2010年1月9日 〜 1月10日の 2日間で第42回関東いたストオフが開催されました。レトロオフがあったため季節に1回の開催で、恒例の1月3連休開催ですね。今回は所用があり第2戦目からの参戦でしたが、いつも通りレポートをお送りします。
関東オフでは久しぶりでしたが、これをプレイしている最中は会場へ向けての移動中だったので、プレイすることはできませんでした。
ルートの自由度が高く、時間のかかりやすいマップですが、予想通り会場到着の 13:30 の時点でまだプレイが終わっていない卓がありました。昼食をとってしばらく観戦することに。同じエリアをぐるぐる回れるので銀行周りは強力ですし、マイホームでの逆転も狙いやすいですね。
2戦目から参戦ということで、久しぶりのホラーハウスをプレイしています。いたストDSではクッパ城としてリメイクされていますが、こちらがオリジナルです。いたスト3からのマップで、5〜6軒エリアを含む 8エリアのやや広いマップで、変則的なルート選択が特徴的です。
1週目から2軒がそこここでできるこのマップらしい展開になりましたが、程なくして各プレイヤーが自分のルートを3軒にしていく展開に。いたスト3では最大出目 7のためそれほど強力ではないと思うのですが、DSからの影響でマイホームが建ち出す展開に。このマイホームが勝負を分けることになります。
店取りがよく周回が早いプレイヤーと、これからサラリーをとって地盤を固めていくプレイヤーが混在する状況で、エリア1軒目で建てたマイホームを踏んで全員集合が。これにより、有利なプレイヤーに影響なし、これからサラリーのプレイヤーが流動資産の低い状態で半周遅れの状態になりました。
その後、2回くらいうっかりマイホームの目が出てしまい、ワンサイドゲームを避けるため踏むに踏めない状態になったり、その影響でマイホームから先のお店をトップに押さえられたりと、マイホームがかえって邪魔になるという残念な展開が見られました。エリアが固定化し、トップとマイホームの影響で流動資産はあるもののエリアがないプレイヤー、流動資産のないプレイヤー2人という展開に分かれました。
ターニングポイントの2つめは、流動資産のないプレイヤーが現金を作るためにやった、マップ中央のヘリポート売却にあるかと思います。マイホーム所有者に売りつける場合は高くつくというのは明らかなのですが、トップに渡したらそのまま走られることが目に見えていたので、流動資産 1100G の中 600G や 700G というとんでもない額をつけることにしました。
結果はトップに 800G で売却しましたが、これが予想通り中盤のマーク回収と店取りに使われ、ワンサイドゲームを引き起こすことになりました。相場としては、トップに 1200G 位の価値はあったと思いますし、我慢して持っていれば、あとの展開で自分のマイホームに使えたかと思います。
やるのであれば、流動資産の余っていたプレイヤーのマイホームつきのエリアどうしの交換があったでしょう。手前の 550のお店を出すので、2倍で見て 1200G位をもらってくる感じでしょうか。現金が出なさそうであれば、中央の200Gのお店をもらって 900Gをもらうか、料金所をもらって 600G 位をもらうかくらいでしょうか。
ヘリポート売却後即3軒を作られたあげく、中央のエリアを割って入られ、さらに、変わるマークが 2枚とも自エリアのハートで止まってしまったので、思い切った動きをすることに。中央のうらのきりどおりの防衛増資済み 585Gのお店を、空き店1軒を含む 3軒エリアになる形で指し値交渉をかけました。トップの通行を止めることにはなりませんし、自分の安全ルートがなくなりますが、速攻をかけないと間に合わなさそうな状態なので動きました。
売却額は 4倍強の 2400G。交換成立後は、独占エリアの増資をかけ倍売りシフトに取りつつ、カードが切れた時点で相乗りと自株の買い足しに走ることに。これでどうにか形を作ることができています。
といっても、メインルートが安泰なのではちょっとやそっとではゲームが動きません。マイホームからの召還で 1800Gを削り取ったりという場面がありましたが、決定打には至らず、ランニングゲームに。こちらも 200株をため込んでの増資で 15000G くらいまで資産を伸ばしましたが、速度的に追いつかず、2位でゲームセットでした。
このゲームのポイントは予想通りヘリポートの行方にありました。空き地の物件は交渉のキーになることはよくあるのですが、ゲーム終了間際と交通の要所のヘリポートはやはり価値が思ったよりも高いですね。
2戦目も長引いたので、3戦目は4戦目との振り替えでロンダルキアになりました。いたストSPからのマップで、いたストでは類の見ない完全な分岐のない一本道マップです。といっても飛び地での方向転換があったり、氷スイッチで高いお店を超えたりすることができます。
