2009年8月29日 〜 8月30日の 2日間で第41回関東いたストオフが開催されました。夏オフ恒例の8月最終週の開催ですね。今回も恒例のレポートですが、やはり更新時間の関係で1日目と2日目の2週分けでお送りします。
最近は開場時間が遅く、ここに書くことはあまりないのですが、移動中の電車でこれから対戦するであろうプレイヤーとDQ9のすれ違い通信で偶然すれ違いました。こちらからは本人だと確信していたのですが、あちらは本人確認ができなかったようで、集合場所で判明したという感じです。同じ電車に乗っていたのだとか。
試験的にプロジェクターを持ってきたのでそちらのセッティングを。自前のスクリーンを持参してきたのですが、予想通り普通の蛍光灯の下でまともに移るのが確認できて安心しました。次回から本格稼働の可能性もあるとのことです。
今回からの特別ルールで、2オフ連続での同マップの対戦はできるだけ行わないということで、抽選結果で前回のマップが選ばれた場合は1回キャンセルされることになりました。そして今回キャンセルが発生したのは2回とそれなりに多かったですね。
今回のマップは、ビサイド・キーリカ(SP)、太陽系(3)、ナルビナ城塞(SP)と、スペースコロニー(GK)、右半球(3)、クローバランド(GK)という構成になりました。時間がかかるのは前半ということで、この順番でのプレイになります。
関東オフでは初めてのマップでしょうか。今確認したところ試合数「2」なので、SP発売直後のオフでプレイして以来で、今回の特殊ルールが功を奏した形になったかと思います。
マップの特徴ですが、最大出目6と足が遅く、据え置きゲーム機で唯一の3軒エリアが存在するマップです。基本的に8の字のマップでルートの自由度はそれほど大きくありません。定期的に回るシンにふれてしまうとマップ右下の地域に飛ばされます。お店はなく、変わるマークとチャンスカード、ラッキー、休日、ジャンプマスという構成です。
1週目、初手から 1→1→2でいきなり銀行下のオメガを独占されました。3軒の独占は買い物料 3.75倍、増資あまり 5倍と、買い物量の伸びとしては 5軒中4軒(3.25倍)を上回ります。左回りで出足がもたついている間に、銀行通過からの増資をかけられ、半周で 900G 代のお店が目の前にできる展開に。
ここは無難に抜けたのですが、3軒エリアは株価ののびが1.3倍程度になるので、株数が少なくても十分やっていけるやっかいなエリアになりました。といいつつも、ここからは大きな振り込みはなく、比較的各プレイヤーのエリアが固まるようになりました。
独占ができるのは遅かったものの、3軒での買い物料勝負になり、相乗りに間に合ったりで何とか勝負になる形に。3軒エリアだけでは勝ちきるのが難しく、序盤に出遅れたプレイヤーが巻き返してくるという形になりました。
終盤は、ナギ3軒+ビーカネル3軒、オメガ独占+リキ3軒、ルカ独占+ビサイド独占、ミヘン4/5軒という左右に分かれた買い物料勝負の展開に。事故で左側のプレイヤーが右に流されたりして、ビサイド独占に突っ込んだらゲームセットという場面でしたが、うまく回避して賞金からの徒競走に変わりました。
こちらは、削りあう前に増資と買い物料で収入が入り 25000Gのセーフティーリードになりましたが、全体的に出目が遅く徒競走では1ターンの遅れに、もう一方は右ルートからの周回で21000Gくらいではあるものの、独占エリアを抜けて事故が起こらなければという展開でした。
最後は、銀行手前でうっかり刻むという事故もあり、1マス差の勝負になりました。結局 2000G を振り込んでもまだ、5000Gほどの差をつけてのウソ2位でした。あわや2位で最高総資産といううっかりが出るところでした。
買い物料勝負のマップではありますが、立ち回りでいろいろと変わってくるマップですね。シンの存在がかなり大きいということがわかりました。
こちらの卓は、のばしあいになったので早く終わったのですが、3卓が長期戦の様相に。昼食を食べてもまだ終わらず、最終的に終わったのが 14:00 過ぎでした。3軒で止まるとまったりしやすいのはあるかもしれません。あとは、外周で目標金額を突破して、ワープ優勝が見られそうになりました。
