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● 第44回いたスト関東オフのレポート ●

 2010年8月28日 〜 8月29日の 2日間で第44回関東いたストオフが開催されました。1月、5月、8月の年3回開催なので、おそらく今年最後の関東オフになるかと思います。夏のオフは遠征者が多いということで、楽しいですね。というわけで、いつも通りレポートをお送りします。


- 1日目 本戦 -

 今回のルール変更ですが、天空城が対象マップから外れました。あとは、マップは最初に全部抽選され、時間順に組み替えが入ることになりました。これで大幅に時間オーバーになることが少なくなればよいのですが。今回もリアルタイム放送があったりとか、そんな感じでお送りしています。

●1戦目 ナルビナ城塞(SP)

 組み合わせの妙で一番時間がかかるとされるマップがこれです。いたストSPの隠しマップですね。5軒エリア2つを含む全12エリアのかなり広いマップです。店数はフリーウェイよりも多いのです。6エリア×2という構成で、5エリアからなる2つのループと、銀行を結ぶ2エリア分のブリッジから構成されています。周回自体は6エリアでできます。

 時間がかかる理由は、銀行周りが高くなると銀行への侵入ができなくなることと、買い物量が高い周回には手が出せなくなるので、マークが集まっても賞金がもらえなくなるというのがあります。株を買える場所が銀行しかないので、株を買うチャンスもなかなかありません。

 メンバーから長期戦になるかと思われたのですが、1周目から比較的スムーズに店が買え、銀行周りの玉座が早いうちに3軒になりました。他のプレイヤーも比較的早い段階で 3軒ができあがって、歩きづらい展開になり出してきました。

 そのまま 3軒で続けばよかったのですが、右周回が 4軒をそろえあう展開になり、早々に歩きにくくなりました。これで中盤が始まったばかりということで、比較的早い段階で歩けない状態になったのです。兵士詰め所と、地下雑居房が独占になりました。前者は空き地に飛空挺乗り場ができていたので増資あまりも低く、いつでも5倍買いされる聞きにありました。

 一方で、地下雑居房はマップ上で一番株価の高い(16G)のエリアだったので、崩される心配は少ないのですが、流動資産が少ない中では扱いにくいエリアですね。前者はインサイダーがらみで伸ばすものの増資限界が低く、後者は株数が少ない状態での増資で、高いエリアを運営しているということで、調整しながらの増資に。といいつつも増資効果2倍のMAX増資が久しぶりに入りましたが。

 左は玉座が独占になったものの、主要エリアは奥の主祭壇でした。500Gの 2等地が抜けたので 3軒止まりは確定ですが、それでも 1995Gの買い物量が出るのは強いですね。水上建築は 3軒止まりの期間が長かったこともあり、終盤まで最大の買い物量が 1995G という段階に。

 そんなこんなで、同じ周回を繰り返す展開にはなりましたが、右側は 3000G クラスの買い物量が動いており、勝負に出て左に回り出した方がリスクが少ないとか、ワープで右側に飛ばされたりとかで、ゲームが動き出しました。

 終盤 3人が 20000G にのって、買い物量の収入があればすぐに目標突破するという状態でしたが、やはりゲームが動き出しました。買い物料収入で一瞬 25000G に乗るプレイヤーが出ましたが、銀行に突入できないということで、独占エリアを回ることに。そのまま抜ければゲームセットというところでした。

 私も、うまく右周回へ移動して(1回は3000Gに捕まりましたが)、賞金で一気に目標金額突破。あとは増資をして無事周回すればゲームセットというところに。ただ、丸1周と半周ちょっとでは所要時間が全く違います。

 2位プレイヤーも、賞金で目標突破という場面で左周回に挑戦。右周回で3000Gのお店が4軒という状況よりも、左周回で銀行も周りの 1500G 3軒+奥目の1995G、水上建築の 5000G に挑んだ方がまだよいという判断です。ここで、ポイントとなり得る飛空挺乗り場の競売があったり、1000Gで落札されたりとかそんな感じです。

