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● 第37回いたスト関東オフのレポート ●

 2008年5月4日 〜 5月5日の 2日間で第37回関東いたストオフがおこなわれました。今回は連休中の開催になりました。いつも通りですがレポートをお送りします。


- 1日目の試合前 -

 今回、会場が若干早く開いたのと、4卓開催ということもあり、かなり時間に余裕を持ったスタートになりました。マップはいつも通りのツールではなく、ノートPCを持ち込んだのでひさしぶりにスロットになりました。

 1日目は呪いの館(3)、ソフィーの洞窟(3)、フリーウェイ(GK)という買い物料勝負に偏った構成になりました。スロットも呪いの館(GK)からずれて呪いの館(3)が選ばれたりもしました。


- 1日目 本戦 -

●1戦目 呪いの館(3)

 1戦目は、いたスト3の呪いの館です。というわけで、今回も恒例のストリート紹介を。

 「いたストGK」からのマップで、シリーズ中最大のエリア数(14エリア)を持つマップです。お店の数も61件と極端に多く、最大出目8ですが周回にかなりの時間がかかります。株が買いにくいため銀行周りの2エリアと、回避不能でショートカットになる飛び地の2エリアが勝負になります。

 序盤こそ地味な立ち上がりでしたが、1周目終了直後に事故が発生しました。飛び地のアーマゲドン所有者がサラリー直後にコンビニインサイダー狙いで株を買い、余った出目で止まったチャンスカードから 73番を引き当て、コンビニが建ちました。これで、序盤から資産差がつきました。

 コンビニは、2件からのMAX増資が入り買い物料が 749G に。この状態から、同じターンで全員からいただきがあり、ゲームが決まったような感じになりました。

 アーマゲドンは順調に伸び出し、最終的には独占に。株数の少ない増資が入り、あとは、誰が捕まるかというゲームになりました。

 結局、飛び地に捕まったかどうかと、途中の店売り競売でつかんだ 510G のお店を 33番で売却できたかどうかで順位が確定しました。こちらは、キラーストリートを4件にしてインサイダーチャンスを待っていたら、お店と株が 20%ずつ下がり、株儲けの赤字を記録しました。

 最終的には、破産終了でゲームセットでした。ほぼいただけの状態で 3位終了。プレイ時間は 1時間ほど。やはり屋上の空き地は怖いというのを再認識したゲームでした。

 他の卓ですが、もっと早く決着がついたものもありましたが、あとの2卓はまったりとした展開になりました。最後の最後で飛び地でないマッドダイニングのお店からひさしぶりの 5桁のいただきが見られました。

 マップの広さの割に株が買えないことと、キーとなるエリアが決まっていること(アーマゲドン、アポカリプス、デモンズレイク、デスブリッジ、キラーストリートの銀行側2件)があるためどちらかというと事故マップなのではと思います。いたスト3の場合は屋上のマイホームもありますからね。

●2戦目 ソフィーの洞窟(3)

 2戦目は、ここのところ最終戦のマップになることが多かった、「いたスト3」のソフィーの洞窟です。

 初出は「いたスト2」で、いたスト3ではベストセレクションではなく、ストリートマップとしてリメイクされています。3層構造のマップで、地下3階が飛び地です。ルートの自由度が低めで店どりやエリアの作り方が重要になってきます。

 序盤は、1人がB3F、3人がB1Fと偏った展開でしたが、私が空き地が取れない状態でB1Fのあくまのぬまち、せんしのはかばを2件ずつにする以外は比較的店が割れたかのように見えました。が、1週目後半でB2Fのこおりのがけが高め3件の形に。1強3弱のエリアで、MAX増資ができる構成ですし、あと1件が80Gと危ない展開に。

 B3Fも3件までは見えたものの、こちらもあくまのぬまちとせんしのはかばが自力3件に。コンビニインサイダーは阻止されたものの、ちかすいのいけも下から3件を自力で揃え、明らかに1階で戦う布陣になりました。

 ここで事故が起こりました。地下2階周回中のプレイヤーがいるところで、こおりのがけの高めをMAX増資から、通過前に5倍買いが成立し、買い物料 2339G のお店ができて、直後にいただきがありました。これで破産寸前のプレイヤーがでて、店売りになってからワンサイドゲームになりました。

 収入を元に、ヘリポートを活用して株を購入し、B2FとB3Fを伸ばして事故を狙う展開に。こちらは周回ができず流動資産がなかなか増えない状態で、買い物料もそれほどは行ってこず、資産差は広がるばかり。結局 10000G 近い差で目標金額を達成されました。