2戦目はいたスト3では久しぶりの太陽系です。いたスト2からのマップで、全10エリア、上下左右がループしていて、マークを挟む形で各2エリアと銀行を挟む形で2エリアという構成です。空き地の数が多いのが特徴で、いたスト3の場合特に選択肢が多いためいかにうまく止まるかも重要になってきます。
1ターン目の空き地は2人がゲットしヘリポート、次のターンに自分も空き地に止まりやはりヘリポートを建てています。特にいたスト3では00番のどこでもカードがないので飛び道具は重要になってきます。こちらは2軒目の空き地に遊園地を建設しています。
1人いきなりヘリポートからの3軒を無理矢理作り、うまく周回できればリードを保てるような展開になりました。これがうまく決まり、3軒を軸に伸びていく感じになりました。こちらは、3つめの空き地を3軒の裏側に料金所という建て方に。早いうちに何回かヘリポートに止まれたので、遊園地を育てたりという活用をしています。
結果論として、エリアの形成が遅れて、3軒+3軒を2軒+遊園地でという厳しい形に。遅かれ早かれ手詰まりになるので、5倍買いして3軒を作ったり、79番で500G遊園地を買い取りながらの事故期待の形にしました。3軒+3軒にいつ独占が入るかという展開だったので、無理に攻めてみたという感じですね。
中盤は太陽が変動率2.0倍近くで3軒になり、思ったよりも伸びたり、こちらが高めの店に捕まったり、ヘリポートを崩したり、せっかくのゾーンを分岐からの6や7でのべ5人くらいに抜けられている間に、気がつけばそれなりの店取りでトップとは 6000G近い差の 10000G 程度でした。
エリアの状況は、こちらが土星独占+木星の2000G遊園地、トップが冥王星独占+火星3軒で5倍買い待ち、そのほかは太陽が変動率の高い3軒の360Gの5倍買い待ち、水星3軒の340Gの5倍買い待ち(金星3軒を倍売りで処分済み)という状況でした。
伸び目のあるエリアがこちらの土星だけ、資産差 6000Gの 16000Gは株を押さえれば手が出ない形で、あとは遊園地に気をつけながらのランニングゲームという展開に思われましたが、ここから展開が変な方向に二転三転しました。
3位のプレイヤーが、独占の土星で一番安い 500G遊園地を 5倍買い。ある程度迷っていた間はあったので、5倍買いしたら、誰もランニングゲームを止められなくなるので(あとは、この時期に防御的 5倍買いをしても仕方がないと思ったので)、抗議したのですが直後の2軒の半額期待(といっても元値は1000G未満ですが)で 5倍買いを決行。
正直な話、ランニングゲーム前提と展開で3位と4位をつぶし合ったのではゲームにならないと思ったので、とりあえず他の方法を模索。この影響は大きく、一番奥の店へのMAX増資2回ぶんのチャンスロスなので、逆転に必要な買い物料 5000のお店を作り損ねたことになります。
結局のところ、独占に戻さないと話にならないので、タイミングを見て買い戻しの独占交渉を持ちかけるものの、抜けてからのタイミングでといわれたりして、傷口が広がることに。
しばらくしてようやく、水星の独占店舗(340G)と金星の遊園地(500G)の交換交渉が入りました。等価の提示でしたが、これだけのチャンスロスをしているので、安くまとめる気は全くなく、自分のお店を 5倍に評価して現金 1200G を要求しました。もはや手遅れ感があったので、条件が悪ければ機会を見て遊園地の5倍買いで十分と考えていたのです。
結果 200Gだけ譲歩して 1000G をもらって交渉成立。チャンスロスの保証としては不十分ですが、交渉で引っ張れる現金にも限りがあり、どちらかというと5倍買いのペナルティーを多分に含んだ感じにしました。といってもトップの資産がさらに伸びてしまったので、株を売りながら増資ということをするしかありません。
このままランニングゲームで、タイミングよくトップの火星にはじかれて金星勝負の形や、木星の遊園地にはじかれて金星勝負の形を狙って行くしかないと思ったところで、予想しなかった動きが。