 私はというと、銀行周りの挑戦で 15000Gの収入や、増資での収入などで総資産は 32000G まで上がっていました。が、ここで 6200G に振り込み、目標金額ギリギリまで資産が下がりました。飛空挺乗り場をカットしていたら危うくゴール権を失うところでした。

 徒競走の相手は、2000G を振り込み、目標金額ギリギリの状態に。そこからさらに 6400G を振り込み、一気にゴール権を失いました。資産状況も一転してトップは 35000G ほどに。ただ、あと 3/4 周あります。飛空挺乗り場には止まれなかったもののワープマスに止まり、マス数はほぼ同じ状態に。

 ここからは、2人とも高いお店がなく完全なと競争状態に。トップは飛空挺乗り場を1つ残していたので、アドバンテージはありました。全く同距離から、一気に 7を出して差しきり久しぶりのウソ優勝でした。

 店どりがよかったのと、左周回の競争相手が成長するまでに時間がかかったことはありますが、早めに銀行周りを染めたのと、奥目の主祭壇を優先したのがポイントになったようです。最大いただきは 1人だけ 1995G、他のプレイヤーは 3200G、6200G、6400G でしたが、回数を稼いだこともあり、合計では黒字試合です。全員のお金の出入りが 5桁というものすごい試合です。

 なお、最終周回でちょっと計算を間違ったのは、2位の賞金額が思ったよりも高く 3110Gもあったことです。結果的に 6400G が動いたのと、自分自身が 6200Gを振り込んだので飛空挺乗り場の相場としては間違っていなかったのですが、場合によってはもうちょっと競り合った方がよかったかもしれません。

 買い物料勝負の展開になったため、比較的早く終わりつけめんにありつくことができました。といいつつも 14:00 くらいまでかかっていたテーブルもありました。

●2戦目 日本列島(GK)

 次は、スロットでは「3」だったものの、時間の都合で GKにされた日本列島です。11エリアと広いマップでこちらも 25000G が目標金額です。初期資金も多く、飛び地の扱いや、回避できない関東、東北、上越、中国、四国の集まり方がポイントになってきます。

 こちらは、序盤からあまり店が買えない展開になりました。早いうちに上越が 3軒になったり、流動資産確保のために東海道が自主競売に出され、中国、四国、東海道の3軒チャンスが常に見えていたりという危ない展開でした。こちらはというと、1等地と4等地がない北陸 2軒ととうてい戦える状態ではありません。

 北海道は、すでにヘリポートと関所たっており、一番安いお店が買われている状態、一方の九州も1等地、2等地が売り切れており、ともすれば全く攻められるエリアがない状態になりました。そうなると必然的に相乗り中心ということになり、上越を押さえることに。

 運良く北海道の空き地にとまったので、税務署を建てることに。中盤以降は、止まられると5倍買いが発動するばば抜き状態ではあるのですが、流動資産が少ない状況なのでもらい得の可能性があったのです。現に 400G × 2回を 5倍買いなしでいただいています。

 チャンスカード 79番が出て、税務署が崩されるかと思ったのですが、上越の独占店舗を買われ、それはそれで厳しい状態に。まだ総資産が 10000G に満たない段階だったのです。

 そんなこんなで、流動資産に余裕があった状態で、九州の空き地に到着。残りのお店は、空き店の 60Gと90Gしかない状態ですが、ノータイムでコンビニを建て 3軒から戦える状態を作りました。余裕ができれば防衛増資前のお店を 5倍買いでつぶして 4軒にすることまで考えてはいました。

 中盤はとにかく上越に相乗りをして耐える展開に。九州は防衛増資くらいしかできませんでしたが、2軒コンビニの 400Gや 3軒になったあとの 550G を何回か拾って、その隙に北陸の増資をという感じでした。1人だけ流動資産的に有利な展開だったのが幸いしました。

