● 第19回いたスト関東オフのレポート ●
2002年11月2日 〜 11月3日の 2日間で第19回関東いたストオフがおこなわれました。3連休の 1日目と 2日目ということもあって、思い切って楽しむことができました。今回もプレイの様子などをレポートしたいと思います。
- オフ前日まで -
今回は、3週間前にアナログゲームオフをやったばかりでしたし、前の週は西湘に遠征もあったのでゲーム的にはあまりブランクが開いていませんでしたね。
個人兵器ですが、今回はあまり考えずに持っていくことにしました。アナログゲームオフのときにつかCさんから「等式くん」のリクエストがあったので、それを軸に教育ゲーム特集を組もうと考えました。問題は、アナログゲームの目玉ですね。
結局目玉は買ったっきりプレイしていなかった「ピーナッツ」にしました。いたストとの親和度が高いだけにいたストオフにはもってこいのネタでしょうね。
結局事前の準備は、教育ゲームの方にだいぶ力を入れた感じになりましたね。「ワードバスケット」のついでに、「アルゴ」を発見したり、9月に「スペラカード」を購入したりしていましたから。
- 1日目の試合前 -
試合前は、「メルティングポット」の準備もあったのでゲームには参加しませんでした。プレイされていたものとしては、大会直前の「カルドセプトセカンド エキスパンション」、「みんなのゴルフ3」などでした。今回はコンシューマ系が多かったですね。
- 1日目 本戦 -
● 試合前
1日目のストリートは、宇宙星雲(GK)、回転寿司、太陽系(GK)でした。全体的にややテクニカルなストリートが集まっていますね。私は、宇宙星雲とは相性がいいのですが、それ以外は特に相性がいいわけでも悪いわけでもないですね。
回転寿司の対人戦は 2回目です。仙台にいたときに「いたスト3」の対戦会で一度やりました。このときはレジで破産させかけましたね。
● 1戦目 宇宙星雲(GK)
宇宙星雲は、初代「いたスト」からのストリートで、初代からのプレイヤーである私にとっては経験も十分あるストリートですね。このゲームの場合、基本的な戦術の他にストリートに慣れるということも大事だと最近になって思い始めましたね。
ファーストスローは 5だったので、思い切ってカペラ探索センター(580G)を購入しました。そのあと、外周のお店がスムーズに買えたのと、すぐに内周に入れたこともあってサラリーも早めにもらい、ソーラーエリアが 2件になりました。
そのソーラーエリアを 3件にして、ムーンエリア 2件からの乗り換えで流動資産を稼ぎました。とはいっても 3件止まりだったと、相乗りがけっこうひどかったので、ソーラーエリアを 4件に伸ばすものの、手詰まりになってしまいました。
他のプレイヤーも 3軒エリアを作り始め株数をためて増資する展開に。私も、先行してできた流動資産を使い、相乗りで阻止に入ります。
勝負を分けたのは、1回のいただきでした。差し迫った危機はないことから、左下のチャンス(クラブ)にと待っていたプレイヤーが 6を振って、右下のチャンス(ダイア)へ。1マス先にはカペラ探索センター(買い物料 2692G)があるところで、1を振ってくれました。
やはり宇宙星雲は、四隅のチャンスカードには止まるものではありません。なかなかいただきの機会の少ないストリートだけに収入は大きいですからね。
最終的に勝負を決めたのもやはりカペラ探索センターでした。チャンスカード 33番から、3倍の 7734G で売却。株価の値下がりを差し引いても 4806G の利益が出て、そのまま 21000G まで届きました。チャンスカード 33番の怖さを思い知りましたね。
結局、序盤は無理に内周に入って店をそろえるよりもサラリーを取ること、外周のお店がやはり強いこと、高いお店ができたら四隅のチャンスには止まらないこと、というストリート独自の基本を押さえるのが大事な試合でしたね。
● 2戦目 回転寿司
「いたスト 3」からのストリートになりますね。経験はそんなにないといえばないのですが、独特の移動にはけっこう慣れました。ドリームワールドと形は似ていますが、もっとテクニカルなストリートですね。いただき回数もそんなに多くなりませんから。
2ターン目にいきなりレジラウンドに飛ばされてしまい、ミルガイ(620G)を購入、レジラウンドは 2件で止まりましたが、マークを 3枚集めた時点で脱出しました。いち早くサラリーをもらった直後の、チャンスカードの引きが異常でした。
