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● 第32回いたスト関東オフのレポート ●

 2006年11月18日 〜 11月19日の 2日間で第32回関東いたストオフがおこなわれました。前回のオフから 3か月ぶりで、久しぶりの秋開催のオフになりました。今回は1日のみの参加でしたが、レポートをお送りしましょう。


- 1日目の試合前 -

 いつも、来るのが早すぎてしまうので、到着後に朝食を取ろうと思って出発しました。が、最寄り駅の改札をくぐった直後になにやら混雑が。よく見ると、人身事故が発生してダイヤが乱れているとのこと。20分くらい前の電車が到着している状態でしたね。

 なんだかんだで 10分ちょっと余計に時間がかかって、9:45 ころに会場到着。今回は、幹事が社長認定という珍しい事態になりました。クリスタルカップの影響か、今回は参加人数が極端に少なく 2卓開催になっています。

 2卓の組み合わせは想定していないので、関東オフポータブルなどと同じく完全ランダムの抽選で実施されます。マップは、収録の関係で1戦目に「アレフガルド(SP)」が登場。残り 5戦がランダムという変則的な状態です。


- 1日目 本戦 -

●1戦目 宇宙星雲 (GK)

 上で、1戦目のマップは固定と書いておきながら、別のマップをやっています。ハプニングにより収録が遅れるということになったので、2戦目のマップを繰り上げでやっているというわけで。

 恒例のストリート紹介ですが、宇宙星雲は初代からのストリートです。ルート取り、銀行への帰れなさ、2エリアに属する店など、変則的な要素が満載のストリートです。5軒 8エリアですが、2エリアに属するお店が8箇所あるため、店数は思ったよりも少ないのです。いたストGKの場合、2エリアに属するお店の買い物料、増資あまりは縦列優先という仕様になっています。

 いつもは、周回できないプレイヤーが1人くらいは出てくるのですが、今回はそのようなプレイヤーは出てきませんでした。全員がスムーズに周回しています。あとは、歩けるルートがそんなに多くないため、外周の16軒のお店の取り合いになり、店数の有利不利も少なからず出てきます。内周にどのくらいチャレンジするかとかにも関わってきますね。

 今回は、店数にばらつきが出ました。2週目あたりの資金繰りなどもあり、3エリア持つプレイヤーから、1エリアしか持てないプレイヤーまでさまざまでした。

 私は、スターエリアが 3軒になり、4軒まで伸ばしたものの、ここは横列のエリア。外周の500Gを押さえられていたこともあり、4軒でもすぐに増資あまりがいっぱいになってしまうのです(60Gと220Gを持っていたため)。

 中盤からは、相乗りを繰り返し、10株売りを入れつつという感じでしたが、どうしてもノーマークの瞬間が出てくるもので、最終的には150株クラスでノーマークの伸ばしあいになりました。

 私は、500Gのお店を無理矢理5倍買いで入手し、大量の増資あまりを手に入れ、10株売りの妨害が外れて単独 160株、MAX増資での上がり幅が 11G といういいエリアになっていました。これは、株価アップのカードが出ていたためです。

 3エリアの所有者は、株数こそ多くないものの、ゾーンで安定した買い物料収入があり、いち早く目標金額を達成。もう一人は、250株近い株数で一気に差しきれるか状況でした。

 株数の差と、内周での増資チャンスの差で、勝負あったかのように思ったのですが、ここで引かれたチャンスカードが 13番。250株の下がり幅は大きく、いったん目標金額を割るほどの展開に。こちらは、増資チャンスが訪れず、店数の少なさで目標金額直前でストップ。その隙に、目標金額を突破したプレイヤーがそのままゴールインでした。こちらは、増資チャンスがなく3位終了でした。

 店数の差がそのまま勝負に出た間はありますが、ムーンエリアとオリオンラインのゾーンでの買い物料収入が終盤にだいぶ効いていたと思います。そこだけで、3000G 近くは稼いだ感がありますね。

●2戦目 アレフガルド (SP)

 この試合が、収録対象になりました。くじ引きの関係で録画機材のない方の卓になってしまいましたが。

 アレフガルド(SP)は、いたストSPに登場したストリートです。いたストDSでも再録される可能性があるかもしれません(画面写真を見たので)。12エリアのとても広いマップで、銀行右側に5エリアからなる大きなループがあり、銀行左側には 3+3エリアからなる2つのループが配置されています。そして、飛び地の竜王の島が 4軒1エリアで存在します。賞金額が極端に高いのも特徴です。