 あとは、ばば抜き状態になっている北海道が 5倍買いのタイミングでうまく、ヘリポート、税務署、50Gのお店、190Gのお店の4軒の状態が一瞬キープできて 190G のお店にMAX増資が 1回できたことでしょうか。800Gほどですが、5倍買いで 3軒に落ちても 500Gのお店が残り、これが中盤のいい収入源になりました。

 とはいえ、周回で流動資産が集まって増資が入った上越は 2000G のお店が建ち並ぶことに。ここに捕まったら一気にゲームセットです。こちらは九州の増資も終わりあとは飛び地をうまく使って周回するしかない総資産 22000G くらいの状態で一気に手詰まりになりました。

 まだ 33番が出ていなかったこともあり、うまく引き当てれば一気に逃げ切れると思ったのですが、ものの見事に九州脱出の時に引き当てました。2700G のお店を 3倍で売却し 5400Gの収益、株価ダウン分を入れても 26000G くらい残りました。ルートが選べる状態で、高いお店を通ることがなく、うまくよけてそのままゴールしました。

 他のプレイヤーが比較的店が集まっていたのと、上越が早いうちに独占になっていたこと、勝負エリアがほとんどない状態からよく闘ったと思いました。コンビニ建設と、北海道の 190Gのお店の5倍買いがすべてを分けたようなそんな感じがします。

●3戦目 マーメイドシティー(3)

 3戦目は、こちらもほとんどプレイしたことのないマーメイドシティーです。6エリアの狭いマップですが、銀行のある人魚橋がスイッチやチャンスカードで動きます。事故が起こりやすいマップとされていますね。

 早いうちに右端のカーゴセンターが3軒になったり、フィッシュエリアが 3軒になったりしましたが、こちらはいい店がほとんど変えません。唯一勝負になるイルカよこちょうのオルカラーメン(680G)を押さえ 2軒にしましたが、それ以外のお店がことごとく押さえられ、1人だけ 2軒しかないという状態に。

 さらに、人魚橋の移動でサラリーを取り逃したり、チャンスカードで人魚橋が逃げたりと周回的な事故もありました.相乗りしかない展開ですが、相乗り対象のプレイヤーが増資できないという自体でひとりだけ取り残されました。

 そうこうしているうちに右下のクラゲよこちょうが 5倍買いで3軒、さらに5倍買いで独占という展開に。その5倍買い直後に 1800G に直撃して一気に動けない状態になりました。持ちエリアは株価の一番安い右上のシェルブロック2軒と、増資済みのオルカラーメンのあるイルカよこちょうだけ。これで無理矢理交渉に回す以外に道はないようです。オルカラーメン(1440G)とシェルブロックの3軒目(200G)の交換で 2500G をもらってくるという内容を出しましたが、動かずで様子を見ることに。

 クラゲよこちょうへの空増資が入ったあたりで、対戦相手の気持ちがひとつになりました。ここから大きな交渉が入ります。まずは、私のカーゴセンターの 180Gのお店(4軒目)+イルカよこちょうの 120Gのお店とシェルブロックの260G(3軒目)のお店を交換することに。4軒目のお店になることもあり、現金を 500G ほどもらって成立。その直後、ついにオルカラーメン(1440G、3軒目)とシェルブロックの 2000G のお店(4軒目)の交換交渉が入ります。次のターンに 1〜3で増資チャンスをものの見事に外し、一番安いお店に止まられるという事態に。5倍買いで崩されたらゲームセットです。

 結局このお店は、3人に止まられたものの、下手に破産されても困るのと、事故要因として残しておいた方がよいという見解から全員にスルーされました。防衛増資と MAX増資 2回まではできたものの、買い物料収入はほとんどなく、2度目の4桁振り込みがあったりで、勝負もできないような状態に。結局は先に独占エリアを作ったプレイヤーが逃げ切りました。9000Gの4位でしたが、展開を見ると生き残っただけでもいいことにしましょう。

 展開に恵まれなかったこともありますが、3軒+3軒+2軒があまり生きなかったのが意外だったりとか。マーメイドシティーは、事故が発生しやすいマップではあるので、相乗りよりも自株で高いお店を作ったほうがいいようなそんな気がします。もっとも、店数が少ないためそのような展開に持ち込めないことも多いのですが。


