増資できるところにしましょう。また、フリーウェイのように回避がしにくいストリートでは、高いお店をいち早くつくることが買い物料を奪うチャンスへとつながります。
3. 分岐からできるだけ遠いところ
 マップの自由度がそこそこ高いときは、分岐から遠いところを増資するのがセオリーです。分岐直前だと、大きな目で飛び越えられる可能性が高いからです。
4. 通行量の多いところ
 ストリートによっては、通行量の多いお店が存在します。こういったところに増資をしておくと、それだけ買い物料の収入が見込めます。分岐から離れていたり、直線距離の長い銀行まわりなども止まりやすいです。
5. 5倍買いされそうなお店
 インサイダーや買い物料のもうけが大きいですが、5倍買いされそうなお店に対するケアも忘れてはいけません。1軒しか持っていなくても、相手の負担額は 1.5倍になりますし、万が一 5倍買いされたときでも、増資額の 2倍儲かることになります。
 もうひとつ、高いお店を含む 3軒もしくは、4軒以上のお店を所有できたときは、安いお店をケアする必要があります。特にちょうど 4軒の時は 5倍買いで崩されると大きな被害になります。買い戻すためには欲しいお店に止まらなければならないからです。

- インサイダー -

 インサイダーは、勝利のためには欠かせない要素で、株と増資の両方の要素が関わってきます。ここでは、インサイダーの仕組みから、タイミング、順序といった細かい話までをしていこうと思います。

● インサイダーのメカニズム

 これまででも、用語としては出てきていたのですが、ここで改めてインサイダーとは何かを簡単に説明したいと思います。
 インサイダーとは簡単にいうと、特定のエリアの株を買って、そのエリアのお店に増資することを指します。エリアのお店に増資をすると、そのエリアの株価が上がるので、株を持っていればそれだけ資産が増えるということになります。これが、インサイダーのメカニズムです。
 ただ、株数が少なすぎても、増資額が小さすぎてもあまり効果はありません。本格的なインサイダーは、株数が 99株以上(できれば 120株以上)で、なおかつ 500G 以上(できれば 999G)の増資ができたときでしょう。
 初期状態の 4軒エリアでは、999G 増資すると株価がおよそ 10G 上がるので、99株あればインサイダーをし続けることができるわけです(増資余りがあればの話ですが)。また、株価の値上がりは大きいほうがいいですからできれば 999G の増資がしたいわけです。

● インサイダーのはじまり

 独占したエリアの株を大量に買って、増資すればインサイダーになるのですが、そこまでの状況を作るのは難しいです。実際のインサイダーのはじまりは、2軒所有のエリアからになることが多いです。
 はじめのインサイダーは、ゲームが進んで大きなインサイダーをかけるときの資金源になります。軒数が少ないからといって侮ってはいけません。
 やり方は簡単で、自分の 2軒所有しているエリアの株を 99株以上買って、高い方の店を増資するだけです。株数と増資額は状況によって違うのですが、多少はもうけが出ると思います。
 これを繰り返して、サラリーをもらっていくうちに、流動資産が増えていきます。流動資産が増えたら、5倍買いなどでエリアの軒数を増やし、大きなインサイダーにステップアップしていけばいいのです。

● 3軒目のインサイダー

 エリアのお店が 3軒目になると、高いお店を持っていれば結構な額の増資をすることができます。ここからがインサイダーの本番です。
 株価と他の店の所有状況にもよるのですが、あとの展開を考えてできれば 150株以上を持っておきます。他に、インサイダーの対象となるエリアがあれば、株数は少なめでもかまいません。
 そのあとで、できれば 999G 増資できるお店に、できるだけ多く増資します。4軒エリアで 150株ほど持っていると、12G くらい値上がりすると思います。そうすると、1800G のもうけが出ます。あとは、そのままエリアの株を持って増資し続ければいいわけです。
 一度増資をするとエリアの株価が上がって、相乗り対策にもなりますし、思わぬ支払いで大量の株を手放さずにすむのです。
 いったんインサイダーをしてしまえば、あとは流れに乗るわけですからそんなに難しいことはありません。株価に関する細かいテクニックは、株価変動率のところで書いたとおりです。インサイダーで難しく、テクニックが必要なのは、1回目の増資が終わり安定した経営に入るまでだと思います。

