トップ > コンシューマー > いただきストリート

● 第47回いたスト関東オフのレポート ●

 2012年1月8日〜1月9日の2日間で、第47回いたスト関東オフが開催されました。年明け恒例の 2日開催のオフです。3連休の後ろ 2日の開催になりました。ギリギリのタイミングで 5卓になったのですが、機材も間にあって 5卓開催です。2日参加で 20人になったのは久しぶりでしょうか。今回もレポートしていきます。


- 1日目 本戦 -

 今回から、マップの抽選は事前抽選になりました。これまでは1日目の試合開始前だったのですが、時間短縮のために開始1週間前くらいに抽選を行い、告知されることになりました。ランダムなのは変わりませんが、抽選の時間を節約するという働きがあります。

 選ばれた1日目の組み合わせが長時間マップが多い構成に、早打ちをしないと終わらないと思ったのですが果たして、というところで1日目の開始です。

●1戦目 ドリームワールド(3)

 1戦目はドリームワールドでした。いたスト2からのマップで登場順で始めて空き地が登場します。いたスト3ということで、空き地の制限が緩いのもありますが、最大出目が7なのもあり、GK以前とは大きく違います。

 4番手で2人に空き地を取られてのスタートです。1週目から出足が遅かったのですが、1/4週で空き地のヘリポートを獲得。わくわくロープでバーチャルエリアの2軒目を手に入れました。現金が浮いていたプレイヤーがいたので無理をして店を集めるというプレイに入りました。

 バーチャルエリア独占とミラクルエリア 3軒の形にあり歩きにくい状態にはなりましたが、全体的に 3軒目まで伸びる形になり、全体的に買い物料が高めの状態に。そんな中で 18000G越えの危険領域に出たプレイヤーが、ルートどりを間違えると事故ですぐに目標金額突破の状態になりました。

 最後は、株を押さえられていかに目標金額をうまく突破するかでしたが、チャンスカード 1枚で 21000G まで伸ばされ、ギリギリで銀行通過が必要になったりとか。増資で2位、トップのルートをふさいで、独占交換を入れて、ミラクルエリアの買い物両待ちでしたが、延長はあったもののトップの資産は削れずにゴールでした。最終ターンでチャンス61番を引いたので2位終了でした。

 あっさりと書いていますが、3人が目標金額を超える展開で 14:30くらいまでかかりました。

●2戦目 ムーンライトクルーズ(3)

 2戦目は、ムーンライトクルーズです。いたスト3からのマップです。船で島を移動するというギミックがありますが、基本的には買い物料勝負のマップです。世界樹や、ビュエルバなど船の要素は後のシリーズでもありますね。

 早い時点で独占ができたり3軒ができたりと染まりやすい展開に。こちらも左側に3軒を作りエリアができた順番は遅かったものの、増資が一番早く完了してリードを取ることに。予約チケットは独占阻止に使いました。

 3軒からの 1000Gの収入で中盤までは行けたのですが、終盤の歩きづらい状況で独占エリアを作られ単独増資、7ターンの橋封鎖と4ターンの台風、でたらめな呪文で一気にピンチに。チャンス5番で脱出はしたものの買い物料が間に合わず、チャンス3番でゴールされての終了でした。

 ここのポイントは、中盤のチャンス5番の使い方です。サラリーを取りに行くか、株だけ購入するか迷ったのですが、1700Gの支払いで結局サラリーが飛んだので、株購入が正解だったかもしれません。タイムロスと流動資産を減らしたのが大きかったかもしれません。あとは、5倍買いで対抗エリアを作られたのも痛いですね。

 この卓が一番時間がかかったり。といっても、17:00くらいには終わったので、比較的時間はかからなかったですね。

●3戦目 原始時代(3)

 3戦目はいたスト3の原始時代です。いたストGKからのマップでかなり広いマップです。これも GKと 3で空き地の種類が違うことや、定点ワープの行き先が違ってきます。

 序盤から店があまり買えず、足だけ速いという状態でした。ヘリポートが強いマップですが、空き地が一つも取れずという感じでした。そしてレッドマウンテンがコンビニインサイダーから 4軒まで伸びて歩きにくい展開になりました。