 B3Fの破産回避がらみで、3件のまかいのいりぐちを崩すかたちで、店を全売りする自主競売がありました。ここの段階では 2位争いが微妙で、トップが押さえればB1Fに高いお店ができ、逆転不能な状態になるのが明らかでした。

 空増資で高いお店ができるのを避けるため、指し値交渉に持ち込ませましたが、ここで足元を見る交渉になったので、さすがに状況説明をして、価格を落としました。直前の競売で破産回避になるぎりぎりまで値段をつければよかったのですが、瞬時にそこまでの計算はできなかったので(3軒までなら引き取らせても仕方がないと思っていました)。

 本当に破産回避を狙うなら、順位争いで競合が折らず値段がつかない競売より、トップに高値で引き取らせるというのが正解でしょう。プレイヤーによりますが、高めを含む 3軒ならそれなりの値段がつくと思います(逆に見向きもされない場合もあります)。

 破産の危機は脱し、マッチレースの様相でしたが、店売りまでいったため、さすがに優位は揺るぎませんでした。あくまのぬまちは税務署を5倍買いしたこともあり、独占までいって空増資を仕掛けたのですがヒットせず(5軒の独占は MAX増資で買い物料が一気に 2000Gちょっと伸びるのです)。流動資産を削るだけの展開に。

 結局自主競売で空増資をした安い方のお店を手放して4軒に戻し、サラリーもあわせて手に入れた流動資産でせんしのはかばを増資に成功。最後にチャンスカード狙いに来たプレイヤーをスペードから52番で空増資のいざかやデーモンに誘い込み、10000G から 15000G くらいまで資産を伸ばして 2位終了でした。

 もともと店どりで恵まれたというのはありましたが、B1Fで粘ることに成功したのは収穫ではあります。あとは、破産寸前のプレイヤーがいるときの戦い方も見ることができました。

 このマップは破産しやすいマップですが、今回、破産試合は起こらなかったようです。

●3戦目 フリーウェイ(GK)

 3戦目は、いたストGKのフリーウェイです。初出は「いたスト2」で、東京都心を部隊にした12エリアのマップです。お店価格がおしなべて高く、ルート選択の自由度は低い買い物料勝負のマップです。サラリーはもらえるので破産は思ったよりも起こりにくいという特徴があります。

 1週目の序盤こそ、それほど店は買えなかったものの、九段2軒でワープに引っかかることなくサラリーをゲット。直後、高輪2軒、麻布2軒と順調に店を入手し、2回目のサラリーも早めに入手できています。3〜4週目で赤坂2軒、高輪3軒、原宿2軒、渋谷2軒、九段3軒とじょじょに勢力を伸ばしていき、インサイダーと買い物料で資産を伸ばすことに。

 周回で事故が起こらず、お店が買えているのでサラリーが潤沢に入り、インサイダーの収入と、700Gの買い物料収入があったことから、差がつき始めてきました。他のプレイヤーは資金繰りに苦しんでいる中、エリアが広がらず、高いお店をブロックする形に。六本木強制移動で高めを押さえて、3軒阻止をしたのが一番大きかったかもしれません。

 最終的には、高輪、原宿、九段が3軒の状態になり、赤坂、渋谷、六本木が高め含む2軒に。青山、銀座もブロックし、新宿のにしぐちカメラだけが怖い状態になりました。あとは順調に株をためてインサイダーをして差を広げていき、気がつけばサラリーゴール可能になっていました。

 チャンスカード 53番でちょうど銀行に止まったプレイヤーがいたところで、チャンスカード 29番を引き銀行に移動、お店資産が 11000G ほどあり、サラリー額は 2000G ほど。目標金額を超え、ニアピン賞でのゴールになりました。

 今回は、恐ろしいほどよく店が買え、4週目までほぼ事故がなく淡々と周回を続けた結果、手なりでそのまま行ける展開になりました。ターニングポイントは六本木のブロックでしょう。あれが3軒にされていたら買い物料勝負の展開になり、もう少し荒れていたはずです。あとは独占交換に持ち込ませないような状態になっていたのも大きいですね。

 1日目は、合計9ポイントで折り返しになりました。2日目で1勝できれば決勝卓があるような展開です。


- 1日目終了後 -

 今回は、18:00ちょっと過ぎには全試合が終了し、ゆっくりカツを食べることができました。ここ最近で最も参加人数が多いカツでしたね。ちなみに、3戦とも早く終わったためつけ麺も食べられましたし、合間に別のゲームまでできていたりします。3戦でプレイ時間合計は 4時間くらいですから。