● ケースに応じたインサイダー

 ゲームの目標は、総資産を決められたところまで増やすことですから、インサイダーのタイミングを誤ると、出遅れたり、資産が届かなかったりします。場合に応じて、工夫することもあると思います。
 ここでは、いくつかのケースを想定して、インサイダーの方針などを紹介しようと思います。
1. 株価が手頃な(12G 以下) のエリアが 1つだけ 3軒になったとき
 今所有しているエリアが、そのままゲーム終盤まで勝負するエリアになります。5倍買いをしてエリアを独占することを考えましょう。
 増資できるエリアが 1つしかないときは、ある程度の株数をためてインサイダーをする必要があります。特に 5倍買いの資金もためる必要があるので、注意が必要です。
 できれば 198株以上ためてスタートしたいところです。4軒になったときに 150株以上残っているのが理想的です。いたスト 3 の場合は 4軒以上に持っていけば、増資余りが大きくついてくるので、以前よりも手詰まりの心配が小さくなりました。
 とはいっても、株数がなく株価の高いエリアだけが残ってしまうとかなり厳しいです。あとで追い込みをかけるつもりで、じっくりと株をためましょう。
2. いきなり高いエリアが 3軒になってしまったとき
 そのまま 3軒のエリアを経営しても、たいして儲かりません。なので、流動資産がたまるまでそのままにして、他のエリアを経営するようにしましょう。
 流動資産がたまってから、150株程度で増資を始めるのが理想です。状況に応じて株数は変わりますが、乗り換えが必要だと思います。
 他にインサイダーをかけるエリアがあれば、3軒のエリア 2つでも目標金額まで達成することはできます。普通は、どちらかのエリアを 4軒にするのですが、いずれにせよ柔軟性がある状態だと思います。

- ゾーン -

 ここでは、これまでとはちょっと趣を変えて買い物料の話に移りたいと思います。ストリートによってルート取りの自由度は違いますが、買い物料の収入も重要です。
 買い物料を少しでも効率よくもらう方法と、増資のする場所について、「ゾーン」の考え方を織り交ぜながら紹介していきます。

● お店の止まりやすさ

 ルートの自由度の少ないところでは高いお店を回避できないので、単純に高いお店を作って買い物料勝負をしてもいいと思います。しかし、ルートをある程度選択できるストリートでは、サラリーは犠牲にしてしまいますが、高い買い物料のお店には寄りつかなくなってしまいます。
 ただ増資するよりも、できれば買い物料を取れるように、もしくはサラリーの妨げになるようにしたいところです。そこで、増資するところの方針を紹介します。
1. 交通の要所
 ストリートをよく見ると必ず通るところや、銀行まわりといった通りやすいところがあります。こういったところは買い物料の上げどころです。
 例えば、いたスト 3 の回転寿司では、銀行まわりの板前センターが交通の要所になります。回避はできるのですが、マークをとるのにも、株を買うのにも通らなければならないので、多少の支払いは覚悟して通るはずです。
 基本的に、銀行まわりで 2マス以上店が連なっているところは交通の要所です。また、回避不可能の飛び地も交通の要所になりえます。
2. 分岐から遠いところ
 分岐から近いところを増資しても、大きい目を出せばすぐに飛び越えられてしまいます。エリア自体が分岐から遠ければいいのですが、そうでなくても分岐からできるだけところを増資するのがいいでしょう。
 例えば、日本列島の東北は分岐から最低 6マス離れているので、完全に回避することはできません。また、右半球の中国では、なんきん自転車が分岐から 4マス目にあり一番回避しにくい店になっています。逆に言えば、分岐から近いところに店が多いエリアは買い物料をとるという意味では使いにくいです。
 応用編ですが、他のプレイヤーが自分のエリアの手前に止まっていて増資チャンスが来た場合は、ぜひともそのプレイヤーからできるだけ遠いところを増資しましょう。基本的に遠ければ遠いほど、止まる確率が上がります。うまく買い物料が取れればもうけものです。

● ゾーン

 本題のゾーンの話に入ります。ゾーンとは、分岐から数えて同じマス数を押さえることで、分岐があるのにもかかわらず支払いが避けられない状況になります。
 ゾーンが作りやすいストリートとしてドリームワールドがあります。このストリートでは、分岐から両側に 2マスずつ店が伸びているので、分岐から対称に増資すればゾーンになるのです。また、銀行に向かう 2マス目は空き地になっているので、空き地の税務署とのゾーンなどもできるわけです。
 また、飛び地とのゾーンもねらい目です。飛び地にはいると周回が遅れてしまいますし、高いお店が並んでいれば、入りたくないものです。分岐から飛び地へのワープマスと同じ距離にあるところは増資チャンスです。
 増資する際にゾーンを作るのもいいのですが、どちらかといえばうっかりゾーンに止まってしまわないように気をつけましょう。
 ゾーンについては、図を作っている時間がなかったので、とりあえず手書きの解説を作りました。こちらです。