 中盤まで 2軒止まりで全体的まったりとした展開になりましたが、ヘリポート所有者のランニングゲームの展開になりつつありました。マグマだまり、ぐらぐらかこう、ブルーマウンテンが全然染まらなかったことが大きいでしょうか。倍売りカード 2枚の差で 18000G 越えの危険領域に。

 とはいえ店どりの関係で止まるような形にならず、まったりとランニングゲームで終わってしまいました。3位で終了です。

 原始時代はランニングゲームになりやすいところではありますが、これをうまく止める方法がなかなかなかったりします。株が買いにくいのもあり、相乗りが間に合わなかったりもあります。


 3戦目がかなり早く終わったので、先にカツを食べてからゆっくり閉会式、宿舎という感じになりました。1日目は 7点で終了です。

 宿舎では「23」「ゲシェンク」「シティービジョン(仮)」をプレイしています。そして宿舎の朝は「はなふだ」です。かなりひどい展開になったりもしましたが、こういうこともありますね。朝の時間に「ゲシェンク」をプレイしています。


- 2日目本戦 -

 2戦目スタート前は軽くクイズと、すごろくタウンですね。後者はエキシビジョンの時間でもプレイされますが、おもしろい展開が多いです。ゴール後の対決をキャンセルしたりとか。

●4戦目 カジノタウン(3)

 いたスト2からのマップですが、ここもいたスト3でだいぶ変わっています。空き地の仕様が変わったのもありますし、カジノの種類が変わったのもあります。

 1週目から銀行左側のラインが染まり出しました。このマップも原始時代と同じく銀行から近いラインが染まった時の対策が難しいところだったりします。

 対抗策となると思われる、ニアーリゾートのマイホームですが、染まるのに時間がかかりました。3軒までは早かったのですが流動資産がつきて、伸ばせなかったことと、マイホームの後ろを狙うべく下流の買い物料が上がりすぎて本人が近づけなくなったのが大きな要因でしょう。

 1人を除いて全員流動資産が少ない中、単独での増資でワンサイドゲームに近い展開に。増資上限の関係から19000Gくらいで止まるようにはなったのですが、マハラジャの危機があったりしつつ、目標金額後を突破されてファイナルラップに。ようやくマイホームが 79番で買い戻して、ラストチャンスでしたが自分で止まることはなく 4位での終了でした。

 このマップ、銀行周りの縦ラインが育ったときの対策がかなり面倒です。いたスト3からはマイホームで無理矢理というのがあるのですが、今回の展開では全くのパワー不足でした。逆にマイホーム展開になると、手がつけられなくなるのですが。

●5戦目 アレフガルド(SP)

 次は、いたストSPのアレフガルドです。関東オフでは周回の制限があり買い物料勝負のマップですね。かなり広いマップで周回に時間がかかるのですが、サラリー額がかなり高く設定されています。

 3、4戦目が店どりで残念だった分を取り戻すような足の速さと店の取り方でした。右周回のキーとなるリムルダールを 2軒にして、いち早く1周した直後のチャンスカードで 70番を引いて、高いサラリーを1回多くもらいました。株を持ったまま周回できるという展開です。その間に竜王の島の木の店インサイダーが成立したりはしていたのですが。

 この周回の後ろでリムルダールが 3軒になり、インサイダーを成功。ここからの収入があり、ワンサイドゲームの様相を呈することに。竜王の島は独占され、2000G前後の買い物料が並んでいますが、それ以外に危険な要素がない状態です。

 店どりがよかったこともあり、ひたすら株を押さえてということにしました。精霊のほこらは 3軒とメルキド独占がありましたが、相乗り済みなのでそのまま伸ばすことに。そのうちにリムルダールが独占になり、そのまま勝負することに。

 最終周回は神殿、メルキド、旅の扉に勝負を挑む形になりましたが、1回も入らず、そのままゴールかなり早いうちにゲームセットでした。1人だけ2周差をつけての圧勝でした。ここまで店が取れたのは珍しいですね。というくらい手なりに進められたゲームでした。

●6戦目 アメリカ大陸(GK)