 そのままのルールでは、同じループをぐるぐると回れるため右に大きな拠点を作っておくと周回制限がかけられて有利なのですが、時間短縮などの観点から、今回からローカルルールが追加されました。同じループを続けて回ってはいけないということで、左中央のラッキーマスからは、同じループに戻るような移動はできません。また、銀行両隣のマスからは銀行を通過するように動く必要があります。

 方向転換や、銀行停止の場合、元の道を戻ることができます。また、チャンスカードで出てくるトルネコ、ベビーサタン、エーコはこのルールを無視して移動します。これにより、周回を強制させるため時間短縮につながっています。

 序盤こそ、順調に 2人、2人に分かれたものの全体的にお店が買えない組に属するようになりました。空き地は1軒もとれませんでしたし、マイラの安めと空き地をのぞく2軒、聖なるほこら2軒くらいしかエリアがない状況でした。3軒所有は出たものの、ロトの洞窟と、このルールでも進入が選択できるエリアでした。

 中盤は、精霊のほこらが 4軒まで伸びたり、沼地の洞窟が 3軒まで伸びたり、2倍で競売のカードでリムルダールが 3軒まで伸びたりしていました。沼地の洞窟も含め、増資タイミングが遅れたこともあり、安全に周回できる機会は多かったかもしれません。なお、リムルダールは、増資前に 5倍買いでつぶすことに成功しています。

 こちらも、経営するエリアがほとんどない状態で、竜王の島へ飛び、勇者記念館をゲット。高め2軒の布陣から無理矢理防衛増資済みの 380G のお店を 5倍買いしてインサイダーを開始しました。ここは相乗りこそされていたものの、資産を稼ぐ手になりましたね。

 終盤になって、300株ほどため込んだ沼地の洞窟のお店に 5倍買いが入り、一気にスパートの体制になりました。目標金額突破直後の右周回で、大きな交渉が入りました。リムルダールの3軒目とメルキドの3軒目(どちらも株持ち)をほぼ等価で交換し、直後に聖なるほこらの2軒とメルキドの独占店舗を等価交換して、一気に場を動かしました。メルキドはノーマーク 198株にして逆転可能な状態だったのです。

 トップが、聖なるほこらに引っかかり目標金額を割り込んだものの、増資が入り目標突破。さらに、聖なるほこらの自力収入で目標金額突破、私もメルキドの増資で目標金額を突破しあとは徒競走の状態でした。

 全員が銀行手前で止まってしまう残念な目で、聖なるほこら所有者が1マス手前でほぼゴール確定。あとは、バシルーラくらいしかないというところで、飛空挺乗り場にとまり、チャンスを引いたら本当に 83番が出てきました。これが本日のMVPです。

 それでも、5マス手前という絶妙な位置に飛ばされ、ゴールまであったのですが届かず、私が3マス手前からゴールして、資産3位のウソ優勝になりました。中盤の増資タイミングとか、2倍競売の場所とかいろいろと物議を醸し出したところはあったのですが、すべては最終ターンのバシルーラに集約されてしまいましたね。

●3戦目 ロンダルキア (SP)

 この時点で、かなり時間が押していたのでカジノタウン(3)からの差し替えになりました。こちらも時短マップで使われることもあり、最近登場の機会が多いものです。前回の決勝マップにも登場しましたね。

 ロンダルキアはいたストSPからのマップで、分岐の全くない、6エリアからなる大きなループと2エリアの飛び地からなる買い物料勝負のマップです。氷スイッチという仕掛けがあり、マップ上の好きなマスを凍らせ、強制的に通過させてしまうという効果があります。これによって、一点張りがしにくい構成になっているのです。

 序盤は、ルートの都合で 2人ずつに分かれたのですが、すぐに内周に飛ばされたプレイヤーが出ました。が、これがこのゲームの大きく分けることになったりするのです。ロンダルキアにありがちな全体的にお店が買えていない展開にもならず、2軒エリアも2つほどとれていました。このくらいとれれば、木の店のインサイダーがなくても十分と思います。

 ところが、銀行近くのこおりのたてが早いうちに3軒に。ここは高いお店があるので怖いエリアですね。空き地は、メインランドの3軒はすべて神殿でした。そのうち 2つは私が建設しています。神殿の1つからは収入がちゃんとあり、比較的いい滑り出しでした。

 が、内周ではまっているうちにあっという間に1色に染まり、こおりのやいば独占、ふぶきのつるぎ2軒のところから、空き地を押さえ、酒場が建ちました。資金繰りが厳しそうと思っていたところで、プレイヤーが1人入り、なおかつトルネコが引かれてかなり怪しい展開に。トルネコが、1回買い物料を落とした直後に、こおりのやいばの株を相当数押さえました。