空き地の関係や、木の店インサイダーが取れるという理由で右回りが好まれているのですが、これがこのゲームを分けることに。木の店インサイダーを決める中で、私は一人で飛び地に入り、サーカス小屋を含む3軒を作り、飛び地から 67番で株を購入するということが。ただ、ここが長期滞在になった割に、3軒止まりになったことと、MAX増資が1軒しかかけられなかったこと、95番と96番の全員集合を使い切ってしまったので、先行きが心配される展開に。
そうこうしているうちに、本土に店が集中し、遠回りで3軒目を獲得した疾風のバンダナで、メダパニによる交通事故が発生しました。81番で出目を「1」に固定された状態で増資確定→振り込み確定のコンボです。これは下手をすると破産まであるのですが、今回は 4桁の買い物料になりました。
ただでさえ、お店価格が 200G後半から400Gくらいで 3軒でも強いのに、資金ができたら相当危なくなるのが予想されたのですが、独占まで入り手のつけられない状態に。木の店インサイダーの所有者も木の店を売却したり、高め 3軒などができたりしていましたが、コンスタントに 2000G の買い物料が並ぶと手がつけられない状態でした。
こちらは、本土に店がなかったのと、勝負を書けるために本土の店を売却したこともあり、外に出たら負けの状態が続いていました。サーカス小屋も伸びないうちに、飛び地が侵略され、交渉で手に入れることもできず、結局は伸ばす機会のないままゲーム終盤に。2エリアの飛び地で増資チャンスも買い物料の入手チャンスも、それほど高くないのと、ワンサイドゲームに近い状態だったのでチャンスを買うための交渉を期待したのですが、動きませんでした。
結局、トッププレイヤーは飛び地の超長期滞在でしたが、増資がまともに入らない状態では伸びきらず、逆に5倍買いと押さえの1軒のお店からの増資が連続して入り、3000G×3の収入で圧倒的なゲームになりました。13番を引いても余裕で目標金額突破、いただき額だけで 20000Gを超えるゲームになりました。
このマップの場合、疾風のバンダナはかなり評価を高く見ているのと、飛び地は 2エリアで分散しかなり水物感があるので(命中率が低い)、そのあたりが難しいですね。といっても流れに乗れないと何をやっても手遅れになるようなマップでもあるのですが。
3戦目が、ワンサイドの短期戦だったため、他の卓よりも先に終わりゆっくりととんかつにありつくことができました。戻ってきたときにもまだしばらくゲームが続いていましたね。今回は宿舎の人数の関係と、前日からの移動の影響で、いったん帰宅することにしました。
若干起き出したのが遅かったので、到着時にはすでに半数くらい来ている状態でした。特に何もせず、これからプレイされるマップの紹介や、「闘走!喧嘩グランプリ」の観戦などを。後者はPS2のSimple 2000シリーズの隠れた名作と思っている、いかにも洋ゲーらしい、パーティーレースゲームです。
2日目の最初は、1日目の3戦目が時間の都合で振り替えになりました。いたスト3の浮遊大陸です。浮遊大陸自体はいたストGKのマップですね。10エリアからなる広いマップで、銀行が2つある唯一のマップです。5エリアごとの2つのブロックに分かれますが、銀行に戻る際のワープに捕まりやすいのが特徴です。
序盤は例のごとく振り子運動に4回ほど捕まり、1週近い遅れになりました。ただ、チャンスカードで資産が伸びていったのと、振り込みが少なかったこと、ヘリポートが取れた上に、チャンスカードで2つめが手に入ったこともあり、それなりに順調な展開でした。
ただ、他のプレイヤーも両端が3軒ずつになり、資金が少なかったこともあり交渉で場を動かすことに。銀行周りのウィングアールを手に入れたこともあり銀行周りをぐるぐると回ることに。といっても、リトルロードとスモールロードが3軒になり安泰とはいえない状況でした。
他のプレイヤーの動きが派手だったこともあり、増資はできなかったものの相乗りのついでに、自株をちょこちょこと買い足すステルス戦法に。増資あまりは、900-800とそれほど多くなかったのですが、ひたすらため込んで 300株近くになった時点で増資が入り一気に +3200G をたたき出しました。程なくもう1回の増資も決まり 8000Gほど稼いで、20000G近くに。ここからはしばらく時間がかかったものの、5倍買いの独占が入り決定打になりかけました。
ほぼ単独株だったので、増資が入れば終了だったのですが、5倍買いで3軒に崩れてしばらく時間のかかる展開に。その間に他のプレイヤーも目標金額直前まで伸びてきて、最終的には時間延長のため銀行周りの独占交渉になりました。これがうまく決まり時間延長とともに、ヘリポートが活躍しサラリーを獲得。銀行停止がうまく入りこちらも目標金額突破で、最後ののばしあいの展開に。