 最終戦は、いたストGKのアメリカ大陸です。時短マップとしてプレイされていますが、今回は決勝戦で普通に出てきました。初代いたストからあるマップでルート選択の幅が狭く買い物料勝負になりやすいです。

 1週目から銀行に飛ばされたりハワイに飛ばされたりして、周回が全くできない状態になりました。ハワイは安い方から 4軒ですが、他のプレイヤーが本土のフロリダ、サンフランシスコ、ロサンゼルスに3軒を作っていました。南北の2エリアは一等地を含んでいます。これが伸びると破産の危機になったりします。

 本土を脱出したタイミングで、フロリダの独占店舗となる一等地をブロックしました。他にはあまり店を持っていなかったのですが、これが後の勝負になります。またもやハワイに捕まったので、ハワイを育てる戦略に切り替えました。普段はあまりやらないのですが、ちょっとずつ増資してお店価格を 250G〜350Gくらいにそろえることに。

 買い物料をあげたり、価格戦術を取ったりというよりは 5倍買い阻止の戦略です。高い方から 2軒が空いていたので、800Gの流動資産を残してという感じでした。500Gを自力で購入したタイミングで1人お客さんが来てお金が増えたときに 800G に手が届くことに。6軒までそろってからいよいよ本土に出されることに。

 この時点で流動資産は 200G もない状態だったので、どうにかして現金を入れる必要があります。ここからが大交渉の始まりです。ちなみに、本土は 700Gくらいの買い物料の店が 3軒並んでいます。とはいえ1人を除いて流動資産に余裕がない状態からの交渉です。

 いろいろと条件を出した結果、シカゴの空き店含む2軒目とコロラド2軒をもらって流動資産を獲得してしのぐことに。ここからも流動資産がない状態で周回を続けることに。ハワイで資金が回ったら攻めるにせよ、そこまではひたすら相乗りでしのぐことに。といっているうちに、流動資産が切れて交渉せざるを得ない状態に。

 2回目の交渉は、先ほどもらってきたコロラド 2軒を放出して 3軒にさせ、そのかわりに現金とシカゴの 500G のお店をもらいました。ちなみにコロラドは一等地を含む 3軒になり株価が安いエリア、安めの店を残すことにしています。

 さらに手が回らない状態になったので交渉に。今度はシカゴの 3軒をトップに現金売却することに。ここが 5倍の 2500と予想より高い値段で売れたのと、トップの足が遅くなったので、一気に勝負をかけることに。

 この時点で独占エリアができていなかったので、ハワイの株を買って増資できる体制に、銀行停止から 198株に持ち替えたあたりで自分以外の3人が全員ハワイ入りに。ここから、後で拾ったお店で増資チャンスが 3回でき、高いお店2軒に狙いを定めての増資を開始、2000G と 4000G ができました。

 買い物料収入もタイミングよく入り、2000Gのいただきで 14000G 近くまで上がりトップに、直後の増資と 4000Gのいただきでギリギリ目標金額を突破し、コマ位置がテキサスの銀行から 3マスの場所だったのでそのままゴールしました。目標突破できる場所を選んで増資したのですが、そのまま当たるとはという感じでした。

 ここまできれいにハワイが決まるのは珍しいにしても、大交渉が実を結んだ結果になりました。お店の放出は基本的に軒数の少ない方から出していき、全体的な買い物料の上がり幅をコントロールしていたのですが、それがうまくいったようです。

 あとは、フロリダの独占店舗が数値以上に大きかったです。ここまでの展開になると、いつトップに売りに出すか分からない状態を逆手に取る形にしました。とはいっても最終兵器なのでここを手放すときは他に交渉がないときくらいとは思っていましたが。最終的に手をつけずにすんだのが勝因だったかもしれません。


 最後の2戦で勝利して、17ポイントでの終了でした。相性の悪いマップが多かったのですが、終盤で盛り返した感じですね。20人フル参戦という珍しい形になりましたが、楽しめました。

 次回はいたストWiiオフでしょうか。2日制のオフでは今まで通り PS系のソフトが使われるとのことです。マップがそろわないのが一番の理由とのことでした。


トップ > コンシューマー > いただきストリート