 3戦目は遅かったものの、とんかつにありつくこともできました。あとは久しぶりに宿舎にも泊まりました。機材が荷物が多かったこともありあまり持ち込めませんでしたが、「ニムト」と「ゲシェンク」は 2回ずつプレイしています。朝の風物詩は、今回はリアルな花札でプレイ。「Auction-H(仮)」の5人テストプレイもできました。


- 2日目 本戦 -

 2日目は、宿舎を出るのがギリギリになってしまったこともあり、朝食を買ってから「題名のない音楽会」を聞きつつ機材の調整をしながらという感じでした。2日目は、1日目と比べて時間が短いマップが多いようですが。

●4戦目 呪いの館(GK)

 2日の最初は「いたストGK」の隠しマップから、呪いの館です。ゲーム中最もエリア数が多い14エリアからなるマップです。最大出目は8ですが、店の数は61軒、サラリーまでも普通のルートどりだと12エリアを回らなければならない超長距離マップです。飛び地の扱いもポイントになります。

 このマップでは、クラブのマークを取るのに、ブラッドミュラル、ヘルズステア、ダークキッチン、バッドウォール、クラッシュルームと5つのエリアを通る必要があります。他のマークはまだ分岐から3エリア程度で取れるのですが。一方で飛び地は、アーマゲドンとアポカリプスの2エリアでマークが全部そろうことから、安全な打ちは飛び地でマークを回収した方がいい場合もあるのです。

 というわけで、初手6は空き地を取らずに飛び地に直行したら、結果的に 3人が飛び地に向かう展開に。マークが集まらないうちに、動物園で 500Gの振り込みが発生し、いきなり展開が詰まりました。アーマゲドンにはヘリポートが、アポカリプスは高め2軒になったのですが、流動資産がたまりにくい状態に。

 銀行周りのデスブリッジは 3軒になったものの、2軒、2軒に戻り。6軒エリアのデンジャーホールは3軒-3軒、キラーストリートは 5軒中3軒を取られたり、スペード周りのグレイブロードが自力独占、マッドダイニングが 3軒と他のプレイヤーには勝負できそうなエリアがそろったのですが、自分だけエリアがない状態が続きました。

 周回が長く、サラリーが低いこともあり流動資産がたまりにくく、飛び地も動物園が 79番から1000Gに伸びたりしたので、必然的にスペード周りもされるような展開になりました。ダークキッチンが高め含む2軒をそろえられましたが、デンジャールームの空き地に商店を建てて、5軒中3軒に。ここはインサイダーエリア候補でしたが、相乗りも入り攻めにくいことに。増資チャンスが転がってこないのです。

 飛び地は5倍買いが全然できず、アーマゲドンの750Gを押さえられ(この1軒を無理矢理買われたので、自力独占の伸びが遅くなったというのがあったりするのですが)、結局 2軒止まりに。動物園に振り込んだときに 5倍買いをして、残り1軒も5倍買いでようやくアポカリプスがそろいましたが、すっかり終盤という状況でした。

 銀行周りは5倍買いで独占に、グレイブロードにも増資が入り出し、相乗りを繰り返していたプレイヤーもキラーストリートの4軒が伸びて、完全なマッチレースに。キラーストリート所有者が 18000G にさしかかったところで飛び地入り。ここで交換交渉が入りました。

 内容は、マッドダイニングの税務署と、5倍買いでブロックしたグレイブロードの160G お店と、アーマゲドンの 750G と、360G の2軒の交換です。ブロックも目的もあり 400G ほどつけた状態で交換成立させ、あとは買い物料をとるだけの展開でしたが。そういうときに限って増資チャンスが全然回ってきません。マーメイドシティーと同じような状況ですね。

 結局 5倍買いされないような 500G 位の収入を 4回くらいもらい、2000Gほど資産を削ることに成功しましたが、大きな店ができあがったあたりで脱出されました。あとは事故を待つしかないような展開です。