トップと2位の独占交渉で火星の独占と太陽の独占の交渉に。太陽は 50株ほど残っていたり、トップが変動率を落とさず売り抜けたため、1.7倍程度の伸びになることは気づいてはいました。これがほぼ等価という条件で成立しました。正直な話、こちらも成立させる必要は全くない交渉と思いました。
結果から先に書くと、この交渉で太陽を持っていた2位のプレイヤーに単独増資が入り目標金額突破。トップが2000G遊園地で3位に転落しているうちに逆転ゴールという展開になりました。こちらはゲームは動かしたものの、4位のまま終了でした。
最後の交渉は、成立させた本人が一番ダメージを受けた(1位5点が、3位1点に下がった)ので、あまりコメントはしませんが、基本的にトップであれば無理に交渉に持ち込む展開にはなりようがなかったのではと思います。順位状況などによっては、とがめられる交渉の可能性は極めて高いです。
手広くゾーンを作って逆転を狙うという状況を作り出してはいたのですが、思わぬところで逆風が吹くとどうしようもないですね。「ゲームを動かすときは、資産状況をよく確認してから」です。
太陽系も長引いた卓があったので、3戦目は時短マップになりました。久しぶりのスラリンです。いたストGKからのマップで、飛び地ありの9エリアのマップです。銀行周りが高かったり、飛び地の定点ワープが2つあったりと、特徴のあるマップですが、事故が起こりやすいという印象があります。
2番手の1手目で「5」というお店が買えない目を振ったので、1番手と逆の右方向でチャンスを引いたら 33番でした。ここまではよくあるのですが、席を外して気がついたら、3番手と4番手がどちらも右向きに。この手のマップは単独で歩けるプレイヤーが有利ではあるのですが。
2手目にふったのは「2」、3番手が「7」をふっておりすでに159/800のお店が埋まっていたので、振り込むか飛ぶかの選択でした。普段ならおとなしく振り込むのですが、どうも変な流れで勝てそうにないと思ったので、飛び地に向かうことに。
飛び地は 800Gだけ購入し、程なく抜け出したのでまあよかったのですが、そこからのチャンスカード24番で+200Gで売却。以降店があまり買えずに、1週目終了でバブルスライムの一等地と、キングスライムの1軒の合計2軒というがっかりな状態になりました。
一方で、右側単独行のプレイヤーが順調に店を押さえて早々とスライム3軒に。ここに増資が入ると一気に厳しい展開に。当然相乗り、ではなく、とりあえず2G上がるメタルキングを有り余る現金で購入し、あとは相乗りをする展開に。
2週目にスライムナイトの710Gを押さえるものの、トップに2軒にされて、とにかく耐えるしかない展開になりました。店取り的には2強2弱だったのですが、2番目に店取りのいいプレイヤーがこともあろうか飛び地を自ら選択。プレイスタイルを尊重してコメントしませんでしたが、個人的にはセオリー外しと思っています。
トップが走っていて、残り2人がどうしようもない状態で、もう1人が流動資産ショートに陥ると、インサイダー選択権のあるトップを止めるプレイヤーが誰もいなくなってしまいます。2強2弱は店取りでひっくり返せますが、1強3弱で、流動資産がない状態だとどうすることもできなくなるのです。
といっている間に、飛び地にやや長期滞在をして、流動資産減らしつつもホイミスライムを 4軒に。メインランドもそれなりに件数があり、完全な2強2弱に。
そして、お店4軒からその飛び地に入り込み、総資産 3000Gから400Gの振り込みを2回で相乗り資金までなくなりかけました。指し値交渉と、値段がつくであろう競売で窮地はしのいだものの、残ったお店はバブルスライムの1軒と、スライムナイトの1軒だけ。交渉が効きそうな感じも全くせず、どうやって勝負に出るか見当がつかない状態でした。
こういう時は、株買いの相乗りを狙いたいのですが、エリア選択で無理矢理外されたりということが多く、結局のところ周回をする以外に道はない感じでした。そのうちにスライムが高くなりいよいよ歩けない展開になりました。
幸いにも、3軒にされたスライムナイトの方が 3軒のうちは全くの手つかずだったので、無理矢理5倍買いで切り崩しにかかりました。さすがに2軒にされてからは増資されますが、3軒までのばして買い物料が取れる形にだけはしました。スライムレース場は、3軒でも 2000G以上に伸びる優良物件です。