最初に、レジラウンドの株を買った直後に株価の 20%アップが出ました。このおかげで、5軒エリアのハンデがなくなりましたね。そのあと株を買い足してから、100G分無料増資と増資効果 2倍を有効に使って 410G 分もうけました。さらに、真珠を引いて現金収入が 500G。この時点で圧倒的な差になりました。
その後は序盤の動きが災いして、メインランドに店が少ない状態になりました。相乗りをしながらいったのですが、200株オーバーのインサイダーが炸裂し、逆転されてしまいます。
私も 2軒になったムラサキどおりを 5倍買い期待で 200株以上ためてから 5倍買いをかけて 3軒にしました。5倍買い期待の株は、リスキーですが相乗りされにくいという特徴がありますからね。マハラジャの収入もあって、200株のインサイダーで再逆転をし、そのままゴールしました。
● 3戦目 太陽系(GK)
太陽系は「いたスト2」からのストリートです。経験はそこそこですが、そんなに相性のいいストリートではありません。「いたストGK」の場合は、同じ空き地は 1軒しか建てられないので、プレイ順の早いプレイヤーが若干有利になります。
というわけで、4番手スタートでガッカリしていると、空き地を買えないまましばらく進んでいました。買えたのが 6軒目と 7軒目の空き地ということで、残った建物で使えそうなのは露天と仮設店舗しかありませんでしたね。さらに 1週目に納税をしてしまうというアクシデントもありかなりきついスタートになりました。
中盤は 2強 2弱の展開になりました。ブロックしている店が 5倍買いされ、相乗りでインサイダーの足を止められてと、かなり厳しかったですね。ただ私の場合はまだちょっとずつ成長しているのでいいのですが。
結局終盤になっても厳しい展開は変わらず、そのまま 3位で終了してしまいました。もともと店数が少なめというのもあったのですが、分岐からの距離の関係で早攻めしたほうが強いストリートだというのも分かりましたね。マップ構造は似ていますが、右半球とは別物です。
結局、1日目は 1位 - 1位 - 3位で、11ポイント、最高総資産の差で総合 3位でした。なかなかいい感じの滑り出しになりましたね。
- 1日目のゲーム間 -
今回は、1戦目がバタバタと終了して、すぐに 2戦目に入ったということもあって、ゲーム間はあまりプレイできませんでした。ねーぽんさんの PC に「メルティングポット」を入れていたのですが、1戦目終了時には全員投票ができず、1ラウンド遅れになりました。
運営上 PC を使うのは知っていたのですが、次のラウンドの卓が決まってしまうと、そのままゲームが始まる上に、途中では抜けられないですからね。全員参加企画は、ゲーム中には外すのが無難だと思いました。
ひとつ追記をしておくと、さすがに 1戦目終了から 2戦目開始の間はちょっと短い気がしました。あとで、昼ご飯を食べていないという話をけっこう聞きましたから。2戦目終了は 16時近くなってしまうので、私の場合はテーブルが決まったあとに時間をもらって抜けるようにしています。
ちなみに、3戦目が終わったのが 18:30 というわけで、全試合が終了してからかなりプレイする時間が取れました。1日目のサブバトルの報告をしてみます。
● メルティングポット (各試合終了後)
突発で「メルティングポット」をやりました。ルールを知らないプレイヤーのみなさまには十分な説明ができなくてすみませんでした。試合後のあわただしい時間に投票をしていただきましたが、やはり PC が使えるとかなり楽ですね。私も自分の作ったゲームに始めて挑戦することができました。
今回は、開票は全部コンピュータに任せたので、いきなり最終結果をお知らせしましょう。こちらです。
Rank |
Name |
Round 1 |
Round 2 |
Round 3 |
残兵力 |
得点 |
1st |
風船 |
0/12th( 0) |
36/ 2nd(50) |
63/ 2nd(80) |
1 |
131 |
2nd |
かませいぬ大王 |
20/ 3rd(30) |
3/12th( 0) |
72/ 1st(80) |
5 |
115 |
3rd |
グリグリ警部 |
13/ 9th( 0) |
*27/ 4th(25) |
*53/ 7th(40) |
7 |
72 |
4th |
Izayoi |
18/ 4th( 0) |
31/ 3rd(50) |
34/10th( 0) |
17 |
67 |
5th |
スピーディ |