 他のプレイヤーも勝負に出なければならず、サラリー狙いのプレイヤーからトップ目に 3000G を振り込んでそのまま目標突破で、比較的早い段階でのゲームセットになりました。4位での終了です。

 交換交渉は一方的だったかというとそういうこともなく、実は交換で出した税務署を踏んでいたりするので 2000G 近く利益差が出ています。内容としては Win-Win ではあったのです。

 序盤から事故の展開でしたし、他のプレイヤーの動きはどうしようもないので、あまりやりようはなかったのですが、相乗り株を安定して押さえるのは難しいですね。銀行周りはやはり強いという印象はあります。クラブが伸び出す展開は珍しかったのですが、インサイダーエリアになるというのはきわめて想定通りだったりとか。飛び地交渉はもうちょっと安くてもよかったのかもしれません。

●5戦目 スペースコロニー(GK)

 5戦目は、久しぶりにスペースコロニーです。いたストGKのマップで、8エリアからなるメインランドと2エリアの飛び地があります。最大出目7ですが、これも10エリアを通らないとサラリーが取れない長期戦のマップです。立地条件によるエリアの差が激しいところで、銀行周りと飛び地が勝負を分けます。

 序盤、銀行周りの店も押さえられたところで、スロットでワープを引き当てる珍しい展開に。ここで誰も来ていない飛び地の工業ブロックにヘリポートを建てました。コンビニインサイダー阻止とマーク回収の意味はあるので、この選択は間違っていなかったと思いたいところですが。飛び地は合計3軒で脱出しました。

 2週目程度では流動資産があまりないのですが、銀行周りが 3軒になったりというタイミングでチャンスカードの2倍購入で農場ブロックを3軒に、これで飛び地を育てる準備ができました。アップタウンの奥目2軒を購入し、店撮りはよくなったのですが流動資産が少なくなってきたりとか。

 この周回のうちに、農場ブロックが独占になったものの、防御のための増資などで流動資産がなくなったのと、そのタイミングで出足が送れたこともあり、ダウンタウンの2軒を1軒に崩してようやくサラリー、増資という展開に。飛び地のみせどりは有利でしたが流動資産をいただきで解決するしかない展開でした。

 中盤、セントラルスペースの3軒に増資が入り、スタジアムロードが3軒になったりという状態で、2強2弱の展開に。飛び地にはちょこちょことお客さんは来るのですが、5倍買いでつぶされたりで独占状態でお客さんが全く来ない状態に。工業ブロックの空き地を取ったものの、1軒目と自力で集めにくいことから動物園にしました。これは仮設店舗か商店のほうがよかったですね。

 結果として、飛び地ステイで2軒目、開いていたソユーズまで取って3軒に。5倍買いで独占し、工業独占、農業3軒の状態に持ち込みました。が、ここでも独占の収入がないまま動物園をつぶされ 3軒に。この状態が中盤ずっと続いたのが、流動資産がたまらず最終的に影響していたのでしょう。

 この時点で 16000G くらいまでトップが伸び、銀行周りのセントラルスペースが4軒になったところで、トップ目が飛び地に突入。ここから大きな交渉が始まりました。工業ブロックの動物園と、銀行周りのガバメントエリアの4軒目の交換です。ここは買い物料の分だけちょっと支払う程度でした。交換は成立したものの、独占の直接的な恩恵は得られませんでした。

 その頃、再開のプレイヤーもサウスブリッジとキャンバスロードが独占になり、本土がものすごく歩けない状態になったりしました。こうなってくると銀行周りが有利になり、先にできたセントラルスペースからのいただきで目標突破、そのままゴールという展開に。

 こちらは、最終局面直前でキャンバスロードの空増資に突っ込んで危うく最下位の3位でした。この局面では厳しいのですが、トップに振り込めないからルートを変えたり、飛び地から出たところを狙った利があるので、キャンバスロードのゾーンを貼りながらの空増資は有効な手だと思うのです。