 宿舎入りも早く、いろいろとゲームをプレイしています。「クイズいいセン行きまShow」では、いたストの長期戦の基準が 3時間48分以上になったりとか、「ビッグポイント」や「パレード」をプレイしたりとか、「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」は会場とあわせて2戦したりとかそんな感じでした。


- 2日目 試合前 -

 2日目朝の時間帯は、「はなふだ」の観戦から「まちがいミュージアム」をプレイしたりとか。会場入りしてから「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」を2戦したりとかそんな感じでした。

 2日目のマップもまたスロットで。ホラーハウス(3)、ミッドガル(SP)、宇宙星雲(GK)になりました。ホラーハウスはかなりひさしぶりで、SPマップもひさしぶりの登場、ミッドガルは初登場です。宇宙星雲は最近多いですね。

●4戦目 ホラーハウス(3)

 2日目の1戦目はホラーハウスです。「いたスト3」から登場していますが、DSではクッパ城としてリメイクされています。銀行からマーク方面に抜けて、銀行に戻ってくるという変則的なマップです。

 銀行周りは2本道しかなく、そこからは各マーク方面へある程度自由度があります。当然銀行周りのお店は通行量が多く要所になります。いかに自分のルートを確保できるかもポイントですね。空き地が多く選択も悩ましいところです。

 いたスト3の場合、変わるマークが変わらなくなるのと、銀行とカジノが入れ替わるチャンスカードで長期戦になる場合もあります。最大出目も7で、これも差分になっています。

 1週目からほとんど店が買えず、マークを3つ取った時点でお店がわずか2軒しかない状況でした。当然空き地も取れていません。銀行周りは1ターン目に両側が料金所になっています。

 序盤、でたらめな呪文で場所が入れ替わる事故が発生し、周回が大幅に遅れたプレイヤーが出ました。一方で、クロスワープを固めるプレイヤーと、ドクロワープと、こうもりどおりにヘリポートを獲得したプレイヤーが出て2強2弱の展開でした。

 資金不足で、銀行周りのひとだま通りの 180Gのお店を指し値交渉で持ちかけられる場面がありました。私は 230Gの一等地を持っていたので都合2軒に。ヘリポートで固めているプレイヤーの3軒目に当たるお店のため競売ができない状況だったためです。店どりが極端に悪いことを理由にこれを +110G の 290G で購入しています。

 この交渉は足下を見られた感があったかもしれませんが、うらのきりどおりのメインルートの2軒をすでに押さえており、資金不足を解消すればどうにかなるプレイヤーだったことと、右方向の安全周回を渡したらワンサイドゲームになるため、早めに増資をしてブロックしたかったというのが、安値買い取りの理由です。

 交渉成立直後にコンビニインサイダーが成立。1000G 近い利益が出て当面のピンチを脱出しました。そこからは若干店を拾うことができ、ひとだまどおりの料金所を5倍買いでつぶし 3軒に。奥目を増資し、ルート妨害に成功しました。増資直後にトップから 300G弱の収入をもらっています。

 しばらく場が硬直したのですが、左周回はインサイダーで攻めるタイミングを見つつぐるぐると回っている状態。右側は、コンビニを33番で売却し、流動資産が大量に出来たものの攻め手を失った状態でまったりとしていました。

 こちらは、左側の料金所と安めのお店を5倍買いでつぶし3軒にして、ゾーンを張る形で増資。一瞬4軒まで伸びましたが、MAX増資をするまもなく5倍買いされて3軒に。中盤、料金所を独占していた間に流動資産が入ってきてあとは洞決め手を作るかという状態でした。

 うらのきりどおりは早めに独占になったものの、資金がなく全く動けない状態に。ドクロワープは5軒まで伸びたものの株を押さえられ動きにくい状態に。右方向は株を押さえたあげく、コンビニ跡地に税務署を建て自己増殖と、5倍買いで安全ルートの確保という状態にし、このままだとワンサイドで押し切られる形になりました。

 最終的には増資がスタートし、トップを押し上げる形で状態が進み、19000G を超える状態に。事故の要素が全くない状態で、これは押し上げすぎです。トップが増資でちょっと資産を稼いで目標金額突破に。追いつくのが困難なため、当事者に確認を取った上で、2位確定に切り替えて増資ということになりました。

