2006年1月7日 〜 1月8日の 2日間で第29回関東いたストオフがおこなわれました。今回は3連休の1日目と2日目ということもあり、遠征組も多数のオフになりました。さて、今回も主観レポートでと思ったのですが、諸事情発生のため 1/8 の全試合に参加できなくなりました。
というわけで、1日目はいつも通りのレポート、2日目はストリートの話などを交えつつお送りしましょう。
今回は、開場時間の都合があり 9:30 くらいに来たのですが、まだ会場が開いていませんでした。いつもの会場は、2階のテナントが入った模様で、準備の時間と開店時間がちょうど重なっているみたいでした。あの場所は、待機していると邪魔になるとのことなので、次回以降は何らかの対策を打つ必要があると思っています。
会場が 9:00 に開くなら、そのくらいの時間にシフトした方がいいですし、そうでなければ、開場時間は改めて確認すべきでしょう。(しかし、あののぼりの配置は機材搬入には都合が悪いですし、お店と間違えて、会場に入ってくる可能性もなきにしもと思っています。そのあたりは善処してもらいたいですね。)
会場が遅めということもあり、機材設営をしたあとは若干まったりとしていました。DSはみんなでソーダーゲームとか、ことばさがしなどをやっていたみたいです。
今回の組決めで、ひさしぶりにカードゲームが登場しました。何が起こるか分からないこともあり、準備しておくに超したことはないですね。組決めアプリもあると便利かも、と思ってしまいました。
1戦目は、ひさしぶりとなる浮遊大陸でした。今回もストリート紹介からいきましょう。GKからのストリートで、唯一マップに銀行が 2つあります。広いマップのわりに、1500G しか所持金がなく、銀行周りが高いという特徴があります。
序盤こそ、順調に周回はできたものの重要な空き地はとれずに、エリアもつくることができないまままったりとしたスピードで中盤戦に入りました。この時点で銀行周りはあまり買われていないという不穏な空気が流れていました。
中盤は、自分以外の 3人が一気に動いた感じでした。銀行周りのグランドクロス、スモールロードが 3件ずつに、右上外側のエルアンダーが 4件に伸びて、勝負エリアが作られた感じになりました。一方私はというと、ここへ来て銀行に戻れなくなったあげくに、税務署を踏んでのヘブンスガーデン 3件という布陣でした。
ここから、税務署による買い物料合戦が始まって、全員の手が止まるものの、私だけエリアの状況が 1件ずつ悪いという状態になりました。2人が走り出す体制になったので、思い切って交渉を入れてみました。
交渉材料は、成立しにくそうだったのですが、銀行周りの 3軒目 or ヘブンスガーデンの 3+4軒目(うち1件は税務署) と、エンジェルラインの 3+4軒目というものしかありませんでした。タイミング的にトップがヘブンスガーデンに向かっている「今しかない」という感じだったのです。
こういうときは、条件を出すから値段を聞くというやり方をよくやるのですが、エリアの優越と税務署の兼ね合いから、エンジェルラインの 2軒と、ヘブンスガーデンの 2軒 + 1300G でまとまりました。価格的には 1000G 程度動きましたが、税務署付きですからね。結局この差額はすぐあとの税務署からの収入で回収しました。
これで、一矢報いる形になったのですが、まだ銀行に戻れず、ワープで独占エリア方面に飛ばされたとき、悲劇が起こりました。浮遊大陸の上下非対称のマス配置で数え間違えをして、ゾーンになっていたと思って、逆方向に進んでしまったのです。
さらに、停止した直後に指摘されて、操作ミスで5倍買いをしてしまったので、さすがにこの時点で最下位確定と思いました。
とりあえず、一連の動作でゲームが壊れたまま目標突破だけは避けたかったので、全員の合意の元、独占エリアを抜けたあとで 3倍で買い戻し(下手なタイミングで買い戻しをやると、破産まであったのです)をすることでまとまりました。
実際は 2000G クラスの振り込みと、生存をかけたヘリポートの 5倍買いで 2位と 3位が入れ替わったと思われます。本当にご迷惑をおかけしました。実際にこの場面で粘るのであれば、独占崩しのヘリポートを競売に出すのですが、これ以上ゲームを壊すわけにはいかないので止めました。
結局 4位終了ですが、操作ミスがあったので仕方がないでしょう。ちなみに、税務署からの収入があって(1800G の 3割り増しがありました)、これだけの内容で収支は黒字になっているのです。いかに中盤に銀行に戻れなかったかと、インサイダーができなかったかですね。