ただ、2強2弱のままろくに動けずの状態、もう1人の切り札となる銀行周り独占交渉が入ったのは、ゲームもかなり終盤になってからでした。下のダイヤからの増資で目標金額突破、あとは独占エリアの銀行周りを抜けられるかどうかが勝負の分かれ目だったのですが、こともあろうかダイヤで53番を引かれてあっけない幕切れでした。
堅くうち回されていたら破産まであったかもしれないので、粘れただけ御の字かもしれませんが(ここまで店どりが悪いプレイヤー2人なら、自分の都合で増資をして高いお店を作るのが一番だと思います)、全体的なゲームメイクに全くついてこれずという感じではありました。
バブルスライムが4色でなければ、一等地を交換交渉で回すことまで考えてはいました。1日目は4点で終了でした。展開に翻弄されるゲームが多かったですね。
終了時間は遅かったものの、とんかつにはありつくことができています。メンバー入れ替えだったので、まったりとしながらということに。そして宿舎は全く取れない状態だったので、終了後はいったん帰宅ということになりました。宿舎ゲームのないいたストオフは久しぶりかもしれません。
今回は宿舎が全くない状態だったので、いったん帰宅で戻ってきました。関東オフで途中帰宅というのも珍しいですね。いつもは宿舎でゲームだったのですが、今回は普通に帰宅したので体力回復に充てることにしました。
そして2日目は若干早めにスタートということになりました。1日目の結果発表などもこの時間にやっています。
2日目の初戦はいたストGKのスペースコロニーです。上下ループのマップで、大きく分けて南北2つのブロックと、飛び地からなります。銀行周りは周回の要になりますし、飛び地は基本的に回避不能です。このあたりが勝負を分けやすいマップですね。サラリーが低めで2週目あたりまで流動資産のやりくりに苦労しやすいところです。
1週目の3手目、スペード回収後にチャンスカード6番を引き好きなチャンスに行けるということで、さっそく飛び地のチャンスハートに行きました。まだ先客がおらず早めに飛び地の空き地やコスモポートソユーズ(180/900)を押さえておくことが戦略の要になるとの判断です。
次のターンに「1」でソユーズ確保、程なく2等地の 240Gのお店を確保し、拠点候補ができあがりました。しばらく脱出できなかったものの、1人が飛び込んできたタイミングでちょうど工業ブロック3軒確定の空き地を獲得。ここの選択は、5倍買い阻止の観点で、商店を選びました。
逆側の農場ブロックも2軒にされるものの、こちらも安めの 130G を押さえたあとで、空き地を獲得。ここは、すでに裏側が自分のエリアになっているので、消去法で空き地を建てることにしました。
コンビニは所持金不足で建てられず、ヘリポートは5倍買いで逃げに使われてしまう、税務署は自分が一番周回しやすいので5倍買いで大きな障害物になってしまう、動物園も税務署と同様ピンポイントの武器にされやすいこと、仮設店舗は流動資産的にきつく、露店も5倍買い後普通に防衛増資がかかるという理由で選択肢を削っていきます。
残ったのは宿屋か関所か。ここまで育つと交通量も多くならないだろうということで、安定感のある関所を選択しました。いたスト3なら迷わずマイホームですが、いたストGKでこういう建て方は珍しいです。
流動資産不足で、競売に出しながらの攻めでしたが、その後工業ブロックの最後の1軒を自力購入で独占。買い物料収入と5倍買い阻止を兼ねて軽く増資をして 300〜500G のお店とソユーズの 900で様子を見ることに。ここから収入が入り、周回をして有利な展開で進めることに。
以降、他のプレイヤーもたかだか3軒という展開。こちらも銀行周りのガバメントエリアを高め含む3軒にして、メインランドでの増資地点も確保することができました。飛び地ゲームだと株不足に悩みやすいのですが、タイミングよく株を買えているのも大きいかもしれません。
そんなこんなで、有利な展開で目標金額直前に。まだソユーズへの全員集合が出ておらず、この時点で飛び地は 2000G 越えが4軒並んでいるためちょっとでも振り込んだら終わりという感じでした。ただ、全員集合が意外と不発だったり、目標金額狙いのワープもぎりぎり届かずだったりとちょっと怪しい展開に。