18/ 4th( 0) |
67/ 1st(50) |
12/12th( 0) |
3 |
53 |
6th |
GFじー |
1/11th( 0) |
20/ 9th( 0) |
62/ 3rd(26) |
17 |
43 |
7th |
飛鳥川雄輝 |
35/ 1st(30) |
20/ 9th( 0) |
40/ 9th( 0) |
5 |
35 |
8th |
Hammer |
*16/ 7th(15) |
23/ 6th( 0) |
42/ 8th( 0) |
19 |
34 |
9th |
ねーぽん |
21/ 2nd(30) |
23/ 6th( 0) |
55/ 6th( 0) |
1 |
31 |
10th |
近場の鈴木さん |
14/ 8th( 0) |
22/ 8th( 0) |
34/10th( 0) |
30 |
30 |
11th |
たけ |
13/ 9th( 0) |
25/ 5th( 0) |
62/ 3rd(26) |
0 |
26 |
11th |
Candra |
18/ 4th( 0) |
20/ 9th( 0) |
62/ 3rd(26) |
0 |
26 |
|
合計兵力 |
187 |
317 |
591 |
1095 |
|
|
平均 |
15.58 |
26.42 |
49.25 |
|
|
|
敵兵力 |
180 |
300 |
480 |
960 |
|
第2代の Savior of the Land は風船さんに決まりました。3ラウンドで 131点と、原点を越えるすばらしい成績が出ました。
● ワードバスケット (3戦目終了後)
まったりとやるのには最適な「ワードバスケット」を 9人でプレイしました。このゲームもいたストオフではすっかり定着しましたね。4人と5人に分かれて、予選 10戦、決勝 10戦でおこないました。予選ラウンドは勝利数の上位 2名が決勝進出、決勝も勝利数で決めました。
このときは、何かとさえていたのか私が優勝しました。まあ、プレイ回数が多いといえば多いのですが、私よりも強い方はけっこういらっしゃいますからね。
● スペラカード (3戦目終了後)
英語力が必要なスペラカードもプレイしました。私のまわりでやったときは 1ラウンド 5分程度だったのですが、さすがにもう少し時間がかかりそうですね。よくよく考えるとメンバーがちょうど早打ちするメンバーでしたね。
メンバーは、英語は苦手といいつつも、この手のゲームにハマリやすい Candraさん、ドイツ語、英語と語彙力の強そうな Lindwurm さん、メンバー中で唯一文系のねーぽんさん、そして仕掛け人でもあり、英文ルールを読む機会の多い Hammer の 4人でした。
実際にプレイすると、意外な単語が出てきたりとなかなか面白かったです。思ったよりも複雑なことにはならないという感想をいただきました。人並みの英語力があると思う方はプレイしてみてはいかがでしょうか。
● その他のゲーム
その他にも、ウィーケストリンクがプレイされたり、相変わらず「カルドセプト」がプレイされたりしていました。とにかく時間があったので、いろいろとプレイされていたみたいですね。
- 1日目終了後 -
1日目終了後の夕食会は、ひさしぶりに肉を食べに行きましたね。そのあとで、タッチでウノー大会になりました。こんなにウノーをプレイする人が多かったのかと思うくらいです。
私は B コースをやったのですが、カウントマニアで目標のパーフェクトをとることができました。直後のくるくるカードで記号 3枚をいきなり外したりしたせいで A で止まりましたが。練習の成果はカウントマニアが最も顕著でしたね。
宿舎に戻ってからも、いろいろとプレイしました。1日目の宿舎でのゲームです。
● アルゴ
裏企画の 3つ目ということで、買ってきたばかりの「アルゴ」をプレイしました。推論と記憶力と直感のゲームだとは書いてあったのですが、まさにその通りですね。運の要素もあるのですが、攻めるところ、守るところのバランスもいい感じだと思います。
プレイした感じだと、出ているカードなどの情報から推理するのがポイントになるようですね。質問されたものを覚えるのも大事です。数学的な推論の能力や確率などが武器になりますね。論理的な思考力を付けるのに役立つかもしれません。普通のゲームでも、特にアナログ系で大事になる盤上を見る力がつくでしょう。
プレイ時間もそこそこで、そんなに難しくもなく、ゲームとしてはきれいにまとまっていると思います。さすがは学研といったところでしょうか。