 最後の最後、増資合戦の場面で「2位と3位の順位を入れ替えたくない」という理由で、3位に 200G の振り込みを避け、トップに 800G の振り込みにするルートを取られ、増資チャンスを拾うことができずに、逆転の機会を失いました。結局3位での終了です。

 このあたりは、ルールで明文化もされていませんし、最終的にはコントローラーを握るプレイヤーの判断なのですが、普通にプレイしていれば、行き先の増資チャンスが薄くトップに振り込むだけの手なので、逆の意味での順位操作に該当するのではと思います。

 総合順位に関しては、オフのルールでも単戦のマストゴールなどがあり、水掛け論になりそうなので言及は避けておきますが、ゲームを通してトップ独走阻止を考えつつ粘りに粘っただけに、ちょっとやりきれない感はあります。

 試合展開からヘリポート2軒の状態をキープした時点で、遅かれ早かれワンサイドになるとは思っていました。もう1強が、介入するメリットがほとんどなく、ヘリポートに止まる機会がほとんどなかったため仕事をしてもらえなかったというのはありますが、唯一のチャンスのときにマークではなく、ヘリポートを5倍買いでつぶすべきだったかもしれません。

 序盤、ヘリポートが売り切れたあとのひめいどおりの空き地ですが、あの場所で遊園地はもったいないと思いました。自己増殖狙いで税務署か、うらのきりどおりの壁があるので思い切ってマイホームかの2択だと思います(あの状況だと、ヘリポートで高めに割って入られる可能性も否定できませんが)。

 うらのきりどおり独占は増資する機会がなかったというのはありますが、手前の2軒を 500Gくらいで止めて呼び水にするという手があったかもしれません。MAX増資は奥目にという感じです。ドクロワープの事故狙いはあれでよかったかと。

 こちらの攻め手も、トップとの悪魔の交換を持ちかけて、こうもりどおりの増資済み 420G を出し、独占エリアにさせる代わりに、ひとだまどおりやドクロワープをもらってきて勝負エリアにするという手があったかもしれません。動かせるような状況はこのくらいしか思いつかなかったというのはありますが。

●5戦目 ミッドガル(SP)

 5戦目は、2日制のオフでは初登場のミッドガルです。いたストSPのマップで、全7エリアとそれほど広くはありません。真ん中のしんらビルエリアと、その周り4方向にループがある単純なマップで、元のルールではルートの自由度は非常に高いです。スイッチに停止するとしんらビルエリアと4つのマークの部分が時計回りに回転します。

 このままプレイするのには移動の自由度が高く、しんらビルをぐるぐる回ったり、飛空挺乗り場のあるループをぐるぐる回ったりできてしまうので、関東オフでは特別なルールが2つあります。

 1つ目は、しんらビルエリアとその周りのぎんこう城、ラッキー、休日、チャンスカードからなる 8マスの領域について、4マス移動したら必ず外に出なければなりません(途中で外に出るのはOKです)。

 2つ目は、外周の4方向のブロックは2回続けて通行できないというものです。1ばんまこうろエリアを通ったら、他のブロックを必ず通る必要があります。

 これらのルールとスイッチの組み合わせにより、内周から一方通行になる場面もありえます。なお、銀行に停止したとき、ワープしたときなど、方向転換できる状態になった場合、内周の歩数と、直前に通った外周のブロックの履歴がリセットされます。

 4番手スタートでは、初手4の飛空挺乗り場は空いているわけもなく、普通の店を購入しました。特殊ルールによりいきなり飛空挺乗り場に入れなかったり、その飛空挺乗り場を強制競売で売るハメになるという事故が起こりましたが、結局 460G の値段がつきました。

 店どりもかなり固まり、1ばんまこうろ3軒、2ばんまこうろ2軒、6ばんまこうろ2軒、しんらビル2軒という状況になりました。しんらビルは 2-1-1の形から集中を避けるため 2-2 に固まりました。高めは先行で増資済み。安めを5倍買いされて 1-3 の所有状況に。

 そうこうしているうちに、飛空挺が大活躍することになりました。マーク回収もさることながら、2ばんまこうろと、4ばんまこうろが3軒ずつに。他のプレイヤーの3軒チャンスをブロックしたりもしていました。