- 5倍買い -

 5倍買いもいたスト独特の概念です。相手の所有する店に止まったときに、そのお店価格の 5倍を支払うことでむりやり店を買い取ることができるわけです。これも、重要な要素になるでしょう。ここでは、5倍買いのメカニズムを中心に紹介します。

● 5倍買いの目的

 5倍買いの目的はいろいろあります。しかし、主な目的は「自分のエリアをそろえること」です。何度も紹介してきたとおり、エリアの 4軒目の店を押さえることは増資余りを増やす意味で重要なのです。また、エリアのお店を増やすことに伴い、買い物料もアップします。ストリートにもよりますが、この効果もけっこう大きいです。
 もうひとつの目的は、相手のエリアをつぶすことです。相手が 4軒をそろえた直後に安いお店を 5倍買いすれば、そのお店を 5倍買いで買い戻すまで、インサイダーを遅らせることができます。

● 5倍買いのメリット

 相手のお店を手に入れる方法は5倍買いの他に、交渉とチャンスカードがありますが、5倍買いにはメリットがあります。
1. 確実さ
 5倍買いは、チャンスカードのように決められたカードを引く必要もありませんし、交渉のように相手に拒否されることもありません。買い取る 5倍分のお金があり、買いたいお店に止まれば確実にできるのです。
 ただ、お店に止まれるかどうかがけっこう大きく左右されるのも事実です。チャンスカードに頼るよりは手段が多い分より確実なのですが、止まりたいときに限って止まれないことはよくあります。
2. 相手にメリットを与えにくい
 交渉には対価が必要ですし、チャンスカードでの買い取りは相手にまるまる現金がいってしまいます。5倍買いでは、相手に 3倍分の現金しかいかないので、その分メリットを与えにくいことになるでしょう。
 逆に言うと、3倍で買い取りチャンスや、交換交渉と比べて自分の負担が大きくなります。このあたりの兼ね合いが問題になることもあるでしょう。

● 5倍買いの注意点

 5倍買いのときには、注意しなければならないことがいくつかあります。それは流動資産の問題です。自分のエリアを増やす場合は、インサイダーが前提になりますから、インサイダー用の株を残さなければなりません。無理な 5倍買いは手詰まりのもとになります。
 また、5倍買いでは相手に 3倍分の現金を与えるので、その現金を使って有利にインサイダーを進められてしまうことです。こちらは、相手のエリアを崩す 5倍買いのときに気をつけるべき点だと思います。自分のエリアが増えるならば、多少相手に現金が渡っても問題がないと思います。
 もちろん、5倍買いで相手に目標金額を突破させてしまっては、本末転倒です。相手が目標金額直前の時は、他の手段を考えましょう。

● 5倍買いからの防御

 相手の 5倍買いを直接阻止する手段はありません(いたスト 3 の場合は、キーとなるお店を予約してそのまま放っておくという手はありますが)。有力なエリアにある安い店は、いずれは 5倍買いされてしまいます。
 5倍買いを間接的に阻止する方法は、お店の値段を上げて負担を大きくすることでしょう。中盤で 100G 以下ならまず 5倍買いされるでしょうし、200G 以下なら状況が良ければ 5倍買いされるでしょう。300 〜 400G くらいになるとなかなか手が出なくなると思います。
 自分のエリアを崩す 5倍買いについては、細心の注意が必要です。4軒以上になったら、まず安いお店を増資するのがいいでしょう。いたスト 3 では、12倍の増資余りがあるので 70G のお店ですら 840G も増資できます。

● 5倍買いのしやすいエリア、しにくいエリア

 5倍買いは安いお店が対称になるので、5倍買いをしやすいエリアとしにくいエリアというのが当然存在します。
 5倍買いのしやすいエリアは、安い店の多いエリアです。ドリームワールドのバーチャルエリアのように全体的に安いエリアはもちろん、右半球の中国のように 1軒だけ高くて他は全部安いエリアも、5倍買いがよく起こります。下手をすれば、一番高いお店 1軒から、むりやり 4軒まで 5倍買いをし続けることもあるでしょう。
 また、650G 以上のお店と 100G 以下のお店が混在するエリアは要注意です。高いお店とそれ以外の 1軒を持っている状態から、安いお店を 5倍買いされると一気に買い物料が上がります。
 逆に 5倍買いのしにくいエリアは、全体的に買い物料の高いエリアです。右半球の東南アジアやフリーウェイの新宿、アメリカ大陸のシカゴなどです。400G を越えるお店はよほどのことがない限り 5倍買いしません。高いお店を買い逃したばかりに、エリアが 3軒で止まってしまうというケースもよくあります。


 とりあえず、完成している分までを紹介しました。レイアウトもまだ仮のものなので、ひょっとしたら変わるかもしれません。残りは 取り引き、競売、チャンスカード、カジノです。

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