そんなこんなで逆転狙いで独占交換が入り、いよいよ歩けない展開になりました。相乗り株は持っていたのであとは動向次第という感じではありましたが。
ここも運良く飛び地に逃げ込んで窮地をしのぐことに。そうこうしているうちに、相乗り株の買い増しから増資勝負が始まりました。伸ばしきるか、誰かが高めに入るか、自力で脱出してしまい、独占のゾーンにはまってしまうかで逆転まである感じです。が、こともあろうかここでチャンス 58番を引いて、100G を払っての優勝でした。
展開がかなりよかったので、あまりコメントすることもありません。これだけピンポイントにいいカードが引ければという感じでした。
お次は、いたスト3の右半球です。元は初代いたストのマップですが、いたスト3はいろいろな差分があります。お店価格はいたスト2ベースですが、最大出目が「7」です。これは回避率にも影響がありますし、周回の遅さにも響いてきます。あとはチャンスカードの構成が違うことと、独占時の増資あまりが違うことがあります。
序盤はそれなりに店を変えてはいたのですが、いかんせん他のプレイヤーとエリアがかぶってしまい、なおかつ出だし2軒の中近東が 2-2の持ち合いで先行増資をされるという残念な展開でした。株価が上がるのと、売り抜けの方法次第で変動率が下がること、うっかりしていると5倍買いでつぶされることがあります。
たかだか2軒ではどうすることもできず、東南アジアの自力2軒や、中国の高め含む2軒など怖いエリアは続出しています。こちらはインド2軒でしたが、他はブロックされている状態で、エジプトは高めの裏で3軒を作られたりととにかく伸び目が全くない状態ではありました。
そして、ここぞとばかりにブロックしていた東南アジアの3軒目のお店と、中国の3軒目のお店をどちらもチャンスカードの 79番、104番で 3倍、4倍の値段で購入されることに。交渉で回したい展開なだけに、要のお店を失うのは痛いのです。
相乗りをしつつ、どうにかしなければならない状態で、インドの3軒目を5倍買い。防衛増資済みの1軒が余った状態ですが、ここを足がかりにしていかないとどうしようもないと思ったのです。そして、相乗りのための現金を作り、銀行通過を狙ったところで独占店舗に止まり、タイミングは早いものの 5倍買いで独占を取ることにしました。
インドは、3軒で止めておいて、独占や高めに阻まれて仕方なくの支払いや、サラリーと引き替えに 300〜500G 位の支払いを狙うエリアという意識はあります。高すぎると誰も近づかなくなるだけのエリアなので。でも、他に独占まで届きそうなエリアがなかったことから早めに動くことにしました。
ここで、チャンスカード 103番を棚上げしていたので、これをうまく使う作戦に切り替えました。どちらにせよ倍売りシフトを組まないと無理な展開ではあったので、高め一点張りの増資をかけつつ機会をうかがうことに。いたスト3効果は大きく、気がつくと 5000G 越えのお店ができあがりました。
チャンスカードは、すでに 33番と28番が出ていたので、他のプレイヤーに刈られてもまだ大丈夫な 28番を選ぶことにしました。うまくチャンスカードに止まれて 103番から 28番をアタックチャンスの狙い目に。そして、次のターンにマハラジャ再召還を果たしました。「7」が出れば 5000G 越えで一気に勝負できる展開になります。
とはいえ、そんなに都合のいい目は出ず、流れたものの半周後にもう1回チャンスが訪れました。このときのために入り口にも増資をかけ 1500Gクラスの収入をもらい、召還の効果は十分に得られました。ただ、問題はこの2軒の裏にお客が流れてしまうことです。
ここからはひたすら我慢の展開で、相乗りしながら高めに捕まらないように逃げることしかできませんでした。採取的には、中国独占、東南アジア3軒、ドイツ独占、中近東3軒という怪しい展開で何回か振り込みがあったりしましたが、銀行から1でうっかり 1000Gをもらったりもしました。