 あとは、エーコ登場でマークを4回獲得するプレイヤーも見られました。SPは周回ボーナスが高いので、かなり強力ですね。

 飛空挺もちが7エリア中2エリアを持っていたので、対抗勢力が出ない限り遅かれ早かれゲームが決まると思っていたのですが、全く持ってその通りになりました。しんらビルの独占店舗を持ってきて、3番と5番まこうろを3軒ずつという交渉もあったのですが、落としどころが決まらないうちに5倍買いされることに。

 対抗勢力となるべきプレイヤーが、流動資産があるにも関わらず自株を放置したというのもありました。99株の相乗りをしていたので、ひさしぶりに49株を落としてから、ペナルティーの10株売りを入れました。

 序盤で手に入れた唯一の3軒エリアで、それ以外に店が2軒だけ状況だったのですが、株買い増しで即増資のタイミングまで見逃したことがトリガーですね。こちらも店状況が悪く、流動資産は浮き気味でしたし、唯一のエリアなので終盤の追い上げに大きなブレーキをかけるという意味もあります。

 結局こちらは、2軒から長い間軒数が伸びず、3軒にした直後に2軒に戻されたりといいところがありませんでした。特殊ルールで独占エリアにつれられて振り込んだりしているうちに、飛空挺所有者に追いつかれてゲームセットでした。3位での終了です。

 「2軒エリアだけのいたストに勝ち目なし」というのは何度か経験していますが、今回がまさにそんな展開でした。よくこういう場面で必要以上にブロックされることがあるのですが、基本的に強いのは店が埋まっていないときだけです。

 危機感はあっただけに、序盤3軒持ちのプレイヤーが、もっと動くべき場面だったと思います。早めに増資をして移動阻止と流動資産を作り、独占する機会をうかがいつつ、対抗するプレイヤーの株を押さえるのが正解ですね。

 こちらは、2軒止まりになるのが確定した時点で、無理ゲー覚悟でしんらビルエリアを動かすべきだったかもしれません。合計3軒をもらってきて、現金移動なしくらいが落としどころでしょうか。交渉で動かせるタイミングはこのくらい敷かなかったかもしれません(飛空挺乗り場を5倍買いして、無理矢理交渉に回すというてもあったでしょう)。

●6戦目 宇宙星雲(GK)

 2日目は、全くもって報われない展開での最終戦です。前回に引き続きGKの宇宙星雲です。初代いたストからのマップで、独特のエリア配置と移動ルールが特徴的です。2エリアに属する店舗があります。また、GKの場合店の所有状況は縦列が優先です。

 ここ2戦の苦戦がウソのように順調にお店が買えて、縦列のドッグライン、イーグルラインをはじめ外周で2軒を拾うことに成功、さらにスムーズに銀行に戻り、株を買って相乗りされたタイミングで店を買って売り抜け、3軒を作る展開に。2週目のサラリー後に、MAX増資に成功して一気に資産を稼ぎました。

 このあたりのタイミングで、スロットからスリーセブンが出て、相乗り資金につぎ込まれてマッチレースの様相になったのですが、中盤以降も勢いが衰えることはありませんでした。

 ドッグライン4軒、イーグルライン2軒、ソーラーエリア3軒の状態で、ドッグラインを伸ばしたあとは、しばらく株を押さえつつ周回することに徹しました。イーグルラインの株を50株ほど押さえていたのが最終的にポイントになっていたようでした。

 800Gくらいの店にぶつかるというアクシデントはあったものの、これ以上にないタイミングで銀行に戻れたり、周回できたりで最終的にドッグラインに戻ってインサイダーを実施。総資産が 15000G の段階からマークなしでチャンスカード 70番を引き、7000G差の17000Gに。サラリーゴールの圏内に入りつつあり勝負が決まりました。

 その後、ドッグラインのインサイダーがなかなかできず、10株売りを耐え抜いて変動率が 0.6 まで落ちたものの、サラリーで 19500G に、数回増資して目標金額に載せて、最後はサイコロマスからのウィニングランでした。

 今回は、必要なときに必要なものが手に入る展開で、交渉を入れられる余地もなく手なりで十分な展開でした。勝負を分けたイーグルライン 50株も周回ができて流動資産があまったからこそできた芸当ですね。


 最終的に 16ポイントで 5位終了でした。今回は、どうしようもない展開か、どうにでもなる展開かのどちらかだったため消耗は少なかったような気がします。なんだかんだで4位なし、勝てる試合では落としていないので、とりあえずは順当なのかもしれません。

 次は8月でしょうか? チャンスがあれば、2日とも参加したいですね。


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