● ニューメロ
これは、あまりにも衝撃の強いゲームということで経験者の Candraさんと私のエキシビジョンプレイになりました。カードを取る最中に計算している様子はどのように写ったのでしょうか? 思ったよりも流れが重要なゲームになりますね。カードが取れないときはどうやっても取れませんし。
このゲームは、どちらかといえば計算力で勝負するゲームだと思います。きれいに決まったときの爽快感というよりは、なかなか取れないという焦燥感を感じるゲームだとは思うのですが。
このゲームは、3月のオフ会終了後に購入したのですが、いまではすっかり入手困難になってしまいました。クセのあるゲームですが、その手のゲームが好きな方にはたまらないでしょう。
● ピーナッツ (目玉)
今回の目玉は、いたストとの親和性の高い「ピーナッツ」をプレイしました。簡単に説明すると 100〜2400までの価値の書かれた土地に、サイコロを振ってコマを移動させより高い土地に止まるのが目的になります。一番高い土地に止まったプレイヤーが他のプレイヤーからお金をもらい、空いている土地を買うことができます。
誰かが破産したときに最も現金を持っていたプレイヤーか、規定の数だけ土地を買ったプレイヤーの勝利となります。
いざ始めて見ると、なかなかカツカツなゲームだということが分かりました。安い土地に止まったときはお金を払って振り直せばいいのですが、中途半端な値段の土地に止まるとかなり痛いのです。
土地の買い方も、安全地帯を買う、収入源にするという 2つの働きがあるので、けっこう悩みます。大味なゲームだと思ったのですが、意外と繊細なゲームなのかもしれませんね。ただ、なかなか土地が買えないプレイヤーは不利になります。収入源が少ないことと、終盤になるといい土地が残らないですからね。
サイコロを振るゲームですが、それなりのジレンマがあってよくまとまっているのではと思います。ただ、お店が買えない病など、微妙にいたストのプレイに影響しそうになるので、アナログゲームオフ向けなのかもしれません。
- 2日目 本戦 -
2日目は全員集合が早く 10:00 ちょっと過ぎにゲームスタートになりました。朝は、会場に着いてから朝食を食べに行きましたし、合間に何かやっていたという記憶があまりなかったので、本当にすぐにスタートしたみたいですね。
今回のストリートは、呪いの館(3)、アメリカ大陸(GK)、クイーンバニー(3)でした。呪いの館は対人戦の経験がありませんでした。アメリカ大陸以外は時間のかかりそうなストリートですね。
● 4戦目 呪いの館(3)
対人戦では始めての呪いの館も、コンピュータ相手なら何度かプレイしたことがあります。今回も空き地が全く買えない展開でしたね。空き地のあるストリートは 2つしかありませんでしたが、ろくなものを建てていません。ここでも序盤にいきなり納税をしてしまいピンチに。
序盤からなかなかワープに飛べずに周回が遅くなっていました。クラッシュルーム 3軒、デンジャーホール 2軒からインサイダーをかけましたが、移動税務署のせいもあってそこまで伸びませんでしたね。デンジャーホールを 4軒までのばした直後に 5倍買いされたのもかなり効きました。
結局、終盤は全員手詰まりになったのですが、順位に大きな変動はないままゲームが終了しました。私はなんとか 3位で終了しました。
呪いの館の場合は、飛び地は移動手段として使うのがいいですね。4軒 2エリアだとなかなか集めにくいですから。あとは、銀行まわりを押さえるのが一番強く、その次は 3軒エリアの数になるでしょうね。
● 5戦目 アメリカ大陸(GK)
うってかわって、短期決戦形のストリートになりました。アメリカ大陸は初代「いたスト」からのマップですから、経験は豊富です。
序盤は大きく荒れた展開にはならず、私は高い店を何軒かブロックする展開になりました。ところが、途中でハワイに飛ばされたあたりで雲行きが怪しくなりました。
中盤に入って、シカゴ 2軒、ロサンゼルス 3軒、ニューヨーク 2軒と、私以外の全員外衣位置にエリアを作る中で、私はフロリダの内側 2軒だけしか有力なエリアがありませんでした。そのときにハワイに飛ばされて、一気に 4軒までそろえてしまいました。この時点でハワイ人生が決まりました。
そのあと、流動資産を作る目的で、手詰まり状態のシカゴのライブハウスギャング(増資済み 450G)を 3000G で売る交渉を持ちかけたのですが、拒否されてしまい次の手を模索していました。ちなみにコマの位置を考えて次のハマリもあると入ったのですが、本当に入りましたからね。