 中盤以降、飛び地にやたら振り込んでいる発言があったのですが、チャンスカードで 2回脱出されていることと、実は最大いただきが 3桁だったということもあり、飛び地の収入は思ったよりはなかったというのが結果かもしれません。いただき収支はプラスではあったのですが。

 1つ前の呪いの館もそうですが、2エリアの飛び地は思ったよりも使いにくいですね。交渉でもらってくるときは、そのあたりも考慮した方がいいと思いますし、3軒の状態でもしっかり増資をかけることや、4軒になったタイミングで無理矢理でも増資をして事故を狙うのがよさそうな、そんな気がしました。2軒目の空き地が普通の店舗だったら、もうちょっと工業ブロックで戦えていたはずですね。

●6戦目 回転寿司(3)

 最終戦は、こちらも久しぶりな「回転寿司」です。いたスト3からのマップで、スイッチで外周が回るマップです。銀行周りの直線にマークがあり、うまく対角線に抜けてマークを集めて行くのですがこれがなかなかうまくいかない場合もあります。チャンスカードに泊まりやすいという特徴もありますね。

 周回がスムーズだったこともありますが、序盤はそれほど店が買えない展開に。こういうときは適当な株を買って値上がりで稼ぐのがこのマップらしいところです。いきなり飛び地に飛び、レジラウンドの 620G のお店が2軒から無料増資で伸びたりと、ちょっと怖い展開でした。結局レジラウンドは 3軒-2軒の状態に。

 こちらは、レジには一度も飛ばなかったこともあり、本土が伸びましたが、3軒以上が全くできずこまめに稼いで周回するという感じに。板前フロントの 530G のお店を普通に予約したのが功を奏したりとか。ムラサキどおりの 200株2件増誌が入ったりとか、3軒のガリストリートを押さえたりとかそんな感じでした。

 大きな事故がなく、順調に周回できていたので資産はするするとたまっていき、板前フロントが3軒に伸びたものの、さすがにそこまで来ると相乗りも厳しく、株の持ち方が難しい状態でになりました。

 板前フロントは4軒に伸ばすものの、10株売りの影響でまともに株価が得ず、板前バック3軒、板前センター3軒のプレイヤーが1000G差で追いかけるような展開。チャンスカードは残りわずかなものの、レジラウンドは独占まで進みまだ全員集合が出ていなかったりと、18000G 前後で怪しい展開になりました。

 自分でできることは相乗りのされていないシャリコースの株を 99株 → 198株 → 50株 → 149株と銀行を通るたびに買い足して値上がり幅で稼ぐようなことくらいしかできませんでした。30G台なので上がり幅は 3Gほど。とはいえ 198株の時は 600G近くもうけが出るのです。これで事故が起こらずにあと1周するか、うっかりで買い物料が転がり込めばという場面でした。

 ところが2位のプレイヤーが62番で21000Gの目標金額突破。ここでレジラウンドに飛ばされるという事態が発生するのですが、まだ出ていなかった全員集合をこともあろうかレジ所有者が外周で引いてしまいあっという間にゲームセット直前に。

 こちらもサラリーがもらえるものの、300Gをトップに振り込み。独占エリアの株を150株に載せ、1ターン延長にかけたのですが、そのままゲームセットでした。引かれたかどうか不明でしたが、少なくともレジラウンド集合で紛れますし、増資効果2倍が残っていれば一気に逆転までありました。

 2位で終了でしたが、終盤の伸ばし方が難しいのがこのマップですね。独占ができたりするとたまにうっかりとした事故が起こるのですが、今回はそれもなかったですね。


 結果、14ポイントでの終了でした。決勝卓は長期戦の上3人が目標金額突破という展開でしたが、70番で勝負がついたようです。今回も、楽な展開が決してなかったというのはありますが、交渉のタイミングなどで、見せ場は作れたのではと思っています。

 次は年明け1月でしょうか。2日間まるまる楽しめるのは他にはないので、うまく参加していきたいと思います。


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