出足が遅れたので、事故が怖かったのですが、最終的にはゲーム延長のためのルート取りでいただきがあり、そのままゴールでした。300株をためる展開は珍しいのですが、やはり少ない増資あまりからの伸びが驚異ではあります。浮遊大陸は銀行周りのエリアが高いので、3軒からでもルート止めになりやすく、ぐるぐる回れると強いですね。
株のため込みをやったこともあり、このマップで株もうけの自己ベスト 21000G 越えを出しました。銀行を通過する機会が多く、銀行周りを取れたのが大きいですね。
5戦目は、いたストSPのミッドガルです。7エリアの狭いマップで、ルートの自由度がかなり高いマップです。その自由度差から関東オフでは移動制限がはかっています。しんらビルをぐるぐると回れたり、同じ場所をぐるぐると回れたりするというのはありますね。狭いマップなので、エリア形成も重要ですが、安全ルートの確保も必要です。周回しないと稼げないマップになりやすいのです。
というわけで、1周目でいきなりチャンスカードから 400Gの飛空挺乗り場を建てて、飛空挺乗り場から空き地に飛んで2軒目の飛空挺乗り場を建ててと周回するつもりのゲーム展開にしました。店がそろわなかったこともあるのですが、飛空挺乗り場は元から強いマップですし、マップの移動制限でさらに強いという印象があるからです。
メンバーから長期戦になりそうな気がしていたのですが、序盤で1つ3軒ができた以外は高いお店ができず、きわめてまったりとした展開になりました。銀行周りのしんらビルは集まりそうで怖かったのですが、基本的に株の押さえあいをやってちょっとずつ資金を稼ぎながら周回することに。
こんな展開だと飛空挺乗り場が生きてくるわけで、2軒止まりなもののキーとなるお店の回収とマーク回収に大活躍しています。最高値の店を購入したこともあり、しばらく流動資産が浮かない展開でしたが、それはそれでまったりとした展開に。
中盤の山場は、しんらビルが一瞬だけ独占になったことでした。増資が1回入り、5倍買いが入らないと大変危険な状態になるのですが、ここは5倍買いでの阻止が入りました。以降独占に戻ることはなかったので、やはり切り崩しは重要ですね。
5倍買いで3軒にはなったものの、結局は最後まで独占エリアは全くできず、周回と株でじりじりと伸びていく展開に。こうなるといったん目標金額を超えても、すぐに10株売りで目標割れするという状態になったりします。こちらは10株売り警戒であらかた株を撤収していて、最終的には賞金でごり押しをすることにしました。
最終的に 3人が目標突破するという場面があったりしましたが、周回速度の差でぎりぎり逃げ切りました。細かい競り合いなので、文章にすると短いのですが、とにかく成長速度が遅く、プレイ時間にして実に4時間30分くらいの超長期戦でした。飛空挺乗り場が勝因と思いますが、最終的なレベルは10、賞金額は 2200Gまで上がりました。
なお、ミッドガルは、移動ルールが複雑だったことと、長期戦になるマップというのが判明したため、関東オフでは今回で封印ということになりそうです。
前のゲームですでに18:00 を回っていたということで、最終戦は時間のかからないアメリカ大陸(GK)に変更になりました。初代いたストからのマップでGKで復活しています。買い物料勝負のマップで独特の攻め方があるマップですね。
ここで、久しぶりに店取りがよくなると思われる偽物ネームを入れたのですが、1周目から足が速く普通に順調でした。サンフランシスコの一等地含む3軒を 70株から増資スタート、3軒のうちに収入が入り楽な展開になりました。対抗エリアはテキサスやニューヨークなどができていたのですが、つぶし合いの展開になりまったりとしたのが原因かもしれません。サンフランシスコも 2軒に減ってはいますが。
ハワイは中盤まではまったり、流動資産は少なかったものの、5倍買いでサンフランシスコを 3軒に戻し唯一の 3軒エリアにした直後に収入が入り、サラリーも併せて 4000G 近くまで流動資産が伸びました。株価アップの効果で、株価が高過ぎ、3軒の時点で 60G近くになっていましたがこの資金で 99株に乗せて、株価が高すぎて単独行が可能になりました(他のプレイヤーが30株程度しか変えないので相乗りの意味が薄くなるので)。
程なく、独占まで伸びてノーマークの増資が入りサンフランシスコの株価は最終的に 119G まで上がりました。最後はハワイに捕まったものの、持っていたお店 2軒で増資ができたり、安かった1軒を5倍買いして3軒に落としたりしているうちに銀行へのワープで終了でした。
2日目は、3連勝の15点で部門優勝を取りました。帳尻あわせが働くのか1日目の調子が悪いと2日目に伸びやすいようです。最終結果は 5戦 18ポイントで総合3位に、1戦抜けの影響は大きかったのですが、最終戦でうっかり破産させがあれば、各日順位の良順で上位にくるため、2番卓から総合優勝までありました。
年に3回のお楽しみで、今回は所用で2戦目からの参加になりましたが、やはり対人戦はいいものです。今後も機会を作って参加していきたいと思います。