直後に、ロサンゼルスの独占になるハリウッド撮影所(増資済み 600G)の 5倍買いで迷っているときに、4.2倍売りの交渉を持ちかけたのですが、こちらはコマの位置と売るタイミングの都合で 5倍買いに踏み切られました。結局こちらの方は通過したのですが。
この 5倍買いで流動資産が増えたので、ハワイの株数を 100株強にし、ハワイに飛んで最終的には独占まで持ち込みました。ハワイ人生の場合は高い店を作るしかないので、カウカウヨットハーバーに集中して増資し、最終的には 8889G の買い物料にまで育ちました。
終盤は、10000G オーバーのロサンゼルスと、シカゴの打ち合いになりましたが、シカゴの方に軍配が上がりました。結局増資後のハワイには誰も来なかったですね。見せ場の多い面白い展開でしたが、最終的には 3位でした。
● 6戦目 クイーンバニー(3)
対人戦、特にいたストオフのようにディフェンシブな展開になると長期戦が予想されるストリートですね。「いたストGK」初登場のストリートなので、プレイ回数は少なめかもしれません。
序盤は、いきなり船尾が 1色に染まるという荒れた展開になりました。2週目の最中にサラリーが遠い状況になりましたからね。私は、なかなか店が買えずにブロックばかりする展開になってしまいました。
中盤は、自分のエリアを伸ばすという展開になりました。こういう展開になると、やはり銀行まわりが強いですね。私の店ではないのですが、ディスコムーンスター(110G)の防衛増資がされていないのが響きましたね。
あと、独占エリア崩しの 5倍買いを余儀なくされました。ブロック貧乏の身に 5倍買いは厳しいです。3軒エリアはあったものの、5倍買いをすると出遅れるのが明らかですからね。確かにブロックにはなったのですが、後で考えると、状態が不利なことをアピールして、見逃したほうがよかったかもしれませんね。
中盤は、ブロック貧乏が響いてだいぶ不利な展開になりましたね。5倍でブロックさせておいて、相乗りにかかるのですから、やりきれないものがあります。同様の状況で、センターブリッジの 5倍買いも進められましたが、これはやったら負けるのが分かっていたので、ノータイムで止めましたから。
結局終盤まで、最下位確定の展開だったのですが、3位のプレイヤーが 13番を引いてくれたことと、2着プレイヤーの相乗りをほぼ無視した形で(株数は上回っていましたが)増資したのが効いて、なんとか 3位で終了しました。
このストリートの場合は、センターブリッジが有利なのは分かっていました。ブロックした 1軒は防衛増資をちゃんとかけましたからね。あとは、攻撃的な 5倍買いをする暇があったら自分の株をのばした方がいいような気がしました。これは人によってだと思いますが。
あとでふと思ったのが、共同 5倍買い交渉はないのでしょうか? 5倍買いをすると不利なプレイヤーが、たまたまブロックできる店に止まったときに、トップのプレイヤーが資金援助という形で店を買い取るという感じです。
再度 5倍買いされることを考えると 4倍で買い取れば、額面上の損得は変わらないのですが、5倍買いする側は脅迫のかけられる状況になりますからね。代行 5倍買い(あとで 5倍買いの値段でお店を買い取る)もあるのかもしれません。5倍買いと交渉を織り交ぜた新たなテクニックになるかもしれませんね。
2日目の結果は 3位 3回の 3点とさんざんな結果でしたが、学ぶことはいろいろとあったと思います。
- 2日目のゲーム間 -
2日目は 2戦目と 3戦目が遅い卓にいたせいもあってほとんどなにもできませんでした。1戦目は早く終わったのですが、昼ご飯を食べてウノーをやっていたらすぐに次の試合になりましたし。
途中まで「メルティングポット」をやっていたのですが、2戦目で誰も投票できなかったので中止になりました。1ラウンド目は 219/220 というかなり微妙な敗北になったのですが。
2日目の追記ですが、今回は 11月上旬ということで窓を閉めてずっとやっていたのですが、たばこの煙が厳しかったですね。私の場合、たばこは吸わないのですが、ゲームセンターに行くこともあってある程度は慣れています。でも、宿舎で寝不足気味の状態だときついものがあります。
あとで思い出したのですが、確かアナログゲームオフのときに会場が禁煙になったという覚えがあります。今回は確認しませんでしたが、そこら辺はどうなのでしょうか?