2戦目は、おなじみのアメリカ大陸です。初代から登場しGKで復活しています。買い物料重視のストリートですが、お店の勢力が分かりやすいこともあり、交渉も面白いストリートという認識でいます。唯一の 7軒エリアである、ハワイの動向も気になりますね。
こちらは、序盤からシカゴが 2軒になって、どれだけうまく周回できるかが焦点となりました。53番を引いてしまい、半周遅れるものの、凶悪なエリアができないままに、なんとか周回を重ね、流動資産を稼ぐことに成功しました。
コロラドが所持金不足でブロックできずに独占になったりしたのですが、相乗りに間に合ったのが大きかったですね。そうこうしているうちに、ニューヨーク 2軒、シカゴが高めの 3軒の布陣になりました。さてここから、というときにハワイへワープしたのが、転換点となりました。
すでに一等地のカウカウヨットハーバー(800G)だけ押さえられていたのですが、長期滞在の間に気がつけばそれ以外の 6軒を押さえていました。コロラドの株が一瞬はずれたのと、3軒だったサンフランシスコの一等地が 33番で売却されたのは、大きかったのかもしれません。この時点で 4000G 近い資産差がついていたのですが。
こちらはハワイ滞在で流動資産は減らしていたのですが、6軒をキープすべく株なしで防衛増資をちょこちょことやって置きました。これが功を奏して、トップがハワイに飛び込んだときに、こまごまとした収入と、2軒の 5倍買いで、4000G 近く資産を削り、気がつけば普通にシカゴが経営できる状態になりました。
本土に戻ると、ロサンゼルスこそ独占されていたものの、資金難の状態になっていて伸びるのには時間がかかる状況、シカゴは株が高めだったのもありますが、悠々と増資をしてデパート街を作りました。結局ここからの収入が勝負を分ける結果になったでしょう。
20000G までの道のりが若干遠かったのですが、シカゴの威力は強力でそのまま収入だけで優勝することに成功しました。
個人的には、アメリカ大陸は、独特の戦い方があると思っています。南北 4エリアの一等地を含む 3軒以上はきわめて強力ですし、中央 4エリアも独占をして、回避不能の外側に高い店を作ればかなりの驚異になります。ことこのストリートに関しては、非常識な早さで非常識な値段の店を作るのは強力ですね。
ハワイは扱いが難しいですが、安めで件数が集まったとき(5軒以上でしょうか)は、5倍買い阻止のため、ちょこちょこと防衛増資をするべきだと思います。お店価格は最低でも 200G、できれば 400G 以上を目安にしたいですね。このくらいの価格になれば、買い物料もそれなりの額になりますから。
3戦目はひさしぶりとなるクイーンバニーです。GKからのテクニカルなマップでルートの自由度が高いのが特徴です。1800G の所持金はこの広さでいえば少ない部類にはいるでしょう。序盤はいかにうまく周回できるかが、中盤以降は、株の扱いが非常に重要になってきます。
序盤から、周回こそ早かったものの、お店が買えない病が炸裂しました。件数自体もそんなに多くなかったのですが、20% ダウンしたチムニーロードが 3軒になった以外は、2軒のエリアすらありませんでした。他のプレイヤーも序盤こそまったりとしていたのですが、中盤になってだんだんエリアができてきます。
株が 30%上がったガルウイングは、相乗りこそ見逃したものの、レストランメリージェーン(700G)を押さえた状態のアンカーラインの相乗りに成功したので、資金的にはそれなりの余裕がありました。店状況が不利ということもあり、相乗りのマークは緩くなりがちですね。
マリンプール 2軒、テイルブロック 3軒と、怪しい展開になりそろそろサラリーがもらえなくなる時期が訪れました。こうなってくると、交渉が始まるわけですが、怪しげな動きを察知して、キーとなると思われるお店を5倍買いするというプレイが見られたりしました。
そのまま膠着状態で、相乗りをして目標金額近くまでのばして差しきるという形を想定していたのですが、1つの交渉で、そのプランがもろくも崩れ去りました。2位と3位との交渉です。
内容は、銀行周りの独占となる、防衛増資済みの 270G のお店と、テイルブロックの独占となる 360G のお店を等価で動かすというもの。さすがに、一目見ただけで異議ありの内容なので、代替交渉を持ちかけたりはしたのですが、店状況が芳しくなく、受ける側が譲歩して 300G をつける形でまとまりました。