 結局、中盤で私以外のプレイヤーが飛び地に捕まり、相乗りもかまわずある程度の買い物料にしておいて、収入を稼がれたので実質上ワンサイドゲームでした。私の方は、メインランドに最大2軒までしかエリアがなく、交渉をするにしてもどうにも動いてくれない状態が続いたのです。あまりにも動けなかったので、ふぶきのつるぎの株も押さえていました。

 飛び地は、タイミングよくテレポがかかったり、全員集合がかかったりで、株なしでも買い物料で稼げるくらいのフィーバーになっていました。メインランドは事実上の封鎖状態だったのですが、一番きついと思われる神殿を 79番、85番の飛び道具で立て続けに落とし、安全ルートを取っていきました。

 私は、強制売却カードを2枚とも引いてしまい、5倍買いで神殿を落とされ、79番で神殿を落とされで、店の数はわずか 4軒しかありませんでした。交渉するにしても店を動かす気が起こらないほどの資産差と店状況だったため(こちらに店がなさ過ぎたのと、渡せるお店に神殿が含まれていた)、うっかり優勝を狙うしかありませんでした。

 飛び地内で、株を買えるチャンスカードを引かれ、ふぶきのつるぎに 99株を買われて、インサイダーで目標金額突破。あとはゴールだけという場面になりました。最終局面で、私が 5倍買いで落としたあと 500G で引き渡した酒場にうっかり「9」の目で止まってしまい、やり直しになったりという紆余曲折はありました。

 が、うっかりはちゃんと起こっていました。最後まで単独株だった、こおりのやいばの空増資と、ふぶきのつるぎの相乗り、両方の株の配当金が効いて、ちゃっかり目標金額を突破していました。とりあえず 57番を引けば逆転勝利の状態になっていたのです。

 順当に逃げ切られてしまいましたが。結果はお店軒数 4軒で 20000G 超え、株儲け 10000G 越えという非常に珍しい自体になっていました。買い物料マップでここまで店を落とされて目標突破したのは久しぶりだったかもしれません。


- 1日目終了後 -

 1日目は、9点で終了でしたが、2日目はTGFのため、大会順位からは外れてしまいます(2日参加が条件のため)。こちらのテーブルは早く終わったので、宿舎を取った上で、無事にカツにありつけました。ちなみに1戦目のつけ麺にもきれいに勝利しています(伸ばしあいの展開で、1時間半くらい早く終わったのです)。

 夕食後は、リアルマージャンをうちに行ったメンバーをよそに宿舎に戻って翌日持ち込みゲームをいろいろとやっていました。やはり、自分の作品だけでは間が持たなくなるということで、市販ゲームも持っていった方がよかったかもしれませんね。


- 2日目 -

 2日目は、7:50くらいに宿舎からTGFに出かけました。TGFの様子は別途レポートが出ていますのでそちらを参考に。プレイされたストリートだけ紹介していきましょう。

●4戦目 雷平原 (SP)

 関東オフでは久しぶりでしょうか。いたストSPからの雷平原が選ばれた模様です。

●5戦目 アメリカ大陸

 その次は、アメリカ大陸ということでしたが、大きな買い物料の動きはなかったみたいですね。

●6戦目 クローバランド (GK)

 18:00 ちょっと前に戻ってきましたが、すでにゲームが始まっていて、中盤にさしかかるかと言うくらいでした。ちなみに、時間が間に合っていたら、決勝卓に座れたとのことです。

 いきなり交渉を見て欲しいと言われて、いろいろと状況を見たり、決勝卓の終盤は無理ゲーにもつれ込んで見事に 4000G 越えを討ち取ったりといろいろとあったようです。クローバランド自体も最近は多く登場していますね。


 何と 19:00台に全日程が終了しました。雨が降っていたのでテレビの撤収作業が大変だったのですが、運良くタクシーを拾って搬出の手間を省きました。20:00 くらいには撤収が終わったので、夕食を食べて帰宅という感じでした。

 今回は、2テーブル、全日参加 6人とかなり参加者の少ないアットホームなオフになりました。11月開催は元からメンバーが少ないというのはありますが、仕事とか、他のイベントとか、クリスタルカップの影響とかが重なって、極端な人数減少を招いた模様です。

 次回は、ゲームマーケットと重ならなければ(1月〜3月開催のため、重なることはないと思いますが)、フル参戦したいですね。


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