たばこを吸う人にとっては、何時間も吸わないでプレイしていると、きついという話も聞きますからね(過去に TRPG をやっているときに、タバコ休憩を要求されたことがあります)。途中休憩をはさむとか、工夫する必要がありますね。
- 閉会式 -
3戦目がかなり時間の迫った状況なので、あっさりと閉会式が行われました。2日目の成績が響いて総合 9位でした。次のオフはしばらくないみたいなので、ネタを蓄えていきたいですね。
本戦の総評としては、ブロック貧乏をどうしのぐがが今後の課題になりそうですね。ブロック貧乏を脱出するのには交渉が手っ取り早いような気がします。
ブロックしている店を競売に出すと、下手をすればものすごい安い額で競り落とされたあげくに、その場では犯罪者になってしまいますからね。流動資産を作りたいとなると、5倍買いをされる前にアンバランスな交渉に乗り出すしかないのでしょうね。
太陽系の時は中盤のトップの 5倍買い(600G)に対して 500G と 20G 上乗せの交渉をしましたし、アメリカ大陸では、450G に対して 6.5倍ほどの 3000G を提案しました。クイーンバニーでは一度、同条件の持ちかけたのですが却下されましたね。
「モノポリー」では、交渉をしないと場が動かないのでブロッキングはかなり有利なのですが、いたストの場合は 5倍買いでいくらでも場を動かせますからね。でも、交渉で場を動かす場合は「モノポリー」のテクニックも使えそうな気がします。
コマの位置は、サラリーや収入に大きく影響しますし、相手の残り流動資産は、インサイダー株の株数に直結します。お互いに 150株程度でスタートを切れるのが一番平和だと思うのですが、うまくバランスをとる必要がありますね。あとは立地条件もでしょうか。
勝った試合よりも負けた試合のほうが学ぶことが多いとよくいいますが、今回はまさにそんな感じがしました。
- 2日目終了後 -
今回は 3連休ということで、2日目終了後の宿舎にも参加しました。その前のゲーセンでは pop'n 8 をやってきました。最近、腕が停滞しているという感じがしています。やはりこういったゲームは時間のある学生時代にピークを迎えるものですね。
2日目と 3日目の朝の宿舎でプレイしたゲームを紹介します。
● 等式くん
今回の裏目玉です。つかCさんのリクエストでということで、つかCさん、グリグリ警部さん、Candra さん、私の 4人でプレイしました。今回は微分記号(')の牌を外してプレイしました。
慣れないうちはなかなか手が作れないのですが、何度も打っているうちにだいぶ慣れたような気がしますね。ルートを使った演算や、文字定数を使った 3桁の演算なども出てきて、このゲームらしさも見られました。等式くんの恐ろしさを知っていただけたのではと思います。
最後に 1回だけ上級者向けの 8枚上がりをプレイしました。通常の 6枚上がりは難度 4 (やや難しい) をつけていますが、8枚は難度が 6 (かなり難しい) まで上がります。4桁の演算まで飛び出しますからね。今回は幸運にも 1順で上がりが見られましたが。
「等式くん」の裏では、「ワードバスケット」がプレイされていました。声だけを聞いていたのですが、プレイヤーが違うと単語も違ってきますね。人名限定の勝負はかなりの長期戦になった模様です。お疲れさまでした。
● アルゴ
3日目の朝にメンバーを変えて「アルゴ」をプレイしました。かなり反応はよかったので、今後も登場の機会があるかもしれません。2〜4人でプレイできるので、いたストオフ向けなのかもしれませんね。
今回のレポートはこれで終了です。私は、このあと某氏と買い物に出かけたのですが、そのときの様子は省略させていただきます。
次のいたストオフまではちょっと間がありますが、それまでにいろいろとネタを仕入れていこうと思います。今回も、いっしょにプレイしてくださったみなさまに感謝したいと思います。ありがとうございました。