ドイツや中国は株をもたれていたこともあったのと、勝者確定での振り込み回避のため休日マスに流れ込むわずかな可能性や倍売りカードを引く可能性にかけて、10株売りを連発することに。ドイツは最終的に MAX増資で 3G市価上がらなくなっていました。
ゴール寸前の場面を 2回ほどはじき出し、最後の最後は中国、東南アジアを避けて銀行2マス手前の休日マスへ。ここで「1」を振り 3000G の動きがあると一気に逆転まで見えてきます。というところで普通の目を出されてゲームセット、4位終了でした。
左半球は、インドの無理ゲーに向いていないマップなのはわかっていましたが、それ以外に選択肢はなさそうでしたし、いたスト3の特性を最大限に出し、ここまでの勝負に持ち込むことができました。
最終戦は、いたストGKのクローバランドです。いたスト2からのマップで、クローバの葉っぱの形をした3つのループからなるマップです。高いお店が点在しており、3軒からでも戦えるマップなのとほどよいルートの自由度、そして、回避不能で通行量が2倍の店が2軒あるセントラルリリーが特徴的なマップです。
序盤こそそれなりでしたが、こちらも2軒でぴったり動きが止まる展開になりました。チモシーリバーが早めに3軒になり、歩きにくい展開でしたがそれ以外は2軒止まりで地味な展開に。
こちらの店状況は、やまぶきランド2軒、メラコイこうえん2軒、アネモネリバー2軒、セントラルリリー2軒ですが、一番最後をのぞいてどれも残りのお店が高く、ここからの攻めが難しいことに。交換もうまく回りそうにないのが効いています。
中盤勝負に出たところで、チモシーリバーの高めに捕まったりしていて、いよいよ持って動きにくい展開になりました。上位は資金に余裕があるので、交換交渉をしても株を押さえに行くだけという形に、独占を作るくらいしか手はない感じになりました。
そんなこんなでセントラルリリーを5倍買いで3軒に。最後の1軒は防衛増資済みの 375G ですが、これはいずれ5倍買いをする展開になりそうでした。
有力なエリアが他になく、トップのプレイヤーがそのまま株を押さえるランニングゲームの展開になりそうでした。他のプレイヤーも5倍買いを中心に3軒までは伸ばしますが、こちらのセントラルリリー独占がなかなかできず。ようやくできたときには、もう残り時間があとわずかという状況でした。
終盤セントラルリリーの一等地 3軒MAXの買い物料がニッポン放送(1242)から7%上がってラジオ大阪(1314)になったりといううっかりなネタもありましたが、収入にはあまりつながらずでした。
流動資産がない上に、独占を取った代償で4位転落。あとは、自株を売りながら増資をかけて 2000G越えのお店での買い物料しかないような状態です。
ただ、先立つものがないとあまりにも厳しいので、お客さんが来ているタイミングで、なのはなベイの独占ブロック店舗、防衛済みの 135Gのお店を指し値で売ることに。タイミングとチャンスを売るので 10倍の1350Gを提示し、1200G での決着でした。
結局、セントラルリリーは効果を発揮する前にゲームが終わってしまい、4位での終了でした。こればかりはタイミングの問題ですし、目標金額越えの2人からそれぞれいただくことを期待しての展開だったので仕方がないです。
結果論ですが、中盤のワープの飛び先で2軒所有していたアネモネリバーの空き店2軒のうち高め3軒を取るべきだったかもしれません。次の周回での自力購入もありましたし、直接の買い物料マップではないので、周回を優先していたのですが、その直後にあっさりと2軒を取られ 2-2 の形になってしまいました。
しかし、クローバランドではひどい指し値交渉をすることが多いようです。ここ最近では関東31回で、しだれなみきみちの独占店舗となる72Gのお店を 20倍の 1440Gで買い取って逆転勝ちとか、33回のゴール阻止のやまぶきランド 375Gの独占店舗を 5倍越えの 1900Gの独占阻止で売り渡したりとかがありました。
最後の2戦を長期戦に持ち込んでしまったので駆け足で閉会式、終了という感じになりました。今回は1戦目と4戦目以外が今ひとつの展開ではありましたが、無理ゲーでも見せ場を作ることができたのはこれまでにはなかったのではと思います。こういうゲームでうっかり勝利が転がり込んでくることもあり得ますからね。