先に結論から書くと、この銀行周りが株買いのブロックになって、銀行周りの所有者が面白いほど伸びて、そのままゲームセットとなりました。この交渉内容ではこうなることが読めていたのですが、まさにその通りになりました。私はというと、33番で一気に稼がれたというのもあって、20000G を超えた 4位で終了でした。
さて、時間を戻して交渉を振り返ってみましょう。銀行周りは、独占した瞬間にゲームが終わると思っているので、お店を引っ張ってくる場合は少なくとも 4倍を見ます(踏みにくいという条件であれば、5倍越えも十分ありえます)。それを踏まえると、少なくとも 1000G をもらってくるのですが、それでも安いような気がします。
総資産 10000G ですが、独走態勢になることを考えると、少なくとも 2000G 近い価値があると考えます(トップ争いのできるプレイヤーに与えてはいけないという判断です)。5倍買いのコストが 1350G ほどですから、交渉が成立し得ない価格帯と思われます。それだけ、クイーンバニーの銀行周りは高く評価しているのです。
面白いことになるとしたら、テイルブロックとチムニーロードに阻まれて、フロントエリアに行っているうちに、エスケープボードを増資して閉じこめるくらいかもと思っていました。もちろん、トップがアンカーラインに迷い込んだ時点で、一等地の放出(指し値 or 競売)をしていたはずです。
いずれにせよ、銀行周りの怖さを味わったストリートになりました。もうちょっと歩きにくくなったら展開が変わっていたのかもしれませんね。
1日目終了後は恒例のカツですね。今回も、16人くらい来られたでしょうか。カツトークでは、次のオフの話などもありましたね。アナログゲームオフなどもゲームマーケットが落ち着いたころにまたやりたいものです。「例の企画」もネタがあれば出張版でやりたいですね。
その後は、宿舎でした。「ゲシェンク」は初登場でしたがウケはよかったですね。「ほんのきもちです」も満を持しての登場になりました。
カツのあたりからちょっとあわただしかったりしたのですが、これが 2日目に影響を与えることになろうとは思いませんでした。とりあえず W-ZERO3 で速報を書いて終了となりました。
とりあえず、7:00 前に置きだして、トレーニングをして開始を待っていたところで、呼び出し電話がありました。帰宅しているものと思っていたらしいのですが、思いっきり出先から来て欲しいということになり、仕事場に行くことに。ちなみに、このときの交通費は出る模様です。
というわけで、8:30 には宿舎を出て、13:00 くらいまでお仕事、その後も自宅待機ということで、本戦にはほぼタッチできませんでした。とりあえず、ストリートの紹介だけしておきましょう。
4戦目は、かなりひさしぶりに左半球しかもGKとのことでした。インサイダーマップではありますが、それだけにひさしぶりに対人戦をしたかったマップでもあります。最も、前日のクイーンバニーの調子を引きずっていれば苦戦は免れないでしょうね。
長時間の展開を予測していたのですが、比較的早く終了の連絡があったので、全体的な時間もそんなに幼かっただろうと思いました。
こちらもひさしぶりに選ばれたと思います。ルートの取り方が特徴的な初代から登場のマップです。2エリアに属する店は、このマップにしかないですね。銀行に帰れない病がでるストリートが 2つも選ばれたことになります。
さて、最終戦は、前回と全く同じストリートになりました。いたスト2からの名作マップです。今回もいたスト3なので、マイホームなどの空き地が面白くなりそうですね。
19:00 前に、機材回収も兼ねて会場入りしたのですが、このときには中盤にさしかかったくらいでした。今回は、前回と違って、ほのおのかべにマイホームがよく見られますね。一発でとんでもない買い物料がというシーンがよく見られました。
ほのおのかべで 23000G から 5000Gまでの急降下をみたり、最大いただきのレコード更新があったりといろいろと事件があったようです。観戦すると面白い試合がつまみ食いできるので、これはこれで楽しいですね。終了を待たずに、自宅待機のため帰宅しました。
というわけで、半年ぶりの G1は緊急事態発生のため、途中退場となりました。1戦目も含め、各所にご迷惑をおかけしたのではと思います。もちろん、いたスト分が不足気味で終わってしまったので、千葉オフで補充できればと思っています。次のG1 にも焦点を合わせて参加したいですね。