2011年6月5日、第45.5回いたスト関東オフが開催されました。3月の震災の間接的な影響で、2日連続の会場確保ができなかった影響で 5月の連休が1日開催になり、もう1日を 6月に開催ということになりました。
ただ、1日オフ、通常の土日と遠征には厳しい条件が重なったこともあり、ぎりぎり 2卓の開催になりました。他のレポートの都合で遅れましたが、簡単に様子をお送りしましょう。なお、今回のオフは、「いたスト3限定」という珍しい条件がついています。
1戦目はいたスト3からの「レインフォレスト」です。3つのループと飛び地からなるマップで、いたスト3らしいギミックはありますが、資金条件もそれなりに厳しくルート鶏の妙もあります。ポイントはマップ4か所の空き地でしょうか。飛び地のがけしたどおりも大きなチャンスにつながったりします。
初手から飛び地に捕りにいく展開のなか、ひとりで5を出してヘリポートをとることに。本土のヘリポートは押さえたものの、店がそろわない状態が続きました。飛び地のコンビニインサイダーが若干遅れたタイミングで発動したものの、相乗りができずやや遅れることに。
このマップで、初手の「3」で飛び地に捕まりに行く理由は、上のワープから飛ぶと次のターンに「4」か「6」で株屋通過での空き地が確定することと、「5」「7」でも空き地がとれるというところにあります。飛び地は基本的に回避できないのと、資金が若干少ないので、コンビニインサイダーが強力なのです。
3軒になかなか届かない中、2件でちょこちょこと増資をかけていたのですが、パピヨン通りが高め除く、まじわりのうえん含む 3軒になり、そこで早めの勝負に出ることに。まじわりのうえんは、小さな2つのループの交点に当たる店で、通常のルートを通ると 2倍の通行頻度があるのです。
一方で銀行周りのどぜうウォークが3件、と大きなループの左上のきりがおかが独占まで伸び、メインランドが歩けない状況に。ヘリポートを持っていても周回に制限がつくとやりにくくなります。
中盤からは詰まった展開になったのですが、独占のチャンスがかなり限られていたのが勝敗につながりました。ワンチャンス 300株からの 5倍買いで増資をたたみ込まれ目標金額に突破した頃には 5000Gもの差がついていました。株数の差で届かないのと、試合続行すると独占のきりがおかに突っ込む形になり、3位転落の危険性があるため 2位確定のゴールで終了でした。
中盤に出た「さいころから2の目が消える」はゲームを大きく変えます。有志の調査により 1が出やすくなることが判明しており、この事実は「2が出ない」こと以上に重要だったりします。
メインランドのヘリポートは強いですが、対抗エリアを押さえられると厳しいですね。あとは、中盤以降ヘリポートは 5倍買いされやすいというのもあります。ただ、中盤までにうまく活用できればかなり強いのは事実ですね。ただ、飛び地のマイホームに活用されたりという危険性もあります。
初代いたストからの「宇宙星雲」ですが、いたスト3でプレイする理由は、増資余りの仕様がいたストGKよりもまともになっているからという理由です。GKの場合2エリアにまたがるお店は縦が優先されますが、こちらは2エリアのうち高い方と初代と同じ仕様です。最大出目が小さく、銀行に帰りたくても帰れなくなるマップですね。
このゲーム抜け番のためプレイしていませんでした。外周の店数がポイントになりますが、資金ショートを起こすと一気に足が遅くなったりと侮れないところはあります。
5軒中4軒の買い物量は初代ほど伸びませんが(初代は 4軒中4軒と同じ 5倍、それ以降は 3.75倍です)、GKでは 9倍の増資余りが、いたスト 3では 12倍なので、低価格の店の伸びがいいのです(MAX増資時の買い物量が71.25倍と93.75倍でおおよそ 3割大きく伸びます)。
増資余りの差は 5軒独占の時には顕著で、他のシリーズでは 11倍に対し、いたスト3は 16倍付けです。MAX増資時の買い物量にすると 138倍と 198倍で、4割以上余計に伸びます。そういう影響もあってか、このマップで久しぶりに買い物量の最大記録 13956G が出ました。チャンスカードに止まるとルートが選べないというのがあり、こういう事故も起こりうるのです。
最終戦は、いたスト3らしいマップということで「ムーンライトクルーズ」をプレイしています。シンプルな2つのループと銀行周りのレッドブリッジからなるマップですが、船のギミックが追加されています。この形のマップは後の世界樹(SP)や、ビュエルバ(P)につながっていたりします。
チャンスカードが派手なので気をつけながらという感じですが、比較的まったりとしたゲームになりました。中盤でもたついたのですが、交換交渉で頭一つ抜けだされ、3人のマッチレースになりました。
独占エリアを作って逆転のチャンスをうかがっていたところに、船待ちでチャンスカードを踏んだら 55番で独占エリア方面に強制的に移動させられる事故が。2000G代の現金移動でもかなり制限時間が短くなります。
最後は、独占エリアチャレンジをさせて買い物量をとれれば逆転という状態だったのですが、きれいに抜けられている隙にゴールされました。100株インサイダーだったので、マッチレースの状態に持ち込めるかと思っただけに 55番の事故が大きかったようです。
このマップは、チャンスカードのイベントが少なければ正当派なのですが、無料増資、増資効果2倍、お店2軒買い取りチャンスというバランスを大きく変えるカードや、周回が長いのにでたらめな呪文、ムーンライト号でクルージング、台風で船の使用禁止、レッドブリッジの封鎖など事故を起こすカードが多いのです。
今回は、台風のためクルージング中止というのも別宅で発生したようです。
時間がばらついたので、もう1卓ではエキシビジョンのアメリカ大陸まで終わったようです。いたスト3限定ということで、オフではプレイ時間がかかりにくい GKを好んでプレイされる傾向がありますが、たまにはこういうのもいいですね。
GKはいたスト2の発展系ですが、いたスト3ではいろいろと新しいギミックを試しているという印象があります。基本的な仕様は元に戻りましたが、マークエンジェル、ホリデーモン、変わるマークマス、マイホームといったあたりの要素は今も残っていますし、船の要素も形を変えて後のシリーズに残っています。
次は8月末、いつもの2日開催に戻るとのことです。